幼稚園の日記(ブログ)

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2024年3月18日 月曜日

登園してくる子どもたちの中に私服の子どもがちらほら。今日は先週卒園した年長さんは自由登園の日です。らいおん組だったMちゃんは教師に「先生、もう年長さんはしないよ!年中さん大丈夫やけんよろしくね!」と言ってきました。他にも「卒園式楽しかったね!」「明日も来る?」「来る来る!あそぼ!」と卒園しても仲良しこよしは変わりません!かわいらしい一面がたくさんありました。そして年長さんはラッキー!さんさんらんどへ降りるのにバスに乗って降りることができました。「バス乗っていいのー?」「最後ラッキーだね♪お願いします」とウキウキで乗って降りていきました。今日はお天気がよかったので、たーくさん遊ぶことができました。

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在園児は終園式です。古森先生が、「あら?ここにいないのは誰?」と開くと、キョロキョロ。「年長さんいなーい」と子どもたち。大好きな年長さんは16日(土)に卒園していたので今日は式には当然いませんでした。「年長さんいないけれど、誰か年長さんになれる人?」と開くと、年中児がさっと手を挙げました。朝から「次は何組かな?」と、わくわくしていたので、背中もピシッと伸ばしてお話しを聞くことができていました。年少さん、たんぽぽ組さんも次は大きい組さんになるという話をワクワクしながら聞いていました。春休みが終わったらいよいよ進級です。「大きくなったらえ~んて泣いてくる~?」と聞くと、たんぽぽ組さんは「やだ~」年少さんは「泣いて来ない!」としっかり言っていました。みつばっこのみんなは仲良く、楽しく、4月1日からはひよこ組さん達も進級してプレ年少さんに!!新しくお友達が増えます。4月10日は入園式で、はじめてくるお友達がたくさんです!優しくしてあげる!教えてあげる!と張り切っている子ども達には、余計な心配はいやないようです。4月から新しいお友達が入園してくるのが楽しみです♪

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クラスに分かれると、最後のクラス別おわかれ会がありました。お世話になったクラス役員さんや、保護者の方と1人1言ずつ話し、プレゼントを渡しました。そして、いよいよクラス発表です!ワクワク!ドキドキ!!「らいおん組一緒!」、「くま組がよかったけど、きりん組でも頑張る!」などと、次への期待が高まります。年長のT先生が廊下にいるのを見つけると、ちらっと目で合図。思わず立ちあがって「くま組だった!」と言いに行く子どもも。4月からがとっても楽しみになりました。新しいクラスで最後に集まってみんなで「よろしくね」と挨拶をしてから降園しました。保護者の方々、今年度も1年お世話になりました。4月からの新学年もよろしくお願い致します!

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2024年3月17日 日曜日

おゆうぎ会が終わり2週間が経ちましたが、「どうぶつでんしゃしたい!」と踊りのりくえすとが絶えないれもん組。曲をかけると他の遊びをしていた子もパッと立ち上がって踊り始めます。「Tちゃんはおさるさん♪」「Rちゃんはうさぎさんよ!」とおゆうぎ会で自分がなった動物を自慢し合いながら踊っています。Rちゃんは動物が出てくる順番を憶えていて「せんせい、つぎはおさるさんよ!」と誘いに来てくれました。「つぎはねずみさ〜ん」「わにさ〜ん」と皆に呼びかけてちっちゃな先生は大忙しです。みかん組の「あひるサンバ」も同じお部屋で何度も見ていたのでバッチリ踊れます。一緒に練習する機会が少なかったですもも組の「ペンギン⭐︎ペンギン」もいつの間にか覚えていて、歌いながら踊っていました。一曲一曲、体をめいっぱい使って踊っているにも関わらず、一通り踊り終えると「もういっかいおどりたい!」「つぎは?!」と催促の声が止まらず、疲れ知らずの子ども達。いったいその小さな体のどこにらそんな体力があるのかいつも不思議に思います。好きなことに対する集中力や吸収力は目を見張るものがあり、“次はこの踊りにしようかな、この振りをしたらかわいいだろうな”と提供する私たちもワクワクしています。

