2025年11月28日 金曜日
今日は子どもたちが楽しみにしていた人形劇の日でした。「昨年はヘンゼルとグレーテルやったよね」「今年は何の劇なの?」「少しドキドキするけど楽しみ!!」と子どもたちは心待ちにしていました。時間になってホールへ上がると、いつものホールがまるで劇場のように大変身していました。
劇団メルヘン王国のハタハタさんが登場すると、「ひげじいさん」の手遊びが始まりました。しかし、同じ歌なのにいつもの手遊びではありません。ハタハタさんバージョンで、ひげが落ちたり、鼻がポキっと折れたりと大笑いの子どもたちです。そして劇の始まりです。今年は3匹の子ぶたのお話でした。
3匹の子ぶたたちが出てくると子どもたちの目がキラキラ輝きトーンもあがります。大ぶたさんは藁のおうち、子ぶたさんはレンガのおうち、もう1つ、中ぶたさんはみんな知ってる木のおうちではなく、お菓子のおうちでした。オオカミがぶたをおいかけるシーンでは、ハラハラドキドキ!!年中さんの男の子はオオカミが出てくる少し怖いシーンでは古森先生の方にピタッとひっついてくるなどかわいいシーンもありました。
小ぶたさんから中ぶたさんのおうちに逃げたことを「秘密にしていてね!」と言われ、オオカミに場所を聞かれても、「あっち、あっち!」と違う方向を指差して、誰かが子ぶたのほうを指さそうとすると、「ダメよ!!」隣の友達から怒られている姿も見られました。最後にはオオカミもやっつけることができ一安心の子どもたちでした。
そのころ反対コースでは、おみせやさんがオープンしていました。
おみせやさんがオープンするまでに子どもたちは何を作るか色々考えて種類を増やしていました。また、参観日ではお父さん、お母さんをアルバイトに雇って商品作りをしていました。家に材料を持ち帰り、内職をしてきたりと一生懸命商品作りを頑張っている子もいました。昨日のお客さんは、お母さん、お父さんだけ限定販売でしたが、今日は幼稚園の小さいお友達も購入できます!
年長児が本物の店員さんのように「いらっしゃいませ〜」と商品を売ります。
今日は自分より小さい子が相手なので優しく「これはね〜こうやってするんよ!」と遊び方を説明したり、「こちらにもお店がありますよ!」と手を引いて案内したりと、手厚く接客したりしていました。
午後からは劇団メルヘンの方たちもおみせやさんに来店してくれました。
らいおん組のRくんは「ハタハタさん来ないな〜」と私服に戻ったハタハタさんに気付いてないようで、接客をしているうちにやっと気付いて「ハタハタさんやん!」と大喜びでした。そして、劇団メルヘンさんが帰られることを知った幼稚園の子どもたちはいつもの「さよならコール」で園庭に出て「また来てね〜!ありがとう〜!」と車が見えなくなるまで手を振っていました。
2025年11月27日 木曜日
気温が低く寒い朝でしたが日差しが強まるにつれ温かく雲一つない晴天に恵まれた一日となりました。早くから登園したこども達はまだ誰もいない園庭に飛びだすとフラフープの輪投げや長縄跳びを始め、中央のサッカーコートでは、次々と子ども達が集まりかっこよくビブスを着てボールを追いかけ、寒さに負けず元気いっぱい身体を動かして遊んでいました。最近、年少児達はつりかんや太鼓橋、鉄棒など色々な固定遊具に挑戦する姿が見られるようになりました。園庭の隅にあるのぼり棒の所ではちゅうりっぷ組のMちゃんが上からぶら下がっているロープを掴み、足に挟んで上手に揺れていました。すると、その近くでRちゃんが「できん」と一言。それを聞いたひつじ組のTちゃんがお手本を見せてくれてみんな憧れの眼差しでじっと見ている姿が何とも微笑ましいかったです。園庭では異年齢児達が入り交じって遊んでいます。沢山の刺激を受けて影響し合いながら遊んでいる子ども達を見て楽しみながら挑戦できる環境作りをしていくことの大切さを感じています。
