2025年6月23日 月曜日
先週の晴れの天気が嘘のように、今日は朝から降ったり止んだりの雨模様で梅雨空が戻ってきました。登園して来た子ども達はプールバックを片手に「今日はプールできんかな?」「雨やけん無理やない?」と少し残念そうに話していました。
さて、今日から保育参観と作品展が始まりました。保護者の皆様には、普段の子ども達の生活の様子を見てもらえるように、1週間の中で見たい保育活動を選んで参観に来ていただきます。又、作品展示は一人一点、絵か作品のどちらかを教師のコメントと一緒に展示しています。子ども達が遊びの中で制作した世界に一つしかない素敵な作品をご覧いただきたいと思います。
今日の保育参観の活動は天候が不順で気温も低かったため、プール遊びは中止とし、戸外での活動が中心になりました。「雨が降っているのに戸外で遊べるの?」と思われるかもしれませんが、雨の日でも子ども達が戸外で存分に遊ぶことができる環境があるのが、三葉幼稚園の特色です。木造の園舎1階はままごとコーナーがあります。そして、その横の泥場は泥団子作り用の真砂土の泥場になっていて泥団子作りに最適な環境になっています。そこから雨除けに張られたテントの通路を通り抜けると、大型テントの下では子ども達が作った魚を泳がせているプールの魚釣り等、コーナーや降った雨水を使った水遊びが盛り上がっていました。そんな魅力的な環境の中で伸び伸びと遊ぶ子ども達の姿を保護者の皆様には見ていただくことができたのではないかと思います。又、雨上がりの園庭で子どもに混じってどろどろになって遊んでくださっているお母さん方を見て、嬉しくもあり感動しました。他にも保育室で子どもの机に座って相手をしてくださったお父さん。まさに私達教師の願い、保護者参加の場面でした。先般の参観日の子どもとの触れ合い遊びと言い、子ども達の幸せいっぱいのあの笑顔と言い、子ども達の心の宝物になることと思います。
さて、りす組とぱんだ組では、保育室で集団ゲームをしました。今日は数遊びの「猛獣狩りゲーム」と「じゃんけん列車」「椅子取りゲーム」をしましたが、数名の保護者が参観に来られていたので、「お母さん達にも入ってもらってゲームしようか?」と子ども達に聞くと笑顔で「いいよ!」と返事が返って来ました。保護者にも保育に参加してもらって、「猛獣狩りゲーム」と「じゃんけん列車」を一緒に楽しんでいただくことができ、とても楽しい時間になりました。三葉幼稚園の保育参観は保護者参加型の内容が多くありますので、是非参観に来られた時には、子ども達と一緒に楽しんでいただければと思います。
明日からは保育参観に加え、あそびのお部屋の参観も始まります。ご都合の良い日にお越しいただき、三葉っ子達の明るく伸び伸びと活動する姿をご覧ください。
2025年5月28日 水曜日
幼稚園の駐車場に咲いているハイビスカスのような真っ赤な花をご存じでしょうか?この花はタチアオイといって、梅雨入りと梅雨明けを知らせてくれる花だと言われています。幼稚園の駐車場のタチアオイも開花し、そろそろ梅雨がやって来ることを知らせてくれています。
今朝、古森先生が幼稚園の駐車場で赤ちゃんすずめが飛ぶ練習をしているのを見つけ、そのことを年長児達に教えてくれました。それを聞いた数名の年長児達は、赤ちゃんすずめに気付かれないように、そーっと近づいて様子を見にいきました。すると、子ども達に気付いたのか「ちゅん!ちゅん!」と鳴きながら赤ちゃんすずめは飛び立っていってしまいました。まだ大人のすずめのようにたくさんの距離を飛ぶことはできないようでしたが、飛んでいく赤ちゃんすずめの姿を見ながら「すずめさん、上手に飛べるように頑張ってね!」と応援していました。
苺やビワ、クラスで育てているトマトに駐車場の夏野菜と植物への関心が高い三葉っ子達。今朝も苺当番のうさぎ組の子ども達がせっせと水やりをしたり収穫できる苺はないか色を確かめたりしていました。以前にこんなことがありました。
