幼稚園の日記(ブログ)

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2022年11月30日 水曜日

今日は子ども達はまだかまだかと楽しみにして待っていた焼き芋と人形劇がある日です!!

昨日、そのことを聞いていた子ども達も登園してくると新聞紙やアルミホイルを持って園庭に集まってきました。

実は楽しみなのは教師も同じで、早朝からいそいそとサッカーコートの中に、木や落ち葉を運んでいると「先生!アルミホイル持ってきたよ。」「俺らも手伝うよ。」「焼き芋サイコー!」と子ども達も準備に加わります。その横ではお芋洗いもスタートです。

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自分達が掘ったさつまいもを「私、これくらいの大きさのお芋を掘ったんよ。」と芋を掘った時のことを思い出しながら、塩水に浸した新聞とアルミホイルを丁寧にまいていきました。

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準備が整い、いよいよ火をつけます。…が!!この最初の火をつけるのがとっても重要で、とっても難しいのです。キャンプファイヤーであれば真ん中を高くし、高く火を登らせますが、焼き芋は火力を全体に広げなければならないのです。私も十数年、三葉幼稚園で焼き芋をしていますが、なかなか思うようにいきません。今日も結局、園長先生の力を借ります。「火を強くするためにはね、火とお話をしないといけないんだよ。空気が入らないと苦しくなって火が消えちゃうんだよ。」と子ども達に話しかけながら、木を少し持ち上げると『ぼっ!』火がおき、「スゲー!」と拍手がおこります。そして、「火は低い方から高い方に登っていくからね。」と言って燃え上がる様子も見せてくれました。何かにつけて出てくる園長のアイディアや知識の豊富さに驚かされます。そんな生きる力は子どもの頃の経験(遊んだ経験!!)が大切ということをよく園長が口にするのですが改めて実感しました。とは言ってもIHの家庭が増え、火遊びなんかはもってのほかの現代で、家庭ではなかなかできません。だからこそこんな経験を幼稚園で沢山できるようにしていき子ども達の思いでの中に植え付けていきたいと思うのです。

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たき火を見ながら、自然とたき火の歌を口ずさんだり、ホカホカホクホクの焼き芋を見て、「やきいも やきいも おなかがグー♪」と手遊びを始めたり、感情を素直に表現してくれる三葉っ子を次に待っていたのは劇団バクさんの人形劇です。

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いつものホールに舞台が設置され「ドキドキするね。」と言いながら席につき、みんなで「もういいか~い!」と言うと「もういいよ~!」と劇団バクさんの『ハタハタさん』の登場です。さすがプロのハタハタさん、表情から動きまで役者さんで子ども達は引き込めれ、手遊びや歌を大笑いした後、いよいよ人形劇『ねずみの嫁入り』がスタートです。楽しい歌と踊りが始まると自然と手拍子が起こり、ねずみのネネちゃんからクイズを出されると声をそろえて答えます。始まる前に「怖くなったら友達の手をにぎったり…。」とハタハタさんからアドバイスをもらっていたのを覚えていた年長組のM君は大きな目をギョロギョロさせる太陽が出ると、びっくりしてそーっと隣の子に手を伸ばして握ってもらっていました。劇の内容や楽しかったお話はおうちで聞いてみてください。発表会で劇をすることを楽しみにしているAちゃんは「今日の劇、すっごい楽しかったね!どうしたらあんなに楽しくなるんか聞いてみたいね。」とやる気満々です。発表会も楽しみになってきました。

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人形劇が終わった後、幼稚園の給食と焼き芋を味わってもらって、お別れの時間になった2時ごろ、「劇団バクさんが帰られます。」と放送があると、笑顔で続々と子ども達が1階2階テラスや園庭に集まり「ありがとー!」「またきてねー!。」「楽しかったよー。」と思い思いの言葉で送ります。それに最後まで答えて手を振ってくれる劇団バクの皆さんの温かさに嬉しい気持ちでいっぱいになりました。とっても素敵な一日をありがとうございました。

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子ども達に聞きました。「楽しかった~?」「楽しかったよ~。」「幼稚園はいつも楽しいよ~!」「お家ではイヤなこともあるけどね~。」教師達にとっては最高の嬉しい答えが返ってきました。

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コメント (「とっても素敵な1日 ~劇団バクさんが来園されました~」      ちゅうりっぷ組 河野拓成 はコメントを受け付けていません)

2020年12月2日 水曜日

今週に入り、朝夕寒くなり園庭で始まった焚き火が恋しくて登園して来た子どもたちは、火の近くに集まっていました。今日も園庭では、焼き芋の準備が始まりました。昨日から今日で3日目の焼き芋会、さすがに子どもたちの準備の手際も良くなり、お芋を洗う人、お芋を新聞紙、アルミホイルできちんと巻く人、そして今日はお芋のチェック係と、数を数える係が新しく登場しました。ぞう組のE君が巻き終えて持ってきたお芋をチェックします。少しでも隙間があると焼け上がりが真っ黒になってしまうのです。「ここ、できてないよー。」と、声をかけたり「OKー!」と、カゴに入れたりしていました。そして、それをY君とRちゃんが数を数えては、区切りごとに2人で交代しながら紙にその数を書きとめます。間違えないようにY君が、13.14・・・と数を言うとRちゃんが数字を書いて消していきます。50まで出来ると次のカゴに・・・と言うふうに、最後まで数を数えてくれました。

