幼稚園の日記(ブログ)

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2021年8月29日 日曜日

コロナ拡大の中、ひよこ組はマスク着用が難しいため、今週からゆうぎ場第2園舎での生活になりました。これは万一の場合幼稚園児との接触を避け少しでも園内での感染を予防する意図があります。環境が変わって泣く子もいましたが、大部分の子は好奇心いっぱいの様子であっちへこっちへ動き回っていました。珍しいものがあると集まって来てしまう子供たちが密にならないよう、遊びや生活の環境を作っていきました。

古森先生や幼稚園の先生方に指導やアドバイスを頂きながら、登園してきた子供からどんどんテラスやテラス外に出てきて青空の下で遊ぶことができるよう考えたのですが、今まで幼稚園の先生方が準備してくださっていた環境で遊んでいたため、外での環境作りに頭を悩ませていたところ、古森先生が近くに生えている雑草や朝顔の花などを持って来て下さいました。それと、水や空き容器などを机に置くと葉をちぎって器に入れたり、スプーンですくった水と混ぜてみたりして自然に子ども達が遊び始めました。Yくんはしゃもじを使って花びらをつぶすようにして水に色が混じっていく様子を興味深そうに見ていました。

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別の日には、ミニトマトやウリを置いてみるとすぐに手を伸ばして触ってみる子もいれば指を差して『何これ?』というような表情で見ている子もいました。ウリを小さく割るとIちゃんは容器に少しずつ入れていき、それをスプーンですくって別の容器に移したり戻したりしていました。Kくんはウリの中から出てきた種に興味深々。小さな種をつまもうと真剣な様子でした。そしてKちゃんはミニトマトを手に取ると指先でそっと押し感触を確かめているようでした。また、Sくんは水の中にミニトマトを入れ沈むトマトと浮いてくるトマトを面白そうに見ていました。そんな子供たちの様子を見ながら、古森先生が日頃から言われている、特別な物はいらない、たった1つの素材や物を置いておくだけで子ども達は遊びを生み出しそこから学んでいくのだということを改めて知らされました。

 

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そして戸外では日差しや気温に気を付け水分補給をしっかり行いながら、身体をたくさん動か して遊んでいます。フラフープを転がして追いかけて思い切り走ったり、三輪車にまたがってちょこちょこと足で地面を蹴ってどこまでも行こうとしたり、伸び伸びと遊ぶ姿が見られました。またビッグボスにもどんどん挑戦しています。本園の園庭にあるものよりも高さもあって『大丈夫かな?』とハラハラしながら見守っているこちらの心配をよそに、てっぺんまで登って得意げな表情で見下ろします。最近歩き始めたKくんも靴を履かせると、興味のある所へ行きたいとどんどん歩数も増えていっています。

1・2歳児でもこんなことができるんだ、こんなことに興味があるんだと改めて新しい発見がたくさんある毎日です。

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しばらく第2園舎での生活が続くことになります。これを機会に1・2歳児が環境に自らが関わって育っていく姿をしっかり見守りながら私たちも子どもが育つ保育のあり方を学んでいきたいと思います。本園に帰った時には幼稚園の先生たちに頼らなくても三葉っことして幼稚園に上がれる2・3歳児を育てられる保育教諭になっていたいとこの機会をとらえ、子ども共々自立、成長していきたいと思います。

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コメント (「ゆうぎ場楽しいな」 ひよこ もも組 山岡由紀子 はコメントを受け付けていません)

2021年8月26日 木曜日


昨日は青コースの子ども達が、今日は赤コースの子ども達が久しぶりに三葉幼稚園に登園してきました。バスから降りてくる子ども達も心なしかみんな楽しそうで気持ちもワクワクしているようです。

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「あそこのテントはなんだろう、昨日もあったゴーヤチップス屋さんよ!」と知っている子も知らなかった子も楽しみにしていました。昨日預かり保育で来ていた赤コースのKちゃんは「今日は食べられる〜♪」とルンルンで登園してきました。
年長児のH君は、半分に切ったゴーヤを見ながら「なんでゴーヤはフワフワのお布団があるんだろう、、」と不思議に思い、古森先生に聞いてみることにしました。すると、ゴーヤはお布団の中で種を一生守っているんだよ!お布団がなかったら種がパラパラと動いてしまうでしょ。と教えてもらいました。同じで、みかんは木のトゲで食べられないように自分を守っているよ!と言うと、「あ!そうか!だからきゅうりもトゲトゲして自分を守っているのか!」とすぐ連想していました。H君は朝の短い時間にたくさん勉強しました。”みんなに教えてあげよう!”とゴーヤのところを見にくる子に教えてもらったことを先生のように教えていました。

