幼稚園の日記(ブログ)

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  2022年5月31日 火曜日

 今日も園庭では、アスレチック遊びが盛んです。今年度はアスレチックを人工芝に設けて履き物を脱いで遊んでいたのですが子ども達の様子を見ていると今ひとつ盛り上がりが見られません。そこで、昨日のブログ同様「三葉のアスレチックの原点は、、、」ということで以前のように人工芝を使わず、土の上でのアスレチックに変更し、しかも既存の遊具は使わず、手作りの椅子や丸太渡りなどを中心に置いてみました。ゆらゆら揺れる丸太の上を身体のあらゆるところを使ってバランスをとって歩いたり、色んな方法を使ってハシゴを渡ったりと1つの出し物で遊び方は子どもそれぞれです。小さい子は小さい子なりに、大きい子は大きい子なりに工夫して自分なりに乗り切っていきます。下が土になり、年長児達は土の部分に落ちないように渡って遊んでいるのを見て古森先生は空間に小さな人工芝をそっと置きました。すると、年長児はただアスレチックを楽しんでいるかと思いきや、その人工芝を意識して土の部分に落ちたら「失格ー!」と年長児の間で暗黙のルールができました。古森先生はその事に気がつき、またまたどうしても落ちて下を歩かないといけなかったところに人工芝を置いてくれました。ということで、なんとか土のところに落ちずに進めるようになり、さらに楽しくなりました。足がやっと届くところは足を大きく広げて渡ったり、柵を持って身体を安定させて、足の指を上手く使って掴みながら丸太を渡ったり、遊んでいる姿が見られました。

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 一方、跳び箱の上にマットを乗せた障害物では、年少、年中児は上に乗ってそこからどのくらい遠くまで飛べるか自己記録を目指す子が多くいますが、年長児になると、片足でポン、ポーン!と軽やかに跳んだり、両手をついて足を広げ、跳び箱のように飛んだり、様々な方法を考えつき、楽しんでいて何度も繰り返して遊ぶ理由がよく分かりました。

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 さくら組のYちゃんは、身体も小さくて「やりたい!」とアスレチックコーナーにやってきました。身体が小さくて、短い手足を一生懸命伸ばして慎重に次から、、、次へと、、、渡っていき、教師を驚かせていきました。また、木の椅子は細く、歩くのにバランスが必要です。Yちゃんは、手を前に付きながら進んでいましたが、何度かやるうちに身体のバランスのとり方が分かるようになり、ひざに手を当ててバランスを取るようになっていました。子ども達は何度も繰り返すうちに色々な感覚を身に付けていくこのアスレチックは子どもの興味はややる気を起こさせる子どもにとって非常に魅力的な環境になりました。引き続き、教師間で工夫を重ねながら環境作りに励んでいきたいと思います。

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 明日、年中・年長児は、じゃがいも掘りがあります。年長児が年中だった時、お母さんお芋を切って灰をつけ、秀野邸に植えに行ったじゃがいもです。その際、間違えて輪切りをしたお母さん芋は園のプランターで育ててみる事になり、今日まで見守ってきました。

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 明日のじゃがいも掘りを控えた今日、じゃがいも先生(年長児代表)から「大収穫祭!」「じゃがいもの掘り方教えますよ〜時間は13時から」とお知らせがありました。年中、年少児全員13時に園庭集合です。じゃがいも先生からは秀野邸の様子やお母さん芋は、栄養がとられてシワシワになっていた事など色んなことを話してもらいました。

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 そこから古森先生にバトンタッチ。年中児は「お母さんお芋、、?」と不思議そうにしていましたが、大きなじゃがいもを実際に持ってきて切ってお母さんお芋を作って見せてもらいながら話を聞きました。子ども達は「お母さんお芋に赤ちゃんができるってことー!?」と驚きながら楽しそうに聞いていました。園で育てていた輪切りお母さんお芋からは、なんと、、、家族(じゃがいも)が10個も出来ていました。その中には、お日様にあたって緑色になったじゃがいもがありました。あら、大変。さくら組のSくんは食べたらダメだ〜と手をバツにして周りにいた友達に教えてあげていました。緑色のじゃがいもは動物に食べられないように毒があるのです。古森先生からじゃがいも掘りを頑張ったら「ポテトがあるかもよ〜」と教えてもらった子ども達は「頑張るぞ〜、オー!」と声を掛け合いながら降園していきました。

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