2025年3月12日 水曜日
今日はとても暖かく、春らしい気候の1日でした。この前までは肌寒かったり、雨が降ったりしていたので、今日は思い切りのびのびと遊ぶことができました。
いつも子どもたちに人気のバスケのコーナーが、今日は難易度が少し高くなっていました。高くなったのを見つけるとすぐに寄ってきた子どもたちは、「うわ!届かん!」「難しい~」と言いながらも楽しそうに挑戦していました。らいおん組のRくんはゴールの端に当たってボールが入らなかったことが悔しかったようで、何度も何度もシュートしていました。しばらく練習して、一度シュートが決まると、満国の笑みで「よっしゃー!」と嬉しそうに声をあげました。周りで見ていた子たちからも自然と拍手が起こり、みんなで盛リ上がっていました。
他のコーナーでも、年長児からプレ年少児まで一緒になって遊んでいる姿が見られました。プレ年少のたんぽぽさんが自転車に乗っていると、年長さんが族を持って「はい、通っていいよ」「危ないから待ってね」と訪導していたり、砂場では大きな山を作ったり、ままごとコーナーでは、年齢関係なく一緒に料理をしたりしていました。憧れの年長さんとはあと2日しか一緒に遊ぶことができないので、この時間を大切に思い切り過びたいと思います。
また、今日は今年度最後のお弁当日でした。天候にも恵まれ、年長児からプレ年少児まで全員で園庭に出てお弁当を食べました。「遠足みたい!」とワクワクしながら外に出て色々な学年で混ざり合って楽しみました。今日が幼稚園最後のお弁当だった年長さんが、「お手紙入ってる!」と紙をヒラヒラ見せてくれました。「どんなことが書いてあるか読んでみるね」と年長の先生がお手紙を読むと”毎週きれいにお弁当を食べてくれてありがとう” “幼稚園でたくさん思い出できたね”など、どれも心温まるメッセージがたくさんありました。年中、年少、プレ年少児も今年度最後のお弁当ということで、自分のクラスの動物や花をモチーフにしたもの等、豪華で可愛いらしいお弁当がたくさんありました。
「お母さんが、これ作ってくれた!」「全部おいしくてすぐ食べちゃった!」とみんなが笑顔の楽しい時間になりました。週に一度のお弁当ですが、毎回子どもたちも婚しそうに食べていて、私も見ていて温かい気持ちになります。
保護者の皆様もお忙しい中、心のこもったお弁当をありがとうございました。青空の下でみんなで食べたお弁当は子どもたちにとっても特別な時間になりました。
2025年3月11日 火曜日
3学期も残り少なくなり子ども達はもうすぐ大きい組さんになることに期待をもって登園して来て元気いっぱい活動しています。砂場では山作りをしていた年中さん!!「大きな山やね」と教師が言うと「これは火山!!」とKちゃんが言っていました。そして、M君が「爆発したら大変!水を用意しないと」と大慌てです。すると、近くで遊んでいたR君が「ニュースで木が焼けてるの見た!!」と話にはいるとあとからD君が「それは山火事って言うんだよ」と話が繋がりR君が「でも僕達大丈夫よね!!火から逃げる練習したもんね」と自信たっぷりな顔で言ってまた盛り上がっていました。他のコーナーでも異年齢児が混じり合って戸外には元気いっぱいな声が響き渡っていました。
室内では各学年卒園式の練習や進級へ向けての活動を進める中、年中児は生活発表会のアルバム整理をしました。どんな写真が貰えるか子ども達もワクワクしながら写真を貰うと「歌の写真だ〜!」「ジャックと豆の木だ〜」等と思い思いに話していました。そして、発表会の絵を描き始めると「きみいろの歌の時の後ろの色から描こう」と背景から描き始めたりAちゃんは「私はジャックと豆の木を描こう!!」と言うと可愛い衣装を着た自分を描いたりと一人一人が素敵な絵を描いていました。それを見た教師も自然と笑みが出て「あ〜𓏸𓏸君がこんな絵を」「あ〜ここの場面を描いたんだ〜」と話を聞きながら1年間の絵の変化に驚いたり感動したりと一緒に楽しみながら整理することが出来ました。発表会の表紙は白紙のリボンです。そのリボンに一人一人が『きみいろ』をイメージしながらデザインしています。みんなの素敵なリボンをみてさらに笑顔になった1日でした。
昼食前、降園前には年中さんは年長さんに内緒ですすめているあるもの?をプレ、年少さんにも協力してもらう為に届けに行きました。当日の年長さんの反応が楽しみです!!
