幼稚園の日記(ブログ)

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2020年10月21日 水曜日

今日は待ちに待った遠足です。昨日うさぎ組では”明日晴れますように!”とお祈りして帰りました。三葉っ子の願いも届き、朝の寒さも吹き飛び、心地よい風と日差しの中、城山公園の遠足を楽しみました。

登園した子どもたちの表情はどの子もにこにこ!つぶやきに耳を傾けてみると・・・「はぁ~♪早く遠足行きたいなあ」とうさぎ組のUくん、「今日はAちゃんとごはん食べたいな。かわいいお弁当にしてくれたんよ♪」とさくら組のMちゃん。どの子も出発を待ちわびているようです。そうしていると、幼稚園の横を大きな大きな「宇和島バス」があがってきました。子ども達は「きゃ~!!」「大きい~!!」「でっけ~!!」「すごーい!」と大盛り上がり!!子ども達のあまりの興奮を見かねた園長が近くにいた年中児を大型バスの近くまで連れて行ってくれました。早コースの子ども達が乗る前にちょっぴり試乗です。すると「すごーい!」「50人分や!」「ホテルみた~い!!」と大喜びでした♪その時、運転手さんがバスの横のトランクをあけて荷物を入れているのを見て「ここにもお部屋があるんだ~」と驚いていました。バスの周りをドドドドド・・!!と走ったHくんはスタート地点まで戻ってくると肩を大きく揺らして「ハァ、ハァ・・・これは疲れるなぁ」と一言。走ってバスの大きさを感じていたようで、その様子に思わず教師は笑ってしまいました。

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その大きなホテルのような大型バスに年中と年長は乗って城山公園に出発です。幼稚園バスに乗った年少、プレ年少の子ども達も、普段お歩きで登園する子が多いのと、バス通園の子ども達も他のバスに乗ったことがない子がほとんどで、きゃっきゃと大喜びしていました。大型バスで県立美術館前で降り、城山公園広場まで少し歩きました。「うわ~きれい」「広いね」「大きい木がいっぱいだね」キョロキョロ、わくわくしながら進みました。まず最初に園長先生が危ない所やトイレの使い方を教えてくれました。話をよ~く聞いて荷物を置いた瞬間、子ども達は一目散に駆け出しました!!こんな時の子ども達の速さといったらありません!「ねえ、ねえ!みんな!!鬼ごっこをするのはどう?」「いいね~!!」あっという間に友達同士で遊び始めました。広~い芝生の上を走って転がってジャンプして・・・それだけで楽しい子ども達!どの子もキラキラの笑顔を見せてくれました。

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お城を見たひつじ組は「忍者がいるかもしれない・・・」と忍者になりきって抜き足、差し足、忍び足・・・たたたたた~!!とこっそり走っているつもりでしたが大勢で動くのでバレバレ忍者になっていました。かわいい忍者たちの登場にほっこりしました。

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IMG_4683プレ年少児や年少児も広い公園にびっくり。小さな体で力いっぱい走ったり、木の後ろに隠れて「こっちだよ~!」とかくれんぼをしたり楽しそうに遊んでいました。

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広場で走り回って遊んでいると、子どもたちに通りがかった人たちが何人も声をかけてくださいました。自転車を押して足を止めたおばあちゃんがしばらく子どもたちを目を細めて眺めていました。子どもたちも気さくに「おはよう!」と声をかけるので、そのあばあちゃんが教師と子どもたちに「かわいいねえ、みんなが元気に遊んでいるのを見たら元気が出るわ」としみじみ話してくれました。他にも電話をしていたおじちゃんが丁度電話を切った時、子どもたちがおじちゃんの足元に走っていきました。「おぉ!どうしたん!?」とびっくりしていたおじちゃんでしたが、子どもたちが「バッタがあっち行ったんよ!!」と言うと「おじちゃんが探してやるわ!」と長い間一緒に虫探しを楽しんでくれました。あたたかい地域の方々との交流に、見ていた教師は心がぽかぽかになりました。

たっぷり遊んだ後は待ちに待ったお弁当です。今回持ち物で45リットルのビニール袋を用意していただきました。「さあ、食べよう!」と子どもたちがビニールを広げた時、「これ見て!」とYくんが一面に自分の好きなキャラクターが描かれた物を見せてくれました。又、ちゅうりっぷ組のHちゃんは昨日の夜、お母さんにもらった袋と空っぽのお弁当箱を何度も出して遠足ごっこをして楽しみにしていたそうです。きりん組のSちゃんは「自分で名前と絵を描いたんよ♪」とにこにこ話してくれました。他にもお母さんに名前を書いてもらったり、わかるようにワンポイントかわいいマークを描いてもらったりしていた子もいました。ビニール袋を敷いてみると、風に飛ばされそうなビニールをカバンや水筒で必死に押さえたり、ここが私の場所!と得意そうに座ったり・・・レジャーシートでは味わえないうきうき、わくわく、胸の高鳴りが聞こえてきました。ご協力ありがとうございました。家庭で子どもたちと一緒に楽しみに準備していただいた気持ちが伝わってきて職員会で教師たちは”嬉しいね””感動するね”と話が盛り上がりました。敷物をビニール袋にした教師の思いの意図を何となく察していただき、送り出してくださったことで子どもたちのわくわく感が何倍にもなったことを嬉しく思いました。友達同士、誘い合って座り、「先生、見てみて~!!」と子どもたち。お母さんやおばあちゃんが作ってくれたお弁当は子ども達の自慢です。どの子も嬉しそうに見せてくれました。おやつも遠足の楽しみの一つです。気前よく「はい!あげる!!」と友達や教師にあげる子、「みんなでポテチパーティーしよ~!!」と周りの子を誘う子、嬉しそうに自分のお菓子を味わって食べる子等とても良い一日になりました。IMG_2690

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食べ終えた後は迎えのバスが来るまでもう一遊び♪なんと…使い終わったビニール袋を使って遊び始めました。ゴミ袋を風に向かって広げるとぱんぱんにふくらんで風船のようになり風船遊びになりました。風に乗ってゴミ袋の風船が飛んでいくのを追いかけたり、Uくんは「先生こっち(袋の端)持っとって!せーので走るよ!!」と風集めをして遊んでいました。走る向きによって袋に風がうまく入ったり入らなかったり・・・「こっちはだめ!あっち向いて走ろう!」と風向きに気付いたようです。

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存分に遊んだ子ども達は満足そうに帰ってきました。何もない場所でも工夫してたっぷり遊べる三葉っ子の姿を見て安心しました。子ども達にはどんな場所でも楽しく充実した人生を生きて行ける人になってほしいのです。幼児期の今、様々な経験を積み重ね、楽しい思い出と共に子ども達の中に」残っていってほしいと思います。

 

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