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雨が降ったこの日は、チラシ遊びをしました。チラシの写真を切り抜いていると、早速「なにしてるの〜?」と集まってきました。それをテープで壁にくっつけ、「いらっしゃいませー」と言うと「?」という顔をしていたのがパッと明るくなり、「これください!」と欲しい商品を指差して教えてくれました。「どうぞ」と渡すと「ありがとう」と嬉しそうに持って、また並びなおしていました。お金は作っていなかったのですが、どんな反応をするのか気になって次のお友達には「100円です」と伝えてみました。周りを見渡してそれっぽい物が見当たらなかったので、グーを出して“つもり”で私の手のひらにお金を乗せてくれました。お客さんが少なくなってきた頃にTくんがやってきました。「200円でーす。」と言うと、「Tくんおかねもってないよー」とポケットを確認して困り顔。すると、別の所でチラシを千切って遊んでいたMちゃんが「あるよ!」と千切った紙を見せてくれました。「じゃあ、Tくんもこれでお金作ってみようよ。」とチラシを渡すと、自分でビリビリして「あった〜!」と嬉しそうに商品と交換しに行きました。やり取りを楽しもうと思い始めたお店屋さんごっこだったのですが、2歳の子ども達がお店屋さんでの一連の流れを理解していることや、自ら代わりになりそうなものを探したり作ったりできるとは思わず、とても驚きました。以前、年長児のお店屋さんに招待してもらった時のことを覚えていたのかもしれません。今は離れて生活していますが、異年齢児との関わりに良い刺激をもらっていることが分かり、そのような機会を大切にしたいと思いました。ほとんどの子どもがたんぽぽ組に進級するれもん組の子ども達。更にお兄さん、お姉さんたちとの交流が増え、刺激をたくさん受けどんどん成長していくのだろう思うと、とても楽しみです。このクラスでの生活は残り2週間となりましたが、思う存分遊ばせ、成長の手助けをしていきたいです。

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2024年3月16日 土曜日

3月15日土曜日、幼保連携型認定こども園三葉幼稚園の卒園式を執り行いました。お天気にも恵まれて朝から雲一つない青空の下、にこにこで「おっはよ~!」と言いながら、ぴゅーんと部屋に飛び込み、いつもと変わらない笑顔で登園してきた子ども達を見てちょっぴり緊張気味だった教師たちもなんだかとても安心しました。

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今週はまさに卒園に向けて…の一週間でした。月曜日の保護者とのクラス別お別れ会を経てぐっと卒園ムードが高まってきた子ども達ですが、数日の間にも三葉っ子らしく、成長していく姿を見せてくれました。練習中、「ちゃんとできるかな?あ!ちがうちがう、それはこう!!」と口うるさく子どもたちを監視する見守る私たちを見かねていつでも子どもたちの味方な古森先生が言いました。「先生、子ども達を信じてあげて。みんな、先生たちがいなくてもできるよね?はい。先生の席じゃなくて、お父さんお母さんの席に座って座って!!」…古森先生に言われたら仕方ないと口を出したくなる気持ちをぐっとこらえて保護者席に座って見守りに徹することにしました。それからというもの、子どもたちは何かあるたびにちらっと私たちの方にアイコンタクトを送り、「ほら見て、わたしたちかっこいいでしょ。できてるでしょ?」と言わんばかりのキラキラした表情になっていきました。その様子を見て私たちは「あ、そうだった。運動会でも発表会でも子どもたちに任せて自分たちでした方がうまくいくんだった。」と、反省しました。そして、水曜日の子どもたちからの私たち担任へのサプライズ。子ども達が担任じゃない先生たちを頼って一生懸命“先生のために!”とプレゼントを作ってくれました。まさに主体的な子どもたちの「遊び」、(ぞう組のRちゃんは作っている最中おふざけが過ぎるお友達に「遊びじゃないんやけん!!」とぷんぷんしていたようですが・・・笑)「学び」で、子どもたちの気持ちがとても嬉しい出来事でした。

