2025年12月6日 土曜日
今週はぐっと気温も下がり、冬を感じる日々でした。風は冷たくなってきましたが、子どもにとってはそんなの関係な~い!子どもは風の子!!元気いっぱい登園してくる子どもたちです。
木曜日、廃材遊びをしました。箱の中に入っている廃材を自分で選び「これはどうしようかな?」と考えながらセロハンテープやシールをペタペタ貼り、楽しんでいました。
箱と箱をセロハンテープでくっつけるやり方を覚えていたKくんは今日も立体作品を作っていました。空箱とトイレットペーパーの芯を上手にセロハンテープで止めると、シールコーナーに移動して、作品を”おめかし”していました。出来上がった作品を嬉しそうに見せてくれる表情はとても誇らしげでした。
セロハンテープを適度な長さまで引っ張って切る事、好きなシールを貼るなど指先を使って考えて遊んでいる姿も見られるようになりました。
そうしているうちに、外から煙のにおいがしてきました。保育教諭が3階から園庭を見ると、幼稚園の先生や園児たちが集まって「たきび」が始まっていました。「やきいも」です。楽しそうに外を見ている保育教諭のことが気になる子どもたちは、「自分も外を見たい!!」と精いっぱいアピールしてきました。
そこで、「やきいもを作ってるんだよ!」と伝えながら、1人ずつ順番に抱っこして「やきいも♪やきいも♪」と歌いながら見せると、子どもたちは嬉しそうでした。
Aくんは廃材遊びで作った双眼鏡を持ってきて「見る見る!」と言うので、抱き上げるとサッと双眼鏡を覗き、園庭の様子を見ていました。その姿は可愛くて笑ってしまいました。Oちゃんは以前、古森先生が事務所のストーブで作ってくれた「やきいも」を食べるとき、半分に割ったのですが、その時に見た湯気を覚えていたのかな??焚き火から上がる白い煙を見て「ゆげ??」と保育教諭に尋ねてきました。「けむりだよ!」と伝えると「けむり??」と不思議そうな表情になっていました。焚き火の火を見て「あっちっち??」と聞いてくる幼児もいて、幼いながらも、今まで経験したことは、覚えているのだな~と感心しました。
「ひよこ組も園庭に出て、近くに行って見てみよう!」と大急ぎで帽子を被って準備をしました。帽子がうまく被れずに困っていたSくんに気付いたYちゃんは、そっと帽子を被るのを手伝ってあげていました。そのほほえましい姿に嬉しくなりました。
園庭に行くと、年長さんたちが手をつないでひよこ組の子どもたちを「やきいもスペース」までエスコートしてくれました。「こっちが見えやすいよ!」「こっちにおいで」「見える?」とあちこちから聞こえてくる優しい声に嬉しく、感動しました。(ひよこ組だったIちゃんにKちゃん・・・こんなに優しく思いやりを持てる子に成長していて感動です)
しばらく見て、焼きたて熱々のやきいもをもらって部屋に戻りました。給食の時間が近づいていたので、やきいもはおやつの時間に食べることにしました。それまで少しでもホカホカで食べられるように、アルミホイルで包み直し、新聞の布団で包んで保温の入れ物にいれ、お昼寝してもらったやきいもです。
子どもたちのお昼寝が終わり、おやつの時間に、ほんのり温かいやきいもを食べました。とてもおいしかったようで、普段おかわりを欲しがらない幼児がお皿を持って「おかわりが欲しい!」とアピールしていました。
12月5日は保育園の「おたのしみ会」がありました。数日前から、三角帽子を被って遊んだり、お部屋にはツリーを飾ったり、クリスマスの音楽を流したりと、楽しみな雰囲気を作っていきました。
まずはみんなが大好きな「アンパンマン」の手遊びをしました。「こんこんくしゃん」や「どんぐりころころ」も毎日のようにしている手遊びなので、歌も振りもとても上手な子どもたちです。「きらきらぼし」では、マイクを向けられても、上手に堂々と歌い、少し驚きました。
