幼稚園の日記(ブログ)

 Home /幼稚園の日記(ブログ)

2014年3月26日 水曜日

「卒業おめでとう!」そして、「おかえりなさい!」平成19年度の卒園生が幼稚園に帰ってきました。今日は、三葉幼稚園を卒園した小学校6年生の児童たちをお祝いする「卒業おめでとう会」を行いました。天候の悪い中、63名の卒園生が参加してくれました。久しぶりに三葉幼稚園に帰ってきた子ども達は、新しく図書館ができていることに驚いたり、園庭の遊具やままごとを懐かしんだりしていました。そして、幼稚園の先生や同じクラスだった友達との再会をとても喜んでいました。

 

小学校卒業を迎えた卒園生たちに副園長からこんな話がありました。

「中学生は反抗期。周りの大人が馬鹿に見えたり、何もかもが嫌になることがあるかもしれない。それでも、この困難な壁を乗り越えて、将来素敵な大人になるために、これから頑張ってほしい。道を踏み外さない程度に遊びも楽しみ、人や家族に迷惑を掛けない青年へと成長してね。」

子ども達も、この話をうなずきながら集中して聞いていました。

子ども達の自己紹介では、これからの目標や今頑張っていることなど、目標意識を持って取り組んでいる話が聞けて、とても頼もしく感じました。幼稚園時代を思い出してもらおうと「椅子取りゲーム」と「じゃんけん列車」をしました。初めは緊張している表情が見られましたが、副園長のアドバイスから座布団取りのゲームへ変え、緊張していた子ども達も白熱していました。

会食は、副園長をはじめとする教員の手作りお菓子でした。特にみたらし団子は人気で、手作りのおいしさを十分に味わっていました。

これから、楽しいこと辛いこと、色々なことがあると思います。もしも、行き詰まり悩むことがあったら、三葉幼稚園に来て下さい。また、良き報告も楽しみに待っています。卒園生の皆さんのご活躍を心よりお祈りしています。皆さん、また会える日を楽しみにしています!

トラックバック
コメント (「6年生おかえりなさい」 ぺんぎん組 丸山利夫 はコメントを受け付けていません)

2014年2月25日 火曜日

 3月3日のひな祭りに向けて、園内にも雛人形を出しました。年長組の教師が雛人形を運んでくると、年長児と一緒に飾り始めました。子ども達は飾り終えると、「うれしいひなまつり」の曲を歌って、嬉しそうに雛人形を見ていました。そこを通りかかった副園長は、「何か寂しいな。」と感じたようです。そして、雛人形の向きを、1階の入り口の方向に変えました。また、雛人形を見るために敷いていた座布団を畳に変えました。すると、雛人形を見ることのできるお座敷が出来上がったのです。1階の入り口を入って来た子ども達は、「うわー!ひなにんぎょうだ!」と喜んで、色々な学年の子ども達が集まってきました。そして、「おにんぎょう、きれいやね!」「わたしは、あのおひなさまになりたい!」と、会話を弾ませていました。雛人形の向きを変えたことで、子ども達の目に入り易くなり、畳を敷いたことでたくさんの子ども達が集まって楽しさを共有できる環境になりました。向きや広さなどの工夫によって、こんなにも子ども達の感じ方やかかわり方が広がるのだと、改めて環境の大切さを感じさせられたのでした。

         

         

 ぺんぎん組では、1年間の絵をまとめた表紙作りをしました。「ぺんぎんぐみのおもいで」と題を付け、子ども達は自分が選んだ好きな色の画用紙に自由に絵を描きました。子ども達が描いた絵の内容は、つりかんをしているところやサッカーをしているところなど、幼稚園で遊んでいる絵が多かったのですが、どの子の絵を見ても友達と一緒に遊んでいる絵ばかりでした。幼稚園で好きな遊びをみつけて遊ぶことが大好きになった年少時から、友達と遊ぶ楽しさを十分に経験したことが心に残り、表紙の絵に表れているのだと感じました。子ども達の1年間の心の成長が目に見えて、嬉しく思いました。

         

 昨日から始まった3学期の自由参観日ですが、ミニ発表会や壁面の飾り作り、アルバムの整理など色々な保育活動を学年に合わせた内容でご覧頂くことができます。幼稚園で伸び伸びと遊ぶ姿はもちろんのこと、友達と協力して活動する姿や心の成長などを見て感じとって頂けたらと思います。

トラックバック
コメント (「お雛様を出したよ!&絵の表紙作り」 ぺんぎん組 丸山利夫 はコメントを受け付けていません)