練習を重ねるごとにみるみるかっこいい姿を見せてくれるようになった子どもたちですが、練習終わりには古森先生に「今日何点やった~?」と聞くのが日課になっていました。水曜日は70点、木曜日は80点かと思いきや85点、そして昨日、最後の練習ではまさかの100点!?本番の今日はいったい何点をもらえるのかなぁ?そして古森先生と一つのお約束。「卒園式ではみんなにこにこの笑顔を見せてね。古森先生もどきどきするけど、みんなが笑顔でこっちを向いてくれたら古森先生もほっとしてにこにこになるからね。」みんな大きな声で返事をして昨日は降園しました。

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きっと今日は子どもたちもお父さん・お母さんたちも早く幼稚園に来たかったのでしょう。集合時間よりもみんな早く登園してきていて、子ども達だけ先に保育室に入るようになりました。三葉幼稚園で一番かっこいい人の証であるみんなお揃いのコサージュをつけてもらい、シール帳に「そつえんしき」のきらきらシールを貼りました。友達同士、襟をジャケットから出したり髪型を鏡で確認したり、そうこうしているうちに写真屋さんやビデオ屋さんがカメラを持って部屋に来てくれました。友達同士、肩を組んで「いえ~い」「こっちも撮って~!!」と、カメラ慣れしている+人懐っこい年長児たちは良い意味で緊張感がなくリラックスした様子でした。くま組にいると階段の方からざわざわと大人の声がたくさん聞こえてきました。「あ。お母さんたち階段あがりよる!」「先生見に行っていい?(お願い、行かないで笑)」…、かっこいい姿を見てもらおうね、と話して入場のため3階に続く階段に並んで待機しました。

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ちょうど子どもたちが待機しているとき、会場では子どもたちの一年間の写真のスライドショーがテレビで流れていました。BGMは運動会の鼓笛隊でみんなが頑張った「ぼよよん行進曲」です。明るい音楽に明るい子どもたちの笑顔のはずなのに、お母さんお父さんの目がだんだん潤んでいき、大粒の涙がぽろり。子どもたちの満面の笑顔と、はずむ声って、大人の心にぐっとくるものがありますよね。この動画を作ったり、相談したりしながら担任達も何度も涙しました。三葉っこの笑顔は無邪気で天真爛漫で、感動するほどかわいいのです。そんな大人たちの様子を子どもに話しました。「あのね、お母さん・お父さんたち今、みんなのかわいい写真を見て泣いてるのよ。だから、卒園式でもしっかりかっこいいところ見せて、もっともっと感動のハートをいっぱいにしてあげよう」と話すわたしの顔を見ながら子どもたちは目をいたずらっこのように輝かせてうんうんと頷き、小声で「はい!」と返事をしました。いよいよ入場です。昨日の入場ではお尻をぴょこんと突き出して速足でずんずん歩いていた子どもたちに古森先生が「もっとゆっくりでいいよ。せっかくだからいっぱい見てもらおうね」と声をかけられていたことで、今日は今まで以上に堂々と歩いて入場することができました。S先生はこの時点で目がうるうるだったそうです。

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卒園証書授与では古森先生に「おめでとう」と言ってもらって証書を受け取りました。受け取った証書は花道を通ってお父さん、お母さんに渡しに行きます。「3年間ありがとう」「小学校に行っても頑張るね」と感謝の気持ちを伝える子がたくさんいました。

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卒園児からの別れの言葉では、今年は意図せずに選んでも12月から3月生まれの子が代表になる率が高く、年少の頃はあんなに泣いていたのに、あんなに甘えんぼだったあの子が、物静かだったあの子がこんなに堂々としゃべっているなんて・・・と周りで見ているプレ年少、年少、年中の頃の担任たちは子ども一人一人の成長ぶりに感動でいっぱいだったそうです。みんなで声をそろえて言う言葉も、最初はなかなかテンポが合わなかったのに、今日はみんな息ぴったり。「きみとぼくのラララ」の歌にあるように「さみしいなんて言わなくてもいいよね、また逢えるね。」です。

