2023年7月19日 水曜日
今日は年長児4クラスで駐車場のキュウリを収穫しに行きました。実は園長からキュウリを出来るだけ大きくなるまで待って少し色が変わる頃に収穫するように言われていて、今日が待ちに待ったその日なのでした。集まると、野菜クイズが始まりました。1問目はキュウリの花の色です。みんなで目の前のお花を見ないよう目をつぶって「①赤、②黄色 さあどっちでしょう!」ときかれると、自信を持って”2番!!」と答えていました。そして2問目です。「キュウリの葉っぱは触るとどんな感じでしょう!①ふわふわ②ちくちく③ぬるぬる」というクイズには答えが分かれました。「正解は①と②でした!」『えぇ~』と楽しくクイズをした後、今日はなんと10本のおおきなキュウリが収穫できました。みんなの収穫したキュウリとその時に一緒に収穫したトマトのリリコは氷水の入った大きなタライの中で冷やしておき、その間に、ペットボトル水鉄砲をして体をたくさん動かし、走り回って楽しみました。
散々遊んだあと、水着のままテラスの前に集まった子ども達は古森先生が出てきてくれるとわくわくと期待のまなざしを向けます。そこには先ほど収穫して冷やしておいたキュウリがありました。先ほど収穫した大きなキュウリと普通のサイズの2種類のキュウリがみんなの前に並べられ、古森先生が「みんな見てて、こんなーに大きくなったキュウリの中と小さいキュウリの中どんな違いがあるか切ってみるよ〜」と言いながらキュウリを縦に包丁を入れてみせてくれました。すると「あっちがう!」「大きいのはたねがある!」と気付いたことを口々に、よく聞いていて反応していました。割ってみたキュウリの中身は小さい普通のキュウリはたねが大きくなっておらず、大きくなるまで待っていたお母さんキュウリのたねは大きく、かたくなっているのがよく分かりました。そしてこのお母さんキュウリは白くて…とっても美味しそうに見えました。
でもそのまま食べるのではなく、「みんなは今たくさん動いて汗かいたね。汗にはお水とお塩が入っていてしょっぱいんだよね!という事はみんなの体の中からお水とお塩がなくなってきたので、そんなみんなの体に今必要なのはお水とお塩だね。そこでこのきゅうりでみんなの体の中にキュウリのお水とお塩を返してあげるんだよ~」と楽しくて不思議な話をしてくれました。そしてキュウリを切るときにもまた1つ美味しくなる方法を教えてくれました。それは「大きくなりすぎたお母さんキュウリの皮はかたいので皮を剥きたいけど…皮にも栄養があるからこうやってしゅるっとしゅるっとしましま模様に皮をむいて皮も残すんだよ。しましまにすると栄養もとれて皮も食べやすくなっておいしいんだよ」と話をしながら、古森先生の手は止まらず動きつづけます。その様子をじーっと見つめる子ども達。大きめに切られたキュウリを見てT先生やN先生たちが「これとこれとこれとこれ、私のやつ!」と茶々を入れると『ダメー!!私のも!それ〇〇の!」と子供達の悲鳴が上がります。そしてボールに入った半月の形の厚めに切ったキュウリに魔法の粉(塩)を入れると、古森先生がボウルを振ってキュウリをころころと転がして、塩がキュウリ全体にかかるように器用に動かしていきました。そのリズムに合わせて子ども達も自然と『1、2、1、2.』とかけ声をかけます。そしてキュウリの塩ころがしのキュウリが完成すると味見をさせてもらいました。薄塩のキュウリは少し甘さも感じられ、口に入れた瞬間の子ども達の表情…なんともかわいらしく顔が溶けそうなほど満面の笑みで「おいしい~」と食べていました。あんなに野菜が苦手なSちゃんも「おいしい」とペロッと食べていて、みんなで食べるこの時間の大切さを感じました。