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今日無事にゴーヤチップス屋さんをすることができたのですが、、実は昨日青コースで20本ゴーヤを使ったので赤コースは残りが6本しかありませんでした。園内にできていたゴーヤを8本収穫して14本。あと5本か6本、どこかに売っていないかな〜といろんなお店に電話をしたのですが、どこにかけても「すみません入荷なしです」「先日の西日本豪雨で出荷がなくて、、」という返事で私達教師も途方に暮れ半ば諦めかけていました。しかし、実は三葉っ子達は地域の方々の人気者でとても可愛がって頂いていろいろな所で支えて頂いているのです。そこでいつも果物やお野菜を頂くさつまいも掘りやじゃがいも掘りに行っているポンタ農園さんに古森先生が電話をかけてくれると「小さいかもしれないけれど採っていいよ!」と言ってくれたのです。早速昨日の夕方ポンタさんにならあるに違いない!と急いで見に行くと、1本、2本、、、6本!ありました!!今日子ども達に食べさせてあげられる分のゴーヤを集めることができたのは、今まで幼稚園が地域との交流を大切にしてきたからこそなのですが、1番身近なところに救いの手がありました。さらに、昨日ゴーヤチップスをお裾分けした学童保育のみよしみさこ先生もみんなの為にとゴーヤを分けてくれたので余裕たっぷりゴーヤチップスを作ることができました。ポンタ農園さん、みさこ先生に感謝です♪三葉っこ達は、地域の方々から愛情をたっぷり頂いてすくすくと成長しています。勿論、見守ってくださる人々に感謝の笑顔も忘れません。
そして、赤コースの子ども達が揃い始めると、さあ先生達が動き始めます。「なんだろうやっと始まる!」と子ども達が集まってきました。今日はこのゴーヤを使ってゴーヤチップスを作ります!とT先生。古森先生とT先生とO先生がまず半分にゴーヤを切ります。中のタネを見てみると、あーら不思議!O先生のはお布団たっぷりぎゅうぎゅう、T先生のは少しタネが赤くなりかけ、古森先生のは中が真っ赤なタネでいっぱいでした。すると、古森先生が「古森先生のは、早く食べてくださいー!カラスに食べられますよ!のゴーヤ、T先生のは、あれ?食べないのー?もうしょうがないなーのゴーヤ、O先生のは今食べてくださいのゴーヤなんよ」と教えてくれました。タネが赤くなっているゴーヤもカラスに食べられなくてよかった!と一安心の女の子達でした。

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次は、半分に切ったゴーヤのお布団とタネをとっていきます。白い所もしっかりとっておかないと苦味が残ってしまいます。そして今日は、子ども達もお手伝いします♪年中年長児みんなとっても上手でした。

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そしてその中をとったゴーヤをみんなで食べられるように5ミリくらいに切ります。切ったものを古森先生がお塩で揉んで10分間お休みさせてくれました。「今時計何時?」「50分!なら10分後の9時になったら次の作業をするからね!」と教えてもらいました。それを覚えていた何人かの子ども達は、9時になり「次はどうするの?」とN先生についていきました。「4回洗うよ!洗ったら泡が出るけど泡が出なくなっるんだって!」と回数をあと何回と数えながら洗っていきました。

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洗ったゴーヤはキッチンペーパーで水気をとって、まずお砂糖をパラパラ〜♪「これで甘くなるね」とEちゃん。次に小麦粉をパラパラ〜♪「小麦粉はくっつくんだね。ゴーヤさん達仲良しだね!」とHちゃん。最後に片栗粉をパラパラ〜♪すると、あーら不思議!仲良しでくっついていたゴーヤがバラバラに離れていっていました。あとは油で揚げて、揚がるのを待つだけです。

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その待っている間に久しぶりのペットボトル水鉄砲と、プール遊びで楽しみました。「夏休みプール行けなかったから、できるの嬉しい!」と、たくさんの子が喜んでいました。
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プールを出ると、ほんのり良い香り♪早く買いに行きたい!と大急ぎで着替えて作っておいたお金を握り締めていました。「ゴーヤチップスください」とルンルンで購入すると、おまけのピーマンチップスもついてきました。三葉の模様みたい♪とさらに大喜び!!パクッと1つ食べてみると、美味しい〜!これ食べられる〜!好き〜!と言ってぺろっと食べました。なんと!普段ピーマンを食べられない子達が魔法が掛かったかのように「ピーマン美味しい〜」と、さらにパク〜ン♪驚きです。