園庭の片付けが終わる頃、年長児からお知らせのアナウンスが流れました。先週から準備を始めていた『年長さんのお店』がプレオープンするとの事で、子どもや参観に来られていた保護者は、そのアナウンスに耳を傾けました。プレオープンは大人だけ買い物ができるとの事。プレ年少、年少、年中の子ども達は見学のみできるので各クラス見学の予約をして下さいとの事でした。すると、古森先生から「見学って?予約ってどういう意味ですか?」との質問がありました。その質問に年長児が「見学は見に来ていいよって事です。」「予約は来る時間を約束する事です。」とわかりやすく答えてくれました。私達教師は、「はい。」と返事をしたものの、子どもの立場からすると確かに意味のわからない言葉です。古森先生のとっさの質問で小さい子どもにも理解する事ができたようで、部屋に戻る途中、お店やさん前に貼っていた予約表に早速予約をしました。あのまま流していたら子どもにとって意味がなく、教師目線で進めてしまうところだったと反省し、学ぶ事ができました。予約時間までお部屋でいくつか約束事を話し合い、ワクワク、ドキドキしながら、お店やさんに入りました。すると、「いらっしゃいませ!!」と元気な掛け声が響き、子ども達は圧倒されながらも色々な商品に目が釘付けです。『おしゃれションプクローバー』では、リップを欲しがっていたKちゃんが、お姉ちゃんの参観に来て買い物をしていたお母さんにリップを買ってもらっていました。すると、それを見ていたR君は一緒に見学に回っていた自分のお母さんに「買って。」と、こっそりおねだり。お店やさんの案内で、『みつばぎんこう』でお金を受け取り買い物をしていました。部屋に戻って買い物をしたお母さん達から品物を見せてもらい話を聞くと、子ども達の期待もグンと高まり、給食を終えた子から、次々とバックや財布作りが始まりました。「リップが買いたいけどお金がわからん。」と困っていたIちゃんは、お店やさんに聞きに行き、1000円だとわかると、「〇が何個?」と教師に尋ねながらお金を作っていました。すぐにでも買い物に行きたい気持ちをグッとこらえ、「いつ買えるん?」と心待ちにしています。『年長さんのお店』のオープン、みんなで待ってま~す♪
自由参観の3日間沢山の保護者の方に来て頂き楽しく過ごせました。どうもありがとうございました。
2025年11月22日 土曜日
幼児たちは園生活に慣れてくると何でも大人の真似をしてやってみようとします。そして自我が芽生えてくると、自分で自分でと自己主張が強くなり一生懸命してみるものの上手くできず泣いたり怒ったりして自分の気持ちを表現してきます。そんな日々の様々な経験の積み重ねでできなかった事もできるようになったり、自分の口から「してね」「あけて」と言う声も聞かれるようになります。
最近れもん組では自分で手を洗えるようになってきました。手を洗いに行く前は、必ず袖を自分たちでめくりあげることができます。始めは袖がなかなか上手くめくれず、保育教諭に助けを求めていましたが、今では「お袖?」「まくる?」と聞きながらめくり、できると「できた」と嬉しそうに報告してくれる子もみられるようになりました。
手洗いも前までは保育教諭と一緒にしていましたが、少しずつ手を洗う方法も身に付け、習慣づいてきたように思います。自分たちで手を洗うように声をかけると石鹸のボトルを押して泡を手につけると手の平をすり合わせながらゴシゴシと洗っています。このように1つ1つ自分たちでできることが増えてきていますが、始めは上手くいかず、すぐに諦めていました。日々の積み重ねでできなかった事もできるようになり達成感を味わいながら自分でしたいという気持ちが強くなっていくんだなと思いました。2歳児になると自己主張が強くなっていき何でも興味を持ってやってみようとします。これからも「自分でする」「やってみる」などの気持ちを読み取りながらいろんなことに挑戦させていきたいと思いました。
そんな時、この日は何でも興味津々の子どもたちは保育教諭が絵の具やビー玉を並べていると寄ってきてその手元をじーと見ていました。そこで絵の具が付いたビー玉を紙の上に置いてコロコロ転がして見せると目を輝かせて子どもたちから「◯◯する」「する!!」と手を出してきて触ろうとし始めました。紙が入った箱の中に色が付いたビー玉を入れるとコロコロ転がっていくビー玉を目で追いかけたり、箱をしっかり持ちながら上下・左右に動かしてみたりして色が付いていくことに気が付き、上下・左右に動かすだけではなくフライ返しのように箱を振っている子もいました。このようにして遊びながら偶然にできた模様の作品は12月のクリスマスツリーに変身する予定です!!
