幼稚園の日記(ブログ)

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2024年3月16日 土曜日

3月15日土曜日、幼保連携型認定こども園三葉幼稚園の卒園式を執り行いました。お天気にも恵まれて朝から雲一つない青空の下、にこにこで「おっはよ~!」と言いながら、ぴゅーんと部屋に飛び込み、いつもと変わらない笑顔で登園してきた子ども達を見てちょっぴり緊張気味だった教師たちもなんだかとても安心しました。

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今週はまさに卒園に向けて…の一週間でした。月曜日の保護者とのクラス別お別れ会を経てぐっと卒園ムードが高まってきた子ども達ですが、数日の間にも三葉っ子らしく、成長していく姿を見せてくれました。練習中、「ちゃんとできるかな?あ!ちがうちがう、それはこう!!」と口うるさく子どもたちを監視する見守る私たちを見かねていつでも子どもたちの味方な古森先生が言いました。「先生、子ども達を信じてあげて。みんな、先生たちがいなくてもできるよね?はい。先生の席じゃなくて、お父さんお母さんの席に座って座って!!」…古森先生に言われたら仕方ないと口を出したくなる気持ちをぐっとこらえて保護者席に座って見守りに徹することにしました。それからというもの、子どもたちは何かあるたびにちらっと私たちの方にアイコンタクトを送り、「ほら見て、わたしたちかっこいいでしょ。できてるでしょ?」と言わんばかりのキラキラした表情になっていきました。その様子を見て私たちは「あ、そうだった。運動会でも発表会でも子どもたちに任せて自分たちでした方がうまくいくんだった。」と、反省しました。そして、水曜日の子どもたちからの私たち担任へのサプライズ。子ども達が担任じゃない先生たちを頼って一生懸命“先生のために!”とプレゼントを作ってくれました。まさに主体的な子どもたちの「遊び」、(ぞう組のRちゃんは作っている最中おふざけが過ぎるお友達に「遊びじゃないんやけん!!」とぷんぷんしていたようですが・・・笑)「学び」で、子どもたちの気持ちがとても嬉しい出来事でした。

練習を重ねるごとにみるみるかっこいい姿を見せてくれるようになった子どもたちですが、練習終わりには古森先生に「今日何点やった~?」と聞くのが日課になっていました。水曜日は70点、木曜日は80点かと思いきや85点、そして昨日、最後の練習ではまさかの100点!?本番の今日はいったい何点をもらえるのかなぁ?そして古森先生と一つのお約束。「卒園式ではみんなにこにこの笑顔を見せてね。古森先生もどきどきするけど、みんなが笑顔でこっちを向いてくれたら古森先生もほっとしてにこにこになるからね。」みんな大きな声で返事をして昨日は降園しました。

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きっと今日は子どもたちもお父さん・お母さんたちも早く幼稚園に来たかったのでしょう。集合時間よりもみんな早く登園してきていて、子ども達だけ先に保育室に入るようになりました。三葉幼稚園で一番かっこいい人の証であるみんなお揃いのコサージュをつけてもらい、シール帳に「そつえんしき」のきらきらシールを貼りました。友達同士、襟をジャケットから出したり髪型を鏡で確認したり、そうこうしているうちに写真屋さんやビデオ屋さんがカメラを持って部屋に来てくれました。友達同士、肩を組んで「いえ~い」「こっちも撮って~!!」と、カメラ慣れしている+人懐っこい年長児たちは良い意味で緊張感がなくリラックスした様子でした。くま組にいると階段の方からざわざわと大人の声がたくさん聞こえてきました。「あ。お母さんたち階段あがりよる!」「先生見に行っていい?(お願い、行かないで笑)」…、かっこいい姿を見てもらおうね、と話して入場のため3階に続く階段に並んで待機しました。

