2025年4月19日 土曜日
4月かられもん組になった子ども達の半分は以前もも組だった子ども達です。保育室も以前とは違い園庭に面していて幼稚園児達の遊んでいる姿がよく見えます。登園すると朝から園庭の様子をガラス越しに見たり、室内の大きなすべり台を思い思いにすべったり、ころがったりして身体を動かして遊んでいます。ひよこ組の3クラスで連携をとりながらテラス前に出ると人工芝の上で走ったりボールを集めたり、プランターのお花を見たり好きなことをして遊び始めます。
そんな日が続く中、たまたま雨模様のくもり空で気温が低く室内で遊ぶ日がありました。そこで、机を並べ粘土を出してみると・・・。保育園児が使う粘土は油粘土ではなく、白粘土です。その白い柔らかな粘土を最初は不思議そうに見ていた子ども達でしたが、1人ふたりと机の前に座ると、白い粘土に手を伸ばし始めました。保育教諭が両手でころころ丸めて見せると同じように手の平に乗せていました。でもまだ丸めることはできません。ふと横を見るとAくんは小さくちぎって1つずつ粘土板の上に乗せていました。そして自分が納得するまで並べていました。またBくんは粘土をくっつけて恐竜を作ると粘土板の上をトントンと歩かせていました。途中で残りの粘土をくっつけると少し形がかわり強そうになりました。「かっこいいね」と言うと嬉しそうに笑っていました。Cちゃんは長細くした粘土をくっつけてドーナツを作っていました。初めて遊んだ粘土でしたが、最初は「口に入れないかな」と心配していましたが、そんな心配は全くなし。真剣に良く遊んでいました。少し固くて丸めにくい粘土も小さくちぎったり、ころころしてみたり子ども達が自分のやりたいように粘土あそびをしていました。
もも組から来た子ども達はまだまだ幼いと思っていましたが、さすがみつばっこ。遊ぶことが大好きで何にでも興味を示します。砂場の砂、園庭の石ころ、水たまり、色々な自然にも興味を示す様子を見守ったり遊んだりしていきたいと思います。
2025年4月18日 金曜日
入園式から1週間が経ちました。満3歳から入園している子どもが大半ということもあり、新しい環境にもすぐ慣れてきて、知っている先生を見つけると「〇〇先生」と大きな声で叫ぶ姿が見られます。
今日のようにお天気のいい日は、どの子も外が大好きで、「お外に行こう」と声をかけると、喜んですぐに準備をし始めていました。外に行くと、先日、仲良し会で年長・年中さんがしていた玉入れが目に入り、早速ボールを拾って投げていました。しかし高さが高く、なかなか入りません。「先生 高いよ~」と言うKちゃんの声で、気付いた教師がすぐに紐を持って来て、つなぎ、高さを年少さん向けに調節してくれました。するとボールが上手に入るようになり、何度も投げていました。A君はかごについているひもを引っ張るとかごが下がって、ボールを投げなくても入ることに気づき、何度も紐を引っ張ってはボールを入れていて、感心をしました。
その奥では今日から新しく出した叩き染めコーナーで楽しんでいる年中児を見ていた年少児は、隣に色水コーナーがあることに気付き、早速すり鉢に花と水を入れて、すりこ木でこすると、「先生 見て!紫色が出来たよ」「私は黄色」と容器に入れた色水を見せ合って、大切そうに棚に置いていました。
一時間ほど遊んだ年少児は片付けが終わると、年長・年中児と一緒に踊り、トイレと水分補給に保育室に戻りました。