そして今日は塩ころがしだけでなくみんなの育てていたトマト、そして1本だけできていたナスも食べることができました。ナスは塩ころがしではなく、塩をもみこんで水分を絞る調理法をみて、『ナスよしよししてる!』そしてぎゅーっとしぼると水がタラタラ〜っとたくさん出てきました。「うわーすごい。」と子供達が命名のナスの”塩よしよし”の調理法のナス料理を食べることができました。更にキュウリの塩ころがしだけでなくお酢で味付けしたものも加わり、全部で4種類のお野菜料理を食べることができました。どれもとっても美味しかったようで「もっと食べたい」「おいしい」と大喜びの子どもたちでした。水鉄砲を終え、水着姿で夏の野菜をほおばる子どもたちの姿はとってもかわいかったです。そして年中、年長だけでなく、たんぽぽ黄組や保育園のもも組さんも太めに切ったキュウリの塩転がしおいしくてぺろっと食べ、おかわりをねだるほどだったそうです。その時期、その時期に旬のものをタイミングよく味わわせていきたいなと思いました。
2023年6月5日 月曜日
今日は年中さんと年長さんが秀野邸に、年少さんがポンタ農園に、そしてたんぽぽさんは駐車場に行きじゃがいもと玉ねぎの収穫をしました。
<年長、年中>
始めに北斎院町の畑に到着した年長児は畝に入っていき、じゃがいもの掘り方について話をききました。教師が「じゃがいもは誰が植えたの?」と聞くとここのじゃがいもは自分たちが植えたことを自信満々に答えていました。じゃあ、何を植えたの?という質問に「種?ちがう…」と首をかしげながら少し不安そうに答えていました。なんとなく違っていることに気付き、何だったっけと考えていたので少しヒントをあげると「あー!じゃがいも切ってお薬つけた!!」と思い出すことができました。過去の自分達の経験をこうした機会に振り返ることで何度も復習し覚えていくんだなと私自身学んだ時間でした。そうして植えたことを振り返ったあと、1株みんなの前で掘ってみるとお母さんにつながった赤ちゃんたちがたくさん出てきました。それを見た子ども達は「わぁ〜ぎゅーっとしてるみたい!」とかわいらしい感想が出てきました。お母さん芋が頑張ってくれたからこんなにたくさん子どもが出来たこと、緑色になっているじゃがいもは毒で、どうしてそうなったのか等の話をきいて、「じゃがいもをたくさん見つけるぞー!」「おー!!」と気合十分においも掘りがスタートです。
そのあと年中さんもやってきて話をきいたあとみんなでおいもを掘り、玉ねぎを収穫しました。あちらこちらで「ここ手伝おうか!」「〇〇ちゃんが一緒に掘ってくれたから大きいの掘れたんよ」と協力して掘っている姿が見られ三葉の子たちだからだなと嬉しくなりました。また、玉ねぎを収穫するときには根がなかなか抜けないと困っていたK君を見て、A君がすかさず助けに入ります。その姿が大きなカブのお話しのようでとってもかわいらしかったです。他にもとれたじゃがいもを抱えきれず、一つ持ったら一つ腕の中からこぼれ落ち、何度も拾いあげていたS君を見て、G君が「半分もつよ!かして」とサラっと言ってかっこよく手伝ってあげている姿などいろいろな姿が見られ、とっても楽しいあっという間のじゃがいも掘りでした。放課後には「当たり前のように年長児がじゃがいもの仕分けを手伝っていて、「三葉っこたちの頼もしさを感じる1日となりました。また収穫したじゃがいも、玉ねぎを給食のメニューで食べれるのも楽しみにしている子どもたちです。
〈年少〉
年少4クラスはポンタ農園に行きました。じゃがいも掘りを楽しみにしていた子ども達は、ポンタ農園に歩いていく道中も「大きなじゃがいも掘れるかな~。」と楽しみでいっぱいです。
