幼稚園の日記(ブログ)

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  2018年4月27日 金曜日

春風のような心地いい風が吹いている今日の園庭では、子どもたちの動きが活気に溢れていました。いつもは玉入れや柄杓ゴルフで賑わっている園庭の真ん中ですが、今日は教師がテントを移動していた事もあり、何も出ていませんでいた。そんな園庭で、三輪車に乗った子どもたちが猛スピードで走り廻っていました。それを見た園長がトラックの線に水線で走るコースを描きました。その後、遊び心でじょうろに残った水でくねくねと真ん中まで線を伸ばして2本の線を描いていきました。そこに通りかかったのは、園庭を自由に走っていた三輪車に乗った年中児たちです。くねくねと曲がる線の上は難しくて、なかなかうまく操縦することが出来ません。2人乗りの三輪車を4人掛かりで押しながらなんとか線の上を走っていました。すると、線を見つけた三輪車に乗った年長児がその線がまるで自動車が走る道路のように、見事なハンドルさばきでスイスイ走って行きます。それを見て道路をイメージしたHくんは、踏切になって遊んでいました。それを見た園長が次々に分かれ道を増やしていくと、三輪車に乗った子どもたちが次第に三葉自転車道の上を走り出しました。子どもたちがまるでゴーカートで競うように走り始め、園長から「交通ルールを守って遊びましょう。」とアナウンスがありました。その途端、年中児の自転車に乗った2人組が先生の足を踏んでしまいました!交通事故の発生です!!すぐに警察役の先生がやってきて、なんと1人乗りの自転車に2人で乗っていたのでハンドル操作が難しかった事が判明しました。素直に謝って「もうしません」と言って事件は解決しました。大人顔負けのやり取りがとても面白かったです。スピードを出していても向かい側から自転車がくると上手に離合したり、真っ直ぐ向かってくる自転車を見つけると手前を曲がったりと私が実際車を運転するよりも上手な運転に感心させられました。

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ぱんだ組の子どもたちの間には、色水がブームになっています。今日はAちゃんが、「先生ぱんだ組の色が出来たよー!!」と大喜びで今日の色水第1号を見せてくれました。それをみたBちゃんはすかさず「私も作りたい!どうやって作るん?」とAちゃんに聞くと「紫色のパンジーよ!」と教わりました。一緒に色水コーナーへ行って説明通りの紫色のパンジーで色水を作って見ましたが、いくらすり潰しても綺麗な紫色のままで一向に水色になりません。他の色を混ぜたのかもしれないと、赤や黄色の色水を作って混ぜて見ますが、色は濃くなる一方で、水色にはなりません。「どーやってつくったんだろう、、、」ともしかしたら、1つしかない花だったのかもしれないと、半ば諦めかけていると、年長児のYちゃんがやってきました。「先生水色?水をたくさんいれるんよ!かして!」と言って、水を足し始めました。それを聞いて、紫に水を足しても薄紫で水色にはならんやろうと思いながら見ていると、不思議なことに透明度が増していき水色になりました!!一緒に見ていたAちゃん私と一緒に驚き、「わー!!!」と声をあげて「すごいすごーい!さすが年長さん!」と感動していました。絵の具のように決まった色が混ざり合うのとは透明度が違うという色の発見があり、面白いなと思いました。疑っていたことを反省し、いつも教師より1枚上手な年長児には、敵いません。

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また、クラスでは園庭のこいのぼりを見て「こいのぼりを作りたい」と言ってこいのぼりづくりが先日始まりました。昨年、初めて経験して興味を持った浸し染めで作ったこいのぼりでしたが、今年はそれぞれが好きな素材を選んで取り組んでいます。去年の経験から「浸し染めでこいのぼりの飾りを作りたい!」と言って昨日浸し染を干して帰った子どもは、今日すっかり乾いて綺麗に染まった紙を使って、早速模様をつけていきました。昨年は、教師に誘われるがままに、ある素材だけを使って作っていた子どもたちが年中児になっていつのまにかこだわりを持ち、自分なりの表現ができるようになりました。一人一人、色も形も違うこいのぼりは、とても可愛く、見ているだけで楽しくなりました。明日は、そんなこいのぼりを飾って新しいクラスで保護者の方々をお迎えすることにしました♪

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