2025年3月10日 月曜日
今日は年長児の「幼稚園楽しかったね会」がありました。(クラス別おわかれ会ですが、まだお別れではないので、みんなに相談して会の名前を決めました)登園してきた子どもたちは、「今日お母さんくる♪」とワクワクしながら、靴箱や部屋の掃除をして準備万端!まだかまだかと待っていました。
約束の時間がきて、お母さん達はホールで修了証書の受け取り方ときみとぼくのラララの歌の練習をしました。一方、子どもたちは部屋で所持品の始末を済ませ、今日することの話しをしたり、(実はもうこの時からくっつき虫になることを楽しみにしていました)、「あと5回幼稚園に来たら終わりか~」と寂しさと期待でいっぱいの気持ちを感じたりしていました。「もうすぐ終わりそう」という情報を受け、ワクワクしながら園庭でお母さん達を持ちました。ニコニコのおさん達が降りてきて、さあ!いよいよ「幼稚園楽しかったね会」のスタートです。はじめに親子体操「ちょっとだけ体操」をして、みんな大すき「は~おっちょこちょいだなあ!」を踊りました。自分のお母さんだけでなく、友達や友達のお母さんともハイタッチをしたり、見つめて「おっちょこちょい」のポーズをとったりと終始笑顔でとっても楽しそうでした。
そのあとはいよいよみんなが楽しみにしていた「くっつきむしくっつけ~」です。この競技は、古森先生が考えた親子のふれあいを大切にしたものです。コロナ禍になる前は、よく親子運動会でしていたのですが、最近はしていなかったのでとっても久しぶりの競技です。どうしてもこの競技をしたかったのには訳があります。ただただ親子のふれあいをしたいから取り入れたのではなく、今日だけは・・・自分だけの!お母さん(お父さん)になってもらいたかったのです♡いつもはお仕事に家事で忙しいお母さんお父さんも、今日だけは、兄弟にも邪魔されず、自分だけが独り占めできる時間。たくさんぎゅう〜してあげられたでしょうか。
子どもたちはひとりひとり、愛の器の大きさはちがいます。すぐにいっぱいになり満たされる子、まだまだ足りない子、それぞれです。特に男の子はそうだとよく話しを聞きます。でも、今日のこの1回、2回のぎゅ~で子どもたちはとっても幸せそうな満面の笑顔でした。保護者の所へ走っていく子どもたちの顔は、お母さんお父さんにしか見せない最高の笑顔です。
勢いよくぴょんとお母さんに抱きついた子どもたちの嬉しそうな表情、ぎゅ~っと力いっぱい抱きついている姿を見て、今日のこの子たちのことずっと忘れないでいてほしい。大きくなって反抗期がきたら・・・けんかをしたら・・・思い出してほしい!と強く思いました。この子達ももう年長!小学生になる子達ですから、入園したときに比べると、とーっても心も身体も大きくなっていたと思います。今日の子どもたちのために大きな愛をありがとうございました。
そのあとは、各クラスに分かれてお別れ会をしました。今年は2クラスずっと一緒だったので、ありがとうの気持ちをみなさんが、みんなの先生に伝えてくださってとても嬉しかったです。卒園まであと4日。あっという間に過ぎていく日々。1日1日を大切にして子ども達と楽しく過ごして行きたいです。まだまだ一緒にいられるので涙は流しません。でも、お父さんお母さん!たくさんある幼稚園の中から「三葉幼稚園」を選んでくださって本当にありがとうございました!今日「三葉幼稚園に入れてよかった」と言って頂けたときとってもとっても嬉しかったです♡年長のみんな!!明日元気に幼稚園に来てくださいね!待ってます♪
2025年3月8日 土曜日
