幼稚園の日記(ブログ)

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2009年5月1日 金曜日

昨日の朝、戸外環境を設定している時古森先生が泥場からこぼれた土をくわで戻している姿を見て、私もやりたいと思いスコップを持ってかけつけました。泥場を見ると土が23メートルも外に流れていて、子どもたちにとって遊ぶ環境ではなくなっていました。いち早くそのことに気付いた古森先生は一生懸命土を戻しながら私にたくさんのことを教えてくれました。土を入れていくことで子どもが遊びやすい環境ができ、遊びが発展していくということ、私たち教師は心を込めて体を使いどんなに大変なことでも環境作りをしていくことが、あいうえおを教えるよりも大切なことであり、これが三葉幼稚園の保育であることを教わりました。環境による保育を毎日現場で教えていただいているにも関わらず、なかなか自分がいろいろなところで気付かず悔しく思っています。

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 そして今朝、泥場をのぞいてみると年中児の男の子が土の中に手をつっこんでいる姿を見ました。私はこれを見て、「あっ!古森先生が言っていたのはこのことなんだ」と思いました。というのも、土を盛り上げた時に土がとてもふかふかになっていたからです。普段の土は子どもたちが踏み込んでかたくなっているのに、手を少し加えただけで、子どもたちが土の感触が変わったことに気付いてくれたんだと思いました。今度は、子どもたちと土のことについて話してみようと思います。この三葉幼稚園の泥場の土と砂場の砂は、特別な物であるということも、三葉で働くようになって初めて分かりました。泥場の土は、真土で何度もふるいにかけられて業者さんがダンプで運んできてくださっています。又、砂は瀬戸内海では採れず、年に1回、九州の海からこの三葉幼稚園に持ってきてもらっているのです。

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 このように多くの人の手にかけられて運び込まれた土や砂を使って遊ぶ三葉の子どもたちは、とても幸せだなと感じました。そして、環境による保育の大切さとその、あり方を今後も学んでいきたいと思います。明日から長い連休に入ります。この5日間の連休でいろんな人に出会い、いろんな遊びを経験することと思います。また連休明けにみんなのたくさんの笑顔を見れたらいいなと思います。

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