5月上旬に駐車場の畑に年長児達がゴーヤの苗を植えました。天気の良い日が続く予報が出ていたので、私は土の乾燥を防ぐのを目的にゴーヤの苗の周りに敷き藁をしたのでした。そして、休み明け。水やりをしに行った年長児達が「ゴーヤの葉っぱが食べられてる!」と若い葉っぱにたくさんの穴が空いていることに気付きました。すると、「これはダンゴムシの仕業だ!」「ダンゴムシは涼しいところが好きやけん、藁を住処にしとんよ!」「藁をのけたらダンゴムシがおらんなるんやない?」「よし!藁をのけよう!」と子ども達だけで次々と解決策を考えていきました。この年長児達の姿には本当に驚かされ、脱帽しました。教師が子ども達に教えたわけではなく、自分達の経験や知恵を働かせて考え、見事にゴーヤの苗をダンゴムシから守ることができたのでした。今、このゴーヤは順調に育ち、つるを巻いて大きく育っています。収穫までの間、世話と観察を子ども達と続けていきたいと思います。
今日は久しぶりに気温が高くなり、事務所のカーポート下の温度計は30度に迫っていました。三葉幼稚園では、暑い日でも子ども達が存分に遊べるように、たくさんのテントを出して日陰を作っています。古森先生はよく「子ども達は自然に近い生き物だからね。」というのですが、まさに今日も藤棚の下の涼しい砂場やイチョウの木陰など、自然に作られた日陰に集まって遊んでいました。すると、「喉乾いたけん、お茶飲もうや!」と年少児達が声を掛け合って、自分達で水筒のお茶を飲んでいました。子ども達には、暑さに慣れたり熱中症に注意したりする中で生きる術や知恵を身につけ、三葉っ子らしいたくましさが育ってほしいなと思います。
2024年2月29日 木曜日
朝、バス当番から幼稚園に戻ってくると、雨が降っているのにもかかわらず、子どもたちはテラスやテントの下を使って元気いっぱい遊んでいました。
なかでも大きなテントの下には、子どもたちが集まっていました。何をしているのか気になって、そこに行ってみると年長さんたちがフラフープ対決をしていました。始めはたくさんの子どもたちが参加し、対決して負けた子が退散していき、だんだん人数が減って、最後はくま組のYくんとぞう組のEくんの一騎打ちになりました。今度はまわりで2人を応援する子どもたちが増えていき「がんばれ〜!」という大きな声援がたくさん聞こえてきました。YくんもEくんも上手にフラフープを回し、気が付くと数十分も回し続けていました。実は、この対決の前に1試合すでに終わっていたようで、1回戦はぞう組のEくんが勝ち、2回戦はくま組のYくんが勝ち、1勝1敗になりました。2回戦で負けてしまったEくんは悔しかったようで、この戦いは明日に持ち越しになりました。昨日は、先生たちのなわとび大会、今日は子どもたちのフラフープ大会があり、やっている子どもたちだけでなく、まわりで見ている子どもたちや教師も盛り上がっていました。
りす組では、明日から3月ということでひなまつりの絵本を読んだ後、廃材を使ってひな人形作りをしました。保育終了後の預かり保育で、年長さんの部屋を借りている子どもたちは、年長さんたちが作ったかわいいひな人形を見ていたので、「この廃材で作ってみよう!!」と言って、うれしいひなまつりの歌を歌いながら楽しんで作っていました。はさみを上手に使い、本物のひな人形に飾ってあるぼんぼりも見て作っていました。子どもたちのアイデアは無限大で、「こうしてみよう!」「ここが倒れるから、何かで支えてみよう!」と自分たちで考えている姿を見て、「もう少しで年長さんになるんだな〜」と、子どもたちの成長を感じることができ嬉しくなりました。明日は、ひなまつり給食です。みんなで作ったひな人形を飾って食べることができるのが楽しみです。
もう1つ、年長児が6月に植えたもち米の苗が成長して、11月に稲刈りをしました。そのもち米は精米されて、12月おもちつきをして、鏡もちとお雑煮、そしておしるこになりました。残った赤いおもちと白いおもちは、実は3月のひなまつりのために小さく切って、毎日おひさまに当てたり、お部屋で乾燥したりして、固い固い小さな小さなカチカチおもちになりました。明日持ち帰るひなあられは、カチカチおもちを油で揚げて、みんなのひなまつりのお土産になったのでした。味わってみてください。
2024年2月6日 火曜日
今朝も雨あがりの園庭で子どもたちが寒さに負けずままごとやフラフープで遊んでいました。そんな中、くま組のTくんが何かを発見したようでした。そこに行ってみると、大きな泥舟を覗いていました。泥舟の中には、昨日の雨で雨水が溜まり、朝晩の寒さで一部が氷になりかけていました。Tくんは、泥舟の中に溜まった水をそ〜っと触ってみると、「かき氷みたいにしゃりしゃりしてる!!」と言っていました。
