2023年3月25日 土曜日
今日は平成28年度に三葉幼稚園を卒園した6年生を招いての卒業おめでとう会がありました。近年コロナウイルスの影響でなかなか集まる機会がなかったこともあり、今回は過去最多の86名の子どもたちが三葉幼稚園に帰ってきてくれました。昨日、準備をしているとき明日は雨かなあとドキドキしていましたが、そんな不安を吹きとばすほどの快晴で今日のおめでとう会をお空もみんながお祝いしてくれているようでした。集合時間が近くなると、続々と子どもたちが集まってきました。「先生、こんにちは!」と立派に挨拶をしてくれる卒園生。面影が残っている子が多く、卒園してから6年も経っていますが、「わぁ!大きくなったね!」と、教師達もニコニコで久々の再会を喜びました。
86人みんなで写真を撮ったあとは、クラス対抗玉入れ競争をしました。トーナメント戦で戦いました。玉入れの高さは大丈夫かな~?と確認していると、くまぐみのM君が「先生!玉がこっちは少ないです!」と玉の数についての指摘をうけました。数までは数えていなかったので追加してスタートすることにしました。でもやっぱり三葉っこだなと感心する場面でもありました。三葉っこたちは何か勝負ごとをするとき、絶対に両方(相手側)確認して自分たちに不利なことはないかと確かめます。そうして何かあればちゃんと言うことができるのです!そんな子どもたちを見て、幼稚園の頃から変わってないな~と嬉しく思いました。結果は1位きりんぐみ、2位くまぐみ、3位ぞうぐみ、4位らいおんぐみでした。久々に会ったみんなと力を合わせて頑張っている姿は、幼稚園児の頃のようで、とてもかわいかったです。
卒園生のみなさん。今日会えた子も会えなかった子も、いつまでもいつまでも三葉っこです。何かあったらいつでも帰ってきてくださいね。三葉幼稚園はみんなのふるさとです。今日はみんな来てくれてありがとう♡♡
2023年3月18日 土曜日
コロナ対策やインフルエンザ予防から始まったお味噌汁大作戦は今も続いています。食べることが大好きな子ども達は手を洗った後、自分たちのロッカーからスプーン・フォークセットを取り出し、準備をして待っていました。できたてのお味噌汁を目の前に置かれると飲んでもいい?という表情をしながら保育教諭の顔を確かめ、「いただきます」と言いながら飲んでいました。スプーンで具のお豆腐や野菜をすくって口に入れてはお汁をすくって飲んだり・お椀を持って飲んだり、一人一人が飲みやすいように美味しそうに飲んでいました。飲み終わったお椀は自分たちで片付けます。いつもおぼんの上にお椀を置いて片付けるのですが、おぼんがない時は、「ない。ない。」と報告してくれます。それを聞いた保育教諭は急いで取りに行き、おぼんを置くと素早く片付けていました。片付けている様子を見ているとお椀が1つでも重なっていないとみんなで協力しながら高く積み重ねていました。お味噌汁パワーのおかげで、風邪をひいたり体調を崩す子たちは、昨年に比べ少なくなっているのではないのかなと思いました。
お味噌汁パワーで子ども達は戸外で元気いっぱい遊びます。ブランコに乗ったり・ビックボスに登ったり・ドームなどなど、自分が遊びたい場所に一直線に向かい、体を動かしながら遊び始めます。
また、この日は工事のショベルカーが動いていました。それに気が付いた保育教諭は「あっ!!ショベルカーが動いている。見に行く?」と子ども達に尋ねると「見る~」と急いで帽子を被り靴を履いてフェンスまで全力で走っていきました。最初は、遠くの方から見ていた子ども達ですが、保育教諭の声掛けで近くから見える場所に移動した時は、2~3人だった子ども達が次々に集まってきて目を輝かせながら無我夢中で見ていました。子ども達の”見たい”という思いが強く、背伸びをしたりフェンスを支えているコンクリートの上に乗ってくいつくように見ている子もいました。中にはドームに上がったり・ビックボスの上からショベルカーを見たり、自分なりに考えて見やすい位置からずっと眺めていた子どももいました。また別の日には、ショベルカーは動いていませんでしたが、お迎えに来たお父さんにショベルカーを指差して「ショベルカー!!ショベルカー!!」と嬉しそうに教えていました。ショベルカーが動いていたことを伝えようとしているT君の姿がとても可愛かったです。