ポンタ農園に着くと、世話をしてくれている藤岡さんと田中さん、そして看板犬のポンタ君が出迎えてくれ、子ども達も元気よく挨拶をしていました。
ポンタ農園に行くと毎回思うのですが、空気がおいしく、緑がいっぱいで世界が変わります。トウモロコシにきゅうり、なすびにピーマン!!みかんにもも、沢山の野菜や果物が力強く育ち、モンシロチョウが子ども達が来たのを喜んでくれるかのように寄ってきてくれました。そして、今日子ども達が一番驚き、興味を持ったのは、H君が「へびだー!!」と驚くほど大きなミミズです!!私もこんなに大きなミミズを見たのは久木ぶりです。ミミズさんが土をフカフカにしてくれていることを知ると「ミミズさんがありがとう!」と言う子もいました。
じゃがいもも大きなじゃがいもが出るわ!出るわ!の大収穫となりました。育ててくれた藤岡さんや田中さんに「いっぱい掘れたよ~!」「ありがと~!」とお礼を行って帰りました。どうやって食べるのかも楽しみです。
〈プレ年少〉
たんぽぽ組は今年畑の土の状態と衛生面のことを考えてじゃがいも掘りを中止としました。そのかわり「駐車場に植えてある玉ねぎを抜いたらいいわ!!」と園長に案をもらい子ども達で協力して玉ねぎを抜きました。玉ねぎが抜けた瞬間「ペタン」と尻もちつく子、「とれた〜!」と笑顔いっぱい言う子等色んな姿が見られて教師も自然と笑みがでました。次の給食のカレーライスには子ども達が植えて収穫したじゃがいもと玉ねぎたっぷり入っていることでしょう。楽しみです!!
2023年3月2日 木曜日
明日、3月3日はひな祭りです。会議室にはもう大人になった卒園生のお家から寄贈して頂いたお雛様が飾ってあります。そこでらいおん組では、ひな人形を作りました。
作る前に本物のひな人形を見ることになり、会議室に行きました。「私の家にもひな人形飾ってるよ!」と、女の子たちが話していました。「一段目はおだいり様とおひな様!」物知りな子ども達は得意気に答えます。「2段目は三人官女!3段目はは五人囃子!」と、次々答えていく中「みんな、顔が白いのにこの人だけ色が違う」とJちゃんが気付きました。
白酒っていうお酒を飲んで少し酔っ払っているから顔の色が違うんだよと教えてもらうと「私のお父さんもお酒飲んだら、酔っ払って顔が赤くなる!」と納得したようでした。
次に子ども達が気になったのは、下2段のいろいろな道具でした。「これは何に使うの?」と不思議に思っているとKちゃんが「これは嫁入り道具よ!そして、この一番下にある箱みたいなやつはおひな様がこれに乗っておだいり様の所まで行くやつよ!」とみんなに教えてくれました。「すご〜い!物知りだね!」とみんなに褒めてもらったKちゃんは「家にもひな祭りの本があるからそれで見たんだよ!」と誇らしい表情で話していました。本物のひな人形を見た後はいよいよひな人形づくりのスタートです。本物をじっくり見た子ども達の頭の中には、すでにイメージが出来ているようで、必要な材料を迷わず集めていました。クラスの廃材箱に自分のイメージに会った素材が無かったJくんは「廃材箱を見せて下さい」と他のクラスまで探しに行って青色のきれいな包装紙を見つけてきました。それを持って帰ると、おだいり様の服にしようと頑張って付けていました。Kちゃんは「おひな様の服は、こうやって広がってた」と話すと、自分のイメージ通りになるように服の部分を広げていました。Kくんは「階段みたいにしたい」と同じ形の箱を互い違いにくっ付け、そこにおひな様を並べていたり、Sちゃんは、おひな様たちだけでなく両端にあったぼんぼりを付けたりなど、同じ物は一つも無い個性豊かなひな人形が出来上がりました。