今度は園内探検に行きました。3階に上がると会議室があり、そこではプレ年少の時にスポーッ教室をしたことを覚えていて、「スポーッ教室をするところだよ」教えてくれました。ホールでは入園式をしたことや昨日はスポーッ教室をしたことを話していました。すると「あれ?どこからか音楽が・・・」音楽が聞こえる方に向くと「あっ!!動いてる」ホールのからくり時計が音楽と一緒に動いていました。その後多目的室に行くとたくさんの絵本が並んでいました。A君は「先生 ここにも絵本 あそこにも」と嬉しそうに沢山の絵本を指さして言いました。ここは子ども達のための図書館になっています。そこで1冊だけみんなで見ていくことにしました。そして「また来たい」「今度はあのさくらんぼが載っているのを読んで」と楽しみに2階に降りていきました。2階の年長さんの部屋の前を通っていると、年長さん達が「いらっしゃい」と声をかけてくれ、廃材遊びやお絵描きなどをしているところを見せてくれました。「また遊びに来ていいよ」と言ってもらうと、嬉しそうに「また来るね」と答え、1階に降りていきました。1階では年中さんが今日駐車場の畑で収穫したスナップエンドウのお料理やシール帳折り紙をしているところを見せてくれました。そしてプールの部屋では、「わ~い!」とプールで遊べるのを楽しみにする姿がありました。そして保育園のお友達やプレ年少のお友達は、みんな年少さんより小さい友達であることを伝えると、「一緒に遊んであげる」「優しく教えてあげる」などという声も聞かれ、ちょぴりお兄さん・お姉さんになったことを分かっているんだなぁと思いました。
そして3階のテラスの窓の外で泳いでいるこいのぼりを近くで見ると迫力があり、子ども達は「わぁ~!こいのぼり 大きいね」「黒いのがお父さんかなぁ?」「青いのはお兄ちゃんだよね」と話していました。外だけでなく幼稚園内を見て廻ると、いつもは気付いていない楽しいことが沢山あることに気付きました。みんなで楽しいことをしていこうと思います。
2025年4月17日 木曜日
さんさんランドにもこいのぼりが泳ぎました。
さて、昨日『楽しいことを教えてあげる会』で楽しいことを教えてもらった年少児やプレ年少児達は、早速今日は昨日したお引越しゲームをしたり、玉入れを楽しんだりしていました。お引越しゲームでは自分達で家を作ったのが楽しかったようで、歌に合わせてお家を作って遊んでいました。
そして、今日は年少児で大根を収穫しに駐車場の畑に出かけました。距離にして約30メートルされど30メートル!!年少児は色んな所に興味がいっぱい!目標は駐車場の畑なのですが、4号車バスが停まっていると運転手の山本さんに手を振り、花壇の花に見とれ、道路を歩く虫を見つけると急停止、予想はしていた事ですが、真っすぐ並んで歩くことができません。「去年の今の時期もそうだったな。」と思い出しながら、これからさんさんらんどやポンタ農園などたくさん歩けるチャンスを作ろうと思いました。
そして、いよいよ大根の収穫です。ここ2日、年長・年中さんが収穫した大根を分けて食べていた子ども達は、大根の収穫に行くことを聞くと大喜び!!…ですが、大根と言っても大根とは何なのかと頭をかしげる子どももいました。大根を植えている畑に着き、「大根はどれでしょう?」と聞くと、すかさずHちゃんが「見つけた!」と言って土から頭を出した大根を指差しました。するとみんな一斉に「あった!」と大根発見!!年少は収穫することが一番の食育です。早速、代表数名で大根を引っ張るのですがなかなか抜けません。力自慢を募集すると沢山の手が上がり、力を合わせて抜きました。抜けた時は大盛り上がりで、子ども達が前へ前へ押し寄せていました。
ちなみに私は年少の保育で以前、園長から指導されたことがあります。野菜に興味を持ってほしくて葉っぱや花を見に行き、教師の持つ知識を話していると、園長から「年少さんは実った野菜を実際に見たり収穫したりしないと分からないよ。」と。まさにその通りで今日は大きくて重たい大根を収穫したことで、大根を知ることができました。大根が好きになった子どももいます。自分達で収穫した大根はやはり特別のようで、昨日は大根が食べられなかった子も、今日は美味しいと食べていました。そして、昨日までは大根の葉っぱと分からず食べていた緑の野菜のお浸しが「これ、さっきとれた大根の葉っぱよね!私は葉っぱが好き!」とちょっぴり甘く味付けした『大根葉』を嬉しそうに食べていました。三葉幼稚園では沢山の野菜や果物を育てています。今後も自分達で育てて、収穫して、そして、子ども向けに調理して、食育を実践していきます。楽しみにしていてください。