2014年2月4日 火曜日

 

 立春を迎え、暦ではもう春です。幼稚園の周りの自然も春の息吹を感じるようになりました。幼稚園の裏山には梅の花が咲き、園内の桜のつぼみも少しずつ膨らみ始めています。子ども達と植えた桜草も花を咲かせ、身近な自然は子ども達に少しずつ近付いている春の訪れを知らせてくれています。

         

 そんななか、生活発表会の歌のイメージがしっかりと持て始めたぺんぎん組の子ども達と先週から「わんぱくマーチ」の壁面作りをしています。子ども達と話し合って一人ひとりが自分の絵を描いて、森の中を探検しているようにしたいと全体のイメージが決まりました。歌詞を思い浮かべながら「丘を作りたい!」「森やけん、木がいるね!」とイメージが段々と膨らんでいきました。しかし、作っていく途中で問題が起きました。子ども達は「アザミ」を知らなかったのです。こういう時は、図書館に行って図鑑で調べることを知っている子ども達は、植物の図鑑を開いて、「アザミ」を見つけることができました。「花がトゲトゲや!」「葉っぱもチクチクしそう!」と膝小僧がひりひりする感じが伝わったようでした。完成すると、ぺんぎん組の子ども達が元気よく森の中を探検している壁面の飾りができ、満足そうでした。

         

 教師の間で「胸がいっぱいになる」と話題の年長児の手話ですが、私自身も年長児の姿に感動させられた一人です。副園長から手話を教えてくれている山中先生の言葉掛けや指導方法がとても素晴らしという話を聞いていたので、その様子を少し覗かせてもらいました。手話には、運動会の「ともだち賛歌」などで触れていましたが、耳が聞こえない人に言葉をサインとして伝えるという位の感覚でした。しかし、山中先生の手話教室の中では、言葉の中に込められた思いを大切にし、子ども達に伝えていました。「愛おしい」という言葉には「可愛く思うー恋しく慕わしい。」などの意味がありますが、それに加えて人の温かさや心の温もりといった感情が大事になります。声色や強弱が伝わらない手話には、表情や手の動きで感情を表現することが重要です。それを年長児達は、素直に表現することができるのです。それは、どんな子どもでもできるわけではありません。心を育てる三葉幼稚園の教育の中で3年間過ごしてきたからこそ、培われた心と表現。そして柔軟さや手や指の動きなどの技術なのです。年長児の豊かな表情、しなやかな手の動きや透き通った声に、必ず誰もが心を揺れ動かされ感動するに違いありません。(と自信を持っています。)

         

 今日は、初めてこあら保育の両コースが登園し、88名の子ども達が出席しました。室内では、鬼の的当てや踊りを楽しみ、寒い戸外でも包丁を使ったままごとやうさぎのえさやりを楽しんでいました。昼食は、初めて一人で食べましたが準備や片付けを進んでしていて、ご飯をおかわりする子もいて、とても頼もしい姿でした。

         

トラックバック
コメント (「表現活動の奥深さー壁面飾りづくり・年長児手話ー」 ぺんぎん組 丸山利夫 はコメントを受け付けていません)

2014年1月16日 木曜日

 昨日、霜がおりてバケツの水が凍っていたので、こうした自然現象を子ども達に気付かせたいと思ったT先生は、昨日の夕方にままごとの容器に水を入れて帰りました。すると、今朝も思った通り霜がおりて見事に凍っていました。朝一番に登園してきた年中児達に氷が張った容器を見せると、「わぁー!すごい!凍っとる!」と驚いていました。他にも氷が張っていないかと園庭を探し始めた子ども達は、カーポートの下に置いているバケツの水は、凍っていないことに気付きました。すると、「なぜ、凍っている水と凍っていない水があるのか?」と考え始めた子ども達は、「屋根の下はさ寒くないから」「バケツの中の水はたくさんあったから」など、子ども達なりに自然科学の不思議を考えているようでした。

             

 今年に入って、ぺんぎん組の子ども達が何度も挑戦している遊びが「こままわし」です。こまのコーナーを覗いてみると、様々な学年の子ども達が集まっていました。幼稚園には手で回す大きなこま、指で回す小さなこま、糸を引くことで回るこまなど、色々な種類のこまを出しています。年長児ともなると、自分でこまに糸を巻いて上手に回すことができます。その姿を見て、年中・年少の子ども達も糸を巻くのですが、糸を巻く力の加減や糸の引き方が上手くいかず崩れてしまいます。それでも、何度も挑戦する姿を見て、こうした経験の積み重ねが手先の器用さや集中力を育むことへとつながるのだろうと感じました。