さて、今日はらいおん組は最後の習字がありました。最後の習字は自分の名前を書くので、子ども達も張り切っていました。菅野先生から、一人一人どこに気を付けて書くのかお手本を貰って教えてもらいました。全員がもらい終わると実際に半紙に書いていきます。さっき教えてもらった気を付けることを意識しながら、集中して書きます。一回目が書き終わると、「ちょっと、ここ失敗しちゃったな~」と、自分の字に納得がいかない部分を見つけると2回目は、その部分を意識して書いていきました。すると「こんどは上手にできた」と満足そうな顔、顔、顔。みんな誇らし気に胸を張ります。何度も練習をして書いた本番は「今までの中で一番上手に書けたよ」と言って、友達や先生に見せている子もいました。一年間のお習字の時間に50音全てのひらがなを正しい筆順で書くことを学びました。発表会のプログラム、先生や友達へのお手紙、お泊まり保育のホテルの人達や工事のおじちゃん、他にもお世話になった人達にも書きました。今までたくさんのひらがなを書いてきた子ども達は、習字がとっても楽しかったようです。
2022年9月28日 水曜日
朝から元気いっぱいの子どもたち!踊りの曲が流れると自然とデッキの前に集まってきて、踊り始めます。年長児は自分たちの曲になると「踊りしよー!」と声を掛けあってみんなで踊ります。また、違う学年の子達が来ると教えてあげます。
今日は、年長児は朝1番で踊りの練習をしました。踊りは手足をしっかり伸ばして踊っていましたが、昨日たくさん練習したはずの移動が中々上手に出来なかったのです。それを見ていた古森先生が「年長さん!昨日やった所が出来てないよ!」「みんな、次はどうするのか自分で考えないと、誰かを見ながらしていると覚えられないよ」と声を掛けてくれました。そこで古森先生が子どもたちに仕掛けたのは、自分達で考えながら移動する方法を”ストップゲーム”で遊びながら隊形移動をする方法です。それを聞いた子ども達は「あの、動物とかになるやつやろ?」と嬉しそうにヒソヒソ話してかけっこの構えで待ちます。教師のスタートの合図で走り出すと、ものすごく楽しそうにスタートし、どんな動物が言われるのかドキドキしている様子でした。「ゴリラにな〜れ!」と言われると「ウホウホ!」とゴリラになりきりポーズを決めました。次々言われるお題を難なくこなしていき、次は何だろうとワクワクしていると「クラスみんなでヘビさん!」というお題がきたのです!”クラスみんな”と言われた子ども達は、どうにかヘビを完成させようと「こっち!」「ヘビは長いんよ!」と目標である”自分達で考える”と言う約束通り頑張ります。なんとなが〜い、なが〜い園庭のトラックの端から端まで繋がるヘビが4匹出来上がりました。次は「クラスで鳩」と言うお題です。子ども達は動き始め、形を作って行きました。羽根は?頭は?話し合う暇はありません!自分がどの部分になるか考えながらうごいて完成したのは、教師達は何の形か不明です。そこで、「頭の人!羽根の人!」と聞くと、それぞれでバラバラに手を挙げていました。
「じゃあ、次は〜踊りの丸に移動〜!」と言われるとストップゲームを存分に楽しんだ子どもたちはら気合いもバッチリで移動し始めました。朝は中々上手に出来なかったクラスの丸もすぐに、移動して綺麗な丸ができていました。さらに、+の形になる移動も、列が崩れがちだったのですが、子ども達一人一人が前の友達を見ながら、列を揃えてバッチリ+の形になっていました。「凄い!!出来てる!!」と先程まで困った顔をしていた教師達が笑顔で拍手をしてくれると、凄く嬉しそうに踊っていました。
