幼稚園の日記(ブログ)

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  2018年6月26日 火曜日

参観日も2日目。今年は幼稚園ではいろいろな命の誕生がありました。今日はその中の一つツバメの巣立ちの日でした。今朝早く4羽いた赤ちゃんツバメのうち2羽は1番に登園してきたA君の目の前でお母さんツバメと一緒に飛び立っていきました。でも、2羽はまだ巣に残ったままでした。登園してきた子どもたちがそれを見て巣の近くで小さな声で「頑張れ!飛べるよ!」と応援していました。2羽のツバメも巣の淵で羽をパタパタさせたり2羽でピーピー「行こうよ、飛べるよ」と話をしたりしている様子でした。お母さんツバメも何度も2羽のところにきて「さあ、いくよ!」と呼びかけているように旋回していました。なかなか一歩踏み出せない2羽の赤ちゃんツバメでしたが、しばらくお母さんツバメやお父さんツバメに励まされて4羽とも飛び立つことができました。子ツバメが大きくなって、そろそろ巣立てさせたい親ツバメは飛び立たせる準備として餌を持たないで何度も子ツバメを誘いにきます。そしてまだ飛べないと思うと餌を運んできて、食べさせてはまた4〜5回誘っては1回餌を与えるを繰り返し子ツバメを励まし続けていましたが、ついに今日その日を迎えたのでした。ツバメの2ヶ月に渡る子育てを観察しながら、子どもがひとり立ちして自然と戦っていくために親ツバメは少しずつ手を離し子どもの力を引き出していく姿に学ぶことがたくさんありました。人間はもしかしたら、子どもの将来を勘違いして手を出しすぎていないかな?と思わされた期間でした。

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今日は年長児が田植えに行きました。昨日古森先生に苗の植え方や田んぼの土について教えてもらったことをバスの中で話をしながら高木農園まで行きました。田んぼに行くまでに歩いていると、川をせき止めているところがありました。「あれは今は水を止めてあるけど、あの広いみんなの田んぼに水がなくなったり必要になったりしたら流すんだよ!」と話してもらいながら田んぼに向かっていました。田んぼへと行く水の道、水路がずーっと繋がっていて所々せき止めてありました。水路の中にはピンク色の西洋タニシの卵やタニシがたくさんいて子どもたちも大興奮でした。田んぼに着くとまず最初に遠藤さんに機械に乗せてもらって機械で田植えをしました。乗せてもらった子どもたちは少し緊張した様子でしたがハンドルを握りとても嬉しそうでした。周りで見ている子どもたちも機械で何列も植えることができる様子を見て「すごーい」と拍手をして大喜びでした。

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さあ、いよいよ、田んぼに入って田植えをする番です。子どもたちははじめての田んぼの土に「うわ、すごーい。どろどろ気持ちいい!」と歩きにくい田んぼも一歩一歩歩いていました。「苗を持つ手はアヒルの口!」とMちゃんは言いながら苗を植えたり、K君は「すーっ」と言いながら手を抜いたりすることができていました。みんなが苗を植え終わるとツバメがピューっと飛んできて、子どもたちは「あれは幼稚園の子ツバメや!飛べたんやね!田植え見に来てくれたん?」と友達と嬉しそうに話していました。遠藤さんにお礼を言って「お世話お願いします」と言って帰りました。お世話をしてくれる人がいるからこそ稲や野菜も大きくなることができます。園内で育てているトマトは身近で観察することができますが、今日植えたお米は毎日観察出来ないので園内でもタライで育てて観察して行きたいと思います。秋の収穫が楽しみです!!!

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※明日は1学期最後の家庭弁当です。来週7月より水曜日も給食になります。よろしくお願いします。