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ちょうど子どもたちが待機しているとき、会場では子どもたちの一年間の写真のスライドショーがテレビで流れていました。BGMは運動会の鼓笛隊でみんなが頑張った「ぼよよん行進曲」です。明るい音楽に明るい子どもたちの笑顔のはずなのに、お母さんお父さんの目がだんだん潤んでいき、大粒の涙がぽろり。子どもたちの満面の笑顔と、はずむ声って、大人の心にぐっとくるものがありますよね。この動画を作ったり、相談したりしながら担任達も何度も涙しました。三葉っこの笑顔は無邪気で天真爛漫で、感動するほどかわいいのです。そんな大人たちの様子を子どもに話しました。「あのね、お母さん・お父さんたち今、みんなのかわいい写真を見て泣いてるのよ。だから、卒園式でもしっかりかっこいいところ見せて、もっともっと感動のハートをいっぱいにしてあげよう」と話すわたしの顔を見ながら子どもたちは目をいたずらっこのように輝かせてうんうんと頷き、小声で「はい!」と返事をしました。いよいよ入場です。昨日の入場ではお尻をぴょこんと突き出して速足でずんずん歩いていた子どもたちに古森先生が「もっとゆっくりでいいよ。せっかくだからいっぱい見てもらおうね」と声をかけられていたことで、今日は今まで以上に堂々と歩いて入場することができました。S先生はこの時点で目がうるうるだったそうです。

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卒園証書授与では古森先生に「おめでとう」と言ってもらって証書を受け取りました。受け取った証書は花道を通ってお父さん、お母さんに渡しに行きます。「3年間ありがとう」「小学校に行っても頑張るね」と感謝の気持ちを伝える子がたくさんいました。

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卒園児からの別れの言葉では、今年は意図せずに選んでも12月から3月生まれの子が代表になる率が高く、年少の頃はあんなに泣いていたのに、あんなに甘えんぼだったあの子が、物静かだったあの子がこんなに堂々としゃべっているなんて・・・と周りで見ているプレ年少、年少、年中の頃の担任たちは子ども一人一人の成長ぶりに感動でいっぱいだったそうです。みんなで声をそろえて言う言葉も、最初はなかなかテンポが合わなかったのに、今日はみんな息ぴったり。「きみとぼくのラララ」の歌にあるように「さみしいなんて言わなくてもいいよね、また逢えるね。」です。

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お祝いの言葉、お礼の言葉では卒園児のお母さんでもある後援会会長、保護者代表の2名のお母様にお言葉を頂きました。入園したばかりのまだ小さかった頃の思い出、大きくなりいろんな楽しい話をしてくれるようになった我が子、お泊り保育では大人の心配をよそに友達と存分に楽しんで帰ってきたことへの驚き等、気持ちのこもった言葉にわたしも感動しました。さぁ、いよいよ退場!と思った時にIちゃんの「せ~の」に合わせて117人が「ちょっと待ってください!!」

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各クラス一人ずつ代表の子が出てきてくれてマイクをもらって説明を始めました。担任の先生にはお別れ会やサプライズでメッセージを書いたりお手紙を書いたりしたけれど、古森先生には何も渡せていないこと、古森先生はいろんなことを教えてくれたこと、古森先生はわたしたちのことが大好きでいつも年長さんと一緒にいてくれたこと、4人が代表して自分の言葉で一生懸命感謝の気持ちを伝えながら渡しました。Sちゃんは「ありがとう」Nちゃんは「これからもよろしくね。病気になったらまた幼稚園来るね」Iちゃんは「幼稚園が大好きになりました。」Hちゃんは「三葉幼稚園の園長先生になってくれてありがとう」。

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担任の先生たちが(愛ゆえに!!)怒ったときもいつも味方になってくれて「みんな大丈夫よ。もう!先生たち、怒らないの!」と腕を広げて盾になってくれたこともありました。(笑い話です)そんな古森先生の気持ちは子どもたちにも十分伝わっています。このメッセージカードの中には一人一人の思いが書かれていて「〇〇の方法を教えてくれてありがとう。上手にできたよ。」「いっぱい褒めてくれてありがとう。」「いつも一緒にいてくれてありがとう」「大好き。幼稚園楽しかった」と117人の気持ちが込められていて、それを読んだ私まで嬉しくなりました。サプライズ大成功!

