幼稚園の日記(ブログ)

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  2010年5月26日 水曜日

 昨日、山作りをしていた、ひつじ組のT君は、「先生、先に砂場に行っとるけん」と大急ぎで砂場に走って行きました。しばらくして砂場に行ってみると、そこには、5.6人の子ども達が大きな山を囲むようにしてトンネルを作っていました。「うゎーつながったよ。H君とMちゃんのトンネルがつながった。ヤッター」とみんなで拍手をして喜び合ってると周りで遊んでいた、たんぽぽ組のMちゃんが「すごいね、Mちゃんもする」とトンネル作りに参加してきました。

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 作っている途中で山が崩れたり、穴がふさがったりする事もありましたが「もう、1回しよう」「直したらいいんよ」と何度もやり直し、できあがったトンネルには、T君の発案で「ここに、あれを入れよう」とパイプを差し込んで水を流す事になりました。やかんや、ジョロ、鍋など色々な入れ物に水を汲んで運び、流し込みます。しかし、「なかなか、水がこんよ」「あれ」とパイプの中を覗き込む子ども達。考えを出し合ったり、不思議がったり、そして、発見したりしている様子を見て私自身、遊びの中には、学びが溢れていることにとても感動しました。まさに遊びの中で人間関係を育み、共に成長し合っている姿は、集団活動だからこそ産み出す宝物だと思いました。そして、「さよなら」をした後、Y君が「先生、明日も山を作ろうね」と目をキラキラと輝かせていた様子を大切にしたいと思います。

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 今日、作った大きな山は、やがて、くま組の山とつながり、その後は、こあら組の子ども達が転がって遊んだり、年長児のまねをしてスコップを持って山作りをしたりする姿が見られました。明日の遊びの発展がとても楽しみです。

 一方、テラス前では、「トントン」と軽快な音が聞こえてきました。草花を利用して叩き染めが始まったのです。よもぎやパンジーを布に丁寧に並べたMちゃんは、木づちで時間をかけながら叩いていました。叩き染めを楽しんだ、ぱんだ組のMちゃんは、「これ、お母さんにプレゼントする」と嬉しそうにたたんでポッケットにそっと入れました。

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