幼稚園の日記(ブログ)

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2023年12月1日 金曜日

今日の空は曇っていてとても寒く登園して来たSちゃんは「先生寒い~。手が冷たくなった」と手に息を吹きかけ温めていました。こんな寒い日も三葉っこになって8か月の年少さん達も元気に戸外で遊んでいました。ままごとコーナーで、ちゅうりっぷ組のTくん達が自分達で調理したお皿を持って集まってきました。Tくんに「何のお料理を作ったの?」と聞いてみると「あったかいご飯をたくさん作ったんよ!」と話してくれました。そこに、Rくんが「たくさんできたよ~」とフライパンを重そうにしながら持ってきました。「Rくん野菜たくさん入っていておいしそうだね」と声をかけると「寒いからあったかくなるご飯作ったんよ」と教えてくれました。そして、持ってきたスープをそれぞれ自分が用意した器によそい、おいしそうに食べていました。

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その他のコーナーでは、教師に作ってもらった藁縄を頭の大きさで結んでもらうと落ち葉を縄の間に差し込み冠にしていました。ちゅうりっぷ組のTちゃんは「先生葉っぱが入らないから持ってて」と持ってきたので紅葉してきれいなオレンジ色をした葉っぱを差し込んで渡すと「ねえ、先生きれいでしょ」ととても満足そうにしていました。

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戸外で遊んだ後は部屋に戻り、クリスマスツリーや飾りを作りました。今回“参観日”ではなく“参加日”です。すみれ組とひまわり組は保護者も参加し段ボールや廃材を使いクリスマスツリーなどを作っていました。途中部屋の様子を見に古森先生が来られて子ども達に「何を作っているの?」と聞くとサンタなどと答えたので、古森先生に「プレゼントが欲しい」と頼まれたことで子ども達も自分が欲しい飛行機などを作り始めました。ちゅうりっぷ組では保護者に呼びかけなかったことから、保護者が立ち見状態にあったため「入ってください。どうぞ!」と声を掛けてくださいました。保護者の方が参加してくださったことで子ども達も、楽しく会話しながら活動することができました。

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一学期とはまた違った子ども達の姿をご覧いただけたことと思います。お忙しい中参観いただきありがとうございました。

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2023年11月10日 金曜日

ちゅうりっぷ組とすみれ組の保育室は今作品展に向け、子ども達が描いた絵や作品が順次並べられていっています。今朝は雨が降っていましたが、子ども達が登園する時間には雨は止んでいました。子ども達に「片付けが終わったら外に行っていいよ」と伝えると、「やったー」「もう終わったけん行ってくるね」と言って、次々に園庭へ飛び出して行きました。年少児達は砂場で料理を作ったり、体操服をドロドロにしながら泥団子を作って友達と大きさを比べたりしていました。その他にもサッカーやいろおになど園庭を広く使い沢山の遊びが行われていました。

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年少児達が園庭で遊んでいると、ぱんだ組とりす組の子ども達が「おはよー」と元気な挨拶をしながら本園からやって来ました。年中児達は運動会競技のねぶた祭のねぶたの修理と、更にかっこよくするため飾りつけに来たのでした。部屋の中央にねぶたを移動させたくて、教師が「布の横を持って」と声を掛けると、近くで見ていたぱんだ組の子ども達が駆けより布の端を持ち上げました。持ち上げた布を置く際には「そっと優しく置いてね」と声を掛けると、Tちゃんは横の友達と手の動きを合わせるように確認しながら手を下ろし、S君は指先で優しく持っておろしていました。年中児になると教師が一つ声を掛けると、各々が考え適格に行動していることに感心ました。

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今日年中児達ははねぶたに飾り付けをするということで、お家から思い思いにキラキラしたものなどそれぞれが考えて材料を持って来ていました。担任の教師が「みんな面白いの持ってきているから見て~」と声をかけてくれたので、持参してきたものを持って並んでもらいました。中でも面白かったのは内側が銀パックのお菓子の袋や保冷バックを持ってきている子どもがいる中、りす組のN君は肝油の蓋を持ってきていました。Nくんが持ってきた蓋の裏側も銀色でキラキラと輝いていたのです。缶の蓋という予想にないものが出てきたので思わず笑ってしまいましたが、子ども達の発想力にはいつも驚かされます。雨の為バスがくるのを待っていたぱんだ組の子ども達から「まだいっぱいいキラキラにしたいから先生もおかし沢山食べてね」とお願いされれたので微力ながら協力したいと思います。四クラスそれぞれが作ったねぶたは、運動会とは一味違ったねぶたになりそうです。そんな年中児達のやる気とアイディア、工夫、一人一人の参加意識を目にしてたくさんの刺激をもらい自分のクラスの年少児達もあのように成長することを願いながら、年少児達が自分たちの集合作品からみんなが仲間であることや、自分の作品がみんなの中で必要な存在である喜びを感じてくれたらと楽しみになりました。