おゆうぎ会が終わり、休み明けの今週、各保育室ではまだまだおゆうぎ会の余韻を楽しむ姿が見られました。みかん組では舞台上にあった草をいくつか置いていると、子ども達が集まってきて草の向こう側に並んで座ったり、「おーい!」と手を振ったりしていました。そこでおゆうぎ会の曲を流すと、元気いっぱい踊ったり手遊びをしたりし始めました。みかん組の曲だけでなく、れもん組・もも組の踊りや歌も完璧!というくらいとっても上手!特にれもん組のリトミック遊びではいろんな動物になりきり、表現の仕方にも個性があってかわいらしいやら、おもしろいやら、楽しませてくれました。
別の日には、朝、保育室のコーナーを草で囲むように置いていると、Hちゃんがコーナーのベンチ上に立ち、手を振り上げたり足をドンドンしたり、どうやら「にこちゃんたいそう」をしている様子。頭の中では曲が流れていたのかな?ベンチをステージ代わりにリズム感たっぷりに全身を動かしていました。すると1人、また1人とステージに集まってきたので「にこちゃんたいそう」を流すとますます盛り上がり、保育室の一角が舞台となっていました。
今週は寒さが戻り、天気も悪かったので室内で過ごすことが多い一週間となりました。室内遊びの時はいくつかコーナーを作り子ども達が好きな遊びを選びながら遊ぶことができるようにしています。(ままごとや積木、絵本、ひも通し、ブロックなど)
この日はスポンジ積木をいくつかマットに置いてみました。興味を持った子ども達は取り合いながらなんとなくつなげて、道のようになったので、少し手を加えて危なくないようにしてみました。すると1人が端から上がって歩き始めると、後から他の子ども達も続きます。なんとなくここから上がって、歩いて、最後なジャンプで降りる、いうルールができていきました。押し合いや順番の取り合いなどもありますが、待ったり、思い通りにいかない気持ちをぐっとこらえる様子も見られました。最後は積木を並べ直して、「ばすごっこ」をしました。曲に合わせて「ごーごー!」と言ったり「右にまがっりまっす~♪」でおもいきり転げたり、みんなで楽しい時間になりました。
木曜日は、園庭の隅で古森先生や幼稚園児たちが集まって何やら始まる様子。月齢の高い子だけですがれもん組さんと一緒に見に行きました。そこでは駐車場で収穫されたかぶを切ったり塩もみしたりしていました。「かぶー?」「どこー?」と興味津々のSくん。古森先生が「ひよこさんもどうぞ。」と分けて下さり、みんなで少しずつ頂きました。手を洗うと両手の平を上にして揃え、『はやくちょうだい!』と目で訴えてくる子ども達。ひと口食べると「ん~。」「うまーい。」などと言う子もいたり普段野菜嫌いな子もパクパク。「おいしかったね。」とみんなで『ごちそうさまでした!』をしました。
そして金曜日の「園内さよなら会」(改め「楽しいことを思い出す会パート2!」)をテラスから少し見させてもらいました。お兄さん、お姉さんが盛り上がる様子を見て一緒に身体を動かし、一緒に楽しい雰囲気を味わうことができました。来年度にはみかん組のほとんどの子ども達が進級します。自信を持って進級できるよう、1日1日を大切に過ごしていきたいと思います。
2025年3月7日 金曜日