ひよこで生活するもののあと2週間となりました。4月頃は、できなかったことがたくさんありましたが、日に日に重ねていくうちにできるようになり子どもの成長を近くで見れて嬉しく思いました。ほとんどの子ども達がたんぽぽ組に行くので、1日1日を大切にしながらこれからも子ども達と元気いっぱい体を動かしたり、コミュニケーションをもっともっと取っていきたいと思いました。
2023年3月15日 水曜日
3月15日、令和4年度卒園式を行いました。ここ数日、寒い日が続いていましたが、この子たちらしく、お天気を味方につけて最高の日和の中、無事に卒園式を迎えられたことを嬉しく思います。
お天気にも、人にも恵まれた学年でした。前年度までの担任だったS先生は前日の準備の段階で「こんなに立派になった姿を見られて感動だ」と早くから泣いていました。今も私の横でいろんな思い出を語りながらぐすぐす泣いています。誰からも愛される子どもたちで、幸せな学年だったと思います。
今年の年長児が入園する少し前に、中国で「コロナウイルス」が爆発的に増えているとニュースになりました。その後、クルーズ船の中で感染者が出た、と言っている間に国内での感染者が確認され、わたしたちの住む愛媛県でも…とあっという間に世の中はコロナ禍になってしまいました。“3密を避ける新しい生活”に移り変わり、幼稚園生活もこれまでとは違うものになっていきました。入園してすぐ幼稚園と遊ぎ場と別れて自由登園になりました。さんさんらんどの工事が始まる少し前の遊ぎ場、山を切り崩して整地したばかりの野原で一カ月ほど青空教室でした。テントの陰の下でお弁当を食べ、山へ駆けて行き、お日様とたっぷり遊ぶ生活。そして反対に、感染防止のためにと入園したばかりで期待もふくらんでいたはずなのに、お家で待っていてくれた子どもたちもいました。みんなが揃って幼稚園で生活をし始めたのは5月20日でした。きっと保護者の方も不安な気持ちを抱えての新生活だったことと思います。大人の不安を吹き飛ばすように幼稚園で行事も子どもだけのと銘打って今までとは違った形に変わり、いっぱい遊んでたくましくなった子どもたちは、こんなに大きく立派に成長しました。
マスクを外して笑顔で入場してくる子どもたちを見るだけで感慨深いものがありました。
各クラスで教師につけてもらった120人お揃いのコサージュ。これは三葉っこの証です。入学式にぜひ着けて行ってくださいね。みんな一緒。みんな仲間です♪ コサージュを胸に元気いっぱい行進して着席すると、背筋がぴんと伸びたのにお気づきでしょうか。これは、「立派な背中をお父さん、お母さんに見てもらう」と約束したからなのです。式中、前を向いて一生懸命話を聞くことができました。今日は急遽で申し訳なかったのですが、二人目の方にもテラスに入ってもらうことにしました。マスク着用の義務がなくなったとはいえ、5類に分類されるのは数カ月先…ということをいろいろ鑑みての今日の判断です。どうぞご理解くださるとありがたいです。
立派な背中、立派な横顔を見てもらいながらの修了証書授与では、園長から一人ひとり修了証書をもらい、花道を歩いて保護者の元へ歩いていきます。にこにこと照れくさそうに歩く子、一生懸命真面目な表情で歩く子、古森先生に「はい、礼よ。くるんってするよ。歩くよ~」と声をかけてもらうのが嬉しくてそれを待たなければ歩き出さない子…120人それぞれ様々な姿を見せてくれました。
花道の先で待つお父さん、お母さんたちがハンカチを握りしめ、微笑みながら涙を浮かべたり、逆に涙を見せまい!と唇にぎゅっと力を入れたり、大切な大切なわが子の成長を噛みしめていらっしゃる姿は感動的でした。練習の時も子どもたちは教師の元へ満面の笑みで歩いてきていましたが、やっぱりお父さんお母さんのところへ行く子どもたちの笑顔はとても素敵でした。