また、年長さんたちは短い縄を2本つないで長い縄にして、長縄跳びを楽しんでいました。縄をまわす人、跳ぶ人が交代しながら1人で跳んだり、2人で跳んだりしていました。そこにある物を使って、上手に遊ぶ姿を見て、「さすが三葉っ子だな〜」と思いました。霜や氷など、この時期ならではの自然現象に目を向けたり、子どもの様子にあわせて環境を変えたり教師が周りにより一層目を向けていかなければならないと思いました。
今日も各学年・各クラスが生活発表会に向けての練習をしました。順番を待っているときに年長さんのお部屋を覗くと、劇の小道具を作っていました。昨日の練習のときに年長さんの劇を初めて見せてもらったりす組のTくんは、年長さんたちが各クラスで何かを作っていることに気付き、「何してるんだろう〜?」「何を作ってるんだろう?」と気になっていました。年長さんに聞いてみて、教えてもらったことを話すと、Tくんも興味津々でした。生活発表会の本番までは、あと少しです。どの学年も子どもたちの1年間の成長を見てもらおうと張り切っています。残りの練習も子どもたちと楽しみながら、演じたり表現したりしていきたいと思います。
2023年12月7日 木曜日
今日、年中さん・年長さんが仮園舎で過ごしていると、古森先生から「幼稚園にたくさんのミキサー車が来ていて、工事もだいぶ進んでいるので見にきたら・・・!」と声をかけてもらいました。そこで、さっそく準備をして、見に行くことにしました。工事の様子を見るのが大好きな子どもたちは幼稚園まで行く足取りも軽く、「今、どうなっているんだろう?」「早く見たいな〜!」とわくわくしながら歩いていました。幼稚園に到着すると、1階の透明板のところからコンクリートポンプ車やミキサー車が動いているのが見えてきました。以前見たときよりも1階の部分ができていて、子どもたちも「幼稚園ができてきてる!」と喜んでいました。
各クラス交代しながら、2階のテラスや3階の会議室の窓から工事の様子を見ていると、新しい園舎の2階の部分が作られようとしていました。3階の会議室の窓からは、鉄筋の骨組みがよく見え、工事のおじさんたちがコンクリートポンプ車の太くて長いホースから流れ出るコンクリートをならしている様子がよく見え、子どもたちは大興奮でした。今日は、たくさんのミキサー車が入れ替わり立ち替わりで何十台も幼稚園にやってきていました。りす組のSくんは、その様子を見ながら「先生、ミキサー車が出ていったよ。あっ、もう一台来たね!!」とにこにこ笑いながら話していました。仮園舎で過ごすようになって数日で工事の様子が見ない間に変わっていることにとても驚きました。子どもたちのために毎日汗水たらして工事を進めてくれている工事現場のおじさんたちにも感謝の気持ちをもって、これからも子どもたちにとって貴重な経験になるように工事の様子を見守っていきたいと思っています。
明日は、子どもたちが楽しみにしているお楽しみ会です。工事中で教師みんなでどのようにしたら、例年以上に思い出に残る会になるか頭を悩ませたところですが、何とかサンタさんも来てくれるようです。(子どもに内緒です。) 歩き登園の方は、8:30までに登園させてください。(それ以降に登園される方がいる場合、サンタさんは来れませんのでご協力ください。)
2023年11月16日 木曜日
バス当番だった私が朝のバスが終わりさんさんらんどに戻ってくると、年長さんがやってきました。年長さんたちは、お皿を持っていてその中にはオレンジ色の物が入っていました。「あまいからどうぞ!!」と言われたので一口食べてみると・・・それはあまくなくて、口に残る感じがする美味しくない渋柿でした。「ひっかかった〜」と言ってにこにこしている年長さんたち。これは、古森先生がさんさんらんどの山の上にある果樹園で実ができていることに気付いて収穫してくださった渋柿でした。皮をむいて、みんなで一口ずつ食べてみると渋くて不味くて、ほんの少し口に入れてもらった子どもたちの表情もなんともいえない顔でした。そしてその後に「それでは〜これをどうぞ〜」ともう一口みんなで分けて食べた物は渋柿の熟した柿でした。どちらも同じ渋柿です。さんさんらんどのおひさまパワーで熟した渋柿はとても甘く子どもたちも渋柿のときとは違って「あま〜い!」とおいしそうな表情をしていました。