朝の踊りと比べると何十倍も上手に移動出来て、たくさんの教師に「いいよ!出来てるよ!上手だよ!」と褒めてもらった子ども達の表情は、とても明るく、笑顔が溢れていました。最後には見てくれていた教師達からコメントを貰い、さらに嬉しそうな表情が得意そうな顔に変わっていきました。たくさんの教師達からたくさん褒めてもらって、今日も大満足の子ども達でした。運動会当日まで数日ですが、このまま子ども達のやりたい!楽しい!の気持ちが続くように、教師も笑顔で子ども達と頑張りたいと思います。
2022年7月1日 金曜日
らいおん組では、昨日トマトを守るためにかかしを作って置いていたのですが、今朝トマトの様子を見に行くとカラスにつつかれた跡がありました。しかも、かかしも倒れていました。それに気付いた子ども達は「大変だ!」と大慌てでみんなに知らせに行きました。「朝、トマト見たらカラスが食べた跡があるんよ!」「かかしも倒れとった!」と言うと、すぐに他の子も駆けつけてみんなで協力して直していました。その後も、カラスが近くに来るたびに「トマト取ったらダメ!」とカラスを追い払い自分たちのトマトを守っていました。
一方、ひよこ前のテラスでは毎日、その日のスケジュールを先生達が書いているボードがあります。そのボードの前にくま組の子ども達が集まっていました。何をしていたのかと言うと、教師が書いた本日のスケジュールを見ながら自分達がしたいことが入っていないと不満に思った子ども達が話し合っていました。実は「踊りを踊る時間が無かった」と教師に談判して入れてもらうことになり、子ども達が考えた保育計画がそこに入ることになったのでした。やりたいことがたくさんある子ども達は、いつどこでするのか相談し合って書いていきます。「踊りはお祭りドッキュンがいい!」「トマトも見に行かんといかん!」と口々に話すと、決まったことをボードに書いていきました。自分たちで保育内容を考える姿は、日頃から色々な経験をし、考え、実行しているみつばっこそのものだなと感じました。そんな子ども達の姿を見守り一緒に楽しみたいと思います。スケジュールを考えていた子ども達のそばのテラスにはたくさんの草履が置きっぱなしになっていました。それに気づくと「この草履も片付けせんといかん。みんなに教えんと!」と言って放送しに行きました。「皆さんにお知らせです。テラスに履物が沢山あります。片付けてください。」と放送し終わった子ども達はどこか誇らしげな表情でした。教師の出る幕が無いほど子ども達はどんな事も自分達で考え、協力しあってこなしていき、毎日毎日成長しているんだなと思いました。
たんぽぽ組のテラスでは、七夕飾り作りをしていました。先日、七夕の手話を教えてもらった年長児は手話歌を歌いながら作っていました。すると、年少児が「作り方教えて!」とやって来ました。「いいよ!」と言って年少さんでもできる、輪飾りや三角つなぎのやり方を、マンツーマンで優しく教えてあげていました。飾りが出来ると園庭にある笹や、テントなどに自分で飾って嬉しそうに眺めていました。7月7日の七夕当日まで、彦星、織姫を思いながら物語を楽しんだり、笹飾りを作ったりして、夏の夜空に関心を持たせて行きたいと思います。
2022年3月10日 木曜日
一昨日から盛り上がっている包丁ままごとコーナーですが、今日もたくさんの野菜や花で色々な料理を作っていました。柔らかいふきに菜の花をさして生け花をして遊んでいたり、大きなキャベツの葉をお皿にして野菜を盛りつけるなど、思い思いの表現をして楽しんでいました。日々面白く変化するままごとに今後も目が離せません!!