ちょうど一週間前、年中4クラスで集まりました。部屋を暗くして年長さんが1階に下りてきていないことを確かめて静かに静かに子ども会議の始まりです。議題は「園内さよなら会をどうするか。」です。園内さよなら会というのは、今まで私たちのためにいろんなことをしてきてくれた年長さんがもうすぐ卒園するので、その前にみんなで集まって感謝の気持ちを伝える会です。「どうすれば年長さんに感謝の気持ちが伝えられるのか?」そんなことをみんなで話し合っていると、いつものように古森先生が様子を見に来てくれました。年中児が小さな声で「こもりせんせい!こっちこっち!!」と手招きして古森先生にも中に入ってもらいました。子ども達が暗がりの保育室で、いつもの元気な大きな声を封印しているのを見てすぐにぴんと来た古森先生も、もちろん忍び足で保育室の中に入ってきました。そして子どもたちが話し合いの内容を報告しました。話を一通り聞いた古森先生が「さよなら会を開いてあげるのはとっても素敵なことだね。でも〝さよなら″って言うとなんだかもう二度度会えないみたいだね。さみしいね。」と言いました。はっとした子どもたちはきっと頭の中でぐるぐるといろんな言葉を考えていたに違いありません。古森先生が続けて「年長さんって、幼稚園で一番幼稚園のことをよく知っているお友達だよね。楽しいことをいっぱいわかってるんだよね。」と話しました。するとそれを聞いたりす組のYくんがぱっと「じゃあ、“楽しいことを思い出す会”って名前を変えたらいいんじゃない?」とみんなの前で提案しました。『楽しいことを思い出す会』というのは昨年の12月に行った三葉幼稚園の子どもたちの忘年会のようなものです。「年を忘れる、と書いて忘年会だけど、楽しいことがいっぱいあって忘れたくないから楽しいことを思い出す会のことです。みんなで楽しいことを振り返りながらお菓子やジュースで乾杯しました。
「さよならはさみしい感じがするけど、楽しいことを思い出す会ならなんにもさみしくない!楽しい!!それいいね!!」と子どもも大人も大賛成!!そこで楽しいことを思い出す会パート2の開催が決定しました。内容もみんなで考えて小さなたんぽぽさんから大きな年長さんまでみんなが楽しめるものにしました。そして来週の金曜日、3月7日までは年長さんにはひ・み・つ。これが一番大変。秘密にするのは「サプラ~イズ!」で会を開いた方がきっと驚くし、楽しくなるから!すべては年長さんを楽しませるため!喜ばせるため!!
年長にお兄ちゃんお姉ちゃんがいる子はこの一週間、何度も友達や教師に「言ってない?バラしてない?」としつこいほど確認され、その度に「大丈夫大丈夫!言ってないから!でもママにはプレゼント作りの材料が欲しくてこっそり言ったけど内緒にしてくれてるよ。」と答えていました。Iちゃんは同じバスの年長さんと仲が良く、いつも楽しいお話をしながら帰るのですが、秘密を言いたくて言いたくてたまりません。バスに乗り込むなり「あのね、いいことがあるんだよ。でも内緒だよ~ふふふ!!」と口を押えて満面の笑みで言っていたそうです。添乗していたバスの教師に「Iちゃんキケンだな~(笑)言いたくてたまらない様子だったよ!」と聞いて私たちも大笑い。みんな今日のために年長さんには秘密でこっそりプレゼントを作っては絶対に入ってこない倉庫に隠したり、飾りや招待状の準備をしたり一生懸命ひ・み・つを守っていました。