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この2日間青コースも赤コースもみんな楽しそうな笑顔で降園していきました。また9月1日にみんなに会えるのを楽しみにしています。コロナ渦の中ですがお互い身を守る方法をしっかり身につけましょう。9月1日からもマスクは絶対です。必ず着用させてください。よろしくお願いします。

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コメント (「赤コース夏季保育です♪」 ぱんだ組西森華 はコメントを受け付けていません)

2021年8月25日 水曜日

今日は、青コースの夏期保育がありました。久しぶりに登園してきた子どもたちは園庭で思う存分遊んでいました。年長児はテラスに出ているボードに書かれている今日の予定を見て確認したり、近くにいる教師に問いかけたりとワクワクしている様子でした。実はそこには「ゴーヤチップス屋さんオープン!50円」と書いてあったのです。そして園庭の下では先生たちが何かいそいそと準備をしていました。そして年中児のN君は先生が持ってきたゴーヤを見つけると「ゴーヤだ!」と嬉しそうに言うと、その後も園庭で遊びながら「ゴーヤ!ゴーヤ!」と何度も言いながらゴーヤチップスができ上がるのを楽しみにしていました。テントの下で調理が始まると、それに気づいた子どもたちが集まってきました。古森先生が、ゴーヤを切って中身を見せながら「種のまわりにふわふわのお布団があるね」と話をしてくれるのを真剣に聞いていました。ゴーヤの中には表皮が少し黄色く色付いている物があり、それを縦に切ると種の周りの綿が赤くなっているものがありました。昨年ゴーヤが熟すると割れて中から赤くて甘い種が出てくることを話してもらっていた年中児は「この赤い種は甘いんよね!」と教えてもらったことをほかの友達や先生と話していました。さらに匂いも種が赤いものは甘い匂いがすることにも気付き嗅ぎ比べていました。ゴーヤの綿と種を取り終わると実を5mm位の厚さに切り始めるとゴーヤチップスが何個切れているか教師と一緒に「いち、に、さん・・・」と数えながらできるのを楽しみにしていました。
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完成するまで水鉄砲大会やプールで存分に遊んだ後、いよいよゴーヤチップス屋さんにお買い物の時間です!買う直前にピーマンのチップスもあると聞いた子どもたちはさらに嬉しそうに出来上がる様子を眺めていました。50円を払ってチップスを買って食べ始めるとあっという間に食べ終わり「おかわりほしい!」と言う子もいて、満足している様子でした。また、偏食で野菜を食べられない子達がゴーヤもピーマンも食べることができ、教師達も驚いていました。2学期がもうすぐ始まります。子どもたちにとって夏休み最後の良い思い出になったようです。
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コメント (青コースの夏期保育!!! らいおん組 西川友理 はコメントを受け付けていません)

2021年8月22日 日曜日

このところ雨続きの日々となり、子供達はテラスから外を眺め「雨、雨」と言いながら指さし、園庭に出れる時を心待ちにしていました。
そして小さい雨、大きい雨が分かるようになった子もいます。
小雨になった園庭のあっちこっちに出来ている水たまりを見て、私も幼い頃、水たまりの中をわざと水しぶきをあげながらピチピチと歩いて、走って、気持ちよかった事、楽しかった事、母親に叱られた事等を思い出しました。
子供達にも、そんな楽しい体験をさせたいと思い、タイミングを見計らっていたのです。
保育教諭が「小さい雨になったかなー」「雨止んだかなー」と気にかけていると、Y君が一緒になって「雨ちゅごいよ」「雨小さいよ」と教えてくれます。
そしてついにポツポツと水たまりに落ちていた小さい雨がなくなりました。

