幼稚園の日記(ブログ)

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  2020年11月29日 日曜日

ある日、園庭で遊んだ後、お部屋に帰ってきたI君は、大切そうに落ち葉を握りしめたままで、手洗いをしようとしても離そうとしませんでした。
赤や黄に色付いた落ち葉は、子供達には宝物のように思えたのでしょう。
次の日、沢山の落ち葉を拾ってきて、テーブルの上に並べて見せると、みんなすぐに集まってきて、それぞれが手に取り顔に当ててみたり、並べ替えたりして遊んでいました。
月齢の低い子は、小さく破ったり、カシャカシャと音を楽しんだりしていました。
また、2枚を耳に当ててウサギになっている子もいます。

お面を作って落ち葉を飾って見せると、僕も私も頭に乗せてとアピールを始めました。
待ちきれず落ち葉だけ直接頭に乗せていた1歳になったばかりのT君には、思わず笑いが出てしまいました。
お面が気に入ったI君、K君は給食の時もお昼寝の時も、ずっとつけていました。
家に帰ってからもつけていたと連絡ノートに書かれていました。
また、保育教諭が「おちば」「黄色」「赤」と言いながら並べていると、真似っこで「ちわち」「ちわわ」と言いながら並べているR君の可愛い姿が見られました。
Mちゃんは面飾りの落ち葉を指差し「いっしょ」と教えてくれました。
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落ち葉遊びが発展していき、「もも組 落ち葉号」を作る事になりました。
ダンボールで作った列車にクレヨンで思い思いに絵を描きました。
筆圧が強くなりなぐり描きが上手になってきた子、なんとなく丸らしい物を描いている子、ちょんと色が付いている子、様々ですが、みんなで頑張りました。
その上に、初めてセロハンテープを使って落ち葉を貼っていきました。
セロハンテープは子供が持てるよう2cm位に切ってテーブルに貼っておくと、保育教諭の真似をして、落ち葉の上に貼っていました。
軽く乗せているだけで、セロハンテープのお役目が果たせてない子がほとんどですが…そこがまた可愛いのです。
「もも組 落ち葉号」が出来上がると、早く乗りたい子達がいっぱいで、トラブルになりそうだったので、ソファーを待合室にして、順番待ちをしました。
もも組部屋を「出発」して、みかん組、れもん組、テラスへと列車は走りました。
途中で調理士さんや、幼稚園の先生に「可愛いネ」と声をかけてもらい「バイバイ」と言いながらとってもいい笑顔を見せていました。列車は何度も往復しました。
次の日は「落ち葉号」は「枯れ葉号」になっていましたが、また楽しく走っていました。
そして次の日は、園庭を走りました。小さな1歳児たちにも季節を肌で感じる環境の中で、楽しく遊びながらルールを身に付けていけるように援助していきたいと思います。
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追伸
いつも散歩に出かけていく、お兄さんお姉さんたちに「バイバイ」と見送りをしている1歳になったばっかりの子たちにも、ちょっとだけお散歩を体験させてみようと園庭にカートを出しました。
歩き始めた子、まだ歩けない子を乗せて園庭を散歩していると、幼稚園児が集まってきて「ひよこさん」と声をかけタッチをしてくれました。
そんな様子を見ていたE先生、古森先生から「外に出てみたら」とアドバイスを頂き、出かけることとなりました。
裏山を見ながらどんぐりも見つけました。園バスの駐車場の前では「バスね」と言うと指差したり「バイバイ」と言ったり、まだ言葉の出ない子まで目線はしっかり近くで見るバスの方です。
ローソン前まで行って、電車が来るのを待ちました。カンカンカンの音が聞こえてくると、目をキョロキョロさせていました。近くにいたおばあちゃん達に「可愛いね」と声をかけてもらい、「こんにちは」の笑顔を返していました。
西濃運輸前では、大きなトラックを見て、道交う車を見て誰一人泣く子もなく楽しい道中でした。
あと少しで幼稚園の所でT先生が「おかえり」と迎えにきてくれました。
部屋では見られない子供たちの笑顔に心温かくなりました。
小さな子たちの感性に刻み込まれていくことを思うと、嬉しいお散歩でした。
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