 

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さて退場してからは各クラスの最後の活動です。記念品を渡すととても嬉しそうでした。帰って包み紙を空けた時の子どもたちが目に浮かぶようです。喜んでくれることと思います。大切にしてね。渡しているうちに2階に降りてきた古森先生がひょこっとくま組に顔を出してくれました。「あ!古森先生が来た!」と言う子どもたちに『あ、この子たち、点数のことが気になっているはず!』と思った私が「古森先生に何か聞きたいことはない?」と尋ねてみました。するとさっきメッセージカードを渡したHちゃんがすっと手を挙げて「古森先生、なんで幼稚園の先生になろうと思ったの?」と首をかしげて聞きました。すると「あのね、古森先生は子どもの時とっても恥ずかしがりやで、いつも大人や先生たちから隠れていたの。」それを聞いた子どもも保護者も「えぇ~?!」、わたし正直笑いました。(笑)古森先生が続けて、「本当なの。でね、大人になってお仕事をする時に大人ばっかりのお仕事は恥ずかしくってできないけど、子ども達がいっぱいいて一緒に遊ぶのは得意だから幼稚園の先生になろうと思ったの。あのね、古森先生お仕事続けてきてよかった。だってずっと頑張ってきたからこんなにかわいいみんなと出会うことができたんだからね。お父さん、お母さんこんなにかわいい子を産んでくれてありがとう。三葉幼稚園に来てくれてありがとう」と子どもと保護者にお話をしてくれました。そして今日の卒園式は「100点、100点、100点…」と指を折りながら10回言って「さて何点だ?!」…すかさず子どもたちは「1000点!!」「すご~い!!」とぴょんぴょん飛び跳ねて大喜び。らいおんさん、きりんさん、ぞうさんのお父さんお母さん、今日は1000点だったよ、と伝えてあげてください。上出来すぎます!!

 

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クラスのお話が終わるとみんなで新園舎の見学、写真撮影、お友達や先生とのお別れの時間を楽しみました。大林組さんもいろんなところで声をかけてくださったり、写真を撮ってくださったりしました。新しい園舎ができたら招待するのでみんなで探検しようね。新園舎の前で三々五々、感謝の言葉が飛び交う中で解散です。今日は本当にありがとうございました。

 

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みんなが帰った後、職員で昼食をとる前に、もう一度、ぼよよん行進曲のスライドショーを見返しながら、改めてゆっくり見た小さい頃の担任達が次々にぽろぽろと涙し始めました。この学年の子たちは本当にみんなに愛されて育ってきた子ども達です。そしてこの子たちはその愛情を理解して素直に受け止めることができる子たちです。振り返るとぴよぴよ、保育園、プレ年少から上がってきた子も多く、3年保育の子たちも最後のこあら組(未就園児親子通園)など小さいころから先生たち、お客さんたち、お兄ちゃんお姉ちゃんたちにかわいがられて大きくなってきました。園長の持論である「かわいい、かわいいと育てられた子は本当にかわいい子に育つ」がまさにぴったりの学年です。三葉幼稚園でもらったたくさんの愛情を胸に笑顔で新たな一歩を踏み出してほしいと思います。

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卒園式の練習の時に教わりました。「間違えても、2回目、3回目の時に直したらいいんだよ。」「消しゴムで消したら大丈夫!」「間違ったって笑顔でえへへって笑ってたらわかんないよ!」どんなことがあっても強く逞しく三葉っ子らしくいてね。でも、本当に辛くて困ったことがあって笑顔になれなくなった時にはいつでも幼稚園に戻っておいで。楽しい幼稚園に戻って心がリフレッシュしたらまた帰ればいいよ。いつでも、いつまでも三葉幼稚園の先生たちは117人のみんなの応援団です。先生たちに笑顔をありがとう。大好きです。

