幼稚園の日記(ブログ)

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2011年12月3日 土曜日

 今日は雨天にもかかわらず、つき1回のフリースクールを楽しみにしてくださっている152名の方が参加してくださいました。

 うどんは何からできているのかな?うどんの原料『小麦粉』はどうして伸びるようになるのかな?小麦粉で他にどんなものができるかな?というテーマのもと、恒例の教師達による寸劇で始まりました。小麦粉の中には、グリアジンとグルテニンという小人がいて水と人の手によってグルテンに変身するという過程を説明していきました。子ども達はしっかりと内容を聞いていて、水が小人達の粉の中に入れずはじき出されている様子を見て、すかさず、年長児のAちゃんからは、「じゃ水を増やしたら!」との意見が。あわてた教師達は急遽水役となり劇の中へ突如乱入。しかし、水が多すぎるとやわらかくなり過ぎるということにも劇の中で気づくことになるのです。最近は副園長だけではなく子ども達からも適格な質問を受けて教師達はたびたび慌てる事があるのです。

            

 また、ぺったんこになったうどんの生地を切る場面では細い麺に合わせて太い麺役になった教師を半分にしようという副園長の声で半分に切ることになりますが、そこはナイスアドリブで切り抜け大爆笑となりました。涙あり、笑いアドリブありの寸劇もなんだか有名に?なってきたといううわさは本当?でしょうか。

 また、副園長がグルテンでできた麩を見せて、麩にはグルテンというたんぱく質でできていること。おうどんや味噌汁に入れると栄養があること。必ずお野菜と食べることや浸し染めでできた髪の毛のカラーも自然物を使うとたんぱく質とくっつき、人に優しいことを話し、人間はやはり自然物と共存していることに改めて気づくことになりました。

      

 今回は参加者の家族単位でグループを作り、16グループに分かれてうどん作りをしました。

 学年も様々で入り混じってうどん作りを進めていく中、グループの保護者同士が仲良く力を合わせて作られる姿が見られました。お父さん同士が仲良くなり、ますます、グループの団結力が強まっていた様です。

 Aちゃん一家は皆うどんが大好きで今回2回目の参加で前回は失敗したけれど今日は美味しいうどんが作れたので家に帰ってからまた挑戦します。と言って張り切っておられました。また、Bグループのお父さん同士では香川県がふるさとということで「さぬきうどん」の話で盛り上がりながら、生地をこねていました。そして、T君の家にはホームステイに来ている中国の留学生も一緒にうどん作りを楽しんでいただきました。その感想は「自分が作ったおうどんだったのでとても美味しかった。」「子どもにとっても子どもにとっていい経験だな。」と言って喜んでおられました。

 うどんの生地を作るには、とても力がいるという事でどのグループも汗をかきながら交代で力一杯、こねたり伸ばしていました。また、生地を足で踏む場面では、子ども達が順番に並んで自分達の出番を待っていました。

         

                

 教師達の説明不足と不手際があり、うどん作りの説明が適格に伝えられなかったにもかかわらず、保護者の方は、グループの友達と和気あいあい、とても楽しそうに生地作りを楽しんでおられました。

 さて、生地ができ上がり、次々と運ばれてくる調理室では、副園長チームが手際よくうどんをゆがき、手づくりかき揚げと共に、各グループのもとへ届いていきました。

 中には「すいとんうどん」や「マカロニうどん?」もあり種類も様々でしたが愛情いっぱいの心のこもった皆の手づくりうどんは何よりも美味しかったのではないでしょうか。

         

 どのグループも最高の笑顔で美味しそうにあつあつのおうどんを食べていました。また、おうちでも子どもと一緒に作ってみられる事でしょう。子ども達からまた話を聞くのが楽しみです。皆さんも「さぬきうどん作り」に挑戦してみませんか?