2025年4月16日 水曜日
今朝早く登園した子が園庭に出て空を見上げて何やら楽しそうに飛び跳ねていました。今日は「年少さんに楽しいことを教えてあげる会」という名の園内なかよし会です。子ども達が少しでも喜んでくれるようにと先生たちがこいのぼりを出してくれたのです。昨日の手話でこいのぼりの歌を習った年長の子は小さな手をぱたぱたと動かして悠々と泳ぐこいのぼりを見ながら手話で歌っていました。年中のYちゃんは靴を履いて園庭に出るなり「やった!やった!やった!!」と空を見上げて転びそうになりながら飛び跳ねて喜んでいました。
歌の通り、屋根より高いこいのぼりにみんな大興奮。三葉幼稚園の屋根は、それはそれはたか~いので、男の先生たちがいろんなところによじ登ってみんなのために!!と張り切ってつけてくれました。
先週から年長の女の子たちの何人かが登園するなり自分の所持品の始末を終えると玄関に飛んでいき、年少やプレ年少の子たちの靴を脱いだり、お部屋に行ったりするお手伝いを進んでやってくれています。「わたしもお手伝いしてあげていい?」と毎日のようにお手伝いチームに新メンバーが増え、とても頼もしく、微笑ましく思っています。そして実際頼りになります。進級したばかりですがいろんなところで活躍しています。しかし、お手伝いチームは女の子が多いのを見て河野先生は「なんとか男の子たちにも活躍の場を!!」と考えていたそうです。今朝、会の準備をするために人工芝を出したり、お日様にあてたりするのに男の子たちを集めてくれました。「おとこチーム頑張るぞ!」とまずは人工芝を引っ張ってきました。人工芝を台車に乗せるのも一苦労です。誰かが「重た~い!!」と言うと協力の手がすっと伸びてきてあっという間にいろんなことを子どもだけで成し遂げていきます。天日干しをしたい人工芝を伸ばす先に、台車があるのに気づくとSくんは何も言わずに、当たり前のようにさっと台車をよけて何事もなかったかのようにまた芝を伸ばし始めました。よく気が付くな~と感心するやら驚くやら、朝から年長さんたちの働きっぷりには感動しました。
人工芝を伸ばす子の裏でAくんが「先生もう台車いらんよね?片付けよか?」とがらがら押して歩いていくとそれを追いかけてYくんが「オーライ、オーライ!」と合図を出していました。
お手伝いの仕方にもみんな性格が出ていて、面白いよねと教師たちで話していました。手も膝も砂にまみれながらする子、全体を見て指示を出す子、メインでやってることの裏で動く子、三葉っ子にとって準備は楽しいことのはじまりです。幼稚園は小さな子どもたちの社会なのです。それぞれの役割をその子らしくする、何百人のいろんな刺激を受けてまた得意なことを活かして遊んでいる、だから三葉幼稚園は面白いんだなぁと私は思っています。
らいおん組のIくんはお家から大好きなキャラクターの折り紙を細く切ったもので輪飾りを作ってきてくれました。きっと大切な折り紙だっただろうけど、年少さんのためにと作って来てくれたその気持ちがかわいいし嬉しいね、と教師たちで話しました。くま組のMくんはみんなで作った輪飾りがかわいく飾られているか前からも後ろからもチェックして「OK!いいよ!」と声をかけていました。年少さんのためにせっせとみんなよく働きます。ブルーシートを広げるとぞう組のRちゃんは「シート飛ぶけんね。」と植木鉢を四隅に置いて飛ばないようにする等、自然の中でたっぷり遊んでいるからこそ、科学的なその行動が出てくるんだろうと若い先生は感心していました。遊びの中でいろんなことを考えて身に着けている証拠です。
