幼稚園の日記(ブログ)

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2012年4月21日 土曜日

 今週は暖かく過ごしやすい日が続きました。そんななか子ども達は大好きな友達や保育士と一緒にたくさん遊びました。新規に入園した子ども達は、新しい生活が始まり、まだ2週間ほどしかたってませんが、少しずつ自分らしさを出し、また違った一面を見せてくれます。最初は在園児達も、新しく来た友達の名前を覚えるまではあまり関わろうとしませんでした。しかし今では、名前を呼び合い一緒に遊んだり、お話をしたりと当たり前のように関わって遊んでいます。新しく入った年齢の低い友達の世話もいそいそとしています。そんな子ども達と一緒に今週は外で体をたくさん動かして遊びました。そのなかでもかけっこは子ども達のお気に入りで「よーいドン!」が大好きです。「よーいドン!」のかまえも一人前で、いつの間にか足が速くなっていたのにも驚くばかりです。先日まで歩くのが精一杯だった子ども達が、保育士の腕まで飛び込んでくるのにそんなに時間がかかりません。一生懸命腕を振り、にっこにこのお顔で走ってくる子ども達の様子は何とも言えないかわいらしさでいっぱいです。年齢の低い子から高い子までみんなでするかけっこには年齢差による心の発達が見られるようになりました。足取りのしっかりした2歳9か月のRくんと先日までよちよちと歩いていた1歳6か月のHちゃんが一緒にかけっこをすると何回しても先にゴールするのはRくんでした。すると急にRくんが「なんでHちゃんは遅いの?赤ちゃんやけん?」と聞いてきました。「そうだね。Rくんよりも小さいから走るのもRくんより遅いかもしれないね。がんばれ!って言ってあげたら?」と保育士が言うと、Rくんは「またよーいドン!する。」と言ってHちゃんを連れてスタート位置に行きました。次の「よーいドン!」の合図でRくんは、Hちゃんと同じスピードで走り横で手を叩きながら「がんばれ!」と声をかけていました。保育士のいるゴールまで「こっちよこっち!」 「はやくはやく!」 「がんばれー!」など様々な声かけをしながらHちゃんについて走るRくんの後押しにHちゃんはいつもよりもにこにこで声をあげて笑いながらゴールへと向かっていました。自分の方がお兄ちゃんであるという意識を持って小さい子を思いやる気持ちが芽生えてきた2歳児ですが、その行動力や発言に時々驚かされます。私の思っている以上にお兄さん・お姉さんになるんだぞ!という意識が高いことを感じさせられた一瞬でした。まだまだ甘えん坊で、自己主張の強い2歳児ですが、その子達らしさをしっかりと見ていきながら関わりたいなと思いました。

     

 外でたくさん遊んで帰ると、子ども達のお茶会が始まりました。ぴよぴよの部屋に手作りの小さなかわいいちゃぶ台があるのですが、そこに何人かの子ども達がままごとのコップとみかんやカニなどの食べ物を並べて、静かにお茶を飲んでいました。「かんぱーい!」とコップを友達のコップにぶつけてから、お茶を飲むのが子ども達のルールです。「おいしいね」 「みかんどうぞ!」など口々に会話しながらお茶会ごっこが進んでいました。真似っこ遊びがごっこ遊びに少しずつなってきて友達とのかかわりがぐーんと増えたような気がします。

  

 水曜日にぴよちゃんのお部屋に新しいマットを副園長が買ってくれました。春らしい色の鮮やかなマットにすぐに気づき「なんだろう?」と集まってきました。マットがお部屋にひかれた瞬間子ども達は一斉にマットの上にのり、嬉しさのあまりぴょんぴょん飛び跳ねて「やったーやったー」 「わー!」とおおはしゃぎ。 しばらくは上にのって跳んでみたり、たくさんの動物の絵が描かれているので動物さがしをしたりと大興奮の状態でした。とっても気持ちがよく思わず保育士もゴロンと寝ころびたくなるマットです。お昼寝の時間も忘れてはしゃいでいる子ども達に副園長が「マットにねんねしてごらん」と言うと次々と寝転がり「気持ちいいね!」 「ふわふわ」などとおしゃべりしていました。そのマットは子ども達のお気に入りで遊ぶとき、お集まりのときなど、いつもマットの上でしています。とってもとっても嬉しい様子の子ども達はすごくにこにこでした。

     

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