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コメント (「うどんをつくってたべよう!」  ひよこ組 吉本多恵子 はコメントを受け付けていません)

2009年10月18日 日曜日

 今日は、10月のフリースクールの日でした。収穫の秋ということで、今回は秀野邸の畑でお芋掘りを楽しみました。また、建築160年の秀野邸の建物見学も行いました。

 AM9;30、参加者は、屋外遊戯場から幼稚園バスに乗って秀野邸の近くまでやってきました。細い道を通って少し歩くと、土塗りの塀に囲まれた秀野の屋敷が見えてきます。昔ながらの風景に目を輝かせて、保護者の方も、子どもたちも、興味深気に辺りを見回していました。門をくぐると、立派なお屋敷が目の前に現れ、「おぉー。」と、感嘆の声をもらす方もいました。まずは、お庭見学をして、木の実やどんぐり集めをしました。たくさん拾った物をお母さんに見せては、「すごーい!」と、親子で喜びを共感し合っている姿が見られました。せみの抜け殻や、せみの死骸が落ちているのを見つけて、夏の終わりを感じ、もう秋になったんだなぁ・・・と、しみじみ実感しました。 

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 全員到着したところで、『木の実の音あてクイズ』をしました。椿の実を手のひらで覆い、少し振ると、「カラコロカラコロ・・・」と、とても心地よい音が響きます。小さなどんぐりの実は、すごく小さな音でしたが、「カラカラ・・・」と、かわいい音を響かせました。最後の音は、「カチカチカチ」と、なんだかあやしい音をたてていて、みんな何の音だろうと、首をかしげていましたが・・・正解は木の実ではなく、『石』がぶつかり合う音でした。教師のちょっとした遊び心に、子どもたちも「やられた!」という表情を浮かべていました。秀野邸には、昔ながらの古い道具がそのまま保管されており、まさに時代劇で見るお屋敷そのものが残されています。当時使われていた農機具、木の先をさいて作られた筆、木製の冷蔵庫、合わせ鏡や糸車など、テレビや本でしか見たことのない珍しい道具を見て、みんな副園長のお話をうなずきながら興味津々で聞いていました。実際に屋敷の中に入ってみると、家を支えている骨組や柱、天井に備え付けられている大きなはしごなども全て丸見え!!ふすまを開けると、たくさんの部屋が見渡せ、なんだか懐かしい気持ちになります。愛媛県には、御三家といって、重要文化財に指定されるくらいの屋敷が3つあって、豊島家、渡部家、そしてこの秀野家があります。(豊島家・渡部家は重要文化財に指定されています。)3つとも、部屋の作りなどはほぼ同じですが、ここまで骨組や天井の様子が見えたり、道具がそのまま保管されていて、自由に見たり触ったりできる所は、秀野邸だけだそうです。広い部屋の中に嬉しそうに入っていったR君をお母さんが必死に探していたり、逆に、お父さんがかくれんぼをして、Yちゃんがちょこちょこ探しに行くほほえましい光景も見られました。なんだか遊んだり、寝転がったりしたくなる、気持ちのいい時間でした。

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 そして、畑のお芋掘りに移動しました。すると、そこにはいつもは見ることのできないお芋の姿がありました。今日は、お芋掘りの全てを体験してもらいたくて、芋のつるやマルチを残したままにしていたのです。長く長く伸びたつるを見て、「うわぁ。」と、驚きの声をあげる子どもたち。教師全員のパフォーマンスにより、『芋のつる長さ競争』が行われました。途中からは子どもたちも応援に入り、一緒になってひっぱりました。そして、つるの長さで1番になった私のチームは大喜び!・・・ですが何ということでしょう。実際にお芋を掘ってみると、細長いひょろひょろとしたお芋が1個だけしかついていませんでした。隣や、真ん中のチームは、大きなお芋がどんどん掘られていて、見ている人たちからも拍手喝采でした。よく見ると、大きな芋が掘れたつるの根元はとても太いし、つるの数が多いほど、たくさんのお芋ができることが分かりました。また、10本つるがある芋からは、10個のお芋が掘れる、といったように、つるの数と、お芋の数が同じになるという、新たな発見もありました。1本のつるが1個のお芋を作るという、自然の役割があるんですね。私たち教師もまだまだ知らないことが多く、自然から教えられてばかりだなぁ、と思いました。