ままごとが盛り上がっている中、園庭では年中のY君が「先生、トンネルはないの?」と言ってきたので直ぐにトンネルを準備すると、嬉しそうに何度もくぐって遊んでいました。次第に三輪車で遊ぶ子も増え、道やトンネルが混んでくるとそれを見つけた年長児が、黄色い旗を持って来て交通整理を始めました。今までに何度も交通整理をしてきた子ども達は「オーラーイ!」「ちょっと待ってくださーい!」と慣れた手つきで道路を誘導していました。トンネルの入口には信号機に見立てた赤、青、黄のコーンを置いて混まないように、道路の様子を見ながら赤や青に変えていました。それを見ていた年中のHちゃんは、トンネルの反対側で年長児と同じように旗を持ち「もう少し待ってくださーい!」「どうぞ、通っていいですよ!」と言いながら旗を上げ下げして楽しんでいました。4月になると、年中児達が年長となりピカピカのクラス帽子をかぶって交通整理をして遊ぶんだろうなと考えると頼もしくもあり、反面あと5日で卒園していく年長児との別れの日が来ることに思いをはせ寂しさに胸せまる瞬間でもありました。
トンネルのそばではきりん組のT君が「その旗を持ってみたい!」と言ったちゅうりっぷ組のH君に旗を譲ってあげていました。しかし、H君は初めて持つ旗にどうしていいか分からず、ただ左右に振るだけだったのに気づいたT君は「これはね、こうやって使うんよ」と手を添えて優しく教えてあげていました。さらに「オーライって言いながらせんといっぱいになるけんね」と言うと、しばらくH君の様子をそばで見守っていました。年長さんに教えてもらったH君は小さい声ですが「オーライ」と言って楽しんでいました。小さい子にも優しく関わり、教えてあげる姿にさすが年長さんだなと感じました。年長さんの卒園まで休みを除くと残り3日。心に残る思い出を振り返りながら、まだまだ経験の少ない私なりに体当たりで子ども達と悔いのない3日間を過ごしたいと思います。
2021年11月26日 金曜日
昨日、干し柿作りを経験した子ども達は朝から干し柿の様子を見ていました。年長のY君は「先生、干し柿見てなかった!見てくる!」と登園してくると一目散にテラスに行っていました。柿の色を見て「まだ茶色くないね。早く茶色になってほしいな」と残念がっていました。茶色くなり、甘みの詰まった干し柿を子ども達と分けて食べるのを楽しみにしながら毎日様子を観察していきたいと思います。
年長さんのお店屋さんごっこですが、昨日から子ども達はやる気満々で商品作りをしていました。しかし、棚の上に完成した商品を並べて棚が一杯になるとそれに満足してしまい商品作りを終わらせてしまったり、昨日のやる気を今日に繋げて朝から商品作りが出来るようにしてあげないといけなかったのですが教師が声掛けをしてあげられていなく、朝一番から活動ができていなかったりと、教師の反省が沢山あった中、古森先生が「オープンが火曜日なのに商品を作らなくて大丈夫?」と子ども達に声を掛けてくれ、子ども達もハッとした表情で一目散にホールに上がってきました。さらに、ホールに集まった年長児達に「お店屋さんのオープンまでもう2日しか無いんだよ。商品は足りてる?」「もし、小さい組さんが買いに来ても商品が売り切れになっていたらお買い物に来てくれないかもしれないよ。」「商品作らずに外で遊んでいても良いかな?」と声を掛けてもらうと「作らんといかん!」と気が付いたようです。「スーパーなどもどこのお店も商品は別の所でどんどん作っていて、無くなっても持ってきてくれたり、倉庫にしまっていて出せるようになっているんだよ。」と教わった子ども達は「商品をいっぱい作っておかないと!」と言ってせっせと商品を作り始めました。中には、担当を決めて役割分担をしながら作っている子もいました。「先生!家でも作ってきたよ!」と嬉しそうに話してくれるやる気満々の子ども達の気持ちを無駄にしないように、教師も子どもが意欲的に取り組めるように工夫したり、援助したりそして、それぞれの役割の大切さに気づかせていきたいと思いました。
コメント (「夏野菜ってサイコー!!」 らいおんぐみ 今岡美奈 はコメントを受け付けていません)