今日の楽しいことを教えてあげる会は年長主導で進めていきました。手遊びチームと司会進行チームに分かれてみんな何か一つ、役割をもって参加しました。
古森先生が年長児が目立つようにと台を出してくれました。頼られるほど、任されるほど、応援されるほど力が湧いてくる年長の子どもたち。マイクの声も弾みます。
踊りはアブラハムの子、カラダ★ダンダン。手遊びは、年少さんが好きな「わにの家族」「ぱんだうさぎこあら」「アンパンマン」をしました。年長児がお面を作ってお部屋で自主練していた手遊び、小さい子が喜んで一緒にしてくれるので年長児もほっとしていました。これは余談ですが降園前に澤近先生がバスに乗るたんぽぽ組のHくんに「おいでおいで~」と声をかけるとHくんが小さな声で「ぱんだ」と言って、澤近先生は???となったそうです。また「おいでおいで~」と声をかけると「ぱんだ」とぽつり。そこで気が付いた澤近先生。手遊びのぱんだうさぎこあらが楽しかったHくんは先生の「おいで」に反応して一人で手遊び歌を歌っていたのです。あまりのかわいいエピソードに放課後教師たちは悶えました。(笑)
お引越しゲームは教師が想定していたよりとても上手にできて驚きました。去年の年少の先生たちは、年中さんが3月にした時よりも上手に丸になって、上手にお引越しできていたと大喜びで話していました。親ばかならぬ先生ばかです(笑)年少さんもたんぽぽ組でしていた子が多かったからか、スムーズに動いて踊る余裕まであるので驚きました。新入園の子も、周りを見て楽しそうにぴょんぴょん飛び跳ねていて担任教師たちは嬉しそうでした。
また今日は小さなたんぽぽ組さんも参加しました。年長に手をつないでもらいゆっくりお引越し。くま組のSくんは腰をかがめて目線を合わせ指をさしながら「どこのお家に行きたい?あっちのお家?」と声をかけていました。優しくてかっこいいその姿に見ていた教師はキュン!!「か~わ~い~い!!」と大絶賛でした。入園式や始園式から一週間も経っていないのに年長さんからたんぽぽさんまでみんな幸先が良すぎます。
玉入れでは、年長児は玉の種類が違うと玉泥棒が出たり、それを「だめ~!」と追い払うために玉を投げて、手持ちの玉が余計に減るなんともおちゃめなエピソードがあったり、同点だった年中ひつじ、ぱんだは、カゴな背比べをしてちょっと低かったひつじ組がマイナス1点されたり、年少の先生たちはかごの高さをそろえるために足がぷるぷる限界を迎えるなど大人も子どもも大笑いでした。
今日はぽかぽかと暖かく、たっぷり遊んで喉が渇いたのでみんなでくま組のBくんの音頭に合わせて乾杯!古森先生が頼んでくれたジュースをごくごく飲みました。みんなこれからも仲良く遊ぼうね♪
今日は家庭弁当の日でした。お弁当を食べているときに年中さんが収穫してクッキングしてくれた大根のおすそわけが来ました。今日は「そのまんま大根」「お塩の大根」「酢味噌和えの大根」の3種類でした。私自身子どもの頃酢味噌が苦手だったので「みんな食べれるかな?酢味噌、大人の味よ」と言うと、大根の甘さも相まって「おいしいおいしい!」とみんなぱくぱく大根を食べていました。くま組のSくんは「S、大人の味が一番好きかも」と言っておかわり分の酢味噌大根が全部売れてしまうと残念そうに「えぇ~!」と言うので笑ってしまいました。大根が食べたくって残念がる幼稚園児は全国探しても三葉っ子だけだと思います。自然の恵みにも感謝です。
初めてのお弁当に新入園児の年少さんは大喜びでした。いちごが大好きなRくんはバスを降りるなり「おいしかったありがとう」とお弁当のお礼をお母さんに伝えていました。かわいい場面を見られてわたしも嬉しかったです。始まったばかりの新生活ですが、いろんなところで三葉っ子らしい、元気で明るい、楽しい姿が見られます。今年一年、たくさんの楽しいこと、面白いこと、不思議なこと、驚くこと…子どもたちがいろんな気持ち、表情になれるよう教師一同頑張ります!