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コメント (令和5年度 卒園式「にこにこの約束」 年長組 富田瑞穂 はコメントを受け付けていません)

2024年3月14日 木曜日

 さんさんらんどの横にある果樹園の桃の木は、つぼみを大きく膨らませ、いよいよ花を咲かせようとしています。年長児達が卒園するまで、あと3日になりましたが、残り少ない幼稚園での時間を目一杯楽しもうと、友達を誘って思う存分に遊んでいます。

 みなさんは、幼稚園の玄関の右壁に飾られてある古い幼稚園全景の絵をご存じでしょうか。今朝、年中組の子ども達が集まって、その絵を見ながら「あひるの乗り物は今もあるよ!」「あそこのブランコも残っとる!」会話を弾ませていました。そこにやってきた卒園児のH先生は「先生が子どもの頃は、あそこで泥団子づくりしたんだよ。」と幼稚園に通っていた時のことを子ども達に話していました。つい先日も、年長のクラス別お別れ会で卒園児のお母さんに「ドームの遊具って私が幼稚園の時から変わってないんですか?懐かしいです。」と声をかけられたところです。改築工事が終わると園舎は新しくなりますが、子ども達の思い出の詰まった遊具や温かい面影は、いつまでも大切に残していき、子ども達が懐かしんで帰って来れる幼稚園でありたいと思いました。

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 今日は年長児が稲刈りでお世話になっている堀内さんが、段ボールを取りに来られました。この段ボールは能登半島地震の被災地へ支援物資を送る時に使うもので、「無地のままだと寂しいから、みつばっ子達に何か書いてほしいな」と堀内さんからお願いされていたものです。お願いをされていた年中児達は「がんばってね」「みかん分けっこしてね」「おいしいよ」などメッセージを書いたり、おいしそうなみかんやにこにこ笑っている顔の絵を描いたりしていました。被災地ではビタミンCを摂るのに手軽に食べることができるみかんが喜ばれるそうで、今回は約1トンのみかんを送るそうです。「学さん!お願いします!」と思いを込めて段ボールを手渡した子ども達。片道12時間の道のりを子ども達の思いも一緒に届けてくださいます。

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卒園式まであと3日。昨日「私達を信じてください!」と言っていた年長児達は、昨日変更になった入退場の仕方や証書の受け取り方も覚えて、間違っても自分達で直すことができていて、さすが年長児だなと感心させられました。今日は年長さんへ卒園のプレゼントとしてたんぽぽ組、年少、年中で協力して作った絵を年長児が代表して渡しました。これには年長児達も大喜びで早速会議室に飾って嬉しそうに眺めていました。卒園式の練習後のこと。古森先生がぞう組の子ども達が何か言いたそうにしているのに気が付きました。古森先生がそっとマイクを向けると「年長の先生達!私たちに時間をください!」どうやら自分達の先生に秘密で何かサプライズを考えているようでした。昼食を終えるとすぐに担任の先生は、「別のところでお昼でも食べておいてください。」と追い出されてしまいました。早速クラス毎に子どもだけの話し合いがもたれ、なにやら始まりました。そして、降園前に目隠しをして年長の先生たちを呼びました。「先生!ありがとう♪」みんなで作った手紙や動物の絵、大きな寄せ書き等、年長の先生達は目をうるうるさせて感動していました。自分達で考え、協力し合って主体的に活動できる三葉の理想とする幼児の姿を見ることができ、とても嬉しくたくましく思いました。

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コメント (「サプライズが大好きな子ども達」 丸山利夫 はコメントを受け付けていません)