2025年11月19日 水曜日
昨日の職員会でのこと。寒くなってきたので戸外遊びをどのように変えていこうかと話し合いました。みつばっ子には、元気いっぱいに体を動かして遊んでほしいということで、園庭にサッカーや長縄跳び、フラフープの遊びや鬼ごっこ等ができる広いスペースを作ってみようということになりました。そして今朝、園庭にサッカーの環境を準備していると、年長児が「先生!サッカーやっていい?」と集まってきました。ボールを蹴ったり追いかけたりしながら「手に当たったけん、ハンドよ!」「こっちのチームが触って外に出たけん、青チームのボールやけん!」と声が飛び交い、ルールも本格的です。そんな年長児の姿を見ていた年中や年少児達は、いつ仲間に入っていこうかなと様子をうかがっているようでした。明日ぐらいから少しずつ小さいクラスの子ども達も、お兄ちゃんやお姉ちゃんに混ざってサッカーを楽しむ姿が見られてくるのではないかと思い、楽しみです。
今日は年中組が北斎院町にある秀野邸の畑に玉ねぎの苗を植えに行きました。出発前に古森先生が「これが玉ねぎの苗なんだけれど、お味噌汁に入れるネギに似ているでしょう?ここに玉ねぎができるんだよ。どうやったら玉ねぎができるのかな?」と子ども達に聞くと、「おひさまのパワーがいる!」「水がいる!」と答えが返ってきました。そして、苗を太陽の方向に向けて寝かせて植えることや土を掛け過ぎないこと等、玉ねぎの苗を植える時の約束事をたくさん話してもらって、「みんなが年長さんになった時にカレーライスや給食に使う玉ねぎだからね!幼稚園の代表で頑張って植えてきてね!」と応援してもらいました。畑に着くと、一人4本ずつ苗を持って植えていきましたが、「太陽の方に向けて植えるんよ!」「土を掛け過ぎたらいかんけんね!」と子ども達が声を掛け合いながら、気を付けて植えることができていました。玉ねぎを植え終えると、秀野邸の庭に落ちているどんぐりや椿の実、落ち葉を拾ったり、運転手の山本さんが育ててくれたみかんを収穫したりしてお土産として幼稚園に持って帰りました。
みつばっ子達の仲が良い理由の一つとして、「何でもみんなで分け合うこと」があります。年中児が持ち帰ったどんぐりは「年長さんのお店屋さんで使ってください♪」と渡しに行き、200個程収穫したみかんは「みんなで分けて食べてください♪」と全クラスに配りました。お土産をもらった子ども達も渡した子ども達もにこにこの笑顔で、仲の良さが更に深まったようでした。
2025年11月18日 火曜日
昨日までの暖かい天気とは打って変わって今日は少し肌寒い一日となりました。それと同時に秋になったなぁと感じる一日でもありました。朝、登園して戸外を見てまわると包丁ままごとの食材がさつまいも、チンゲン菜、白菜とすっかり秋。切ったり、すりおろしたり、大きい鍋も出てきていました。
少し離れた固定テントの下ではわらを綯う姿が見られました。古森先生が渋柿をむいてくださっている横でわらを綯っていたのは先生ではなくなんと年長さんでした。くま組のSちゃんはM先生に教えてもらうとコツを掴み上手に編んでいき長く長く出来ていました。この「わらを綯う」干し柿やしめ縄作りなど伝統的な日本の行事に欠かせない技術で私たちも古森先生、そして先輩の先生達から代々教わり出来るようになりました。わらを水に浸し板の上に取り出して叩いて柔らかくすると裸足になり足の指に挟んで編んでいきます。力を入れて手のひらを擦るようにしてわらをねじって編んでいく縄。私たちもやっとのこの縄作りを年長さんが出来るなんてすごい!!と感動しました。きりん組のHちゃんやIちゃんも縄み始めました。その姿を興味深く見ていた(柿に?縄に?)年中さん、たんぽぽさんもいつか編んでいけるのかなぁと楽しみです。できた縄に柿が吊るされたり、年中さんが手よりも大きい落ち葉を拾ったりと秋ならではその時々ならではの事を子ども達と一緒に感じていきたいと思います。
さて今日は全園児歯科検診がありました。たんぽぽ組も泣くことなく上手に並び静かに待ち、口を大きく開けて受けることが出来ました。
作品展バザーが終わり飾っていた絵や作品を子ども達と一緒に取りに行き、使っていた部屋を片付けました。「上手ね〜って言ってもらったよ!」「すごーいって言ってくれた。」と大切そうに持ち帰っています。また、来週の参観日に「お母さんまた来てくれる?」と楽しみにしている子ども達です。よろしくお願いします。
2025年11月17日 月曜日
今日は秋晴れの穏やかな天気で、ぽかぽかした過ごしやすい1日になりました。朝、元気よく登園して来た子ども達は、作品展バザーで「お買い物した‼」と手作りのキーホルダーをかばんに付けてきたのを見せてくれたり、お家の人に作品を見てもらい「上手だね‼」「可愛いね♪」って言ってくれた事を嬉しそうに話したりする姿がありました。戸外では、年長児を中心にバザーごっこが始まっており、「すみませーん。カレーくださーい!」「コーヒーくださーい」と店員さんとお客さんになって掛け合いを楽しみながら遊んでいました。その時、「団子お願いしまーす!」と注文が入りました。「団子!?」と困った様子のコックのS君。今日の包丁ままごとの野菜は、葉物野菜とさつまいもでした。どうするのかな?と見ていると、何と、さつまいもをすりおろしそれを丸めて団子にしていたのでした。この発想は私も思い付かずびっくりしました。それを見ていた年少児達は、年長児が部屋に戻るとすりおろし器を持ってきて、見様見真似で、さつまいもを力強くすりおろす様子がとても可愛かったです。結果は、年少児にはまだ力が足りず、上手にはできなかったのですが、年長児の行動や様子を見てそれを真似てやってみよう!!という気持ちが培われていっている事に成長を感じました。
