幼稚園の日記(ブログ)

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2012年2月16日 木曜日

 2日続けての雨で戸外で遊べなかった子ども達は今日は、所持品の始末を終えると待ってました!!と言わんばかりに戸外へ出掛けて行きました。「オニごっこしよう」と数人が集まり、じゃんけんでオニを決めていました。以前までは、どっちが勝ったのか分からない様子だったのですが、もうルールもばっちりです。「Aくんがオニね。」と言うと一斉に走って逃げていきました。遊んでいるうちにルールも分かってきてごっこ遊びを楽しめるようになってきました。

 サッカーのあそびのお部屋をしている子ども達が日曜日に大会に出場することになっています。そこで、園内で練習試合をしてみました。大会に参加しない年長・年中児がコートの周りに陣取って応援を始めると、年少児もぞくぞくと集まって来ました。年長児の応援団はポンポンを持ってチアガールも出現しました。ポンポンがないぞう組のAくんとBくん達は、「作ってくる!!」と言ってお部屋に帰ると、広告を筒状に丸めて、端をはさみで細かく切ってラップの芯にくっつけてポンポンを作り始めました。作っている4人は真剣な顔で黙々と作っていましたが、途中で外が気になるようでAくんは、「ちょっと見てくる。」とテラスから園庭を覗いてサッカーが続いていることを確かめます。そして「まだしよる?。」と嬉しそうに作っている友達に報告していました。ポンポンが仕上がると早速園庭に駆け出して行ってみんなと一緒に「頑張れー!」と一生懸命応援していました。無かったら作るという発想ができる子ども達の姿にさすがだなと感心させられました。

        

そのような大きな声援を背にサッカーをしている子ども達は張り切って試合をしていました。一生懸命ボールを追いかけてシュートする姿、転んでもすぐに立ちあがる姿、背の高い年長児の中でも必死でボールを取りに行く年中児の姿など、かっこいい子ども達の試合に私達教師の応援にも更に力が入りました。ゴールを決めると本人は勿論、応援をしている子もガッツポーズをして大喜びする姿に教師も思わずガッツポーズです。当日は保護者の応援も加わり、ますます気合いが入った子ども達の試合が楽しみです。

      

 年中児は来週することになっているじゃがいも植えの準備をしました。副園長にじゃがいもの種の話を人に結び付けて分かりやすく話をしてもらいました。種芋を切って灰を付けて乾かすことはみんなの傷がかさぶたができるとバイ菌が入らなくなるのと同じでしっかりとかさかさになるまで乾かして植えること、みんなも生まれた時はお母さんのおっぱいを飲んで育ち、少し大きくなると自分でご飯を食べることができるようになるのと同じで、じゃがいもも土の中では根っこができるまではお母さん芋から栄養をもらって、芽や根が伸びてくると太陽や土の中から栄養を自分で摂れるようになるということなどを話してもらいました。自分達と結び付けてもらったことで、よく理解して聞いていました。芽を大切にしなければ大きくなれないということも教わったことで、じゃがいもを切る時もじゃがいもを何度も回して見ながら、芽を傷つけないで切れるところを考えながら包丁で切っていきました。切った断面を見て「本当や!」と切り口からは汁が出ていてそれは、みんながけがをした時と同じということを理解したようでした。この切り口を乾かすことでバイ菌を予防することができるのです。子ども達は、来週じゃがいもを植えることを期待して降園していきました。

       

       

 今日、すみれ組では欠席者が一人もいなくて27名全員がそろっていました。そこですみれ組もあと少しで年中さんになるという話をすると、みんな目をキラキラさせて話を聞いていました。室内の遊びが多かったこの2日間絵を描いて楽しんでいた子ども達の姿が多く見られたのでみんなで自分の絵を描いて黒板に飾ることにしました。紙いっぱいにパステルで顔を描いて、はさみも上手に使って絵に沿ってきれいに切り取りました。黒板に貼った虹にみんなの絵を飾っていくと「あった!!」「あれが私のよ。」と友達と指を差しながら眺めていました。たくさんの友達ができて、元気いっぱいのすみれ組もあと少しです。次は年中さんになってクラスの友達も変わります。一日一日を大切にしてすみれ組での思い出をたくさん作っていきたいと思います。

      

    

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