2024年3月13日 水曜日

今日は雲一つない暖かい一日となりました。そんな中、ままごとコーナーでは沢山のたんぽぽ組の子ども達がお料理を作っていました。そして、「出来た料理を机に並べて食べよう」とみんなで机を準備すると、そこにはお母さんになりきる?子ども達が沢山いて、料理を作る子、料理を運ぶ子、料理を並べる子とそれぞれがごっこ遊び中です。するとその中に、台拭きを持って来て、いそいそと机を拭くRちゃん。台拭きを上手に4つに畳み拭く後ろ姿は正にお母さんの姿そのままです。その姿が可愛くてしばらく様子を見ていると、なんとお皿をずらしながら隅々まで拭いているではありませんか。その姿に感動させられました。子どもは大人をよく見ています。思わず背筋が伸び、手本となる人として子どもの前にいようと考えさせられました。ここからが可愛い3歳児、机がきれいになるとわざとお皿をひっくり返し「あぁー。汚れちゃった。」と言いながら再度、机をきれいにしていました。

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園長が病児園の開所式で「幼稚園はガリバーの世界です。」と話していましたが、まさにその通り、子ども達の世界の邪魔をしないように必要な時にさりげなく助けられる保育者でありたいと思います。

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今日は卒園式の練習に年中児と教師が参加し、お母さん・お父さん役をさせてもらいました。皆さんご存じの通り、『式当日まで少しでも良くなるように!』が三葉幼稚園!!今日も入場の仕方や証書をもらう順番が変わったりしましたが、さすがの三葉っ子!びっくりする対応力です。途中、心配になってウロウロする教師に、園長が子ども達に「私たちを信じなさい!って言いなさい!」と言うといい顔をして「○○先生!私たちを信じて下さい!」と自信をもって言っていました。そして、園長から「本番が100点になるためには、金曜日が90点、木曜日が80点、今日が70点」と教えてもらいました。「けど本番99点でもいいよ。そうすれば卒園しなくてもいいんじゃない。まだ幼稚園にいてくれてもいいんだけど。」と言われると「それはダメ!」と頑張る気アップです。まだどのような卒園式になるかわかりませんが自信いっぱいの子ども達の姿を期待していて下さい。

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また、今日は年長さんが幼稚園最後のお弁当です。そこで今日は特別に4クラスが会議室に集まりお弁当を楽しみました。どの子もどの先生もみんな仲間の三葉っ子は、最後のお弁当をみんなで見せ合いっこです。中には、手紙が入っている子どももいてみんなでお母さんの思いを共感したり、お母さんへの感謝の気持ちをかみしめたり、とても素敵な時間となりました。この時間、このお弁当が今後の子ども達のパワーになる事は間違いありません。子ども達の一生に一回の思い出のお弁当を入園から今まで幼稚園の想いに共感してお弁当を準備して下さりありがとうございました。

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コメント (「何でもごっこ遊びの子ども達!」 すみれ組 河野拓成 はコメントを受け付けていません)

2024年3月12日 火曜日

今日は朝から雨が降っていたので、子どもたちは室内で好きな遊びをしていました。人気の廃材コーナーで、ひまわりぐみのMくんはハサミを使って厚紙を切ると立体的に組み合わせていきました。「これは病院なんだ〜」と言うと、何度も形を調整してセロハンテープを貼る場所を決めていました。ハサミを使い始めの頃は直線を切ることも難しかった年少児達ですが今では、作りたいものをイメージして形や大きさを変えていく姿に感動しました。

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その後、うさぎぐみの子どもたちがやって来て、卒園していく年長さんにプレゼントする大きな絵を持って来てくれました。

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うさぎぐみの子どもたちがひまわりぐみの子どもたちに、「年長さんには秘密だよ!!」と言うのを隣で聞いていたさくらぐみの子達は、口に手を当てて「秘密だって〜」「絶対言ったらダメよね!!」と嬉しそうに話していました。

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園内お別れ会で年長さんに秘密でプレゼントや飾りを作って喜んでもらえたのが嬉しかった子どもたちは、「ぼくのお兄ちゃんきりんぐみなんだ〜」「ぼくもだよ!」などと話して、ドキドキ、ワクワクが止まりません。大きな絵に貼る花は子ども達が1つ1つ想いを込めて作りました。