さぁ、始まりです。

「雨上がったよ。みんな外に行くよ。」の掛け声で、目をキラリと輝かせた子供達があわてて帽子を被り、裸足で飛び出しました。
いつまた降り始めるか分からない雨なので、急がなくてはなりません。
そんなことを知ってか知らずか子供達の準備はとても早く驚きました。
園庭はまるでお池のような大きな水遊び場です。
保育教諭が水たまりに入って「チャプチャプ」と言いながら歩き始めるとみんな一緒に「チャプチャプ」と水しぶきをあげます。
そして「ジャンプー」と言って飛んでみせるとA君も「アンプー アンプー」と言い片足を踏みならし、水しぶきを飛ばします。
跳ね返る水が顔にかかっても全く平気でニコニコです。
嬉しくって楽しくって何度も繰り返していました。
次々と別の水たまりに移動していたBちゃんは深い水たまりに行くと、「足、ないよ」と言い深い事を教えてくれました。アヒルの乗り物にも水がたまり揺らすと水の音がして、跳ね返り、またそれで歓声があがります。
足だけだった遊びが、手を付けてみたり、水しぶきを友達にかけたりと、エスカレートしていきました。
スコップを持ち出してくる子もおり、水を運んだり、道を作ったりと、どんどん遊びが発展していきました。
どの子もキラキラした目で、室内遊びでは見られない表情をしていました。
改めて自然との共存という言葉が浮かびました。
思う存分遊ぶ中での気付き・喜び・不思議・汚れること等を知ることが、将来の自然との付き合い方につながるものと思いながら、いつの間にか保育教諭も童心に帰っていました。

降園時、水たまり遊びの事をCちゃんのお母さんに伝えると「家ではさせてあげられないし、良かった。」「三葉ならではですよね」と喜んでくださいました。

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「なす、ピーマンの収穫」
テラス前のプランターにある、なす・ピーマンが収穫の頃となっていました。
古森先生から「くるくる回してみて」と手を取ってもらい、収穫の方法を教わったI君は、嬉しくって、採れたピーマンをみんなに見せていました。
すると、次々と取りたい子が集まり、とりたいアピールで大騒ぎとなりました。
そこで、保育教諭がひとりひとりと一緒に「くるくる」と言いながらとりました。
トマトの時より、少し難しかったけど、自分でとったナスや、ピーマンは特別な物で、大切そうに持ち、満足そうな顔をしていました。
調理士さんに持っていき、美味しい給食にしてもらう約束をしました。いっぱい食べて子供達が野菜のようにすくすくと成長していくのが楽しみです。

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コメント (「水たまり アンプー アンプー」 ひよこ・みかん組 松末華来子 はコメントを受け付けていません)

2021年8月15日 日曜日

2週間前保育園で育てていたトマトの処理について園長から指導を受け、ペットボトルに活けていた青いトマトが赤く色づいてきました。子どもたちがいつでも見られる所に置いていると、子ども達は毎日登園すると観察していました。最初に活けた時は、1つだけオレンジの実があったのですがその実が少しづつ赤くなっていく様子を子ども達も感じながら見ていました。毎日観察していると、大きな変化は見られませんでしたが、土日の休み明けは一目瞭然「先生!赤くなった!」と子ども達は大騒ぎです。次々に子ども達が集まって来て「見せて!」と大人気です。赤くなったトマトを優しくツンツンと触ってみる子、以前赤くなったトマトを収穫してきたので「いい?」と収穫しようとする子もいますが、みんなに「ダメ!見るだけ!」と注意されて手を引っ込めていました。そんな姿を見て成長したなと感じます。2歳児達は4月から5か月間でそれぞれの育ちの姿が見られ、子ども達から学んだり、その知恵に驚かされたりすることがたくさんありました。9月かられもん組の半分の子ども達は幼稚園のたんぽぽ組になります。楽しみにしている子ども、不安に思っている子もいますが、お部屋も繋がっているので連携を取りながら見守っていきたいと思っています。今、少しづつですが夏休みの預かりに来ているたんぽぽさんと遊んだり、合同保育をしたりと交流して慣らしています。たんぽぽ組へ行っても声をかけあったり、成長を感じたり、見守る事ができるので、幼稚園での子ども達の成長がとっても楽しみです。このれもん組のメンバーで過ごすのも後2週間ほどですが、子どもの成長は1日1日がとても大きいのでその姿をしっかり焼き付けておきたいと思っています。さて、冒頭の青かったトマトもほとんどの実がオレンジ色になっています。後2週間、9月になるまでには全部の実が赤くなって「みんなで味わえればいいな」と思いながらこれからも子ども達と観察したり、水をかえたり、晴れている日には日に当てたりしていきたいと思います。2週間前、本当に赤くなるのかなと半信半疑でアドバイスを受けてしてみたのですが、今では少しづつ赤くなっているトマトを見て生命力ってすごいなと思いながら、あの時指導してもらわなかったら子ども達にこんな体験をさせてあげられなかったなと、反省しています。9月にたんぽぽ組に入る子ども達と一緒にトマトを味わえるのが楽しみです。

