幼稚園の日記(ブログ)

 Home /幼稚園の日記(ブログ)

2014年9月19日 金曜日

今朝、子どもたちが戸外に羽の折れたトンボを見つけました。一人の子がそのトンボを優しく手に取って、飛べるように高く上げるとふわっと浮いたものの、すぐに地面に降りてしましました。「羽が曲がっているから飛べんのかな?」「死んでしまうんかな。」と心配そうに見つめていた子どもたちの姿に、「もう一度・・・」と祈るような気持ちで拾い上げ手を高くあげると、子どもたちの思いが通じたのかトンボは空高く飛んでいくことができました。年長のSくんと、年中のYくんは「大丈夫かな?」「行けたかな。」とトンボが見えなくなってもしばらく空を見上げていました。昆虫の命、動物の命、植物の命、人の命、生きているものすべての命について考え、大切に接することのできる三葉っ子であってほしいなと思うと同時に、SくんとYくんの優しい気持ちに教師も心が温かくなりました。

 

今朝、つりかんのそばで「先生、見ててね!」と呼び止められました。一つ目の輪っかに両手でぶらんとぶらさがりRくんが「これしかできんのよね。」とぽつり。それを見ていたAくんが「ぼくできるよ!」とすいすい向こうの端まで行きました。「Rもやりたいんやけど、無理なんよね。」と言うRくんとつりかんの練習をしました。体を支え、手を交互に話す練習、上手にできるAくんや年長のお兄ちゃんお姉ちゃんをよく見て特訓です!すると、Aくんが「魔法の粉をつけたらできるよ!」と教えてくれました。Aくんはいつも魔法の粉をつけて、魔法の手にしてからつりかんをしているとRくんに話して、ぱっとしゃがみこむと地面の砂を手にかけだしました。すぐRくんもAくんの真似をして手に砂をかけると2人とも手が真っ白でした!Aくんに「魔法の粉かけたけんできるよ!」と声をかけられたRくん、なんと一人で真ん中まで行くことができました!「すごい!!」とAくんや教師、周りにいた友だちに褒められたRくんは嬉しくなってその後もしばらくつりかんの練習をしていました。

今日AくんとRくんを見ていて、子どもたちの「いいな、やりたいな。」という気持ちを大切にしたいなと思いました。憧れの気持ちをもって新しいことやできなかったことに挑戦すると意外な結果が出たり、ためていた力を発揮できたりすることができるんだなと実感しました。

運動会の練習でも、副園長から「年中さんに負けないぞー!」と声を、かけられると途端に表情が変わってキラキラした目で「オー!!」と大きな声の出た年少さん。自分より体の大きなお兄ちゃん、お姉ちゃんに負けない!と張り切っていました。

上手に踊れる赤コースの年中さんがバルーンを使って練習している様子を「いいな。」「ぼくたち、私たちも頑張ろう!」と練習していた青コースの年中さん。今日、バルーンの練習ができて喜んでいました。月曜日からも楽しく「もっと○○したい!」「次は△△したい!」と憧れと期待をもって運動会に向け活動してほしいと思います。

今日の手作り給食は「胚芽米、焼き魚、ジャガイモの煮物、ナスのみそ和え、バナナ」でした。幼稚園の農園で採れた秋ナスもそろそろ終わりです。しっかり味わって秋を感じています。

トラックバック
コメント (憧れの・・・。          うさぎ組 富田瑞穂 はコメントを受け付けていません)