古森先生のお話は、サンタさんと会話しながら、子どもたちの優しく語りかけ、子どもたちがワクワク、楽しく会に参加できるようにお話してくれました。
保育教諭の出し物は、子どもたちも大好きな絵本「いーれーてー」のペープサートです。お弁当箱の中におにぎりやたまごやき、ブロッコリーなど様々な食べ物が「いーれーてー」と呼びかけて、「いーいーよー」と応える、子どもたちとの掛け合いがとても可愛い絵本です。保育教諭が「野菜が嫌いだから、お弁当箱に入れない!!」と言うと、Hくんが「だーめーよー!」と言って前に行き、トマトをもぐもぐ食べる仕草を見せてくれました。するとTくんも前に出ていき、お弁当のおかずを取って、もぐもぐして食べ終わると自分の席に戻っていました。子どもたちも少し参加して、ほっこりのペープサートでした。
お部屋の飾りには、サンタさんからクリスマスプレゼントを入れてもらう可愛い袋や、大きなくつしたが飾られていました。「中に何が入っているのかな??」と古森先生や保育教諭が覗いてみると中は空っぽ。「あれ~?ないねぇ~」と袋を逆さにして言うと、子どもたちも「あれ~~?」「入ってないねぇ」と残念そうに言っていました。古森先生が「おりこうさんにしていたら、サンタさんがプレゼント入れに来てくれるかな?おりこうさんにできる人~~?」と聞かれ、一番大きく返事したのは保育教諭でした(笑)もう一度聞かれると、子どもたちも手を上げて返事をしていました。プレゼントが届くのを楽しみに、毎日大きなくつ下の中をみんなで確認しようと思います。
2025年11月29日 土曜日
朝晩は寒くなってきましたが、子どもたちは元気いっぱい、笑顔いっぱいで毎日登園しています。いろんな事が出来るようになったもも組の子どもたちは、今自分でズボンを履く事を頑張っています。出来なくてもやろうとしている子、片足だけ入る子、おしりの部分だけが上がらない子、さまざまですが、少しずつ出来るようになっています。やろうとしている時の真剣な顔、出来た時の笑顔はとても誇らしげです。作品展の作品作りで絵の具遊びを楽しんだ子どもたちにアルバムで使用する部品に絵の具で色を付けさせる事にしました。スモックを着ると絵の具遊びに繋がるようで、絵の具コーナーに笑顔で集まって来ます。保育教諭の「ちょっとまってね~」の言葉は耳に入らない様子で、すぐ指に絵の具を付けて我先にと台紙の前に座ります。他の友達の様子を見ていて、ダイナミックにしていると同じようにダイナミックにしたり、点々を描いていると点を描いたり、色付け遊びを楽しんでいました。触る事を躊躇していた子も他の子たちが楽しそうにやっているのを見て触ってみたりと、少しずつですが周りを真似ながら一緒にする楽しさを感じる事が出来ているんだなと思います。
体を動かす事が好きな子どもたちに大型積み木を平均台の様に歩いてもらおうと部屋の隅に積み上げていると、それに気が付いた子が1個づつ運び始めました。それを見た他の子たちも運んできて並べていきます。そして、チョコンと並ぶように座ったので手遊びの曲をかけてみると、立っていた子もどうにか座り、手遊びを一緒にし始めました。気が付くと、どうやら先生役らしい子も出てきて、保育園ごっこになっていて微笑ましい場面を見る事が出来ました。言葉がはっきり出るようになった子もたくさんいて、上手に歌を歌いながら手遊びをしている姿を見ていると、自然と笑顔になります。やっと1歳になった子たち、そして2歳のお兄ちゃん・お姉ちゃんになった小さな子どもたちですが、いろいろな事を考えやってみようとして発達していく姿はたくましく思えます。友達と関わりながら遊ぶ事が増えている分、トラブルが沢山見られるようになりますが、その場面場面を見守ったり仲裁に入ったりしながら、友達と関わって遊ぶ事の楽しさを感じさせ、その中でおもちゃの貸し借りやルールの大切さに気付かせて楽しく過ごす事が出来るようにしていきたいと思います。昨日出来なかった事が次の日には出来るようになっている発達、成長が著しいこの時期の子どもですが、その形は様々です。一人一人の発達の姿を大切に過ごしていきたいと思います。