昨日の降園前、年中児で作った招待状を年長のお部屋に持っていきました。三葉の年長さんはとっても賢くて先生たちのことがよくわかっていて勘が鋭いので「楽しいことを思い出す会」と言うと何もかも見透かされてしまうんじゃないかということで招待状にも秘密がいっぱいです。『3月7日、卒園式の練習が終わったらお外で楽しいことがあるよ。来てね。でもまだ内容はひみつ。』という何の情報も書いていない異例の招待状です。(笑)年長児はそれから預かりの年中児や教師たちに質問攻め。「なんなん秘密って!教えて!」「楽しいことって何するん?」他の話には答えるけど、その手の質問になると突然耳がお留守になる私に、ぞう組のJくんとKくんは「もう!教えてくれないとKちゃんしょげしょげになっちゃうんだから!」「ぼくだって(Jくん)教えてくれないとパンみたいにふやけて力が出なくなっちゃうんだから!!」となんともかわいい脅しを受けましたが私も秘密を守りました。Jくんは「優しい先生なら教えてくれるかも」と考え、T先生やS先生の元へ行き「教えて~」と言うも断られてしまい、なんとか年中児にヒントをもらったそうです。ヒントは「2」。「なんか2個もらえるか、2個するか、なんやろな~」とわくわくしながら考えていたそうです。
今朝もくま組のSくんは私に元へ来て「先生、楽しいことって何?」と聞きに来ました。わたしの耳が例のごとくお留守になるとSくんは「秘密ってこと?それなら仕方ないか~」と大人の対応で去っていきました。「わたし知ってるよ!何するか!!」とHちゃんが大きな声で言いました。「わ!誰か言っちゃったかな?」と思って「何するん?」と聞くと「ひなたぼっこよ。S先生が言ってた!!」と言いました。「そっかそっか!」と年長児。何人か首をかしげていましたが見事に騙されています。
年長さんが卒園式の練習をしているうちにプレ・年少・年中の子どもたちは働きアリのようにあちらこちらで準備に勤しんでいました。年中児は「もうすぐ年長さんなんだから!」と先生と一緒に道具を運んだりシートを広げたり重たいものは友達と協力しながらせっせと動いていました。
年長さんも今日は卒園式の練習に真剣に取り組んでスムーズに終わらせないと「楽しいこと」をする時間が減ってしまう!と昨日よりも集中して式の練習をしていました。
式の練習が終わる頃、年中の代表のお友達が「年長さん、お外で待ってます!」と呼びに来てくれました。古森先生が「年中さん達が楽しいこと考えてくれたのよね?びっくり箱あけるんだっけ?」『いえいえ~』「大きな大きなぼたもち作るんだっけ?」『いえいえ~』と両手を前にしてふりふりして答えていました。大人の返事ですね、年中さんも。さぁ、お外に出ましょう!外に早く出ようと言っていたのに、年長さん達は2階の保育室の前のテラスから見る園庭に白線でトラックが引かれているのを見て「リレーするんよ!絶対!!」と言ってたそうです。勘が鋭すぎ~!
外に出ると、保育室に入る前の園庭とはうってかわって飾りがいっぱい、シートも敷いてて見るだけでわくわくです。入場行進から始まって最初ははじめのことば、そして踊りです。
運動会で踊った「は~おっちょこちょいだなぁ」と小さい子も踊れて楽しい「からだ★だんだん!」でテンションが上がってきました!
久しぶりにみんなが園庭に集合するとこの少子化の時代にこんなにたくさんの子どもたちの笑顔が一気に見られて幸せだなぁと思いました。みんな楽しそうでかわいい。
次はお引越しゲームです。
音楽に合わせて次々とお引越ししながらみんなと顔を合わせて踊れる楽しいゲームです。みんなが一度に動くと危険なので年長さんと一学年ずつ行いました。
初めてのお引越しゲームだった年少さんやたんぽぽさんも、年長、年中児がしているのを見ていたからかあまり困ることなく参加できていて驚きました。
たんぽぽさんには年中児の代表が「お助けマン!」としてお手伝いに入りました。今まで年長さんがしてくれていたさりげないサポート、ぼくたちも頑張ってやっていくからね!