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 今日は、一家族2株をおみやげに持って帰りました。たくさん持って帰りたくて、つるの数を見定めてから掘る、ちょっと賢いH君家族の姿も見られました。みんな袋いっぱいにお芋をつめて、満足そうに持って帰っていきました。

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 今回のフリースクールと、11月のフリースクールは、シリーズものになっています。今回参加された方は、11月は今回とれたお芋で焼き芋をします。また、ダンボールや木の実を使って、飾り炭作りを行いますので、お楽しみに☆

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コメント (「収穫の秋♪」  うさぎ組 岩城悠 はコメントを受け付けていません)

2009年8月29日 土曜日

 本日のフリースクールは、流しそうめん及び水と遊ぼうという内容で楽しみました。まず、恒例の劇です。教師達の劇の中では、水を入れた容器を押して圧力を加えたり、引いたりすることで物が沈んだり、浮いたりすることを水の小人と魚にたとえて演じていきました。これは、アルキメデスの法則の応用ですが子ども達は、とても興味深く見ることができました。また、池の片方を開けて後方を押すと水の小人さん達は池から飛び出して低い方へ流れていきました。これは、水鉄砲と同じ原理です。そして、水は、どんな時も水面は水平面になります。そのために高い所から低い方へ流れ込んで水の力はとっても強く、流しそうめんもそれを利用したものです。

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 劇を見た後は、副園長が更に水の不思議や水の力、生きていく為に水があるけれど時には、ルールを破ると災害になって自分達に返ってくることを話してくれました。水は大切で必要なものです。これからも、ルールを守りながら共存していきましょう。

 いよいよ、お待ちかねの流しそうめんです。子どもも大人も一緒になって笑顔いっぱいで「美味しい、美味しい」と食べる様子がとても微笑ましかったです。とくに、付け合せのナスとゴーヤの甘辛炒めは、大人気でした。もちろん、この付け合せは料理博士の副園長が作ってくれました。流しそうめん以外にも作るコーナーとして「動く魚」「水車」「舟」そして、遊ぶコーナーとして「水鉄砲」「足水」「噴水」があり、とても大人気でした。動く魚ではペットボトルの中の魚が上手く出来ず、親子が試行錯誤する姿が見られました。お父さん、お母さんが童心に返って夢中になって作る姿を見てとても嬉しくなりました。きっと子ども達も嬉しかったと思います。

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 みなさん、熟したゴーヤの中を見たことがありますか?外観は、黄色で中は、真っ赤に熟した種があるんですよ・・・この赤い種って甘くておいしいんですよ。

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 今日のフリースクールは、発見、驚き、不思議がいっぱいでした。帰る時の子ども達の表情、そして、保護者のみなさんの表情が笑顔いっぱいだったことを見て嬉しくなりました。

           ♪付け合せのナスとゴーヤの甘辛炒めのレシピ♪

 1.ゴーヤは、たて半分に切って種と綿をきれいに取り除きます。                             白い綿は、スプーンなどで、できるだけそぎとります。(苦味をとる為)

 2.1のゴーヤを半月に12mmに切って塩をしておきます。

 3.その間にゴーヤを湯通しするお湯を沸かし。ナスを切ります。

 4.ナスは、34cmの輪切りにしたものをたて半分に切りそれを4等分程度に切り、拍子切  りにします。

 5.塩にしていたゴーヤを水を3回程、取り替えながら洗います。

 6.洗ったゴーヤを沸騰したお湯にさっと通し、水で冷やして打ちあげて軽くしぼっておきます。

 7.ナスをゴマ油または、サラダ油を多目に入れた鍋で色が変わるまで炒め、更にゴーヤを軽く炒め、酒、砂糖、しょうゆで甘目に味付けをします。ご飯にも、そうめんやうどんにも合います。

               ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

             ☆塩崎先生が来られました☆

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      ♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪

 ※皆様のご協力により、沢山の廃油が集まり、24時間テレビのチャリティーに本日、届けることができました。心からお礼申し上げます。

 (本日の午後11:40過ぎと明日のもぎたてテレビに出る予定です。) 

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コメント (「水と遊ぼう 水の不思議」  ぞう組 山田 美和 はコメントを受け付けていません)