2025年11月1日 土曜日
先週の土曜日に保育園の運動会が行われたのですが、子ども達とまだまだ余韻を楽しんでいます。
当日、競技の途中で登場した「かいじゅう」をホールに出し、タンバリンをセットすると、すぐに何をするのか理解した子どもたちは上手に座って待っていて、名前を呼ばれるとスタートします。
かいじゅうが持っているタンバリンを「ぽん!」と叩き、かいじゅうをくるっと回って保育教諭の所まで戻ってくる遊びです。当日は大好きなお父さんお母さんの姿を見て、涙が出てしまった幼児が数名いたのですが、今日はニコニコ満面の笑みです!!(この笑顔をみてほしかったです・・・)
Yちゃんは「かいじゅうをくるっと回ってかえる」の言葉を聞いて、保育教諭のところに戻るまでに、走りながら自分がくるりと一回転し、さらに両手を胸の前でくるくると回しながら戻っていました。Yちゃんの色々な自分なりの「くるっとまわる」の行動にほっこり私たちも笑顔がこぼれました。
遊び終わってかいじゅうを片づけても子どもたちの「走る」は終わらず、そのまま保育教諭のところまで「よーいドン!」を何度も楽しみました。
実は、もう一つの目標の「ひよこ」にもちょっとしたしかけがあったのです!運動会では帽子をかぶったままだったひよこは、ピンクの耳付き帽子を脱ぐと、中は空洞になっていたのです。帽子を脱がせると大きな穴になっていて、子どもたちはますます興味津々です。ちょうど子ども一人がすっぽりと入れるほどのサイズで、何より箱があるとすぐ中に入りたいとアピールする子ども達なので順番に入ってみることにしました。中に入ると、体を小さくしてかくれんぼをして、「ばあ!!」と顔を出し、友だちと笑いあい楽しんでいました。
最初の自由遊びで楽しんだ「ボールぽっとん」や段ボールでのボール運びも友だちと一緒にしたりまだまだ「運動会ごっこ」を楽しんでいます。
みかん組では、集まって座ったときに「立ちましょう!ピッ。」「すわりましょう!ピッ。」と保育教諭の言葉で立ったり座ったりなど行動することをしています。この様子はとても可愛いのです。「ピッ!」と自分で言いなら立ち上がり、気を付けの姿勢をして得意顔です。
そして「おやますわり」にもチャレンジしました。少し前からやっているのですが、両足を抱えて座れるようになった幼児もいて「見て見て!!」と今の姿を見てもらおうとアピールをし、「じょうずね~~」と褒めてもらうととても嬉しそうな表情になります。
小さなことでも認められ、褒められると、また次への意欲につながり「次はどんなことにチャレンジしようかな??」という気持ちが芽生えてきます。これからも一人一人の「育つ力」を丁寧に見守っていきたいと思います。
2025年10月25日 土曜日
今日は待ちに待ったひよこ組の運動会でした。練習の時、古森先生に教えてもらった「がんばるぞーオー!」をしてホールへ出発しました。もも組は階段の登り降りがとても上手になり、いつも通りの様子でホールに上がって行きました。ホールへ着くと、遊ぶ物がたくさんあり、すぐに遊び始めた子ども達でしたが、ジャングルジムやすべり台、ボール遊びを友達と一緒に楽しんでいました。運動会開始の時間になり、座席に座ると、お手伝いの年長さんが来てくれて、一緒に手遊びをしている姿はとても可愛いかったです。