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お祝いの言葉、お礼の言葉では卒園児のお母さんでもある後援会会長、保護者代表の2名のお母様にお言葉を頂きました。入園したばかりのまだ小さかった頃の思い出、大きくなりいろんな楽しい話をしてくれるようになった我が子、お泊り保育では大人の心配をよそに友達と存分に楽しんで帰ってきたことへの驚き等、気持ちのこもった言葉にわたしも感動しました。さぁ、いよいよ退場!と思った時にIちゃんの「せ~の」に合わせて117人が「ちょっと待ってください!!」

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各クラス一人ずつ代表の子が出てきてくれてマイクをもらって説明を始めました。担任の先生にはお別れ会やサプライズでメッセージを書いたりお手紙を書いたりしたけれど、古森先生には何も渡せていないこと、古森先生はいろんなことを教えてくれたこと、古森先生はわたしたちのことが大好きでいつも年長さんと一緒にいてくれたこと、4人が代表して自分の言葉で一生懸命感謝の気持ちを伝えながら渡しました。Sちゃんは「ありがとう」Nちゃんは「これからもよろしくね。病気になったらまた幼稚園来るね」Iちゃんは「幼稚園が大好きになりました。」Hちゃんは「三葉幼稚園の園長先生になってくれてありがとう」。

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担任の先生たちが(愛ゆえに!!)怒ったときもいつも味方になってくれて「みんな大丈夫よ。もう!先生たち、怒らないの!」と腕を広げて盾になってくれたこともありました。(笑い話です)そんな古森先生の気持ちは子どもたちにも十分伝わっています。このメッセージカードの中には一人一人の思いが書かれていて「〇〇の方法を教えてくれてありがとう。上手にできたよ。」「いっぱい褒めてくれてありがとう。」「いつも一緒にいてくれてありがとう」「大好き。幼稚園楽しかった」と117人の気持ちが込められていて、それを読んだ私まで嬉しくなりました。サプライズ大成功!

 

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さて退場してからは各クラスの最後の活動です。記念品を渡すととても嬉しそうでした。帰って包み紙を空けた時の子どもたちが目に浮かぶようです。喜んでくれることと思います。大切にしてね。渡しているうちに2階に降りてきた古森先生がひょこっとくま組に顔を出してくれました。「あ!古森先生が来た!」と言う子どもたちに『あ、この子たち、点数のことが気になっているはず!』と思った私が「古森先生に何か聞きたいことはない?」と尋ねてみました。するとさっきメッセージカードを渡したHちゃんがすっと手を挙げて「古森先生、なんで幼稚園の先生になろうと思ったの?」と首をかしげて聞きました。すると「あのね、古森先生は子どもの時とっても恥ずかしがりやで、いつも大人や先生たちから隠れていたの。」それを聞いた子どもも保護者も「えぇ~?!」、わたし正直笑いました。(笑)古森先生が続けて、「本当なの。でね、大人になってお仕事をする時に大人ばっかりのお仕事は恥ずかしくってできないけど、子ども達がいっぱいいて一緒に遊ぶのは得意だから幼稚園の先生になろうと思ったの。あのね、古森先生お仕事続けてきてよかった。だってずっと頑張ってきたからこんなにかわいいみんなと出会うことができたんだからね。お父さん、お母さんこんなにかわいい子を産んでくれてありがとう。三葉幼稚園に来てくれてありがとう」と子どもと保護者にお話をしてくれました。そして今日の卒園式は「100点、100点、100点…」と指を折りながら10回言って「さて何点だ?!」…すかさず子どもたちは「1000点!!」「すご~い!!」とぴょんぴょん飛び跳ねて大喜び。らいおんさん、きりんさん、ぞうさんのお父さんお母さん、今日は1000点だったよ、と伝えてあげてください。上出来すぎます!!