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2023年10月19日 木曜日

雲一つない秋空の下で子ども達の笑顔と元気な声が響き渡った昨日の運動会。登園したHくんが「先生おはよう!!昨日お母さんが運動会頑張ったからご褒美でお寿司食べに行ってきたんよ」と嬉しそうに話をしていると、近くにいたKちゃんも「私はねお肉食べに行ってきた!」など子ども達が沢山話してくれました。

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仮園舎のテントやテラスの下では、年長児が画板やマットを使いお絵描きをしていました。年長さんが描いている絵は衣装なども細かく描いていました。きりん組のKくんは、友達が着ている体操服を見ながら描いていたり、Mちゃんが描いていたリレーの絵には自分や友達、さんさんらんどで見ていた保護者の他にも、周りにいた教師のいた場所までも覚えていて忠実に描いていることに驚かされました。子ども達の絵はそれぞれ忠実に再現されて、表現の仕方や感性の凄さに感心するばかりでした。

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そんな中園庭では年中児と年少児とでリレーをしたり、他学年の踊りを教え合ったりして楽しんでいました。本部席があったテントの下では、教師と一緒に新聞紙でポンポンや指揮棒などを嬉しそうに持っている年少児がいました。ちゅうりっぷ組のTちゃんは「先生お姉ちゃんがしていたポンポンが欲しいから作って」と言ってきたので、「いいよ~!」と引き受けたのですが、材料の新聞紙やセロハンテープを探したり、他の園児と話をしたりして遅くなってしまいました。すると、待ちわびたTちゃんが少し怒った表情で「ねえ先生いつになったら作るの?」と言いにきました。「ごめんね。今から作ろう」と作り始めると、その様子を見に来た他の園児に「今お姉ちゃんと一緒のポンポン作ってもらってるんよ。いいやろ~」と話していました。

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ちゅうりっぷ組のKくんは、作ってもらった旗に絵を描いてくると嬉しそうに振っていました。その様子を見た古森先生がマンツーマン指導で旗の振りや足の動かし方などを教えてくれていました。教えてもらっている子ども達の表情はいつも以上に真剣に話を聞き、その動きを真似ようとする姿は幼い年長児さんのように見えとても可愛らしく思いました。その後は園庭中央に準備された保育園の運動会用の人工芝では、廃材箱から作ってきた手作りの太鼓などの楽器や旗を持ちよった異年齢児が集まり、年長児さながらの鼓笛隊を楽しんでいました。運動会の余韻はまだまだ冷めそうにない子ども達です。

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昼食頃に園庭で何やら騒がしかったので覗いて見ると年中さん達がリレーをしていたので駆け寄った時には、すでにアンカーが走りだした時でした。走り終えた子ども達が「がんばれー!!」と応援している中に「早くゴールの線を越えないと!!」と教師が何度も言っているのが聞こえたので振り返ってみると、ゴールの線手前で立ち止まっている子どもがいました。その園児はゴールの線を越える前にゴールできたと思いクラスの友達がいる所に行ってしまっていたのでした。ゴール前に戻された園児は「ゴールしたのにどうして戻されたのだろう?」といった表情で見ていました。そうこうしている内に、後ろを走っていた園児が次々にゴールしていったのでした。走り終わった年中さんに古森先生がリレーには走る事だけでなく、ルールがある事を教えてくれました。今日たくさん教えてもらった年中さん達のリレー、次からまた一味違ったリレーが見られそうです。

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2023年9月27日 水曜日

 今朝早く、登園してきたちゅうりっぷ組のHくんとKちゃんが、家から大きな紙袋を持ってきて「先生!今日おっきいの持ってきたよ♪」と教師や友達にとても嬉しそうに見せました。どうも昨日のブログで手作りのパイナップル帽子を作ることを知った保護者が持たせてくださったようです。子ども達は友達が袋を持ってきているのを見て、自分も帽子を作らなければと気持ちが高まってきたようでした。中には自分の体と同じくらいの大きな紙袋を持ってきて、張り切って作ろうと大奮闘している子もいました。どんなパイナップルができるか楽しみです。