そうこうしていると、いつの間にか、お父さん、お母さんが座席に座っていてすぐに見つける子や何だかまだ分かってない子など、いろいろな反応がありました。プログラム1番の”ピカピカブー”では、泣いている子もちらほらいましたが、いつも踊っている大好きな曲が流れると、泣くのを止めて踊り始めました。小さなからだを一生懸命動かしている姿はとても可愛いかったです。
次の”スポーツダンス”は今朝古森先生が考えてくれて、プログラムに入れる事にしました。普段見てもらう事ができないスポーツダンスの様子を見てもらう事ができ、いつもと違う雰囲気だったので、いつもは名前を呼ばれて返事ができる子もできなかったり、手を挙げられなかったりする子もいましたが、サーキットでのしっかり堂々と歩いている姿はとてもかっこよかったです。片付けもみんなで色、形を揃えて上手に片付ける事ができました。もも組は色別に片付ける事を初めてしたのですが、お手伝いの年長さんに教えてもらいながら、片付ける事ができて満足そうでした。
毎年恒例の”先生どうぞ”では、いつも部屋で競走の様に取り合っているファイルを今日は1人ずつ古森先生から受け取って保育教諭の所に持って行きました。お手伝いが大好きな子どもたちは、古森先生からファイルをもらうと、可愛い笑顔で持って来てくれ、泣いていた子もその時だけは泣くのを止めて、持って来てくれました。2、3日前から歩く事ができるようになった子も一生懸命に歩いて来てくれ、すごく嬉しかったです。
踊り”ちびっこかいじゅうトテチテポ”では、みんなちびっこかいじゅうになりきって「ガオーガオー!」と言いながらかっこよく踊る事ができました。最後の保育教諭の所に「ただいまー」と戻って来てくれる笑顔はとても可愛く最高の笑顔でした。
“親子でよーいどん!”では、お父さん、お母さんと一緒に走りました。いつも仕事で一緒にいられないお父さん、お母さんに甘えて泣いてしまった子、一緒に楽しく走った子、お父さん、お母さんを置き去りにして走って行った子、たくさんの表現をしてくれました。私たち保育教諭に向ける笑顔とはまた違った笑顔をたくさん見せてくれました。
“親子の踊り”はお父さん、お母さんとたくさんスキンシップを取りながら、とても可愛いく踊る事ができました。「ぴよピヨ行進曲」の止まる所では「ピタッ」と言いながら笑顔で止まると、ジャンプしたり、抱っこでグルグル回してもらったり、追いかけっこをしてとても嬉しそうな子ども達でした。「おたまじゃくしの体操」では、れもん組はお父さん、お母さんに教えてあげているのかな?と思える位に堂々と踊っていて、最後のカエルになる所はとても可愛いカエルがたくさんいました。
最初の古森先生の話の中に「泣くのも表現」という言葉がありましたが、今日の運動会では今のありのままの子ども達の姿を見てもらう事ができたのではないかと思います。急遽、プログラムに取り入れた種目もありましたが、保護者の方々のご協力や年長さんのお手伝いのお陰で楽しい運動会になりました。たくさんの笑顔と可愛い姿を見せてくれた子ども達をたくさん褒めてあげてほしいと思います。保護者の皆様。本日はたくさんのご声援、ご協力ありがとうございました。
2025年9月27日 土曜日
登園してからの流れも、すっかり身についてきて、シール帳にシールを貼ったり、体温を測って検温チェックをしてもらったりしたあと、スムーズに荷物整理や身支度をする子どもたち。身支度を済ませた子どもたちは自分の好きな遊びコーナーに行ったり、デッキの前に行って流れている音楽に合わせて踊るなど、思い思いに楽しんでいます。
