幼稚園の日記(ブログ)

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  2022年1月17日 月曜日

今朝は少し暗い雲が流れていましたが、早コースのバスが到着する頃には、子どもたちの元気パワーで雲が流され光が差していました。

園庭では、今しかできないお正月あそびに子どもたちは夢中です。その様子を見ていると、後ろの方できりん組のSくんの「ダメや、もう1回!」「次はできそう!」という声が何度も何度も聞こえてきました。何に挑戦しているのか振り返ってみると…それは「羽根つき」でした。最初、1、2回しかつくことが出来なかったSくんでしたが、少しずつ3回4回…と目標の5回に近付いていきます。ついに、「1・2・3・4・5・6回!!」と目標の5回より1回多くつくことができると…「やった!!6回も出来た!」と少し照れくさそうに「7回も頑張ろう♪」とつぶやいていました。遊びの中で見せる子どもたちの「できた!」を感じた瞬間の目は本当に宝物です。また、目標に達成しようと集中し、何度失敗しても挑む姿は、大人顔負けでかっこよく輝いています。その大切な瞬間をうばわないためにも、教師として手をかけすぎず、目をかけ、気をかけ、見守ることが出来るように。そして、子どもたちと肩を並べて考えたり、解決したり、やり遂げたりできるようにしていきたいと思いました。

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一方では、光が射して少し暖かくなった園庭の一角で年中児が、発表会に向けてオペレッタや踊りの練習を始めました。コロナ感染予防対策として、密にならないよう戸外で広がって踊っていましたが…その横を園長が通りかかると、「あそこに良いステージがあるんじゃない?」と、今年度、海の家、みつばっこアトリエ、餅つきコーナーと様々なものに変身した緑テントを指差しました。なんと、今回は生活発表会の特別こがいステージに変身です。
園長に声をかけてもらうと、子供たちも教師もワクワクしながらすぐに走って向かいました。人工芝がひかれたステージで練習すると、なぜか特別な気持ちになり、「よし、がんばるぞ!」と気合が入ります。まだまだ発表会には及びませんが、園長の提案で子どもたちの目はキラッと光り、スイッチが入りました。どうやら今日の戸外ステージでの練習がとっても楽しかったひつじ組のRくんとMちゃんは、「よし、踊りメンバーは明日もここに集合ね!」「がんばるぞー、エイエイオー!」と可愛い約束をしていました。コロナがオミクロンに変身し大暴れしている中ですが、子どもたちにとってはこれも生きていくための試練、そんな試練に立ち向かいながら子どもたちの貴重な一瞬を奪わないためにも教師たちは「できない」で終わらせず、「できるための工夫」を知恵を出し合い考え、毎日を過ごさせていきたいと思う毎日です。

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三葉幼稚園の教師たちの今の合言葉は「できない」と諦めるのではなく、「できるためにどうするか」常に前向きで挑戦!!これがコロナ禍の2年間で園長から教わった精神です。その度に、子どもたちの笑顔と瞳が輝きパワーを見せつけてくれていることを忘れないでいたいのです。