幼稚園の日記(ブログ)

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2015年5月27日 水曜日

今日の園庭は、いつもと少し違っていました。実はぴよぴよさんの新しい遊具が、昨日の夕方届き、子どもたちが来るのを今か今かと待っていたのです。

もちろん朝早く登園した子どもたちは、遊ぼうといち早く走っていきました。そのときふと柱に何か貼ってあることに気づきました。そこで一緒にいた友達と見てみるとそこには「ぴよちゃんのゆうぐです。たいせつにつかいましょう。きょう、ぴよちゃんは10じから10じ45ふんまでつかいます」と書いてありました。するとA君たちは、「ぴよちゃんのなんよね。でも10時までは、つかっていいんだよね」と言ってにっこり・・・遊び始めました。そして次々と遊びに来る子達に話してあげていました。ひよこさんや年少さんはトンネルの中で砂で「ごはん」を作って遊んでいました。

10時になりぴよちゃんが戸外へ出てくると「ぴよちゃんの時間だね。どうぞ」と言って、幼稚園の子達は、場所を空けてあげていました。そんな子どもたちの姿を見ると、共有する園庭や遊具の使い方もルール、約束を決めて子どもたちに知らせることでどんな風に使ったらよいかを自分たちで考えて遊べる環境づくりをしていく事が大切だと思いました。

さて今日も日中気温が上がり、暑い一日となりましたが、子どもたちは、涼しく心地よい場所を探して遊びます。

絶好の遊び場所・・・砂場では、ひよこさんから年長さんまで色々な色の帽子の子どもたちが集まって存分に遊んでいました。

砂の上に穴を掘ると回りに長いパイプを差し込んで一人ひとりがやかんや鍋で水を流し、大きな海が出来上がっていました .それぞれが役割を持って遊び、自然と異年齢児がかかわって遊んでいました。うさぎ組のTくんは、大きな海からおわんで水をすくって、隣に小さな池を作っていました。又その隣では、年少さんが竹筒をパイプに立てかけて、水を流して遊んでいました。学びあい遊びの楽しさを共感し、様々な知恵を身に付けていくのですね。『人生出必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ」と言う本が今話題になっていますが、自分で考えて体験していく大切さを改めて感じました。

今日はきりん組さんの始めての「歩風里訪問」がありました。初めてと言うことで緊張して初めの言葉が出なかったA君をすぐさまB君が察知して、言葉を伝えてくれたと言う温かいエピソードがありました。頂いたお菓子をひよこ組に届けてくれたB君は、「すっごく緊張したけど一生懸命したらおじいちゃんやおばあちゃんが笑ってくれて拍手を一杯くれてうれしかった」とそのとき話してくれました。子どもたちはいろいろな場面でたくさんの人に支えられて温かい心を積み重ねていくんだなと感じて私の心も温かくなりました。

又、「わけっこしてね」と言ってきりんさんにもらったお菓子を食べていたひよこさんたちはふと「おねえちゃんにもあげる」と言って調理室に走っていきました。そして、調理師さんたちの口に「どうぞ」と言ってお菓子を入れてあげていました。「わけっこ」の楽しさ嬉しさ、温かさを感じ取ったひよこさん達はすごいなと思いました。

今日のこあら保育は、遊ぎ場へ行って遊びました。時々木陰で休みながら保護者と一緒に身体を動かして一杯遊びました。

遊んだ後は、年長さんが収穫したびわを皆で『おいしいね」と言って食べました。仲良しのお友達が増えて保護者の方もまた次回のこあら保育を楽しみにしておられました。

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