幼稚園の日記(ブログ)

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2021年3月3日 水曜日

 今日は、令和2年度の生活発表会でした。2月9日に予定していた発表会は、コロナ禍の中での実施はとても難しく、中止ということも考えられました。しかし、今年度を振り返ると規制のある中ではありましたが、三葉幼稚園の得意の知恵と工夫で、各種行事を中止せずに「子どもだけ」という形でやり遂げてきました。そして、このような状況下でも成長し続けている子ども達の姿を3月3日という年度末に延期し、「ひなまつりはっぴょうかい」と題して保護者の方々に見てもらいたいと3密を始め、数々の規制の中ではありましたが開催することができました。幸せなことに3月1日から始まったコロナ禍から1年後の昨日、3月2日に特別警戒期間が解除となり、発表会開催も緩やかになったのです。

 さて、今年も年長児が習字で書いたプログラムを持ってのプログラム紹介と年中児達の「はじめの言葉」で発表会の幕が上がりました。プログラム1番は、年中児の手話「小さな世界」です。今年は大声を出してはいけないという規制の中で、発表会では事前に録音した子どもの声が入った曲を流し、プレ年少から年長まで手遊びと手話で歌を表現しました。ニコニコの笑顔や真剣な眼差し、柔らかな指先の動きで、それぞれの学年らしい表現をすることができました。

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 プレ年少のオペレッタ「大きなかぶをうんとこしょ」では、途中で大道具のかぶが倒れてしまうハプニングがありましたが、かぶ役の子ども達が力を合わせて大道具を起こすことができ、初めての大勢のお客さんの前でもそれぞれの役になりきって楽しんで演じることができていました。かぶが抜けずに「ふぅ~。」っと息をつく満3歳児の演技力には驚かされました。

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 年少のオペレッタ「まきばのパーティー」は例年より広い舞台でしっかりと間隔を空けて、大きく表現することが課題でしたが、今日はしっかりと広がって今までで1番の出来でした。たくさんのお客さんを目の前に緊張して動けなくなっている子の手を引いて一緒に移動している子や戸惑っている子に位置を教えてあげる子など、子ども同士で助け合いながら進めていく姿に感動しました。正に日頃の生活の姿がここで見られたのです。踊り「もりもりロックンロール」は、照明の明かりがついた瞬間にパッと明るい表情になり、小さな体を思いきり動かして伸び伸びと元気よく踊ることができました。秋の運動会では踊ることを渋っていた子も、みんなと一緒にリズムをしっかりととりながら踊ることができていて成長を感じました。3歳児のリズム感の良さには驚きです。

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 年中の踊り「お祭り完全モード」は、今日はお客さんの前で踊るということでとても気合が入っていて、しっかりと手を伸ばして踊ることができていました。かっこいい照明も相まって、活き活きとした表情でとてもかっこよく踊ることができました。手の伸び、目線、止めなど年中児の見せ所が存分に発揮できていました。オペレッタ「桃太郎」は、子ども達が助け合ったり教え合ったりしてオペレッタを進めることができました。自分達で道具を用意して、お客さんの前で楽しみながら演じることができました。途中できびだんごの巾着を掛け違える場面がありましたが、子ども達で気づいて修正し、演じ切ることができました。ここでも、子どもなりの判断でとっさの出来事を乗り切りました。

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 年長のオペレッタ「はだかの王様」は、昨日まで園長から大臣や兵士の動きを教えてもらって、表現しようと練習してきました。今日は、それぞれの子が一生懸命に、そして自分達で気づき考えてオペレッタを進め、年長児らしく堂々と演じることができました。又、広い舞台を色々な大道具を工夫して配置して、迫力のあるオペレッタになりました。オペレッタ「ちからたろう」は、それぞれの役で課題がありましたが、一人一人が昨日直した部分をきちんと覚えて、表現することができました。緊張して失敗してしまうこともありましたが、それをみんなでカバーしてちからたろうの活気ある演技ができました。「さるかに合戦」は、今までやってきたことを本番前に園長と振り返り、オペレッタに臨みました。先日のリハーサルで倒れてしまった柿の木を、今日は倒れないようにと気づいて支えたり、子ども同士で助け合いながら演じたりして臨機応変に対応しながら演じることができました。

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合奏は鍵盤ハーモニカが使えないことから鼓笛隊と合奏を取り入れ、昨日変えた隊形の部分も子ども達が柔軟に対応し、楽器やポンポンをすばやく持ち換えて登場したり舞台の出入りを工夫したりして、大迫力の演奏ができました。今年の発表会で唯一、子ども達が声を出して表現したアンコールの「にじ」は、子ども達の透き通った声をお客さんに届けることができ、子ども達の素直な表現力で会場に感動を与えることができました。

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 広い舞台とたくさんのお客さんの前でも、堂々と明るく元気よく三葉っ子らしく、コロナ禍中での成長を見せてくれた子ども達。今年度も残り2週間ですが、卒園や進級に向けて保育の締めくくりができるように教員一同、頑張りたいと思います。

 本日は3密、数々の規制とご不便をお掛けしました。保護者の方々のご理解ご協力、又たくさんの温かい拍手をいただき、感謝しています。ありがとうございました。

 

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