園長の話では、古森先生が今朝本当に古森先生の身に起こったことを話し始めました。朝、古森先生のマンションでは水道のトラブルでお水が出なかったそうです。慌ててドアの外へ出ると、同じように困っている住人がざわざわしていました。「今日は卒園式だから、早く行かなきゃ先生たち困るだろうし、でも朝の準備はできないしどうしよう」と悩んでいた…と。そこで古森先生が「みんなだったらどうする?」と問いかけました。「お茶を買いに行く」とぴんと手を伸ばし、堂々と答えたYくん。それに続いて「お水を買えばいい」と口々に言い始めました。次に「300円自動販売機に入れたんだけど一本しか出てこなかったのよね。なんでだと思う?」と聞くと「お水が一本300円だったんじゃない?」「一本ずつ買えばいいんよ!」とまるで卒園式とは思えないほどリラックスした様子で園長と会話をし始めたのです。それを見て「こうやって一年、いやたんぽぽを含めると4年間生活してきたもんなぁ、なんだか普段の保育みたい」とふふっと笑ってしまいました。園長も、この子達だったら何か問いかけたら反応があるだろう、答えが返ってくるだろうと踏んでの、あの話だったそうです。子どもたちが式の楽しい雰囲気を作ってくれました。子どもたちに古森先生が話してくれたのは、「これから地震とか災害とか、コロナみたいにみんなに何が振りかかるかわからないよ。でもそんなときにいっぱい考えて自分で解決していってほしい。幼稚園ではそういう風に生活してきたよね、だからみんなだったらできるよ。」ということでした。また、幼稚園で伸び伸び遊んでいっぱい自分で考えて生活してきたこの子達だからこそ、もしかしたら今後何か制限がかかったり、周りを固められたりすると苦しくなることがあるかもしれない。でもそんなときは幼稚園にぜひ帰っておいで、心がしんどくなったときは幼稚園に戻っていっぱい楽しかったことを思い出してまた頑張れる時まで休んだらいいと話してくれました。保護者の皆様、ぜひ心に留めておいてほしいなと思います。幼稚園はいつまでも三葉っこのものです。いつでも、いつまでも「おかえり」と待ってます。
記念品授与では「いっぱい食べて立派な小学生になります」と堂々とAちゃんが代表で受け取った砥部焼の絵皿や「大切に見ます」と受け取った卒園記念DVD、家族でわけっこする「紅白のおもち」、目覚まし時計、自分たちで作った文集、鉛筆を頂きました。
感染防止の観点から今年も見合わせた在園児からの別れの言葉はたんぽぽさん、年少さん、年中さんがみんなで協力してメッセージムービーを作ってくれました。今日が初見の年長児と年長担任達は一言一言一生懸命言ってくれる小さい子たちの言葉に大人も子どももみんなうんうん、と頷きながらムービーを見ていました。かわいくて嬉しくて心があたたかくなりました。
そして、卒園児の別れの言葉です。練習では今まで起きなかったハプニングがありました。かっこいいところを見てもらいたいというはやる気持ちで緊張感いっぱいの代表の子の言葉を一つ飛ばしてしまったのです。気づいた担任が学年の教師へ、そして教頭、園長へ・・・と伝達をしました。せっかく代表になって今まで一生懸命練習をしてきた子どもの気持ちを考えると、このまま続行するという判断はありませんでした。園長に伝えると冷静に状況を把握し「わかった」と園長がほほ笑んで頷きました。私は「あ。大丈夫だ。なんとかしてくれる」と思いました。そのままピアノのY先生に「二回目やり直すから」とこっそり伝えに行くと「え?何々?やり直す?ピアノ止める?ここまで弾いたら止めるね!」とぐい~んと顔を伸ばし、手だけはぽろぽろとピアノを弾き、「プロだわ~」と感心しました。(式の真っただ中、こんな舞台裏があったのです。)ピアノを止め、きょとんとする保護者に「実は~」と事情を話し、二回目をすると伝えると「もう涙涙なのにまたするの~?!」とあたたかい笑いが起こりました。子どもたちが偉かったのは、二回目の別れの言葉で気持ちを切り替え、一回目よりも大きな声で立派に言葉を言えたことです。大好きな子どもたちの大切な言葉が二回も聞けてラッキーだと思ったのはわたしだけでしょうか?笑