この日はホール前の廊下に行って、園庭で幼稚園児たちが運動会の練習をしている様子を見に行く事にしました。「帽子かぶって、マットに集まるよ~!」と声かけすると、自分でロッカーに帽子を取りに行き、マットに集まって座ります。保育教諭から「幼稚園のお兄さんお姉さんに”がんばれー!”ってしに行く事」「ホールに飾ってある年長さんの作品を見に行く事」を話してもらってから出発することにしました。「どこに行くんだろう??」と嬉しそうに話を聞いていた子どもたちです。
廊下に出ると、新園舎は全面窓が開くので、開放的で、外気、陽の光、風をしっかり感じられるスペースが広がっています。子どもたちも「わぁ~~~!」と喜びながら園庭が見える所まで行き、下の様子を見ていました。小さい声で「お~~い」と言って手を振ってみたり、園庭で園児が躍っているのを見て、手足や身体を動かしてみたり、柵にくっついて興味津々の子どもたち。
ホールに移動すると、年長さんの作品が飾ってあり、またまた大興奮の子どもたち!「せんせー!みてー!」「らいおん、おったー」「ミャクミャク、おったー」次々と指差ししながら見つけたもの、知っているものを報告してくれていました。1・2歳児が「ミャクミャク」を知っていること、覚えている事にも驚いたのですが、園児の表現力の高さ、1・2歳児が作品を見て「ミャクミャク」だと分かる程のものが作れていた事、目で見たものや経験したことを製作で表現できていることに驚くばかりです。
作品を見て終わり、後ろを向くと、目の前に広がるホール!!目にしたとたん走り出してしまうのが幼児達です(笑)初めは、広いホールを「キャーキャー」言いながら好きなように走っていたのですが、「みんなでよーいどん!してみようかなぁ~~」と声をかけて一列に並んでみると、思っていたより上手に並ぶことができました。「よーい・・ドン!」のかけ声で一斉にスタート!!勢いよく走りだし、向かい側に待つ保育教諭の所まできてゴール!無事みんなぎゅ~っと抱きしめてもらって大満足の笑顔で、順番にぺったんこで並びます。
そしてこのまま会議室のお部屋まで「あるく、あるく」のかけ声と共に歩いて帰る予定でしたが、会議室から出てすぐの壁に磁石ブロックで作った船や、園児柵の海の中の生き物の絵があることにくづくと、立ち止まり興味を示してみていました。お部屋から出た時は、気持ちが園庭に向いていたので気づかなかったようです。一通り見ると満足したようでトコトコ歩いてお部屋に戻って行きました。
1・2歳児たちは、日々の生活の中で、色々な事に興味を示します。気になることを何度も見たり、同じ言葉を繰り返したりしながら、学び、覚えて身についていくのです、私たちはその一歩を見逃さず、手助けをしながら、成長する様子を見守っていきたいと思います。
2025年9月13日 土曜日
9月に入って早くも2週間が経ちました。まだまだ暑く、体調を崩す子も増えてきています。水分補給をこまめに行い、体調の変化等十分注意しながら保育しています。もも組には9月から新しい友達が増えました。先輩のもも組の子ども達は、おもちゃを持って行ってあげたり、貸してあげたり、頭をなでてあげたりと自分が今までしてもらった事をしつああげている子ども達に毎日感心しています。そして、1日1日いろんな事ができるようになっていく姿に子ども同士の育ち合いの大切さを実感しています。
磁石ブロックを出してみると、まずは縦に長く繋げて遊んでいましたが、いつの間にかホワイトボードにくっつく事に気付き、競争のようにホワイトボードにくっつけ始めました。磁石が弱く、滑り落ちる物もあるのですが、それもおもしろい様で楽しそうな声が聞こえてきます。高く積み上げることも上手になり、自分達の身長よりも高く積むことが出来るようになりました。友達と一緒に高くしていく内に、バランスが崩れて倒れると「わぁ〜」と大笑いしています。