 

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クラスのお話が終わるとみんなで新園舎の見学、写真撮影、お友達や先生とのお別れの時間を楽しみました。大林組さんもいろんなところで声をかけてくださったり、写真を撮ってくださったりしました。新しい園舎ができたら招待するのでみんなで探検しようね。新園舎の前で三々五々、感謝の言葉が飛び交う中で解散です。今日は本当にありがとうございました。

 

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みんなが帰った後、職員で昼食をとる前に、もう一度、ぼよよん行進曲のスライドショーを見返しながら、改めてゆっくり見た小さい頃の担任達が次々にぽろぽろと涙し始めました。この学年の子たちは本当にみんなに愛されて育ってきた子ども達です。そしてこの子たちはその愛情を理解して素直に受け止めることができる子たちです。振り返るとぴよぴよ、保育園、プレ年少から上がってきた子も多く、3年保育の子たちも最後のこあら組(未就園児親子通園)など小さいころから先生たち、お客さんたち、お兄ちゃんお姉ちゃんたちにかわいがられて大きくなってきました。園長の持論である「かわいい、かわいいと育てられた子は本当にかわいい子に育つ」がまさにぴったりの学年です。三葉幼稚園でもらったたくさんの愛情を胸に笑顔で新たな一歩を踏み出してほしいと思います。

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卒園式の練習の時に教わりました。「間違えても、2回目、3回目の時に直したらいいんだよ。」「消しゴムで消したら大丈夫!」「間違ったって笑顔でえへへって笑ってたらわかんないよ!」どんなことがあっても強く逞しく三葉っ子らしくいてね。でも、本当に辛くて困ったことがあって笑顔になれなくなった時にはいつでも幼稚園に戻っておいで。楽しい幼稚園に戻って心がリフレッシュしたらまた帰ればいいよ。いつでも、いつまでも三葉幼稚園の先生たちは117人のみんなの応援団です。先生たちに笑顔をありがとう。大好きです。

2024年3月16日 土曜日

さんさんらんどで子どもたちが元気にサッカーをしたり築山に登ったりして園庭を広く使って遊んでいました。

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今日の園庭には玉入れも出ていて、年少さんたちが遊んでいました。すると数人の男の子がボールを拾いながら「たくさん入るからすぐにかごがいっぱいになっちゃうね」と話していいました。

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年少さんたちは秋の運動会で鈴割りを沢山していて、ボールの投げる方や強さが以前と比べ上手になっていました。子ども達に「じゃ少し難しくしてみようかな」と言ってかごの紐を5センチほど短く用意をしてみました。準備ができたので「よーいドン!!」と言うと子ども達はボールを次々に投げていきました。先ほどまでと違ってボールがなかなか入りません。子ども達も「あれ?さっきまでと違うぞ」と言った表情で続けていました。しばらくすると、すみれ組のS君がかごに少しずつ近づきボールを真上に向けて投げる投げ方に変わっていきました。その様子を見ていた、子ども達も遠くから投げ入れるのではなく近くに寄ってかごの下から投げていました。数センチかごの高さが変わると子どもにとって難易度が大きく変わることと高さが変わると投げ方と投げる距離を変えるということを思いつくことにも驚かされました。

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園庭のプランターには沢山のパンジーが咲いています。教師と見ていたちゅうりっぷ組Dくんが「何かお花がお顔になってるよ」と言ったので「どこにお顔がある?」「ほらここに」と指で差した方向を見ると、模様が目や鼻のようになっていました。「顔に見えるね!」と言うと「先生こっちにはおひげもある」と笑いながら教えてくれたので振り向くと、さっきの花の模様より目と鼻もはっきりとしてさらにはひげが沢山生えているよう見えました。水やりでよく見ていたのですが、模様を顔ととらえる感性がとても面白く感じました。いつまでも、子どもと同じようにあらゆる方向から見て物事を見たりとらえたり感じたりしたいと思います。