あたたかい笑いに包まれるこの子たちらしい卒園式だったと思います。退場して、部屋に戻ると「あ~楽しかった!」となんとも力強い言葉が聞かれました。笑いました。
“楽しい卒園式っていったい・・・”と最後まで明るい楽しい子どもたちでした。と思いきや、部屋でのクラス活動でぞう組の子どもたちはさみしくなってきてえんえん泣き始めたのです。感受性豊かなかわいい子どもたち。4クラスともアーチの前で手を合わせ「また会おうね!」とみんなで約束をしてアーチをくぐり、先生たちとのお別れの時間になりました。
今年の保護者の中には卒園生がいっぱいいます。中にはY先生が三葉で先生をする前、自分の子どもを通わせていた頃、Y先生の子どもと同じバス停で園バスに乗って来ていたお母さんがいるそうです!式中園長の言葉にもあったように、数十年後、この子たちがお父さんお母さんになって帰ってきてくれたら嬉しいなと思います。
かわいい大切な子どもたちを幼稚園に預けてくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いします。長くなってしまいましたが、それは今年の卒園式がとても楽しかったから・・・。最後まで読んでくださってありがとうございました。
2023年3月13日 月曜日
今朝はまた冬が戻ってきたような寒い朝でしたが三葉っ子たちは寒さを吹き飛ばすくらい元気いっぱい園庭で遊んでいました。そんな中、園庭の真ん中のテントの下で古森先生が何かを始め様としていました。それを感じ取った子どもたちが次々と集まって来ました。古森先生が何か始めるに違いないと子どもたちはよく知っているのです。行ってみるとそこにはかごに入って3色のサイコロ状のお餅がありました。「これはお餅つきのときに作ったひしもちの残りだよ。お日様パワーで乾かして今度はこれがあられになるんだよ」と古森先生がフライパンの中にあられを入れて木しゃもじで混ぜながら楽しそうに話してくれました。フライパンの中のあられたちは大きさがまちまちで大きかったり小さかったりで炒めるのが大変だったので細かく砕くことにしました。ずっとその様子を見ていた子どもたちは、「すご~い!宝石みたい!!」とと言いながらフライパンのキラキラ宝石があられに代わる様子にくぎ付けになっていました。
そんな子どもたちに待っていました!♪お味見の時間です♪古森先生が出来立てほやほやのあられを入れたお皿を持つと・・・・・。出てくる出てくる・あちこちから「くださ~い」の手が次々と出てくるのです。その手のひらに出来立てのあられを入れてくれました。「おいし~い」ポリポリ音がする~♬」「ひしもちがあられになったてこと??」「すごいよね~」「あられパワー~で卒園式がんばる~」ととびきりの笑顔で飛び跳ねながら「おいし~い」と話す子どもたちを見て私まで飛び跳ねそうになるくらい嬉しく思いました。実は子どもたちに見せたくて園庭で大きなガスコンロを使ってあられ作りをしていたのですが、あまりに火が強すぎて焦げすぎてしまうので子どもたちに一人1個分作ったところで後は調理室で作ることにしました。
実際調理室のガスコンロで古森先生と武智さんがしてみると・・・・・すごいものです。フライパンの中の四角のあられたちがプク~と膨らんで丸くなっていくのです。外でしたあられと大違い!!味見をしてみると「カリッ!!」「ポリッ!」といい音!これは子どもたちに食べさせてあげようと古森先生が分けてくれました。それを食べた三葉っ子たちは・・・・・「ポリッ!カリッ!といい音を立てながら「おいし~♪」「さいこ~」と言って幸せな顔を見せてくれました。年長さんたちが田植えと稲刈りをして出来上がった餅米で餅つきをし、何種類ものお餅を食べました。芋餅、ヨモギ持ち、お汁粉・あんころ餅・やきもち・ひしもち・・・すごいことですよね!・・・そして今日はそのお餅がひなあられに!すごい!これぞ食育。この幸せの味はきっと子どもたちの心にず~と残るだろうな。と思います。