次の日、ホワイトボードを倒してみました。初めての出し方だったのでどうするのかな〜と見ていたのですが、子ども達はまず立ててブロックをくっつけ始めました。そして、それを次々くっつけて高くしていき、みんなで大喜びしていたり、たくさん立ててくっつけて、その間をジグザグに歩いてみたり、たくさんの遊び方ができました。まだ1歳と思っていましたが、遊ぶ物の出し方を少し変えるだけで、子ども達はいろんなことを考え、たくさんおもしろい事をして遊んでいました。少し出し方を変えるだけで今までの遊びとは違った遊びを見せてくれた子ども達を見て、小さくても自分たちなりにいろんな事を考えているんだなと驚かされました。友達と一緒に遊ぶことも上手になってきました。言葉が出ない分、トラブルも絶えませんが、保育教諭が仲裁に入りながら、なかよく楽しく過ごす事ができるようにしていこうと思います。この時期の子ども達は初めてのことがいっぱい。1日1日何かを発見し、楽しく知恵を身に付けています。毎日毎日どこかで変化や発達の姿が見られます。ご家庭でもそんな子ども達の変化を楽しんで下さい。
2025年8月23日 土曜日
先週からお盆でお休みしていた子ども達も登園し、にぎやかさが戻ってきたひよこ組です。久しぶりの登園に涙が出る幼児もいましたが、しばらくすると落ち着き、思い思い、好きな遊びを楽しんでいました。
みかん組の子ども達は、少しずつおしゃべりも上手になってきて、友だちと関わって遊ぶ姿が見られるようになりました。
Mちゃんが「どんないろがすき?」の絵本を開いて見ていると、周りには数人の友だちが集まってきて座ります。そしてページをめくると、「あか!」と口々に言う子ども達。「あか」を認識している子もいれば、中には絵本を繰り返し読んでいるので、順番を覚えていて、言っている子もいます。
「これは?」と質問するのが大好きな子ども達は、絵本を指さして聞いてくるのですが、答えが待ちきれず自分で「これはー?いちごー!」と・・・それはもう、得意顔で答えます。自分の分からない動物の時は、「これは?」と聞いて、保育教諭が答えるのを待って、真似して言って覚えようとしています。月齢の高い幼児になると、「これは、うさぎ!ぴょんぴょん」「これは、らいおん!がおーー」「これは、ぞうさん!ぱおーん」と、動物の名前と鳴き声や動きを表現する幼児もいます。
同じ単語を繰り返し聞いたり、発語したりして、言葉遊びの中から言葉を少しずつ獲得していく成長過程を見られます。幼児期は言葉の獲得の大切な時期。言葉の意味もいつの間にか理解して会話が成り立っていくのです。こんな言葉をいつ覚えたのかと驚かされる時もありませんか?子どもにとって一瞬一瞬が発達のチャンスです。
その後、お部屋にたくさんある廃材の箱を開いて、ペットボトルキャップを表裏に貼り付けて、コマを作って遊びました。新しいものに興味がある子ども達はすぐ寄ってきて遊び方も見様見真似で覚えます。中心のキャップ部分を持って上手に回せる幼児もいれば、なかなかうまく回せなくて苦戦しているKくん。まわりの羽の部分にちょっと力を加えれば回転することに気付き、くるくると回すことができると、嬉しそうに回転させて楽しんでいました。

Aくんはコマを回転させるたび「くるくる~~くるくる~~」とコマが回っている様子を言葉に出して表現して、保育教諭に「みてみて!」とアピール!たくさん褒めてもらい、ニコニコのAくんでした。
言葉遊びを楽しみながら、身体を動かしたり、手先を使ったあそびを取り入れたりなど、様々な工夫をしながら、身近な物を使った遊びを取り入れ、日々の保育を変化させながら、子ども達の「できた!」を増やしていきたいと思います。
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