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花の折り方が分からず困っている子を見かけると、「ここはこうやってね!!」「こっちはこうで〜」と子ども同士で教え合っていました。花を貼るときにも、「ここに貼ったらかわいいかな?」などと話す姿も見られ、「年長さんのために!!」と年少児たちも期待を持って作ることができ、またまた、ナイショのことができて楽しみがいっぱいになった1日でした。

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コメント (「年長さんのために!」さくら組 中村真衣 はコメントを受け付けていません)

2024年3月11日 月曜日

 年長児はあと5日で卒園式、子ども達は「ワクワク、ドキドキ!そしてちょっぴり寂しくもあり」という気持ちで過ごしています。そんな中、今日は年長児のお別れ会がありました。子ども達は今まで沢山の事を経験し、気付いたり、学んだりそして様々な事が出来るようになりました。年長児達は、お家の人が来るという事で登園してきた子から迎え入れる準備をせっせと進めていました。雑巾でテラスを拭いたり、お花を友達と協力して運んだり、表示が飛んでいかないようにセロハンテープを丸めて裏に貼って止めたり、細かいところに気付いて友達にも声をかけながら働いていました。誘われた友達も「そうやね!」「ここしよう」と自然に入っていって手伝います。そんな子ども達の姿はとても大きく見えました。

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 保護者の方は先に会議室に集まって歌と修了証書を子どもから受け取る練習です。それを知った子ども達は「えー!お母さん達もするのー!?」「負けたくない!」「自分達もがんばろ!」と燃えていました。そして、練習が終わると古森先生がくま組さんにやってきて「お母さん達お歌上手やったよ〜」と声を掛けてくれました。それを聞いてまたまた気合いの入る子ども達です。

練習を終えたお母さん達が保育室に戻って来られ、お別れ会が始まりました。まずは、保護者の方からの1人一言。子ども達は自分のお母さんお父さんの番になると、少し恥ずかしそうにしながらも「こんなに大きくなったよ!すごいでしょ!」「お母さん感動してる?」と心の声が聞こえてきそうな少し得意げな様子も見られ、とても可愛く思いました。

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 先週からずっと天気予報を気にしていた教師達。今日11日の天気予報はいつ見ても雨予報でしたが、なんと今日は空いっぱい青空、お天気もやはり三葉っ子の味方でした。みんなでさんさんらんどに移動して更なるお楽しみが、、。親子仲良く手を繋いでお話ししながら歩いたり、「お母さん遅いよー!」と足早に歩いてお母さんに呼びかけたり、子どもにとってこの時間も貴重な時間です。さんさんらんどでは、お家の人と遊べると聞いて大喜びの子ども達は。お母さんを呼んでは自分の遊んでいるところを見せ、「一緒に遊ぼう」と誘っていました。丁度1年前、りす組だったMちゃんは、長いローラー滑り台が怖くてお母さんが誘っても「やらない!」と滑ることが出来ませんでした。しかし、友達のワクワク楽しい!の気持ちに誘われてMちゃんは、なんと滑れるようになり、年長組のお別れ会では、お母さんと滑ることが出来ました。本当に大きくなり、強くたくましくなりました。

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 その流れで13日から始まる「三葉病児園」の見学にも行きました。一度中に入ったことのある子ども達はお母さん、お父さんの手を引いたり、先に個室の病室に入って招いたりしてそれぞれのオススメ感動?驚き?スポットを説明してあげていました。お病気になっても安心です。年長児の「これでママがお仕事できるね!」の言葉に胸が熱くなりました。

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 屋外遊ぎ場の園庭は、仮園舎で狭くなっていますが、トラックがとれる広さなので卒園を前にしてお家の人とリレー競争をすることになりました。子どもVS保護者チームでリレー対決です。各クラス3人ずつ選抜メンバー12名でのリレー。ハンデなし。1人ずつマイクを持ってメンバー紹介したところで、子どもも大人も平等、じゃんけんでコースを決めます。じゃんけんで勝った子どもチームが1コース、大人チームが2コースです。それぞれの応援に熱が入ります。子どもだからと手を抜いてはいけません。大人も本気で走ります。走り慣れた子ども達、戦いは五角でしたが、少しの差で大人チームの勝ち。やっぱりみんなのお父さん、お母さんはすごいです。

