幼稚園の日記(ブログ)

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  2013年1月19日 土曜日

今日のフリースクールはナチュリラ・フィットネスインストラクターの井門恵理子先生をお招きして「子どもの育ちの基本 コアキッズ体操」を指導して頂きました。『姿勢』をテーマに今の子どもの中に「スキップができない、正しい姿勢ができない、靴ひもが立ったまま結べない子どもたちが増えている。それはなぜだろうか?」と話が始まり、「歩く機会が減り、テレビゲームの普及、家屋の変化など、環境が大きく影響している。」と言われ、子どもたちのせいではなく、生活の仕方が原因ということを改めて知り、どうにかしなければならないという気持ちが大きくなりました。

初めはどちらかというと、保護者に向けた話が続き、子どもたちには少し難しかったのですが、先生にしっかりと耳を向けていた子どもたちは、先生の「自分のお子さんの姿勢を見てください。」の言葉で一斉に『すーっ』と背筋が伸び、「僕は大丈夫!」と言わんばかりの表情を見せていました。その集中して話を聞けている姿に驚き、おもわず拍手をしてしまいました。

その後は子どもたちの出番です!

環境が原因で1歳までの大切な発育発達(泣く→寝返り→うつ伏せ→腹ばい→四つ這い・ハイハイ→高這い→お座り→ひざ立ち→立ち上がり)をとばしたり、十分にできなかったりして姿勢が悪くなってしまっている子(大人でも)の為に体操をしていきました。その体操こそが『コアキッズ体操』です。そこでもさすが三葉っ子!ひよこ組から年長児までみんな、先生の話を聞きすぐに真似をして動くことができていました。どの体操も上手にできている子もいれば、意外な苦手部分が見つかった子もいました。何度も先生から「上手にできているよ。」と手本になってくれていたA君も、最後の立ち上がりの体操『ロケット体操』がうまくできずに何度も挑戦していました。今回、先生から「できないことがわかれば元に戻ってやり直せば良いんです。」とアドバイスを頂き、講演の後には気になることを先生に直接聞いているお母さんの姿もありました。すべて家でもできる体操なので親子の触れ合いの一とつとしてやってみてください。幼稚園でも『コアキッズ体操』の基本を遊びの中に取り入れていきたいと思います。

コアキッズ体操の後は、固定遊具を中心に戸外で体を動かしました。今日はただただ遊ぶのではなく『姿勢やコアキッズ』を意識して体を動かしました。滑り台は背筋を伸ばしてコア、つりかんは指や腕を意識してコア、縄跳びは大きな声で数えてコア、できないことをお父さんやお母さんに教えてもらいながら挑戦する姿が見られました。最後には恒例の「たこリレー」や「長縄跳び」で盛り上がりました。今年度のフリースクールもあと一回となりました。また楽しい科学を見つけたいと思いますのでぜひご参加ください。