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2024年3月14日 木曜日

今日の卒園式の練習終わりになにやらぞう組の女の子が古森先生に相談していました。相談し終えるとマイクをもらい、「さき先生、私たちに時間をください」と言いました。すると、それが他のクラスの子達にも伝わり、らいおん、きりん、くま組の子達が次々に担任に「クラスから出て、4人でどこかで休憩していて下さい」と言いました。私たち年長教師4人は一体何が起こるんだろう?「練習するのかな?」と思いつつも約束の12:15に部屋から出ました。するとどこかのタイミングで誰かが”先生にプレゼントを作ろう“という提案をしたこと、それを4クラス100名以上の子達に子どもだけの力で伝達し、意識統一をしていたようで各クラス想いの詰まったプレゼント作りが開始しました。様子を見にきた事情を知っていて一番の理解者の古森先生や丸山先生、同じフロアに居る年中の西森先生を上手く巻き込み、「大きい段ボールない?」「頭の大きさが分からないから先生頭貸して」「ちょっと先生手伝って」とみんなで知恵を絞り、役割分担をし、今までの経験を活かしてクラスで作り始めました。

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手紙の内容をみんなで考えて書くクラス、三葉っこと言えば廃材!廃材を工夫してみんなと協力し作るクラス、絵を描いて想いを伝えようとするクラスなどそれぞれみんなで「時間がない!」と急ぎつつ完成させてきました。そして12:50 会議室に呼ばれて行くと次々と4クラスの子ども達がマイクを持って進行し、プレゼントを渡してくれました。ここまで自分達で考え、発言して、友達と協力してやり遂げられる子ども達の姿にとても感動し、ここまで育ってくれているんだなと卒園を前に胸が熱くなりました。こんなにもいい子たちに育ったのは保護者の方々、地域の方々、周りの方々、一緒に過ごしてきた仲間のおかげだなと強く思い、一緒に過ごすことができて幸せだったなと思いました。こんなステキな子ども達と生活できた1年間、この仕事の素晴らしさ、喜び、感動、全てを卒園式2日前の今日、子ども達が教えてくれました。

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2024年3月14日 木曜日

 さんさんらんどの横にある果樹園の桃の木は、つぼみを大きく膨らませ、いよいよ花を咲かせようとしています。年長児達が卒園するまで、あと3日になりましたが、残り少ない幼稚園での時間を目一杯楽しもうと、友達を誘って思う存分に遊んでいます。

 みなさんは、幼稚園の玄関の右壁に飾られてある古い幼稚園全景の絵をご存じでしょうか。今朝、年中組の子ども達が集まって、その絵を見ながら「あひるの乗り物は今もあるよ!」「あそこのブランコも残っとる!」会話を弾ませていました。そこにやってきた卒園児のH先生は「先生が子どもの頃は、あそこで泥団子づくりしたんだよ。」と幼稚園に通っていた時のことを子ども達に話していました。つい先日も、年長のクラス別お別れ会で卒園児のお母さんに「ドームの遊具って私が幼稚園の時から変わってないんですか?懐かしいです。」と声をかけられたところです。改築工事が終わると園舎は新しくなりますが、子ども達の思い出の詰まった遊具や温かい面影は、いつまでも大切に残していき、子ども達が懐かしんで帰って来れる幼稚園でありたいと思いました。

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 今日は年長児が稲刈りでお世話になっている堀内さんが、段ボールを取りに来られました。この段ボールは能登半島地震の被災地へ支援物資を送る時に使うもので、「無地のままだと寂しいから、みつばっ子達に何か書いてほしいな」と堀内さんからお願いされていたものです。お願いをされていた年中児達は「がんばってね」「みかん分けっこしてね」「おいしいよ」などメッセージを書いたり、おいしそうなみかんやにこにこ笑っている顔の絵を描いたりしていました。被災地ではビタミンCを摂るのに手軽に食べることができるみかんが喜ばれるそうで、今回は約1トンのみかんを送るそうです。「学さん!お願いします!」と思いを込めて段ボールを手渡した子ども達。片道12時間の道のりを子ども達の思いも一緒に届けてくださいます。