それに並列して、その横のサッカーコート内では、焼き芋を始めるための焚き火が始まりました。今日は、経験のない教師がやってみることになりました。始めに、火を燃やすために小枝を組んでいると、園長が「最初はもっと燃えやすいものに」と藁や杉葉を敷いて火をつけ、その上に細木を組むようにと指導してくれました。園長の言った通り、火をつけるとあっという間に火は広がっていきました。火がついたらここからが勝負です!火が消えないように、様子を見ながら木をどんどん入れていかないと行けません。入れる時にもコツがあり、焚き火の中心を潰すとまん中に火が通らないので、空気が入るように組んでいかないと火が消えてしまいます。とても頭を使う作業で難しく、園長が入れているのを見よう見まねでやってみたのですが、思い通りに火は広がってくれず、逆に火が小さくなってしまいました。そんな時に園長が、火が小さくなっている所をもちあげて空気を入れると、あっという間に火が広がりました。木の組み方、空気の入れ方によって火の大きさは変わってくることや、その都度状況に応じて違うため、同じやり方はないということを学び、これは教えてもらってできるようになるのではなく、自然の知識と経験と技術が必要だなと思いました。火が十分に広がると、芋を入れていきます。芋を入れ終わると、その上にさらに、木を置いて火で蓋をするようにしていかないといけません。ここも難しく、芋が見えないように木を入れていかないといけないのですが、ここでも重い木を入れてしまうと空気が遮断されるので「もっと軽くて、燃えやすい木を」と、割れている木を園長が入れてくれ、その後も火のないところに木をどんどん入れていきました。落ち葉を入れるタイミングも重要で、必死に考えながら芋が出来上がるのを待ちました。出来上がった焼き芋を美味しそうに食べる子どもたちの姿を見ると、とても嬉しくなり、やってよかったなと思いました。今日一日でたくさんのことを学び、又焚き火は科学だなと感じ、頭でしっかり考えながらやらないといけない、とても難しい作業だなと感じることが出来ました。

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焼き芋の後は、年長さんのお店が今日で閉店するということで、お買い物に行きました。昨日もお買い物に行ったたんぽぽさんは「いちご欲しい」「指輪欲しいな」と自分が欲しい物があると、すぐにお財布を持って買い物に出かけました。買う時もちゃんと列に並んだり、買う時は「〇〇ください」と言ってお金を渡している姿も見られ、たんぽぽさんもお買い物の仕方が身についてきています。そんなお買い物をしている中、気がつくと、焼き芋のところでお金を持って園長に「焼き芋ください!」と言っている子どもたちがいました。その姿を見て、「いいなー」とたんぽぽ組の子どもたちも集まってきました。「お芋ください」とお金を渡すと、焼きたてのお芋を貰いました。「美味しいねー。」と顔を見合わせて、食べている姿はとても可愛かったです。お昼前にはほとんどの商品が売れた年長さんは「やったー!」と満足そうな顔をしていました。その後、せっせとお店やさんの片付けをする年長さんの姿に「さすが年長さん」と感心しました。

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コメント (「楽しいことがいっぱい!」 たんぽぽ青組 藤原愛梨 はコメントを受け付けていません)

2017年11月29日 水曜日

今日はあいにくの雨天でしたが、朝は小雨だった事もあり、先週から穴を掘ったり新聞紙やアルミホイルを持ってきたりして準備をして楽しみにしている子どもたちのために焼き芋をすることにしました。今日は、さつま芋の数を半分にしたので包む作業は年長さんと年中さんがすることになりました。そこで、年少は交代で洗う係をすることにしました!そして、ワラで作ったたわしを使ってお芋をクルクル回しながら洗っていきました。子どもたちは、何個か洗うと後ろに並んでいる友達と交代したり、並んでいる人がいなければ続けて洗ったり、その時々の状況に合わせて臨機応変に動いていきました。お芋を洗って手が冷たくなった子どもたちは、焚火に当たって温めました。

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温かい焚火は雨が降り肌寒さを感じる今日にピッタリです。年少児が洗ったお芋は年中児、年長児の手によって濡れた新聞紙とアルミホイルで包まれて、火の中に投げ込みました。コントロールの良い子は園長が火の所でバッターになると上手に投げることができました。落ち葉で被せて落ち葉炊きの体験もしました。

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そして、一番重要な”焼く”という工程を赤コースの先生にお願いして、本日もう一つのイベントである人形劇を観ました。

 

今年は「花さかじいさん」の人形劇を観ました。たくさんのこあら保育の方々にも参加して観劇して頂きました。人形劇をして下さる劇団バクさんは東京から来てくれています。導入の手遊びでは、教師もいつも勉強させられます。子どもたちは「きゃあきゃあ」言いながら楽しんで、その世界に引き込まれていくのです。「花さかじいさん」の人形劇も年少の子どもたちも1時間も集中して観劇していました。

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すみれ組では、お部屋に帰ってから「花さかじいさん」の絵を描くと、それぞれが好きな場面を描いていました。よく見て理解できていて、見ただけでその子の興味のもった部分を表現できていました。”ぐんぐん伸びる木”や”桜の木を眺めるおじいさん・おばあさん””ポチとおじいさん”など、次々に絵を描いていて、人形劇からとても楽しい時間になりました。

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人形劇の後は、赤コースの先生たち焼いてくれた焼き芋が完成していました。感謝の気持ちをもって、ほくほくの焼き芋をいただいて、自分たちで収穫して、洗ったさつま芋を食べて満足な子どもたちでした。こあら組さんも焼き芋を食べた後、焼いてくれた先生方に「ありがとう」とお礼を言って帰っていました。

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コメント (人形劇「花さかじいさん」を見たよ すみれ組 濱本果穂 はコメントを受け付けていません)