そして次は「混合リレー」です。たんぽぽさん、年少さんからはクラスの代表一名、年中からは二名、そして年長さん全員でリレーをしました。年長さんに帽子を借りてよーいドン!小さな体のたんぽぽさんが年長さんの帽子を被っているのが愛らしく思わず笑ってしまいました。今日のリレーは1位ぞう組、2位らいおん組、3位くま組、4位きりん組でした。
司会の子どもが「次はお楽しみです」と言いました。お楽しみってなに?「あ、あれはなんだ?」と指を指すと古森先生がパーテーションの隙間を覗いて何やらごにょごにょ話しています。ぱか~ん!!と壁が開くとそこにはたくさんのお菓子が並んでいます!!子どもたちは大喜び!!
でもぬいぐるみの一人が古森先生に話しかけたようで古森先生が「なになに?」と耳を傾けています。ぬいぐるみさん「ぼくもお菓子食べたい」と言ったそうです。(笑)するとMちゃんが「いいよ!仲間に入れてあげる!」と答えました。冗談のわかる年長さん、大人です。
たんぽぽから年長までみんなで小さな円になって集まってお菓子とジュースで乾杯です。
そこで私の大失敗!ほとんどお菓子が終わりかけたところで「あ!!インタビューするの忘れてた!!」とマイクを通して大きな声で言ってしまいました。お菓子を食べながら年長さんに三葉幼稚園の楽しいことをたくさんインタビューしていくつもりだったのにすっかり忘れていました。そのまま「ま、いっか。お昼の放送でインタビューしよ!」とマイクを通して言ったのでK先生に「マイクで言うけん全部ばれとるわ」と笑われてしまいました。
お菓子を食べた後に小さい子から年長さんへプレゼント渡しです。まずは年少さんからペンダント。次はたんぽぽさんから腕輪のプレゼント、最後に年中児からは三葉幼稚園で一番かっこいい、一番えらい年長さんへ、王冠のプレゼントです。
みんなプレゼントを喜んでくれてバスで帰るときも、預かり保育の間もプレゼントを大切に身に着けてくれていました。
調理師さんからはスペシャル給食のプレゼントです。「ピラフ、骨付きチキン、ナポリタン、サラダ、フルーツポンチ」とパーティーのようなメニューで、楽しいことを思い出す会パート2でたくさん楽しませてもらえた年長児はさらに大喜び、そして準備や運営を頑張った年中児はご褒美だ~!と言って嬉しそうに食べていました。
「楽しいことを思い出す会パート2にすればいい!」と提案したりす組のYくんは秘密にすることを徹底的に守っていたようでおいしい給食を食べながらほっとしたように「先生、秘密のことママにもう言っていい?」と担任に聞いてきたそうです。
給食を食べている時に年長のお部屋に行って「インタビューしたいんだけど~」と言うと「いいよ!いく行く!!」と気軽についてきてくれた年長児数名に事務所の放送を使ってインタビューをしてもらいたいことを伝えました。するとTくんが「あ~みずほ先生お外で言ってたよね。忘れてた~!!って。お昼の放送でするってこういうことね。ふんふん」とすべて理解した上で、わたしのミスを許してくれるという懐の深さ。見習いたいものです。インタビューする内容を何も事前には知らせていなかったのですが、「三葉幼稚園の楽しいことは何ですか?」「三葉幼稚園の好きなお遊びは何ですか?」「年長さんで頑張ったことは何ですか?」と言う質問に誰も同じ返答をすることなく、「朝来たらすぐに遊べるのが楽しい」「運動会楽しかったよ」「合奏頑張ったよ」と答えていました。Jくんは側で聞いていたK先生に最後の質問に対して「頑張ったことじゃないんだけどさ、言ってもいい?今日の会の名前って楽しいことを思い出す会よね?」と耳打ちして「今日の楽しいことを思い出す会楽しかったよ。」と言ってくれました。