2009年6月6日 土曜日

 真夏日のように晴れわたった青空の下で「つくってあそぼう」という企画でフリースクールを行いました。「どうして動くのかな?」「なんで飛ぶのかな?」という不思議を遊びの中で子どもたちが気付いて科学の楽しさを知っていけるように、劇で説明を入れながら進めていきました。劇では、作ったおもちゃの動き方や飛び方は空気の抵抗によって違うことを教師達が日頃使っている遊具や用具と関連して組み込んで説明していきました。

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飛ぶ物ではブーメランやフリスビーにまじっておまつり忍者が手裏剣を投げながら出てくるなど子どもたちは大喜びでした。又、科学的な説明ということで副園長が「フリスビーは下はまっすぐだけど上の部分は丸くなってるんだよ。これはね、飛行機も同じだし、鳥さんの頭も速くとぶために丸くなってるんだよ。」と説明してくれました。今朝、私は作って色を塗っていたときに“どうして形が違うんだろう”と思っていたのですが、副園長の説明を聞いて“あっ!そうなんだ!!”と納得して理解することができました。てんびんばかりの説明では、実際に子どもたちにも参加してもらって棒にぶらさがって重さをはかると年少児にも分かりやすく、どうして下がったのか、どちらが重いかに気付くことができていました。各コーナーに分かれておもちゃを作っているときには、年少児には難しいところもありましたが、お父さん、お母さんと協力して一生懸命取り組む姿がありました。その中で、Yちゃんのお父さんはてんびんばかりの中心を一発で見つけることができ、傾くことなく平行にすることができて、思わずそのコーナーにいた人たちは全員で拍手をしました。ロボット作りのコーナーではHちゃんの小学1年生のお姉ちゃんがパックを横にしてワニを作っていました。また、カタパルトのコーナーでは、E君の小学1年生のお兄ちゃんが弾の大きさを変えて色々なものを作り、どれが1番飛ぶのかを考える姿もありました。卒園してまだ3ヶ月足らずなのに幼稚園でたくさん遊んだ経験を生かして新たに発想することができることにとても感心しました。これが、三葉っ子のパワーです!!

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おもちゃができあがった子どもたちは、自分で作ったものをお友達と飛ばしてどちらが飛ぶか競い合ったり、説明に使った遊び道具を実際に使って遊んでみて、作ったものとの動きを比べている親子もいました。

 幼稚園でやっている身近な遊びを取り入れ、てこの原理や空気の圧力を感じたあと子どもたちの大好きなシャボン玉と叩き染めのコーナーが出てきました。子どもたちは興味津々で集まってきて、石鹸をこすり、粉を集めてお湯を入れてシャボン液を作りました。作ったことのある年長児は「これやったことあるー。」と言って自分達で作っていましたが、年少児は石鹸が多すぎて固まっていたり、お湯を入れすぎて水っぽくなったりしていました。何度もやり直すうちにシャボン玉ができてきて、帰る頃にはお母さんも楽しそうに飛ばされている姿が見られました。

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今日はお父さんの参加も多く、子どもたち以上に保護者の方が真剣で親子で楽しんで頂けたのではないでしょうか?このフリースクールは私達教師もとても楽しく勉強することができています。次回も沢山の参加をお待ちしています。

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コメント (フリースクール「つくってあそぼう」 “科学ってなに?”        ちゅうりっぷ組 細川渚 はコメントを受け付けていません)

2008年11月22日 土曜日

 今日のフリースクールでは、「柿」をテーマに、縄をなう所から自分たちで体験していき、「干し柿」を作っていきました。好例の教師の劇では、「甘柿」と「しぶ柿」の違いや、しぶ柿を甘くする方法を説明していったのですが、以前、園でも経験のある子どもたちは、「干し柿にしたらいい。」とか、「皮をむがんといかん。」などと、手を挙げる姿も見られました。