             

 幼稚園の自然や遊びの中には、知識や体力、技術など総合的な教育の種がたくさんあるのです。それを、教師は見逃さずに子ども達の成長へとつないでいきたいと思います。

 今日は赤コースの子ども達の手作り給食の日でした。メニューは、「胚芽米・豆腐ハンバーグ・ニラもやし炒め・大根サラダ・りんご」でした。各クラスに小さなハンバーグのおかわりがあり、大喜びでおかわりをしていた子ども達でした。青コースの子ども達は、「明日は自分達の手作り給食の日だ!」と言って楽しみにしていました。

               

 水・金コースのこあら保育の子ども達も、笑顔で登園することができました。教師に荷物の片付けの仕方を教えてもらうと、自分で進んで片付けることができました。又、おやつのお皿も自分達で片付けて、こあら保育の教師達はとても驚いたようです。お外でたくさん遊んだ水・金コースのこあら保育の子ども達は、また幼稚園に来ることを楽しみにしていました。

             

トラックバック
コメント (「幼稚園には科学の不思議がいっぱい!」 ぺんぎん組 丸山利夫 はコメントを受け付けていません)

2013年12月9日 月曜日

 先週、真っ黄色に色付いていたイチョウが、今日はたくさん散っていました。そんなたくさんのイチョウをみつけたひつじ組の子ども達は、一輪車にいっぱい積んでアスレチックの所へ運んでいました。そこでは女の子達がイチョウを使ってお料理をしたり、男の子達がイチョウを空に舞い上げて遊んだりしていました。「クリスマスパーティーをしよう!」とSちゃんが言うと、何人も集まってパーティーごっこが始まりました。クリスマスが近付くにつれて、子ども達の期待も膨らんでいる様子が感じられます。

         

 年中組では、明日のこあら保育のお楽しみ会の準備をしました。11月にスーパーのお買い物体験で年長児に手を引いてもらったり、色々と教えてもらったりした年中児は、「今度は私達がこあら組さんのお世話をしてあげるんだ。」とやる気満々です。先週から作ってきた飾りを会議室に飾ったり、教師や友達と協力して給食用の机と椅子を運んだりしました。「1つの机に6個の椅子を置いてね。」という教師の言葉に、1つずつしっかりと数えて用意している姿を見て、子ども達の成長を感じました。年中の子ども達が用意した空間で、こあら組の子ども達が楽しく過ごしてくれると思うと嬉しくなります。

         

 今朝、ぺんぎん組のNくんとIくんが登園して来ると、「先生!お願いがあるんよ!」と言ってきました。NくんとIくんのお願いとは、「干し柿を触らせてほしい!」というものでした。軒下に吊るしてある干し柿は、子ども達の手の届かない位置にあったので、高い台を運んできて干し柿を触ってみました。すると、NくんもIくんも、「柔らかくなっとる!」と驚いていました。干し柿作りをしてから2週間、干し柿は太陽のパワーを浴びておいしくなっていきます。子ども達は、「干し柿をもみもみして、甘くするんよ!」と甘い干し柿になるように手を加えていました。

                 

 今日は、牛乳をたっぷり使ったかぼちゃスープが給食に出ました。お鍋の蓋を開けるとスープの中には小さく切ったパンが入っていて、子ども達からは一斉に「おいしそー!」という声が上がりました。スープの食べ方は子ども達によって様々で、1番多い食べ方がパンをスープに浸して食べる方法です。子ども達に勧められて私もしてみると、パンの中にしみ込んだスープが口の中でじわーっと広がって、とてもまろやかでおいしかったのです。たっぷりの牛乳を使ったかぼちゃスープは、子ども達の冷えた体をほっと温めてくれる優しい味のスープでした。

                

トラックバック
コメント (「お楽しみ会の準備をしたよ!&干し柿が柔らかくなったよ!」 ぺんぎん組 丸山利夫 はコメントを受け付けていません)

2013年11月20日 水曜日

今朝は、来週の焼き芋に向けて焼き芋を焼くための落ち葉を集める場所を作っていました。そこに、「先生、何しよん?」と興味をもってやって来た年少組のSくん。「焼き芋をするために、落ち葉を集めるんよ。」と言うと、「僕もする!」とゲージの中に落ち葉を拾って入れていきました。その様子を見ていた子ども達も集まってきて、協力し合ってたくさんの落ち葉を集めることができました。これから、焼き芋の穴掘りなども教師と子ども達が進めていきます。子ども達が準備から片付けまですることで、様々な体験をし学びや知識として次の体験や経験へと生かしていくのです。   