Jくんはお帰りのバスの前も「古森先生にありがとうを言いに行きたい。」とバスの先生にお願いして事務所に寄りました。「今日楽しかったよ~!ありがとう」と言うJくんに古森先生が「幼稚園楽しいでしょう?小学校に行くのやめて幼稚園にいる~?」と聞くと「小学校にも行きたいけど~でも幼稚園とさよならするのはさみしいな」と答えました。そんなJくんに「古森先生が小学生になってもまた幼稚園に来たらいいよって言ってたもんね」と声をかけると「そうよ。卒園式で歌う“きみとぼくのラララ”のお歌でも『さよならなんて言わなくてもいいよね また会えるね』って言ってるもんね!卒園してもまた会えるんよ!!」とキラキラした目で言いました。その目がきれいで、心からの素直な言葉にわたしは思わず涙が出ました。入園したころ、あんなに小さかった年長さんが心も体も立派に育っていると思うと嬉しくて愛おしくて、卒園までまだあと少しあるのにまさか自分から涙が出てくるとは思いませんでした。そんなわたしを見てJくんは「もう~先生!大丈夫~?!」と明るい笑顔で手を握ってくれました。なんて優しいの。もっと泣いちゃう。みんなあたたかい気持ちで年長児が乗ったバスを見送りました。
今日の楽しいことを思い出す会パート2ではプレ・年少・年中児にとっては、今まで年長さんが自分たちのためにたくさん楽しませてくれていたことへの感謝の気持ち、誰かのために頑張ることは大変だし疲れるけど、心が温かくなるということを感じる良い経験となりました。そして年長児からは三葉っ子として育ってきたからこそある就学前の理想的な今の姿を見せてもらいました。
年長さん、卒園式まで残りあと一週間。仲良く楽しく遊びましょうね。
2025年3月6日 木曜日
今週に入ってから天気が悪くなかなか戸外で遊ぶことができませんでしたが、今日は朝から雨があがり久しぶりに元気な子ども達の声が園庭に響いていました。
昨日はぼたもちをいろいろなクラスの子ども達が一緒に作ったこともあり、戸外で遊ぶ時もいろいろな学年、クラスの子ども達が一緒になって遊んでいる姿が見られました。年中・年長児達は、出会ったお友達とじゃんけんをして負けたら後ろにつながってじゃんけん列車を楽しんでいました。じゃんけんをする度にれるも長くなって園庭に長い列車が出来ていました。
今朝古森先生が駐車場で育てていたカブが大きくなっている事に気が付いて一本抜いて子ども達に見せてくれました。それを見た年中さんは「だいこん!」と答えましたが、年長さんは「カブ!」と答えることが出来ていました。その後年長さんが駐車場に行ってみると、他にも大きくなったカブが何本かあったので抜いて帰ってくれました。戸外でたくさん遊んだ後、みんなが集まり採れたてのカブを使って三葉恒例のクッキングスタートです!
古森先生が手際よく切っていくと子ども達から「わぁー!」と歓声があがります。「ちょっと静かに聞いてみて」と耳をすますと「トントントントン♪」とカブを切るリズミカルな音が聞こえてきます。じゃあ他の先生は?と聞いてみると「トン・・トン・・あれ?」子ども達から笑いが聞こえてきます。さすが料理上手な古森先生です!あっという間にカブを切っていきます。そして、切り終わったカブはお塩とお酢で二種類の味のカブ料理が出来上がりました。
各クラス集まって「いただきまーす!」と一口食べてみるといろいろなところから「あまーい!」「おいしい」という声が聞こえてきました。そして、あまり食べる事のない葉っぱの部分も細く切ってお塩で味付けをしてもらいました。たんぽぽ黄組のS君は普段野菜が苦手であまり食べないのですが、味見で一口もらうとほっぺに手を当てて「おいしい♪」と笑顔になっていました。
青組のT君はカブと分かると「おおきなかぶのお話?」と聞いてきました。絵本のおおきなかぶと実際のカブが同じという事に気が付いたのに驚かされました。「そうだよ。お話に出てきたね」と話をすると子ども達から「うんとこしょ。どっこいしょ」とかけ声も聞こえてきました。
