幼稚園の日記(ブログ)

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2012年10月11日 木曜日

 今朝は少し肌寒く感じるなか、子どもたちが元気いっぱい登園して来ました。門で子どもたちを迎えると、「おはよう!今日は寒いね。」と少し足早に保育室へと入っていきました。そんななか、早く登園していたたんぽぽ組のRくんとちゅうりっぷ組のSくんがブランコをしながらこんな会話をしていました。

Sくん 「寒いけん、秋やね。秋の次は冬がくるんよ。」

    「なんで知ってるの?」と副園長。

Sくん 「おじいちゃんが教えてくれたんよ。」

Rくん 「そうなん。それじゃ、秋やけん、雪遊びしよう!」

Sくん 「秋は雪遊びできんよ。雪遊びは冬よ!」

二人はこんな会話を交わしていたのでした。おじいちゃんが孫のSくんに掛けたであろう季節の移り変わりの話をSくんはきちんと理解していて、今朝のちょっぴり感じる肌寒さと結び付けていたようです。子どもたちにとって、おじいちゃんの存在というものが大きいということに気づかされました。

               

 今日は、先週の「流しそうめん」の遊びから、さらに新しい遊びが砂場で行われていました。副園長が以前使っていた流しそうめん用の竹を持って来て、子どもたちが使いやすい長さに切ってくれました。それをみつけた年長児たちは、早速といをつないで遊び始めました。といのつなぎ目を高くするために、竹や木材を使っていましたが、たくさん遊び込んだ経験のあるくじら組のNくんは、身近にあるキャリーや鍋、椅子を運んできて、ちょうど良い高さにつなぎ目を置くことができていました。そんな様子を近くで見ていた年少児たちも、仲間に入れてもらって水を流したり、「ちょっと持っていて。」と年長児からお手伝いを頼まれて、しっかりと役割をこなしたりしていました。そのなかで、すみれ組のKくんは、といのつなぎ目から水が漏れていることが気になって、その部分に小さな板を差し込みました。すると、水漏れはしなくなって年長児たちも気づかなかった大発見になりました。今日の活動を見ていると、私たち教師では教えきれないものを子どもたちは発見し、それを自分たちで解決していきます。私たちはそんな子どもたちの手助けを少ししてあげることが大切なのだと改めて考えさせられたのでした。

         

         

 最近、ひまわり組ではごっこ遊びが盛んになっています。9月末に初めて絵本の貸し出しを経験した子どもたちは、たくさんの絵本の中から自分の好きな絵本を借りることができたことがとても嬉しかったようでした。今日も給食台の上に、たくさんの絵本を並べて本屋さんごっこが始まりました。「いらっしゃいませ。」「どれにしますか?」と店員さんとお客さんになって楽しんでいました。Sくんは、絵本を買うためにはお金が必要だということに気づくと、裏紙にパステルで丸や数字を書き始めました。お金のやり取りもできるようになったことで、本屋さんごっこはさらに楽しくなっているようでした。

         

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