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 「じゃあ今日はおしまーい、さようなら」とT先生が言うと「待って〜!」「年長さんみんなでリレーしたい!」と子ども達から元気な声がいくつも上がり、クラス別でリレーをすることになりました。子ども達の成長を期待した進級初めのクラス会でのリレーから、運動会のリレー、そして今日最後のリレー。心も身体も大きくなりました。仲間を想う気持ちも強くなり、結果はどうであれみんな頑張りました。小学校に行ってもがんばるぞー!エイエイオー!と期待いっぱいの子ども達に教師達は頼もしくもあり、ちょっぴり寂しい気持ちにも、、。卒園まであと5日。心置きなくのびのび楽しむ子ども達との時間を大切にしていきたいと思います。お父さん、お母さんこの素直で明るい笑顔を守り続けてください。保護者とお子さんとの大切な幼稚園生活は今しかない一生の宝物です。大事にしていきましょうね。

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コメント (「沢山たくさん大きくなったよ」 ぞう組 大隅咲 はコメントを受け付けていません)

2024年3月9日 土曜日

今日は、三葉病児園の開園式でした。時折、陽が差してはくるものの、凍えるような寒い開園式になるかと心配でしたが、急遽30名の年長さん達が歌の応援に駆けつけてくれたのです。年長さん達の心を込めた歌と手話のお陰で、パーっと心が温かくなりました。子ども達の笑顔と歌声が参加の方々の心に響くオープニングとなりました。

新聞記者の方も思いがけない子ども達の出演を聞いて、思わず笑顔になるほど子どもの存在感は大きいんだなと思いました。実際、私も朝は緊張しっぱなしでしたが、年長さん達が会場に歩いてきたのを見て、なんだか不思議にホッと心が落ち着いたのです。なんともみつばっ子達のパワーは、みんなに光を注いでくれるようにすごく大きく感じました。

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さて、開園式の挨拶の中で園長がこんな話をしました。

『この病児園が完成し、子ども達にお披露目をした時、一人の年長児が「これで私が病気になっても、お母さんがお仕事休まなくてよくなったね」と話してくれました。お母さんへの涙ぐましい心遣いに感動しました。』

これからの若いお母さん達への子育ての手助けが目的の病児園。園長がずっと持ち続けた夢が、本日叶いました。松山市こども家庭部の宇野部長様をはじめ、今後医療でお世話になるひいらぎこどもクリニック高橋院長先生、くめ内科クリニック久米院長先生、愛媛県私立幼稚園・認定こども園協会理事長二宮先生方、たくさんの来賓の皆様にご参会いただき、盛大に開園式を終えることができました。

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さて、いよいよ3月11日(月)からインターネットでの予約受付が始まります。病気にかからない方が良いのですが、もしお子さんが病気にかかってお困りの時は、どうぞ三葉病児園をご利用ください。スタッフ一同お待ちしております。

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コメント (「三葉病児園の開園式」 吉本多恵子 はコメントを受け付けていません)

2024年3月8日 金曜日

昨日、本日のおわかれ会の招待状を年長さんに届けた年中さん。その日の預かり保育のお部屋になっているぞう組、らいおん組の部屋へ戻ってきて目に留まったのは、招待状!!「先生 先生 来て!渡した招待状を貼ってくれている」と、とてもうれしそうな顔で話してくれました。それほど楽しみにしていた年中さん達は、今朝からみんなで飾り付けたり、鈴割のデモストレーションをしたりしました。

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その後、年中の代表8人が年長さんを迎えに本園舎に行ってる間に残っている子ども達でアーチから準備をすることにしました。子ども達の手で作ったアーチがさんさんランドに来た年長さんを迎えてくれました。さんさんランドの汽車のところに来ると、「目をつむって」と言われて、手で目を抑えて、後ろを向いて待ちます。そうしながらくま組のR君が「何してくれるんだろう?めっちゃ!ドキドキしてきた」と。「もういいよ」の声で振り向いた年長さん全員が「わぁ~」との歓声をあげると、順番に降りてきて、アーチを通り、中央に4クラスが集まりました。