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<8月13日金曜日>

今日はお盆という事もあり、お休みが多くいつもの半分の子ども達が登園してきました。朝から雨が降っていたのでテラスから外を見ながら「雨!」「雨降ってるねー」とじっと雨を見ていた子ども達に古森先生から「ここで水くみ遊びしてもいいよ。」と提案してもらいました。そこで準備を始めると、それを察した子ども達はキラキラした目で今か今かと待っていました。保育教諭がタライに水を汲んできてその中に魚を入れると、「お魚!」と手に取って泳がせていました。すると、れもん組のS君がカップで魚すくいを始めました。「あれ?あれ?」と言いながらなかなかすくえず、、保育教諭も挑戦してみましたがすごく難しくなかなかすくえません、、それでも諦めずにすくい続け、すくう事が出来ると「先生!見て!出来た!」とすごく嬉しそうに見せてくれました。それを見ていたもも組のR君も魚すくいに挑戦してみましたが、やはり難しくR君は考えて側に浮かんでいたアヒルの水鉄砲をすくう事にしました。これも動くので少し難しい様でしたが、コツを掴みすくう事が出来るようになると、何回もすくって楽しんでいました。環境の出し方で子ども達は子ども達なりに考えて遊んでいて驚かされました。これからも環境の出し方を考えて子ども自らが考えたり工夫したり、知恵を働かせたりして遊ぶ事が出来る様にしたいと思いました。

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コメント (「トマトが・・・」      ひよこれもん組 今川未貴 はコメントを受け付けていません)

2021年8月8日 日曜日

ぴよぴよはこの2か月余り本園舎で幼稚園児と同じ遊びの環境で生活してきました。そのなかで今まで経験できなかった大勢の人とのかかわりを通して沢山の刺激を受けながら新たな成長も見られました。

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しかし保育場所だった本園の旧図書館が夏休み中改修工事に入る為、7月末からもと居たみつばっこハウスに里帰りしてきました。

丁度夏休みに入り2階からは学童保育の小学生たちの元気な声が聞こえていました。2年生のAちゃんは来てすぐにぴよぴよの部屋を覗くと「ぴよぴよさんおるん?」と声をかけてきました。「なんかね、ぴよぴよさんが居なくってちょっとさみしかったんよ。また遊ぼうね。」「ぴよぴよさん可愛い~!」と嬉しそうに子ども達のそばに駆け寄ってきてくれました。

学校から帰って来た時、保育室の大きな窓から手をふって「おかえりー!」と迎えていたぴよぴよさん達に学童保育の小学生達も親しみを持ってくれていたのだと改めて感じた出来事でした。

さて、久しぶりのみつばっこハウスの生活がスタートするにあたって一つ大きな変化がありました。それは保育室から見える山の景色がまるで違っていたのです。遊ぎ場の山の遊び場の工事が進み、朝早くから山肌を大型のダンプカーやパワーショベル、コンクリートミキサー車がぐんぐん登って行き、大掛かりな作業を繰り返していたのです。

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これはもっと近くで見てみたい!と子ども達と屋外遊ぎ場に遊びに行くことにしました。しかし真夏日が続いていることもあり滞在時間にも配慮して早めに出発しました。

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久しぶりのお散歩気分の移動に子ども達もワクワクして遊ぎ場の門を入ると先に来ていた小学生が迎えてくれました。そして暑さ対策で散水していたミストシャワーの下をぴよぴよの子ども達も嬉しそうに歓声を挙げながら走りぬけて行きました。これがとても心地良くて少し水に触れただけなのに随分涼しく感じました。

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そして一目散に駆け寄ったのは汽車の遊具でそこでも小学生のお兄さんお姉さんたちが誘導しながら一緒に遊んでくれました。今まで来たことのある子も初めての子も大喜びで網上りや吊り橋で遊び始めました。

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遊具に上って少し高いところから顔を覗かせたⅯちゃんkちゃんの笑顔は本当に楽しそうで下から見上げる保育教諭に「ここだよ~」とアピールしていました。

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山の上の方に目を向けると土砂を止める擁壁作りの作業をしてる方たちの姿が見え、子ども達が手を振ると応えてくれました。動く車両を離れた場所からじーっと見つめていたS君も興奮気味に「あれ!あれ!」と指さして私たちに訴えていました。楽しい時間はアッという間で夢中で滑り台を滑り降りる子達にはまだまだ遊び足りないなぁと思いつつ暑さが気になり始めました。そろそろ帰ろうと促してもなかなか動かない子たちに三好先生が畑で育った「人参を掘ってかえってウサギのユキちゃんに食べさせてあげて!」と声をかけてくれました。