さて、明後日は、年長さんの卒園式です。卒園式に参加できない年中さん年少さん、プレ年少さんたちは、年長さんの立派な姿を目に焼き付けておこう!という事で今日はお父さんお母さんたちの代わりに式のリハーサルに参加することになりました。かっこよく卒園証書をもらう年長さん!素敵な笑顔で歌を歌う年長さん1度の年長さんもカッコよく輝いていてびっくり!静かに見ていました。「在園児からお祝いの言葉」当日はビデオで流しますが今日は目の前にいるので皆で直接年長さんに伝えることにしました。突然だったので「言えるかな~」という担任の心配をよそにしっかりとお祝いの言葉を伝えることができました。
在園児「たくさん遊んでくれてありがとう」年長さん「どういたしまして」 在園児 「学校でも頑張ってください」 年長児 「はい!頑張ります!」打ち合わせなしでしたが年長さんたちが言葉を受けてすぐさま言葉を返すやり取りに驚きました。こんな素敵なやり取り・・・三葉っ子だからできるのだと又ひそかに誇らしく思うのです。
そんな自慢の年長さんたちが今度は年中、年少、たんぽぽさんたちに「さよなら会をしてくれてありがとう」と各クラスに絵とお手紙を書いて渡してくれました。
「いっぱいいっぱい遊んでくれて優しくしてくれた年長さんありがとう。私、僕たちも年長さんみたいにかっこよくなれるように頑張ります」三葉っ子たちの家族の様な温かい関係をずっとずっと繋いでいきたいなと思う教師たちです。
2023年3月11日 土曜日
おゆうぎ会終わった休み明けの今週、れもん組の子ども達の中には、へびやぞうのお面をかぶって登園してくる子がいました。おゆうぎ会で自分が演じた(?)動物たちに愛着を持っているかのようでかわいらしく思いました。かぶりすぎてボロッと、クシャッとなったお面を何度もかぶり直しては「○○はへびさん。」とⅯちゃん。すると「△△はりすさん。コロコロー。」「□□はうさぎさん。」と次々に動物たちを表現していました。そして室内に置いていた木のりんごを「りすさんのよ。」「へびさんの。」と取り合いながらも楽しそうにパクパク食べ始めました。
別の日、そのりんごの木や草をどこに置こうかなと迷っていると、Tちゃんが草を持って移動し始めました。そしてTくんも一緒に持って「ここー!」と場所を決めて置くと、さっと小さくなって隠れます。それを見たまわりの子ども達も自分のお面を探して頭につけていました。Tちゃんは「○○ちゃんはりすさんよね。」とお友達にかぶせてあげたり、うさぎのお面を手にしたAちゃんはうさぎ役のお友達を探して渡しに行ったりしていました。りす役だったK君はへびのお面を取ってかぶろうとしていて『いいのかな?』というような表情でしたが、「Kくんは今日はへびさんね。」と言うと嬉しそうににっこり。曲を流すと3回くらいは繰り返し楽しんでいました。まだまだおゆうぎ会の余韻の中で、子ども達の生き生きとした表情が見られそうです。また、おゆうぎ会が終わってからも「へびさーん。」「うさぎの○○ちゃーん。」などと呼びかけると、ただ名前を呼んでも知らんぷりの子でも振り返るのです。片付けや集まりの時でも「りすさんが早いかな?」「へびさんじょうず?」と張り切る子ども達。しばらくこの手が使えそうだなと心の中で思う保育教諭達なのです。
今週はお天気にも恵まれ、テラスやテラス外、園庭でたくさん遊びました。先週までなかなか外で遊ぶようにならず、小さな体をウズウズさせていたのか、登園してくると持ち物の片付けもそこそこにテラスに飛び出し、テラス前に移動してきた犬の滑り台などで思い思いに遊んでいました。以前のブログにも書きましたが、ブランコが人気でいつも順番待ちができています。ブランコの横では順番待ちの子達が「いーち、にーい、さーん、いーいー、じゅー!」と数えて「かーわって!」と言ってかわりばんこに乗っていました。少し前までは保育教諭が主導で順番を促していたのですが、『かーわって!』でさっと降りたり、何も言われなくても座って待っていたりするようになりました。もちろんトラブルになることもあるのですが、友達と遊ぶ中で簡単なルールも少しずつ身に付いているのかなと成長を感じます。