 さて、幼稚園では「今、工事の車がどんどん入ってきて工事をしていて、とってもおもしろいよ。見に来てごらん」と園長が声を掛けてくれました。年少さん達はそれを聞いて、「見に行きたい!行こう行こう!!」ということで、年少組みんなで工事を見に行くことになりました。幼稚園に近づくと、Tくんが「あっ、何か音が聞こえる。何の音かな?」と言いました。そこで、みんなで立ち止まり耳を澄ませてみると、かすかに工事車両が動いている音が聞こえてきました。「何が動いてるんかな?」「ショベルカーやない?」などと話しながら、自然と足早になって歩きだしました。幼稚園には、工事の様子が一面に見える素敵なアクリル板の透明スクリーンがあるのです。このスクリーンは、園長が特別に工事の方にお願いして作っていただいたものです。子ども達は「わ~!すご~い!」「ショベルカーが動いてる!!」と顔を目いっぱい近づけて見ていました。そしてその後、二階のテラスに上がり、下を見降ろすと大きな穴を掘っていることやダンプカーの荷台に大きなコンクリートが積まれていることに気が付き、あちこちで「わ~!すごい!」「あれ見て~!大きいね!!」など口々に言い合っていました。

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テラスから工事の様子を存分に見て楽しんだ後、ぱんだ組の部屋に行ってみると年長さん達が鼓笛隊の練習の準備をしていました。その様子を見た子ども達は「何をしているんだろう?」と物珍しそうに近寄って行ったその時、ドーン!!と大きな太鼓の音が鳴り響きました。迫力ある太鼓の音にみんなびっくりした様子でしたが、その後は練習をしている年長さんの様子を真剣な表情で見ていました。

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そうしていると、今度は階段の上の方から音楽が聞こえてきたので、そ~っと会議室も覗いて見ることにしました。そこでは旗を持った年長さん達がかっこよく旗を振ったり、列になってポンポンを振って踊ったりする姿がありました。ここでも、年少児達はしばらく見入っていました。そんな楽しい時間を過ごした後、仮園舎に向けて歩いていると後ろから「ピッピッ。ピッピッ」と言う声が聞こえ、振り向くとTくんが「止まるよ~。ねぇ、止まってよ!!次は歩くよ!!」と年長児が練習していた様子を思い出して、友達と真似っ子をして歩いていました。今日は年長児の練習を少し覗いただけなのに、年少児にとって真似をしたくなる程、印象に残っているんだなと思いました。みつばっ子達はみんな仲間。やっぱり年長さんは、小さい子にとって憧れの大きな存在なのですね。

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2023年8月24日 木曜日

今日は赤コースの夏季保育がありました。夏休み中子ども達は家庭で過ごしたり、預かり保育で毎日登園しさんさんらんどの仮園舎で過ごしていたり、家庭で過ごしていて一か月ぶりに赤コース全員登園になりました。バスで登園した子どもの中には、教師から「おはようございます」と声を掛けられ少し照れくさそうな表情をしてる子もいましたが「おはようございます」と大きな声で返してくれました。

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旧園舎の解体工事も次は新園舎改築になるため園庭の大部分が使用できなくなります。そこで子ども達が部屋で過ごす時間が多くならないよう少しでも外で遊べるようにと、古森先生からアイデアをもらい靴箱があったテラスも広くして子ども達が遊べるようにしていきました。登園してきた年長児、ぱんだとりす組さんは夏休み前まで使用していた靴箱がなくなっていて驚いた様子でしたが、教師から靴箱が移動したことを教えてもらうとすぐにクラス表示を見つけ、自分の名前を探して靴を片づけていました。

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そんな中靴箱に貼っている名札がなくなっていたくま組のRくんは、それに気が付いて自分で広告の裏紙を名前シール程の幅に切って、名前を書きセロテープで貼っていました。仮園舎に引っ越した時に年長児達はそれぞれ自分で名前を書き、空いている靴箱に貼った経験があったからだと思いました。年長児達は今回の事だけではなく園生活中でも自分達でしようという姿を多く見ることがありこれからも子ども達の自発性を大切にしたいと思いました。