昨日のぺんぎん組とちゅうりっぷ組のお店屋さんごっこで、商品を作って盛り上がっていた子ども達は、今日はお金作りを始めました。その中で、ちゅうりっぷ組のOくんはお金をどうやって作ればいいのか戸惑っている様子でした。そのことに気付いたぺんぎん組のMちゃんは、一緒に廃材の中から紙を探してきて数字を書きました。Oくんは、Mちゃんが作っている様子をじっと見ていました。一週間、合同で生活することで年少児に対して優しく接したり、仲間同士で助け合ったりする様子が見られるようになったぺんぎん組です。

作品展が終わった今日は、保育室の片付けを子ども達と一緒にしました。自分の作品を大切に保育室まで運んだ後、展示に使った布を片付けました。布はとても大きくて、一人や二人の手では上手くたたむことができません。そこで、子ども達に「どうやってたためば上手くできるか、みんなで考えてみたら?」と教師は提案しました。すると、子ども達はどことどこを重ねるか、そのためにどことどこをくっつけるかなど、たくさんの意見を出し合って片付けていきました。こうした活動の中には算数の要素が含まれており、子ども達は頭を働かせながら活動しているのです。

三葉幼稚園の子ども達は、幼稚園で行われる行事や活動の準備から片付けまで教師と一緒にします。全てを準備してもらうのではなく、自らかかわって進めていくことが、三葉っ子達の主体性を育てているのだと感じました。

 

昨日と今日は、こあら保育の給食がありました。今日は園の手作り給食ということもあり、たくさんの方に参加して頂きました。コロッケは子ども達に大人気で、保護者の方は切り干し大根を喜ばれていました。とても和やかな雰囲気のこあら保育でした。

トラックバック
コメント (「準備から片付けまで自分たちで」 ぺんぎん組 丸山利夫 はコメントを受け付けていません)

2013年10月28日 月曜日

 今日は、先週から延期になっていたさつまいも堀りがありました。今朝のバスの中での話です。ひよこ組のHくんが、「先生、今日はお芋ほりよね?いっぱい掘るじょー!」と張り切っていました。ひよこ組の子ども達にとっては、初めてのさつまいも掘りです。期待が大きく膨らんでいることが感じられました。年長児が6月に植えた苗は、畑のおじさん達の手伝いもあって、青々とした葉や蔓をびっしりと伸ばしていました。

 始めに副園長から子ども達にクイズが出ました。「さつまいもは、灰をつけたお母さんお芋からできるのかな?」子ども達からは、「違う!苗からできる!」と大きな返事が返ってきました。また、さつまいもの苗はさつまいもを大きくする為に蔓を伸ばして、土の栄養や水を摂ることを集中して聞いていた子ども達は、さつまいものでき方や成長する過程を知ることができました。最後に、芋蔓を使った遊びも副園長に教えてくれました。蔓を折って、薄い皮でつながった芋蔓は、なんと女の子達が大好きなネックレスやブレスレットに変身したのでした。今日は、作る時間がありませんでしたが子ども達と一緒にチャレンジしてみたいと思います。

                  

 いよいよ、子ども達がさつまいもを掘り始めました。子ども達は、副園長が教えてくれたさつまいもの掘り方の約束を守って、さつまいもが折れたり傷ついたりしないように大切に掘っていきました。今朝、バスの中で張り切っていたひよこ組のHくんも役員さんや教師に手伝ってもらいながら、一生懸命に掘っていました。掘り出したさつまいもの中には、子ども達の顔の大きさと同じ位の物や人の形をした物など、様々な大きさや形がありました。それを、子ども達は大・中・小の大きさに分けていきました。今年は暑い日が9月になっても続き、例年よりも収穫量が少なく感じましたが、連日の大雨で水を含んだ掘りにくい土を自分の手で掘って、さつまいもを収穫できたことに大満足な子ども達でした。

         

                        

 今日の預かり保育のおやつは、収穫したてのさつまいもを使った「蒸し芋」でした。子ども達からは、「おいしい!」「甘い!」「おかわり!」と大好評でした。1個ですが、子ども達は家庭にお土産を持って帰りました。どんな料理になって子ども達の口に入ったのか話を聞くのが楽しみです。

               

 明日は遠足があります。さつまいも掘りを終えて、少し疲れていそうな子ども達ですが、「明日は遠足だ!」と元気いっぱいの三葉っ子達でした。

トラックバック
コメント (「さつまいもを掘ったよ!」 ぺんぎん組 丸山利夫 はコメントを受け付けていません)