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卒園式まであと3日。昨日「私達を信じてください!」と言っていた年長児達は、昨日変更になった入退場の仕方や証書の受け取り方も覚えて、間違っても自分達で直すことができていて、さすが年長児だなと感心させられました。今日は年長さんへ卒園のプレゼントとしてたんぽぽ組、年少、年中で協力して作った絵を年長児が代表して渡しました。これには年長児達も大喜びで早速会議室に飾って嬉しそうに眺めていました。卒園式の練習後のこと。古森先生がぞう組の子ども達が何か言いたそうにしているのに気が付きました。古森先生がそっとマイクを向けると「年長の先生達!私たちに時間をください!」どうやら自分達の先生に秘密で何かサプライズを考えているようでした。昼食を終えるとすぐに担任の先生は、「別のところでお昼でも食べておいてください。」と追い出されてしまいました。早速クラス毎に子どもだけの話し合いがもたれ、なにやら始まりました。そして、降園前に目隠しをして年長の先生たちを呼びました。「先生!ありがとう♪」みんなで作った手紙や動物の絵、大きな寄せ書き等、年長の先生達は目をうるうるさせて感動していました。自分達で考え、協力し合って主体的に活動できる三葉の理想とする幼児の姿を見ることができ、とても嬉しくたくましく思いました。

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2024年3月13日 水曜日

今日は雲一つない暖かい一日となりました。そんな中、ままごとコーナーでは沢山のたんぽぽ組の子ども達がお料理を作っていました。そして、「出来た料理を机に並べて食べよう」とみんなで机を準備すると、そこにはお母さんになりきる?子ども達が沢山いて、料理を作る子、料理を運ぶ子、料理を並べる子とそれぞれがごっこ遊び中です。するとその中に、台拭きを持って来て、いそいそと机を拭くRちゃん。台拭きを上手に4つに畳み拭く後ろ姿は正にお母さんの姿そのままです。その姿が可愛くてしばらく様子を見ていると、なんとお皿をずらしながら隅々まで拭いているではありませんか。その姿に感動させられました。子どもは大人をよく見ています。思わず背筋が伸び、手本となる人として子どもの前にいようと考えさせられました。ここからが可愛い3歳児、机がきれいになるとわざとお皿をひっくり返し「あぁー。汚れちゃった。」と言いながら再度、机をきれいにしていました。

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園長が病児園の開所式で「幼稚園はガリバーの世界です。」と話していましたが、まさにその通り、子ども達の世界の邪魔をしないように必要な時にさりげなく助けられる保育者でありたいと思います。

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今日は卒園式の練習に年中児と教師が参加し、お母さん・お父さん役をさせてもらいました。皆さんご存じの通り、『式当日まで少しでも良くなるように!』が三葉幼稚園!!今日も入場の仕方や証書をもらう順番が変わったりしましたが、さすがの三葉っ子!びっくりする対応力です。途中、心配になってウロウロする教師に、園長が子ども達に「私たちを信じなさい!って言いなさい!」と言うといい顔をして「○○先生!私たちを信じて下さい!」と自信をもって言っていました。そして、園長から「本番が100点になるためには、金曜日が90点、木曜日が80点、今日が70点」と教えてもらいました。「けど本番99点でもいいよ。そうすれば卒園しなくてもいいんじゃない。まだ幼稚園にいてくれてもいいんだけど。」と言われると「それはダメ!」と頑張る気アップです。まだどのような卒園式になるかわかりませんが自信いっぱいの子ども達の姿を期待していて下さい。

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また、今日は年長さんが幼稚園最後のお弁当です。そこで今日は特別に4クラスが会議室に集まりお弁当を楽しみました。どの子もどの先生もみんな仲間の三葉っ子は、最後のお弁当をみんなで見せ合いっこです。中には、手紙が入っている子どももいてみんなでお母さんの思いを共感したり、お母さんへの感謝の気持ちをかみしめたり、とても素敵な時間となりました。この時間、このお弁当が今後の子ども達のパワーになる事は間違いありません。子ども達の一生に一回の思い出のお弁当を入園から今まで幼稚園の想いに共感してお弁当を準備して下さりありがとうございました。

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