今日の夏季保育では、園舎の解体で広くなっている場所を子ども達に見せてあげたいという古森先生の思いで、工事の方々に協力してもらいフェンスの中に特別に入らせてもらうようになりました。夏休み前まで幾度も工事の様子を見せてもらっていた子ども達は、解体されていた園舎がすっかり無くなっている様子を見て、「あっ、幼稚園がなくなってる」と驚いていました。今まであった園舎がなくなり広く整地されているのを子ども達だけではなく教師も感慨深いものがありました。工事の方に用意してもらったバックフォーに乗せてもらい写真を撮らせてもらう時には、工事車両が好きな子ども達は大興奮でした。ちゅうりっぷ組のOくんは「俺動かすところに乗りたい!!」と運転席に乗れることを今か今かと待っていました。自分達の順番でバックフォーに乗ると笑顔いっぱいでとても嬉しそうにしていました。その他にもボーリング調査をしている様子を見ていた年長さんは機械や、作業をしている方々に興味津々です。機械についているメーターや、レバーを動かすと機械が動いていく姿に目を輝かせていました。

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工事見学の後は、夏季保育ということで今日は特別にポッキンアイスが用意されていました。天気も良かったので広くしたテラスと二階のテラスで分かれて食べようということになりました。ポッキンアイスを子ども達はとてもおいしそうに食べていました。明日は青コースの夏季保育があります。教師一同子ども達と会えるのを楽しみにしています。

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2023年7月1日 土曜日

ちゅうりっぷ組では、来週から7月になるので七夕の絵本の読み聞かせをし、今日壁面作りで短冊を作りました。朝のおやつの炒り玄米を食べた子ども達に、「ねぇねぇ、昨日絵本読んだときに出てきた、牛のお世話をする人とお洋服を作る人が出てきたお話覚えてる?」と聞いてみると、「ひこぼしとおりひめ~」とすぐに返ってきました。「そうそう、ひこぼしと・・・」と話し始めると、Tちゃんが話を遮るように「悪いことをしたけん会えんなったんよ!!」と言ってきました。それを聞いていた周りの子ども達も「うしが病気になったんよね~」、「お洋服がなくなったんよ!」と話の内容を覚えていて答えていました。子ども達がお話を覚えていたので更に聞いてみることにしました。「七夕の歌で五色の短冊って歌ったんやけど何色があったか覚えてる?」と聞いてみました。すると「みどり~!」「しろいろもあったよ!」「あか!あか!」と五色の緑、赤、黄色、白、紫色を答えていました。昨日一度読み、五色の意味については、お友達に優しくすることや、お約束を守ること等を簡単に話しました。年少児なので分かるように少し伝えるだけでいいかなっという気持ちでした。そんな教師の心使い以上に子ども達はしっかりと聞き由来についても理解していたのでした。
早速壁面作りをしていくことにしました。折り紙を貼り重ねて作った星は、年少児には難しかったのですが、折り紙遊びが得意な子どもは貼り方を覚えると、同じテーブルの友達ができていないことに気が付くと「こう、こう」と手を動かし折り紙を回すしぐさをして教えていたり、他のテーブルに行きそこで教えていた友達と競い合って教えたりしていました。

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降園前に、来週から自由参観でお家の人が幼稚園に来て、みんなが絵を描いたり、廃材で作ったりしたのも見てもらうんだよ伝えると、「え~恥ずかしいやん」「見られたら恥ずかしい」不安や緊張があるようでしたが、子ども達
の表情はとても笑顔いっぱいで嬉しそうでした。自由参観では子ども達が幼稚園で生活している自然な姿を見ていただきたいと思います。

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2023年5月10日 水曜日

今日の年少児はさんさんらんどの遊具で遊ぶことと、6月から自分達が生活するようになる仮園舎の工事の様子を見ることを目的に屋外遊ぎ場へ行きました。今回でさんさんらんどに遊び行くのは3回目なのですが、今までは年長さんや年中さんのお兄さんお姉さんに手を引っ張ってもらいながら、交通ルールや園外の人とすれ違う時に挨拶をすることなどを教わりながら行っていました。しかし、今回は年少児だけで行くことになり教師達は少々緊張気味で出かけて行きました。ちゅうりっぷ組では園庭に並ぶ前に教室で子ども達に「今日さんさんらんどに行くんだけど行く時にお約束があったの覚えてる?」と聞くと、Hちゃんは手をまっすぐに伸ばして「壁にぺったんこで行く!!」と大きな声で答えました。するとHちゃんに続けとばかりに「おはようって言う」「渡る時手を挙げる」などたくさんの声があがりお兄さんお姉さんに教えてもらったことをしっかりと覚えていることに感心しました。話を終え、子ども達に「頑張って歩いてさんさんらんどでたくさん遊ぶぞー!!」と声を掛けると「おー!!」と大きな声で応えていました。