園庭では友達が乗ったスワンボートを「ぼくがおす。」「○○も」とかわるがわる動かし合っては笑い合っていたり、ドームやビッグボスを軽々と登り降りしていたり、保育教諭の手を借りずとも自分でできること、友達と一緒にできることが増えているなと感じます。ついつい手を出してしまいがちなところを『ダメダメ』と自分に言い聞かせ、でも目は離さず、心は離さず、子ども達の生きていく力を育てる手助けができたらと思います。又、このれもん組でみんなで過ごすのもあと少し。目を見張るほど成長の早いこの時期の子ども達です。残りの日々1日1日の成長をまだまだいっぱいいっぱい楽しんでいきたいと思います。
2023年3月9日 木曜日
年長さんは卒園まで残り5日!朝の受け入れでは昨日の園内さよなら会でもらったプレゼントをつけて登園したAちゃんは「昨日は楽しかった〜」とニコニコ顔で登園してきました。
今日も元気いっぱいの子ども達は発表会のオペレッタやままごとなど楽しそうに遊んでいました。ままごとコーナーでは、年中さんが野菜スープやすりおろした野菜を固めて綺麗に盛り付けしていく中、Hちゃんが「ジュースはいかがですか?」と聞いてくれました。「お願いします」と言うと伊予柑を一生懸命搾って伊予柑100%ジュースの完成です。出来たジュースはとても良い香りがしました。ジャングルジムのまわりでは一輪車の練習を始めた年長、年中児達がジャングルジムの横棒を立ち上がりの支えに利用していました。ジャングルジムに掴まって一輪車にまたがると手を離して「おぉ〜」「おっとっと」等と言いながらバランスを取りながら一瞬でも手を離すことに挑戦していました。それが怖い子は持ち手をかえながら掴まってジャングルジムの周りを1周することを楽しんでいました。
室内ではたんぽぽ青組の子達がオペレッタで使った家を使ってままごとをしたりマットに転がったりして遊んでいました。そんな時です!園庭から昨日のサヨナラ会で踊った『おまつりどっきゅん』の曲が流れてきました。すると、子ども達の目線が曲の流れているテントにいきました。「先生踊りたい」「テントの方に行っていい?」と聞いて「いいよ」と言うと「わぁ〜い」と大喜びで青空の元M先生によるダンス教室が開かれていて子どもも教師も大笑いしながら踊りを楽しんでいました。
プレ、少、中の子ども達も後数日で3学期が終わりお兄さん・お姉さんになります。各クラス進級に向けて活動する中、青組ではアルバム整理をしました。ひな祭り餅つきのページでは壁面に飾っていたおひなさんを貼ったり鏡開きの写真を貼ったりしました。ひし餅の色の意味も覚えていた子は「緑は草」「白は雪」「ピンクはお花!」と配られた写真を見て嬉しそうに言っていました。たんぽぽ組最後の写真は全員が揃った『たのしかったね!たんぽぽぐみ』です。どんな背景にするか悩んでいると古森先生に「西棟(たんぽぽ青の部屋)は今度の工事で建て替わり無くなるのでたんぽぽ組さんの過ごした棟をバックに撮ったらいいわ!」とアドバイスをもらいました。工事が始まると木造建築のこどもかんも曳家(建物をそのまま引っ張って動かす)で移動します。綺麗な青空の元たんぽぽ青組みんなでこどもかんと西棟をバックに素敵な写真を撮ることが出来ました。
もうすぐ年少さんになる皆、新しいお友達が入ってきたら優しいお兄さんお姉さんになって小さいお友達のお世話をする姿が目に浮かびます。
2023年3月6日 月曜日
今日、幼稚園に来ると一番に目に飛び込んできたのは、子ども館の周りに工事用の柵が張り巡らされ、その中に工事の車が入っていたことです。そうです!園舎建て替えの工事の前準備が始まったのです。最初の準備は、子ども館の移設です。その為大きい滑り台の近くにいたウサギ小屋のうさぎ達は引っ越しをしました。また三輪車やジャングルジム・ドームなども移動しました。そして泥場の奥からトントン、ガラ~ンと何やら音がしているので覗いてみると、泥場の壁のセメントを壊していました。子ども達も何をしているのだろうと、同じようにじっと見ていました。どんなふうに子ども館が動くのかなぁ?わくわく・どきどきです!