時間いっぱい戸外で遊んだあと、テント下に米袋が沢山置いてある事に気がついたさくら組の子ども達は「お米ー!!」と言いながら寄ってきてました。開けてみるとなんと柿がたーくさん入っていました。河野先生に「何個ぐらいあるんだろう?」と聞かれた子ども達は米袋から柿を1つずつ取り出し、並べ始めました。3歳児ですので10個ずつの固まりに並べるとかはできません。どのように並べていくのか見守っているとコの字のように並べてその中に子ども達が入っていました。「1.2.3.4」と10まで順調に数えていましたが10から18に飛んだり、25から34に飛んだり、年少児らしい光景に自然と笑みがこぼれました。最後「60個あるー!!」と言っていたさくら組の子達ですが教師と数えると100個ありました。この柿は、預かり保育の森さんが高知県から採って来てくれた渋柿です。米袋に100個の渋柿が5袋!!何と500個もあります。明日から少しずつ三葉伝統の干し柿作りが始まりそうです。
2025年11月16日 日曜日
普段から走ったり、ジャンプしたりと身体を動かすことが大好きな子どもたちは、巧技台や平均台、大型のスポンジ積木などを使って遊んでいます。それぞれで遊ぶことが多かったのですが、幼稚園児たちが園庭で手作りのアスレチックで遊んでいるのを見て、みかん組でもできるかな?と思い立ち、子どもたちが遊び慣れたもので危なくないように、そしてやってみたい!と好奇心をくすぐるよう、配置はどうしようかな?これはこっちがいいかな?などと考えて並べてみました。そんな保育教諭の動きを子どもたちは興味津々の様子で目で追いかけて、見守って?いました。まずは「見ててね。」と保育教諭がやって見せます。子どもたちはすぐに「〇〇も!」「△△ちゃんもやる!」とやる気満々!始めは好きな所から始めるなどスタート地点が分からなかったり、友達の前に無理矢理入ろうとしたりでしたが、保育教諭に誘導され何度か繰り返すうちに、どこがスタートか、順番に並ぶ、などを、少しずつ理解するようになってきています。平均台や段差に不安があり手をついたり保育教諭の手を借りていた子も、よろめきながらも1人で平均台を渡ったり手をつかずに段差を上り下りするようにもなりました。「すごいねー!」と言われて得意気な顔に、こちらも自然と笑顔になります。また、ついつい友達を押してしまいがちな場面でも「じゅんばん!」と言って待つ姿も見られました。
ひとしきり遊んだ後はお片付け!子どもたちも巧技台などを一緒に持とうと集まって、よいしょ!よいしょ!と運び?ます。そして最後にスポンジ積木だけが残ると、その上にまたがって座ったり立ち上がって飛び降りたり、ついに自分の好かな場所に持って行こうと、引っ張りっこになることもあります。そんな中、友達が置いた積木にくっつけるように置いた子がいたのでどうするか見ていると、他の子どもたちも同じようにそこへ持ってきて、なんとなく並べ始めました。これは道ができるかなと思い、「これはこっちに置いてみよう。」と声をかけたり、危なくないように少し置き方を変えると、誰からともなくそのみんなで作った道を歩き始めました。K君は、自分が歩きながら少しでも積木がずれると向きを整えたり、違う積木を重ねてみたりと、アレンジを加えては確かめるようにまた歩いて、と繰り返していました。また、みんなが歩くのを見守っていたりと、まるで現場監督のようで、その表情が真剣で笑ってしまいました。そして最後は1本道になりみんなで歩き終わると片付けも一緒にしました。
また別の日は少し小さめのアスレチックを作りました。カラーリングと積木、平均台を組み合わせました。カラーリングは片足ずつまたぐ子もいれば「じゃんぷ!」と言ってカラーリングを踏むことなく上手に跳んでいる子もいて驚きました。両足ジャンプが難しい子も片足ずつまたいで跳んだつもりになっているかわいらしい姿も見られました。もう少しでできるかな?楽しみです。
さて、今週はインフルエンザでの欠席者も増えてきて、改めて感染対策について考えさせられました。くっついて遊びがちな幼児たちですが、会議室の広々とした空間をうまく利用して、できるだけ離れて遊ぶことのできる環境作りに努めました。イスを机代わりに1人ひとりシール遊びやクレヨン遊びをしたり、遊びコーナーを複数作るなど、幼児たちに合った感染対策をこれからも続けていきたいと思っています。
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