出発すると園舎の裏山側にある非常階段から年長さん達が「頑張ってねー」と応援をしてくれました。子ども達はその声を聴いて「行ってくるよー」「頑張るよー」など言いながら手を大きく振って応えていました。あとから追いかけてきた古森先生から「お友達から離れないようにしないと」と声を掛けられた子ども達は前にいる友達と間が空いてくると、年長さん達のように手をつないでいた友達の手をしっかりと握って引っ張り合いながら前の友達について行っていました。さんさんらんどに着くと、古森先生や工事をしている方から年少さんやたんぽぽさんが生活するようになる部屋やトイレの場所を教えてもらいました。部屋割りの話を聞いた教師達は「トイレから近いからここがいいな」などと自分のクラスのお部屋をどこにしようかと話し合っていました。その傍で子ども達はというと、「お部屋おっきいね」「まだ入ったらダメなんかな」と楽しみにしている様子でした。

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話を聞き終えて「年少さん遊びに行こうか」と声を掛けると我先にと入口の階段に向かい、さんさんらんどのローラー滑り台や汽車の遊具などで遊び始めていました。新入園のちゅうりっぷ組のM君は初めてさんさんらんどで遊んだ翌日から「今日はさんさんらんどに遊びに行かないの?」「今日は雨が降っているから遊びに行けないよね?」など毎日さんさんらんどで遊ぶことを楽しみにしていました。そんなM君は近くの友達に「ローラー滑り台に遊びに行こう!!」と声を掛け一番に滑ろうと階段を駆け上がっていきました。M君達がローラー滑り台から「おーい先生」と滑りながら手を振り滑っていく様子を見たAちゃんは「私も早く滑るー」と小走りで駆け上がっていきました。さんさんらんどの下から子ども達が遊んでいる様子を見上げると、子ども達が遊具の取り合いや順番待ちで揉めることなく伸び伸びと遊んでいる姿を見て改めてさんさんらんどの広さを実感しました。子ども達は時間いっぱいさんさんらんどで遊び満足した表情で帰途につきました。6月からは年少とたんぽぽさんは、さんさんらんどの仮園舎で生活することになるので、古森先生や教師達で話し合い子ども達が安全に生活していけるように気持ちを引き締めて見守っていかなければなと思いました。

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幼稚園に帰ってくると、ビワの木の上部になっている実が熟れていてすでにカラスに食べられているものもあることに気が付いてすぐに収穫することになりました。年少児の帰りを待っていた年長さんや年中さんが駐車場に来る待ち時間に先に到着した年少さん達に「この前びわを採った時にはなかったんだけど新聞紙が付けてあるのどうしてか分かる?」と質問すると、Mちゃんが「カラスから守らないといけないから」とすぐに答えていました。前回採れたてのびわを駐車場で食べて部屋に戻ったぱんだ組さんが外を見ると、早速カラスが食べに来ていたことを他の学年に知らせ年長さんと年中さんが袋作りをしてくれていたのです。そんななか今日、古森先生から上部の届かない所は熟れているのですぐに収穫したら良いことを指導してもらい収穫することになったのです。上部の枝を子ども達が収穫できるように教師が切っていると「頑張れー」の子ども達の声援を受けて教師が枝を切り取っていきました。その後、収穫したびわは年長さんがクラス毎に分けて持って来てくれました。降園前に子ども達に切って渡すと、前回びわの皮むきが分からない子どももいたのですが、配り終えると自分の手で皮むきをし、パクっと口を大きく開けて一口で食べたり、一口一口味わいながら食べていったりと各々で味わって食べていました。ちゅうりっぷさんも年長さんや年中さん達みたいに袋を作ってびわをカラスから守ろうと言うと、「まだたくさん食べたいからびわを守ってあげんといかんね」などと言って、袋を作ってカラスから守ってたくさんびわを食べられることを楽しみにしていました。年長さんに分けてもらって食べることだけではなく、年長さんや年中さんがしている姿を見てたくさんのことを学び3歳児なりにできることを見つけてやろうとする姿を認め支援していきたいと思います。

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コメント (「たくさん遊ぶぞー!!」 ちゅうりっぷ組 澤近宏一 はコメントを受け付けていません)