幼稚園の日記(ブログ)

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2015年2月21日 土曜日

 今日はフリースクールとして学研幼児教室の指導員の方による護身教室を開催しました。いつものフリースクールより、卒園児の参加が多く、最近の子どもが巻き込まれた事件に関心が高いということを実感しました。

 普段から月に1度以上の避難訓練を通し、身を守るために、自分たちがすべきこと、先生たちがすべきことを知っている子どもたちは副園長の話の中で「急に連れて行かれそうになったらどうする。」と手を引っ張られたT君は大きな声で「たすけてー!」と言うことができていました。そして、長期休みの前にいつも話してもらっている『イカのおすし』 『イカ』-いかない 『の』-のらない 『お』-おおごえで 『す』-すぐに 『し』-しらせる の話をしてもらいました。実は『イカのおすし』には踊りがあります。この歌はキラキラというグループが子どもを守るために作ったもので、楽しく踊りながら、自分の身を守る方法を覚えていきます。この歌でデビューしたキラキラさんは何度も三葉幼稚園にきて、子どもたちと一緒に歌って、踊って下さって、幼稚園児たちが松山市内での歌の普及に一役をになったいきさつがあります。

 さて、護身教室では、まず、「やるときはやる」「話を聞くときは聞く」「楽しいことはしっかり楽しむ。」を約束し始まりました。そして教室では「礼で始まり礼で終わります。」と正座で姿勢を正し、「黙とう」と目を閉じ心を落ち着かせ、「礼」「おねがいします。」といつもとは違う雰囲気に子どもたちは真剣にそしてやる気いっぱいな表情をしていました。

 今日、護身術で教えてもらったのは3つの技、3つの魔法の言葉です。

その1 片手で腕をつかまれた時は… 「へんしん!」

 手をつかまれた瞬間、その手を「へんしん」と思い切りあごのあたりに振り払います。ここで重要なのは、手をひねりながらすることと、ひねる方向です。それができると、お父さんでも手を振り払うことができていました。

その2 両手で腕をつかまれた時は… 「うんとこしょ!」

 両手で手をつかまれた時、反対の手でつかまれてしまった手を持ち「うんとこしょ!」と引き抜きます。大きなカブやいもほりのようにと言われると、上手に自分の手を引き抜くことができていました。

その3 胸をつかまれた時は… 「エイエイオー!」

両手で胸ぐらをつかまれた時は、つかまれた腕の間に「エイエイオー」と拳を高く上げると逃げることができていました。

 そして、この3つの技には共通する大切なことがありました。技が成功して絵が離れたときは『イカのおすし!』すぐに反対方向に「たすけてー!」と大きな声を出しながら逃げなければいけません。今日は保護者と子どもでしたのですが、最後にインタビューされたお父さんは「今日は護身術で娘に本当に手を外されびっくりしました。」と話されていたのが印象的でした。

 護身術を習った後、スポーツチャンバラを体験しました。

体の俊敏性を養うねらいがあります。」と説明されていたのが納得!打つ、よける、防ぐという動きをすることで筋力、洞察力、反射神経など様々なところが育つということを感じました。なんといってもスポーツチャンバラの時間はみんな目が本気!途中から保護者や教師も参加したのですが、大人までが本気になっていました。日頃のうっぷんを… とばかりにとても気持ち良さそうに叩いていました。

スポーツチャンバラでも「礼に始まり礼に終わる」といことで最後も「黙とう」と「礼」をして終わりました。

 今回の教室で教わったことはフリースクールだけで終わらせず、保育の中にも取り入れていきたいと思います。

 今日はいつもプレイルームでお世話になっている先生も指導員として参加してくださり、子どもたちも喜んでいました。楽しい時間を作って下さった先生方、ありがとうございました。

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