採れたてのお野菜を子ども達の前で調理して作りたてをみんなで分け合って食べる経験はなかなかできません。昨日に続いて今日もおいしい体験が出来てみんな笑顔になりました。採れたての野菜はみずみずしくて甘みもありそれに口にした子ども達は気が付いていて驚きました。もうすぐ卒園を迎える年長さんもきっと自分達で収穫したお野菜をみんなで分け合って食べた経験は忘れることはないだろうと思いました。
2025年3月5日 水曜日
今日は、年長児が秋に収穫して餅つきをした残りのもち米を使ってぼた餅作りをしました。先週、古森先生に衛生的で簡単なぼた餅の作り方を教えてもらい、教師達は、調理室で子ども達には内緒!で試作会をしていました。その時のこと、古森先生に用事があって調理室にやってきたA先生の後ろには、何も知らないうさぎ組のYくんが付いてきていました。あま〜い匂いにニコニコです。その笑顔に古森先生が特別に出来立てのぼた餅をYくんの口に入れてくれて試食させてくれました。Yくんは、ぼた餅が口に入っている間、ずっとニコニコとろけてしまいそうなぐらいの表情で、まだ食べたいと口をあ〜んと開けておねだりしていました。みんなには内緒!と言われ、調理室のドアが開いていると「ここ開いてたらバレちゃうよ!」と嬉しそうに見張っていました。
そして今日、プレ年少さんは年長のお兄さん・お姉さんと年少さんは年中のお兄さん・お姉さんと一緒にぼた餅作りをさせてもらうことになったのです。まず、古森先生がやって見せてくれたのは、蒸した餅米をコップに入れてフリフリ〜と振ってお皿に出すとコロンと丸いお餅に大変身!あっという間にお団子に変身したもち米に自然と歓声が上がります。そして、お皿のラップの上にあんこのお布団を作ってそのもち米ご飯のお団子を乗せてくるくるとするとぼた餅の完成です!
子ども達も手を洗い、消毒をしてぼた餅作りのスタートです。古森先生が作っている時に一緒に「まーるくなーれ!」とフリフリ練習していたのでシュミレーションは完璧!どんどん丸くなっていくお餅に大興奮の子ども達。クッキングを全力で楽しんでいるのがよく分かりました。あんこの他にきな粉のぼた餅も作りました。コップの中にきな粉を入れてもち米のお団子を入れてフリフリすると今度は白からきな粉色に変わっていきました。今日のクッキングは、もち米はご飯をコップに入れてフリフリすると丸くなったり、きな粉で黄色くなったりして子ども達の心はドキドキワクワク、まるで魔法を見ているような表情になっていました。
ぼた餅が完成し、クッキングが終わるとみんなで「いただきま〜す」あんこ、きな粉それぞれ気になる味から食べました。きな粉は大豆から出来ていて大豆は、お腹にいる鬼を追い払ってくれると教えてもらった子ども達からは、きな粉のぼた餅を食べると「バイキンマンやっつける!」「鬼退治!」と笑いながら嬉しそうに食べる姿も見られました。ぼた餅は春に雪が溶けた時に作るから「ぼ・た・も・ち」と教わりました。「あんこときな粉、どっちのぼた餅が美味しい?」という教師の質問にぱんだ組のRくんは、「どっちも美味しいから選べな〜い」と頭を抱え、「Tくんのぼた餅美味しいよ!」とTくんが言うと「こっちも美味しいけん!!」と少し怒った様子のDくん。自分が作ったぼた餅が1番だと競う姿がとても可愛かったです。
年長さんが収穫したもち米が余っているところで決まったぼた餅作りですが、古森先生の子どもの為のぼた餅作り教室は簡単で楽しく、子ども達の色々な表情ご見えて驚きました。また、家庭でも話を聞いてみて下さい。この方法だと家庭でも簡単に作れます。親子のぼた餅作りも楽しいのでおすすめです♪