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すぐに年中さんの進行でおわかれ会が始まりました。全学年で”めっちゃ げんき”と”エビカニミックス”を踊りました。中央にいた年長さんは外側にいる年中・年少・たんぽぽさんの方を向いて踊っていました。するとその中からいつもバスで一諸の年長さんを見つけたたんぽぽ組のHちゃんは、すぐにその年長さんのところへ飛んでいくと一緒に踊っていました。その後赤コースの年中・年少・年長の3学年で玉入れをしました。病児園側と築山側にある玉入れのかごの中に入ったボールの量があきらかに違うということで、3学年続いてかごにボールを入れてから数えることにルールを変更して続けました。でも差は見ただけでわかるくらいついているので、年少さんが手を伸ばして届く高さにかごがないことを確認して始めました。赤コースは、病児園側のくま組チームの勝ちでした。今度は青コースがする番ですが、今度は高さを合わすために工事用の物差しが出てきて、高さを調節しました。青コースは、築山側のぞう組チームの勝ちでした。次は4つの鈴が出てきて、年長4クラスの鈴割です。1番目にらいおん組の鈴が、2番目にきりん組の鈴が、3番目にぞう組の鈴が、そして4番目にくま組の鈴が割れました。割れた鈴の中から年中からのそれぞれのメッセージ「ねんちょうさん いつもやさしくしてくれて ありがとう」「ねんちょうさん だいすき」「ねんちょうさん そつえん おめでとう」「いつしょにあそんでくれて ありがとう」と、年少・たんぽぽ組が作った飾りが入っていました。

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その後、年長4クラスと年中1チームが入った5チームでリレーをしました。最初は、1番に飛び出した年中さんが1位で進んでいく中、運動会前から練習をしてきた年長さんと違って、バトンを渡す友達が分からなくなったり、バトンを渡す時、年長さんと交差して渡せなかったりして、だんだんと遅くなり、とうとう5位になってしまいました。しかし年長さん達から「来年は 頑張ってください」と声をかけてもらうと、「頑張ります」と力強く答えていました。

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その後、それぞれの学年が作ったプレゼントを年長さんに渡します。自分たちの背中に見つからないように隠して、まずは年少さんから、そしてたんぽぽさん、最後に年中さんが順番に渡すことが出来ました。最後に歌のプレゼントをして、終わったおわかれ会、年長さん達はいただいたプレゼント、年少さんのペンダント、たんぽぽさんからの腕輪、年中さんからのプレゼントの冠を首、手、頭につけて、大きく手を振り、「ありがとう」と言いながら帰っていきました。

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本園に帰って来ると工事の方がいらっしゃって、「こんにちは」と挨拶をすると、手に腕輪、首にメダル、頭に王冠をつけている子ども達にびっくりした顔をされていましたが、事情が分かると笑顔で迎えてくださいました。続いて年中のぱんだ組、りす組が帰ってくると、教師が何も言わないのにぱんだ組、りす組に行って、「今日は楽しかった!ありがとう」とお礼を言っていました。

ところで今日は給食も特別給食です。年中のY君はお皿にお料理を入れてもらうと、「めっちゃ!おいしそうやねぇ」と嬉しそうに戻っていきました。年長のO君も「ずっと 食べていたい」とおいしそうに食べていました。今日のお昼の放送では、年長さん達が今日のさよなら会の感想を言ってくれて、嬉しかったそうです。(放送は、本園のみなので・・・。)さよなら会は2時間も続きましたが、どの顔もとてもいい笑顔でした。卒園まで後数日、大切に過ごしたいと思います。

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コメント (「楽しかったね!おわかれ会」 ひつじ組 谷川幸実 はコメントを受け付けていません)