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人参の付き葉の部分を持って一人一本づつ抜いて大事そうに持っているとトゲトゲがついた新鮮なきゅうりやミニトマトも学童さんと採らせて貰い、手を引いてもらって上機嫌で帰ってきました。遊ぎ場で遊んだ後は学童さんは夏休みの課題を、ぴよぴよの子ども達は水着に着替えてプールに入って汗を流しました。

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少し火照った顔もすっきりしていい笑顔の子ども達を見ているとまた一つ子ども達が得した気分になりました。そしてみつばっこハウスならではの夏の楽しい過ごし方をこれからも学童さんと考えて行ければいいなと思いました。

 

 

 

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コメント (「ぴよぴよのお家に里帰りしたよ 」一時預かりぴよぴよ 日野美雪  はコメントを受け付けていません)

2021年8月1日 日曜日

ひよこ組のテラス前には春に植えた夏野菜のプランターが並んでいます。そこにはひよこ組専用のトマトをもらって並んでいました。ところが本日、葉がしょんぼり下を向き、枯れかかっていることを園長から注意されたのです。思い返すと今日まで幼稚園児たちはトマトを育てるのは自分達だという自覚をもってペットボトルに米のとき汁を大量にかかえて登園してきて、優しくトマトの根元にかけている姿が見られていました。幼稚園児のトマトや植物に対する関心はとても大きいと感じていました。ひよこ組でも幼稚園児の兄弟の子ども達は同じように米のとき汁をかかえて登園する幼児もいました。お陰でトマトは毎日たくさんの実をつけ、日毎に赤くなっていき「今日はもも組、今日はみかん組、今日はれもん組」と日替わりでトマトの収穫をしていきました。

先日もたくさんの赤い実がついていたので「トマト採りに行こう」と声をかけると、朝早く登園していた子ども達が自分で帽子をかぶり、テラスに出て我先にとくつをはいていました。「わぁ~たくさんあるね」とSくんが大興奮。それからみんなで1個ずつトマトを採り始めましたが、保育教諭が用意したお皿では足りません。あわててもう1つお皿を用意しましたが、またまたお皿は山盛りになりました。トマトを収穫して、くつを脱いで部屋に帰ろうとすると、テラスにぞうりが1足残っていました。するとAちゃんが、そっとそのぞうりを持って友達に渡し、自分の履物をくつ箱に片づけていました。2歳児になると、そんな事にも気付けることになるんだなと感動しました。

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それから採れたトマトを調理室に持っていき、きれいに洗って給食に出してもらって「おいし~ね~」と味わったのが昨日のように思われますが、実は先日までそんな楽しいトマトとの関わりがあったことも、水遊びが始まると忘れかけていたのです。今日、プランターのトマトが枯れかかっていることを古森先生から注意されたのでした。いつの間にかトマトへの関心が遠のき、葉っぱは茶色に、茎も枯れかかっていたのです。そこで春から子ども達を楽しませてくれたトマトですが、片づけることにしました。保育教諭がトマトの枝をプランターからとり除きビニール袋に詰めていきました。その様子を部屋の中から子ども達が見ていました。すると古森先生が「あら~、かわいそう」とつぶやきました。なんとその袋の中に青い実がいくつもつながってついているトマトも入っていたのです。「あっ」と気づいた保育教諭が青い実のついたトマトの枝を袋から取り出し、茎から折っていきました。「トマトも生きているのよ、ひよこさんにも先生達は教えてあげないといけないわね」と指導を受け、大いに反省しました。そして青い実のまま、ちぎられたトマトの枝をプリンカップやペットボトルに生けることにしました。

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 すると子ども達はそれを指さしながら不思議そうに見ていました。そして「トマト青いね」とSくんが言いました。「このまま部屋に持っていこう」というと「私も持ちたい」とKちゃんが手を出してきました。Kちゃんは水がこぼれないように、ゆっくり歩きながらお部屋まで持っていきました。トマトの成長と終わり方の大切さを保育教諭は指導されて改めて心配りの足りない事を恥ずかしく思うと共に、子ども達もその中で成長しているのだとつくづく感じました。まだまだ学ばなければならないことがたくさんあると反省した出来事でした。

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コメント (「トマトに教えてもらったよ。」 ひよこ組 檜垣 美恵子 はコメントを受け付けていません)