幼稚園の日記(ブログ)

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  2018年6月13日 水曜日

  • 「今日は、シャボン玉日和ね~」と園長が朝、空を見上げながらつぶやきました。見ると空は真っ青。昨日とは打って変わって青空が広がり気持ちの良い空気です。

実は、昨日”雨上がりの曇り空”重苦しい空気の中、初めてのシャボン玉遊びを環境として出しました。ひとつひとつの遊びには、それぞれ教育的なねらいがあります。昨日取りかかってみたものの”曇り空にシャボン玉?”教師間でも話し合いがなかったので共通意識がありません。「大失敗!」と早々に少し遊んで片付けることになったのです。

ところが、嬉しいことに?今日はしゃぼん玉日和♪

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園長は、大きなボールに石鹸をすりおろしていきました。その中に少し水を入れて、牛乳パックで作った泡立て器でシャカシャカ混ぜるとどんどん膨らんでいき、ふわふわの泡がボールの中で膨らんでいきました。色々な帽子の子どもたちが「何だろう」「なあに?」と次々と集まってきました。園長の手の動きとふわふわになっていくボールの泡にしばらく見とれていました。そしてついに「やりたい」とうさぎ組のFちゃん!後から来た今岡先生に「せっけんけずってね~すこ~しずつお水を入れてぐるぐるかき混ぜてね。そうしたらこんなになったんよ」と一部始終を全部上手に説明していてすごいな~と思いました。その後、うさぎ組のFちゃん、Kちゃん、Hちゃんの3人は、お部屋に戻るとなんと見様見真似で牛乳パックの泡立て器を作って持ってきました。これぞ!三葉自慢!普段の廃材遊びが生きてくるのです。3人が自分の作った手作り泡立て器でシャカシャカかき混ぜて泡を作っていると・・・・そこへ」ひつじ組のA君がポスターを丸め厚紙で作った刃をつけたオリジナル泡立て器を作って持ってきました。またこれぞ三葉っ子!同じものではなく、次々と自分なりの物を考えてくるから素敵です♪ただ・・・泡の中に入れてかき混ぜているとセロハンテープでくっつけた刃(厚紙を切ったもの)が一枚、また一枚とはずれていき、とうとう一枚になってしまいましたが、A君はそんなことはお構いなしににこにこと他の3人の女の子と一緒にまるでプロのケーキ作り職人のように棒の上の方を握ってぐるぐると楽しそうにかき混ぜていました。

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そしてふわふわクリームが出来上がったところへ園長が”魔法の青い粉”(粉絵の具)を少し落としてくれました。するときれいな青色クリームになり、見ていた子どもたちは、「今日の空とおんなじだね」「ぱんだ組さんの帽子の色と同じだね」と言っていました。

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またりす組のYちゃんは、「たちあおいの花」で作った色水を持ってきて「これを入れてみて」と言いました。白いクリームの中に流し入れて、ぐるぐるとかき混ぜていくと「ねばねばになった」とAちゃん。yちゃんがスプーンですくった泡をプリンカップに入れてもらってスプーンですくってみると”本物のヨーグルト”のようで周りで見ていた子もびっくりしていました。また、りす組のkちゃんとYちゃんは、トイレットペーパーの芯の周りに切り目を入れ、ピンク色のマーカーで色を塗った泡立て器を作って持ってきました。それで混ぜるときれいなピンク色の泡ができあがりました。しかし・・ちょっと難点が・・混ぜていくうちに紙が溶けてしまったのです。それでもKちゃんとWちゃんは、楽しそうにそれも上手に小さくなるまで混ぜ続け、トイレットペーパーの芯は、小さな桜色のお団子に仕上がりました。手作り泡立て器から始まった泡遊びですが、泡立て器づくり、泡づくり、色づくり、泡ぬりたくり遊び、そしてお団子づくりまで次々と子どもひとりひとりの工夫や思い、発想にただただ驚かされることばかりでした。

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さてさて、シャボン玉日和の今日ですからやっぱり子どもたちには、させてあげたいなと先生たちみんなで考えていました。そんな時、園長先生から「年長さん集まってください」と放送が・・・・。集まった年長さんたちに「今日は、年長さんたちにお願いがあります!シャボン玉遊びをしたいと思っています。いつもは準備や片付け全部先生たちがしてくれるんだけど、それを年長さんたちにお願いしたらどうかなと思うんだけれど・・・」と話すと、年長さんたちは皆「やります」と元気な声♪が帰ってきました。シャボン玉を準備するには何が必要かと尋ねると「石鹸」「大根おろし器」「ストロー」「カップ」・・・とどんどんと考えた答えが返ってきました。「年少さんが石鹸水に入れたストローをなめたり飲んだりするかも。どうしよう」と言うと「ダメ!と教えてあげる」と準備の仕方や片付け方も教えてあげると約束していました。その後年長さんたちは、さっそうと自分たちで必要なものの置き方まで考えながら準備を始め、自分たちで用意したもので楽しくシャボン玉遊びが始まりました。

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「きれいな青い空にシャボン玉があがるときれいだろうな」という教師のつぶやきを聞いた年長児のYちゃんは、「じゃ、高いところから上を向いて飛ばしてみるね!」と言いイスの上、次はビックボス、その次はドームの上から・・それでも下に落ちていくシャボ玉・・・。今度は、「もうちょっと水を入れてみる!」と少し液をうすくすると・・・それでもだめで次は濃い液ネバネバにしてみました。そうすると今度は目詰まりがしてシャボン玉ができず・・・で四苦八苦自分で考え色々試してみていました。そんな時ふと見ると・・・りす組さんたちがしゃぼん玉を飛ばしているではありませんか。Yちゃんはその場所に行き飛ばしてみると・・・やっと・・・ふわふわと空に高く上がっていったのです。yちゃんは、嬉しくてたまらなくてずっと高く舞い上がるシャボン玉を見送っていました。りす組のs君はなんと創価学会の屋根まで上がっていき、みんなで大歓声を上げました。

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片付けももちろんのこと年長さんたちは、友達と協力し合いながらきれいに片付けることができました。中には、自ら水替え隊長を引き受けたK君は今日は、シャボン玉をせずに水替えすることに徹していたそうです。

今日は、シャボン玉遊びを通して子どもたちの気づき、発想力・気づき...に驚き感動し、子どもだけでなく、教師の私たちもたくさん学びがあり、何より心の中がわくわく楽しくあったかいものが心に残る一日でした。きっと子供たちもおうちで今日の出来事を自慢気に話してくれているんじゃないかなと思います。本当に三葉っ子たちは、”科学の眼・芽”が育っていると改めて誇らしく嬉しく思いました。

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