幼稚園の日記(ブログ)

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2013年5月23日 木曜日

今日は朝から大反省でした。たたき染めのコーナーには、今日もたくさんの子たちが遊びに来ていました。しかし、葉っぱをはさんで、トントントンとたたいても、なかなか色が出ません。実は、昨日の遊びで余った葉っぱをそのまま机の上に用意してしまったので、葉っぱの水分が乾いていたのです。新鮮さを失った葉からは、色が出ないのは当然です。またやってしまった!と反省した教師たちです。新しい葉っぱを準備している所へ、副園長があるものを持ってきてくれました。桜の木の下に落ちているさくらんぼの実でした。木の実は少し手でおさえるとすぐにつぶれてとても鮮やかなピンク色の液が出るので、たたき染めで使うとすごくきれいな色ではっきりと色が染まります。1粒でたくさんの液が出るので、布にはさむ時に今までは半分折りだったものを、3つ、または4つに折り重ねてみたらどうだろう・・・と提案してくれました。6つに折ってやってみると、同じ形の模様が6つできました。「すごーい!!」とみんな拍手で大喜び、折り方を変えたり、並べ方を変えたりして色々な方法を試して、夢中になって遊んでいました。「ひらいたら蝶々の形になった!」と偶然できた形を喜んでいる年少児の姿もありました。たたき染めというよりは、これは『うつし絵』。また新しい遊びの形を見つける事ができました。そして、木の実が少なくなると、年長のA君が園庭に落ちている実を集めに行っていました。落ちている実だけでなく、木の上になっている実を見つけてビックボスにのぼったり、抱っこしてもらって手を伸ばしたり・・・最後には木に登ってとっていました。自分たちで材料を調達して集める姿もかわいく、とても楽しそうでした。「こんなにいっぱい集まったよ!」と得意そうなA君でした。

それから、ぞう組は今日ケアフル竹原を訪問しました。年長組になって初めての訪問で嬉し恥ずかし、緊張していた子どもたちですが、一緒に踊りをしたり、手遊びをしたりして、楽しく交流しました。今回初めて『玉入れ』のゲームをお年寄りの方と一緒にしてみようということで取り入れてみました。1人3枚ずつ新聞紙を持って、おじいちゃん・おばあちゃんの所へ行きます。「一緒に丸めて下さい。」と子どもたちからお願いすると、お年寄りの方も快く手伝って下さいました。真ん中の段ボールに狙いを定めてよーい、ドン!このゲームをするに当たって、新聞紙を1人3枚ずつとって横にまわす事だったり、お年寄りの方に自分の思いを伝える事だったり、数を数える時に2人で協力して数える事だったり・・・場面場面で力を合わせたり、考えたりするチャンスがいくつもありました。赤チームと黄色チームに分かれて、白熱の戦いとなりました。老人施設訪問では、考えて行動する事や相手に気持ちを伝える事など、この機会を頂いてたくさん成長させてもらっています。1年間を通して、もっと成長していけるように、頑張っていきたいと思います。

それから、園に帰ると、事務所横のびわがオレンジ色に色づき始めている事を副園長が子どもたちに教えてくれました。このびわの木は苗から植えて何年も何年もかかって、今年やっと実がなり、それもたくさんの実をつけたのです。びわの歌のように、抱っこし合ってうれているびわの実や、ロバの耳のような葉っぱを見て興味津々の子どもたち。今日はなんと『おまけ』で、うれているオレンジのびわの実を1個だけもらって、クラスのみんなで分けて食べました。「本当にやぎのお乳みたいにあまーい!」と言って、ほっぺに両手をあてて喜んで、また元気になったぞう組さんでした。これから、どんどん色づいていくびわの実・・・今後の生長が楽しみです。

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コメント (「木の実でうつし絵ができたよ」  ぞう組 岩城悠 はコメントを受け付けていません)