2025年4月15日 火曜日
通常保育が始まって2日目。初日は大泣きできていたたんぽぽ組のᖴ君ですが、外遊びが大好きで、今日は幼稚園にくると『公園いこう!』と教師を誘って園庭に遊びに行く姿がありました。バス登園の子ども達もお母さんから離れる時は泣くこともありましたが、バスが出発すると、どんどん変わる外の景色が面白いようで気付くと泣きやんで笑顔になっていました。園に着くと自分の靴箱、ロッカーの場所も覚えていて、教師に確認しながら靴やカバンを始末することもできていました。
今日はプールの部屋を使ってトランポリンや車、ボール遊びをしました。Ꭲ君はボールを投げるのが得意でバスケットゴールめがけて何度もボールをシュートしていました。そして、入る度に『上手?』『できたよ!』と嬉しそうに教師に報告していました。Ꮶちゃんは投げるとゴール板に当たって跳ね返るのが楽しくてもどってきたボールを追いかけてはとりにいっていました。トランポリンで遊んでいたEちゃんは教師に手を持ってもらってジャンプをして楽しんでいました。春休み中もよく遊んでいた遊具なので使い方もよく分かっていて楽しんでいました。
また、踊りも大好きで部屋でエビカニクスやアブラハムの子などを流していると自然と集まって子ども達で踊る姿がみられます。『はーおっちょこちょいだな』は保育園の時からよく聴いていて踊っていたこともあり、踊れる子が沢山いて驚きました。保育園からあがってきた子達は、テラスから幼稚園児の遊びを興味を持って見ていたんだなと感心します。
大好きな給食も『いただきます』の挨拶を待てずに食べ始めてしまう子達がいるぐらいよく食べています。お皿がピカピカになるくらい完食しておかわりもして元気いっぱいの子ども達ですが、新しく入園してきた子ども達は初めての環境、初めての友達、はじめてだらけの毎日です。少しずつ慣れてきて楽しいことも増えてきています。『幼稚園楽しい!』がいっぱいいっぱい増えるよう子ども達と関わっていきたいと思います。
2025年4月14日 月曜日
先週の木曜日に入園式を終え今日から通常保育が始まりました。お休み明けという事もあり泣いて登園する子も数人いましたが年長組と同じフロアのちゅうりっぷ組さんは年長のお兄さん・お姉さんが優しく声をかけてくれたりたんぽぽ組からの友達が楽しそうに遊んでいる姿を見たりしてすぐにままごとやお絵描きなど自分で好きな遊びを見つけて楽しく過ごせるようになりました。
2階のお部屋の窓から戸外遊びを楽しんでいる年長・年中児を見ると「遊びたい!!」と言ってきたので予定より少し早めにお片付けをしました。「お外に行く前にはトイレに行こうね」と言ってみんなでトイレの使い方について話しました。これまでトイレには行っていましたが年度初めという事で改めてトイレ指導をしたところ「転けたらいかんけん走ったらダメ!!」などとちょっぴり先輩のたんぽぽ組さんだった進級児からトイレの使い方について次々と言葉が出てきました。戸外ではジャングルジムや滑り台での遊び方について話すとしっかり聞くことができていました。順番を守ること、みんなの道具を大切に使う事など遊びを通して集団の中でみんなが楽しく安全に過ごせるように私達教師も意識し援助したり見守ったりしていきたいと思います。