これから安全に十分気を付けて工事の様子を見守っていきたいと思っています。
子ども館にくっついていたままごとコーナーも緑のテントの横にお引っ越しです。そこではそんなことを気にすることなく今日もキャベツやねぎを切って、お料理が出来ていました。また緑のテントの後ろには三輪車置き場が出来ると、みんな気にすることなく、そこから好きな三輪車やスケーターに乗って園庭を走っていました。ジャングルジム・ドームも園庭の真ん中の方へ移動していましたが、ここでも何事もないように子ども達は遊んでいました。遊具類や様々な物の位置が変わると、子ども達には新たな冒険の始まりなのです。バスで登園してきた子ども達も変わっている園庭にしばし足が止まって見ていました。
さて年長児が幼稚園とさようならするのが今日を入れて後8日(土・日を除き)。早い物ですね。そこで水曜日には全園児でさよなら会を計画しています。そこで年長児達は卒園式の練習中に、年中・年少児達は園庭でさようなら会で年長さん達をどのように送るか相談しようと集まりました。そして色々な曲をかけて踊ったり、年中・年少の先生達の所をお引っ越しするゲームをしてみたりして楽しみました。踊りは、今まで他学年が踊っていた踊りも見ていて覚えていることもあり、よく踊っていました。またお引っ越しゲームも、この3月だからこそ、年少児達も「隣に行くよ」と言われても隣がどこかしっかり分かっていくことが出来ていました。よく理解できて動けていることに感心しました。卒園生とのさよなら会をみんなで盛り上げて、楽しい会になるようにしたいと思います。
その後、年長さんには秘密の物を作りに各クラスに帰っていきました。何が出来るかは、お楽しみです。水曜日は、素敵な一日になりますように!!
追伸、3月3日、菱餅を作った切れ端をあられにしようと干してあったのですが、そこに頭の黒いねずみさん達が、そ~っとやってきました。実は本物のカラスに食べられないように2階のテラスに乾かしていたのですが・・・。ふっと嬉しそうに干してある小さく切った固くなってきているお餅の周りに集まっている年少児、お口の周りが白くなっている子もいます。なんと頭も顔も体も真っ黒なカラスではなくて、お顔の白いカラス達が嬉しそうにカリカリ、もぐもぐ食べていたのです。先生に古森先生の所に連れてこられてもモグモグ~~。古森先生が「おいしい?」と聞くと大きくうなずいて、ニコニコ!その笑顔に古森先生も「じゃ~古森先生も食べてみようかなぁ」と一つつまんで口に入れると、「う~ん、美味しいね~、これは食べたいよね~」「うん」「でもね~、お日様と仲良くするとこの小さなお餅が、もっとおいしくなるんだよ~。だからもうちょっと待っていようね。ハイ、タッチ」で、あられになる小さなおもちは、みんなの手が届かない所にしばらくお引っ越しすることになりました。
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