幼稚園では、干し柿づくりも始まっています。預かり保育の森さんから貰った渋柿の皮をきれいにむいて、わらの縄に吊るして干し柿にするのです。おひさまパワーで、渋かった柿が12月にはおいしい干し柿になります。おもちつきの頃には、甘くなって食べられるとのことで、みんなで分けて食べられるのを楽しみにしています。
また、今日も年中4クラスで遊びました。広いさんさんらんどの園庭でフラフープを広げ、「ケンケンパー」と言いながら友達と跳んだり、長縄跳びをしたりしていました。長縄跳びでは、縄をまわす人・跳ぶ人を交代しながら、失敗しても何度も挑戦する姿がありました。他にも子どもたちの遊びを見ていると、園庭の至る所で数人が集まって何かをしていました。近くのグループに「何をしているの?」と聞いてみると、「キャンプごっこ」をしていました。ちぎった落ち葉を小さな石で囲み、たき火に見立てていました。そんなとき、戻ってきたAちゃんが「マシュマロ、持ってきたよ〜!」と言っている姿を見て、とても微笑ましく笑ってしまいました。子どもたちは、いろいろな場面で周りをよく見ています。自分たちの目で見たこと、経験したことを何かにイメージしたり、見立てたりして遊びの中に取り入れて表現する姿がそこそこで見られ、さすがだなと感心します。明後日の作品展では、そんな子どもたちの表現を保護者の皆様に見て頂けるのを子どもと一緒に教師たちも楽しみにしています。
2023年10月26日 木曜日
今日は、昨日の青コースに続いて、赤コースのさつまいもほりがありました。昨日、さつまいもほりに行って帰ってきたらいおん組さんがさつまいものつるを持って「これはなんでしょう?」と言って、幼稚園で留守番をしていたクラスをまわってくれました。年長さんにつるを見せてもらったり、昨日収穫したさつまいもを外で乾かしているのを間近で見た子どもたちは朝、登園したときからわくわくした表情で、出発の時間を今か今かと待っていました。
年中さん・年少さんにとって初めてのレインボーファームでのさつまいもほり。昨日のブログにもありましたが、土が乾燥してコンクリート状態のため、昨日の経験から役員さん方のお手伝いも頂いて、何とか昨日よりは土を砕いて臨んだのですが・・・。やはり、大変で教師たちは頭を抱える状況でした。しかし、子どもたちはそんな場面でも元気いっぱいで昨日同様、年長・年中・年少児5〜6人のチームになり掘っていきました。年長さんがリーダーになって、「ここを掘るのを手伝ってくれる?」と年中さんに声をかけたり、「頑張って掘るけん、掘りやすくなるまで待っててね!」と年少さんに声をかけたりしていました。年中の子どもたちも年長さんの手伝いをしながら、掘ったさつまいもをどこに入れるか分からず困っていた年少さんに「あの中に入れるんよ。」と優しく教えてあげていました。
さつまいもほりが終わると、年長さんが稲かりをした田んぼを探索しました。年長さんたちが干している稲の稲木を見たり、落ち穂を拾ったりして子どもたちものびのびと自然を感じていました。
そんなとき、古森先生が「いいものを見せてあげるよ。」と言って、子どもたちに声をかけてくれました。古森先生がいる田んぼの水路のところに行ってみると、「ここに、学校があるよ。」と言って、何かを捕まえようとしていました。「ここはね、メダカの学校なんだよ。」と教えてもらうと、年少さんから年中さんまでが水路をじっと覗いてメダカを探したり、「あっ、カエルやエビもいた。」と言って他の生き物を見つけたりしていました。
残念ながら水が濁っていて水路の底も見えない状況でしたが、メダカたちは濁った水に目玉を出して集団で本当にメダカの学校のように上流に向かって泳いでいました。そこで古森先生が網でそ〜っと水面を優しく掃くようにしてメダカを捕まえてくれました。先生たちが農園のきれいな水をバケツに入れて持ってくると、メダカたちは嬉しそうにすいすいと泳ぎ始めました。このメダカは幼稚園に持ち帰って、各クラス分け合って大切に育てることになりました。現代では、田んぼで遊んだり水路にいる生き物を見つけて親しんだりできる機会が減ってきています。子どもたちの気付きを大切に、また貴重な自然との関わりを大切にしていきたいと思いました。
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