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 みなさんは、「干し柿」の作り方を知っていますか?ここで作り方を教えたいと思います。 まず、しぶ柿のついた枝をT字になるように切ります。 次に、ヘタと枝を残して、できるだけ長く皮をむいていきます。(皮も食べれます。) 縄をなっていきます。長さは干し柿の数に応じて変えて下さい。 柿のT字になった枝を縄にはさみ込みます。(この時、長い皮は一緒にわらにつるしておきます。) 雨の当たらない、のき下などに吊るしたまま干して、時々手でもんで実をやわらかくします。 約2週間で食べられます。(押さえると、中心まで柔らくなったら食べごろです。) 今回参加して下さった保護者の方も、「干し柿作るのは初めて!」という方が多く、とても興味を持って取り組んで下さいました。特に、縄をなうコーナーでは、何度も何度もほどき直し、むきになって、子どもより真剣な姿も見られました。わらとわらをねじると同時に、手のひらでもねじっていくのが難しいようです。その横で、悠々と、「サッサッ。」と縄をなっていくぞう組のTちゃんの姿は、とても頼もしく見えました。他にも、保護者の手を借りずに、自分1人で皮をむいていた年少さん。皮を分厚くむいて、残って小さくなった柿を嬉しそうに見せてくれる姿は、とてもほほえましく思いました。親子で苦戦しながらも作る姿は、とてもあたたかくて、きっと甘くておいしい干し柿ができることでしょう。

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そうしている間に、熟したしぶ柿を見つけた古森先生が、手で皮をむいて、「これ甘いのよ。」と言って、口へ入れてくれたのですが、思わず「甘い。」と言ってしまう程甘くて驚きました。今までしぶ柿を食べた事がなかったので、今朝、興味本位で熟していないしぶ柿を少しかじってみたのですが、舌がヒリヒリするほどしぶかった柿が、日光に当てるだけでこんなに甘くなるなんて思っていませんでした。お日様のパワーに今日は又驚かされました。「この柿もみんなにも食べてもらいたいね。」ということで、帰りに、「甘柿」 「干し柿」 「熟したしぶ柿」を並べて試食をしてもらいました。熟したしぶ柿を食べた保護者の中には、「どうやって作るんですか?初めてしぶ柿を干し柿以外の方法で食べましたが、おいしいですね。」などと言う声も聞かれました。

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今日から約2週間。12月の6日辺りで、干し柿が食べられそうなので、毎日楽しみです。今日は家族の人数分の干し柿を持ち帰って頂きました。ご家庭で約2週間、テラスや軒先で見守ったり、時には手を加えておいしい干し柿にして下さい。

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コメント (「干し柿をつくろう!」  すみれ組 松田亜弓 はコメントを受け付けていません)

2008年9月13日 土曜日

 今日のフリースクールは”秋の虫を探そう”という事で、初めて園外に出掛けました。会場の総合公園には、虫とりあみと虫かごを持ってたくさんの子どもと保護者が参加して下さいました。

総合公園のさくらの丘に足を踏み入れると、一面緑の芝生、周りも緑の木、そして木の葉が風に揺れて、正に自然に五感で触れる事が出来ました。始めに、古森先生が一本の桜の木の下で拾った色も模様も違う何枚もの落ち葉を見せて自然の不思議に気づかせてくださいました。そして、今回伝えたかった、小さな生き物にも命がある事、私達はその命をいただいて生きている事、その命を無駄にしないで大切にいただき感謝する事などを話して頂きました。桜の木には、毛虫がたくさんいました。「毛虫はみんなにいい事してる?」という質問に、「してないよ。」と子ども達は答えました。園庭の桜の木にも毛虫がいて葉っぱを食べたり、時には触ると刺されたりする事を知っていたのです。しかし、毛虫のうんちが地面に落ちると、それが土の栄養になって草花が育つ事を教えられると、「へぇ!!」と感心していました。

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次は虫の鳴き声を聞いて何の虫か当てるクイズです。コードをペンでたどると、虫の声が聞こえる大型絵本から、マイクを通して次々ときれいな虫の声が聞こえてきます。子ども達は耳を傾けて真剣に聞いていました。普段聞きなれているのに、以外と分からないもので保護者の方も結構難しかったようでした。その中で例えばコオロギのオスは、メスを呼ぶ時の声は優しくきれいな声になる事など、おもしろい発見もありました。生き物についてみんなで考えた後さっそく虫とりがスタートしました。

まず子ども達が狙っていたのは、目の前をたくさん飛び回っているトンボでした。トンボを追い駆けて思いっきり走るRちゃんは、「草履はいたままじゃ遅いけん裸足で走る!!」と言って、全速力で走ってトンボを捕まえていました。中にはお父さんに網を取られて虫捕りがなかなかできなかったり、お母さんの方が虫捕りにに夢中になってしまったり、子どもよりも大人の方が童心にかえって楽しんでいる姿が見られました。

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また、幼稚園で虫とり名人のHちゃんが大活躍!! Hちゃんはたくさんのトンボやバッタを捕まえていて、それに気付いた周りの友達もいつの間にかHちゃんの所に集まって来て、ついて歩いていました。そんなHちゃんを観察していると、草むらを網のさおでたたいて虫を追い出して捕まえようとしたり、時には虫の鳴き声をまねて呼んだりなかなか巧妙な手段をとる姿が見られました。そしてHちゃんの頭の上にバッタが止まっていた時は、Hちゃんは虫を寄せ付ける何かがあるのかと不思議な気持ちになりました。そんなHちゃんは、周りに集まってきた虫が一匹も捕れていない年少児たちに「お前にやる!」とあげる姿も見られました。

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虫とりが終って、みんなの虫かごを見ると、とのさまバッタやいろいろな種類のトンボにアゲハ蝶等、たくさんの種類の虫が入っていました。そして、その虫たちをおうちに持ち帰ってどうするか、決して虫の命を粗末にしないようお母さん達と考えることを約束して、さよならをしました。1時間という短い時間でしたが子どもから大人まで充実した時間でした。

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2008年7月26日 土曜日

 今日は第2回目のフリースクールでした。みんなでエコしょうということで、今回は環境について考えてみました。昔と比べると、今は夏の暑さも厳しく、地球の温暖化が進行していることを日々感じています。

 今日はエコとはどういうものなのか、子ども達と考える科学でした。まずは恒例の劇です。劇を作っていく中では、どのように子ども達に伝えるか細かい所を考えていくと、難しく古森先生をはじめ、たくさんの先生にアドバイスを頂きながら進めていきました。「みんなでエコしょう」の歌のように、・エアコン温度は適切に ・蛇口はこまめに閉めましょう ・車の発進ゆっくりと ・買い物するならエコ製品 ・いつも持ちましょうエコバック ・こまめに抜こうコンセント など劇を通して地球が病気にならないように、今実行しないといけないことを改めて感じることができました。また、R児は劇を見て、今自分ができることは、何か問いかけると、「木や花を育てる」と答えました。今の地球を良くすることができないとしても、これ以上、進行しないようにみんなで気をつけたいと思います。

 遊びの中では、モビールを作り、割り箸を再利用して風を感じて、目で涼しさを感じ、船作りでは、牛乳パックやわごむを使ってプロペラで動くものを作り水の中で試して遊びました。その中でプロペラの巻き方によって、前進したり、後進したり方向が変わるなど、子ども達が気付くこともできました。そして一番の人気は砂場に造った足湯ならぬ足水です。冷たい井戸水を張った小池の中央には竹で作った石打があって、子ども達が水を流し込むたびにコットンと跳ね上がります。

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 何よりものメインはそうめん流しです。大人から子どもまで、水の流れを目と音で涼を感じ、そして味わって涼を感じ、夏を楽しみました。また、「きゅうり、冷凍トマト、なす、かぼちゃ、しょうが、ねぎ」など夏の野菜を氷の上にのせて涼を感じる薬味もたくさんありました。とても具だくさんで夏バテ解消にも役立ったことと思います。毎年楽しみにして参加してくださる保護者も増え、参加できなかったお友達にお土産を作る姿も見られました。これからも、便利なものに頼るのではなく、環境について、1つひとつ見直しながら少しでも地球に優しい生活ができるよう心がけていきたいです。

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コメント (「みんなでエコしょう!」         ひまわり組 中村 理香 はコメントを受け付けていません)