今日から通常保育開始でちゅうりっぷ組での初めての給食日でした。進級児や預かり保育を利用している子が多く「自分で出来る!!」と言ってカバンからおはしセット等を出すと、ナフキンを広げてサッサッと準備をし始めました。水筒からコップに自分でお茶をこぼさないように入れる子もいて、こんな事もできるんだと感心しました。準備に時間がかかるだろうと早くから昼食準備を始めていたのに、あっという間に準備ができ、11時半過ぎには「いただきます!!」で食べ始めました。おいしそうにからあげを頬張り、「納豆好き」とおかわりしたりと、みんなおいしそうに食べ、歯みがきや片付けも自分でしていました。入園式でも子ども達の立派な姿に感心しましたが、今日の子ども達の表情や姿を見て、一人ひとりが自立し始め沢山の事を学んでいく大切な幼児期を共に楽しみ共感し合いながら全力で応援していこうと改めて感じました。
進級したばかりの年長児は当たり前のように登園してきた年少児やプレ年少児の手を引いて靴箱やお部屋に連れて行っていました。そして、それが終わると駐車場のスナップエンドウを収穫しに行きました。駐車場に着くとたくさんエンドウができていました。そして、スナップエンドウの花が白色だったりどの豆も2つ連なって兄弟のようになっていることを教えてもらいました。収穫する時も「これも2つある」と確認しながら大きい豆を収穫していきました。収穫してふと見るとスナップエンドウの隣に植えてある大根の葉っぱがとても大きく育っていました。それを見た子ども達が「大根も取ってもいいですか?」と園長に聞くと「いいよ!」と言ってもらってみんなで力を合わせて大きなカブのように「ウントコショ!」と抜きました。すると、土から出てきた大根はとっても太く子ども達からも「お〜!」と歓声があがりました。大根を抜いた場所はそのまま綺麗な穴があいていてT君は「おー!すごい!」と興味津々にのぞきこんでいました。
収穫できると部屋に帰ってクッキングタイムです。大きな大根を目の前で古森先生が切ってくれました。真剣な表情で見ていた子ども達。味見といって一口古森先生がパクッと食べました。「あーダメ!」「ずるい〜!」「食べたい!」と子ども達は必死に止めていました。逆に古森先生から「食べたい?」と聞かれると「食べたい!」ととっても可愛い顔でお願いをしていました。Y君は「大根は苦いよ」と食べる前は言っていました。しかし、採れたてのとてもみずみずしい大根を一口食べてみると、にがみはなく甘い味が口いっぱいに広がりました。「苦くない!」とポリポリと全部食べていました。どの子も「美味しい!」「甘い!」と言って残すことなく味わっていました。生大根の味見をした後古森先生が塩とお酢で2種類の味付けをしてくれました。「お酢!」「塩!」と何の味付けか子ども達もわかっていて「早く食べたい!」と出来上がるのを楽しみにしていました。味付けをした大根を自分達で年少や年中の部屋にも届けました。味付けをした2種類の大根は給食の時に食べました。「こっちが塩でこっちがお酢!」と味比べをしている子もいました。大根を味わっているとゆでたてのスナップエンドウが届きました。ゆでる前のエンドウと、ゆでた後のエンドウは色が変わることを教えてもらっていたので、ゆでる前と、ゆでた後の2つを実際に並べてみました。すると、ゆでた後のスナップエンドウの方がとっても鮮やかな緑色でした。子ども達も「本当だ!ゆでだ後の方がきれい!』と、色の違いにしっかりと気付いていました。スナップエンドウもおいしいと言ってどの子もパクッ!と、食べていました。そして今日は、もうひとつおいしいものが届きました。収穫した大根の葉っぱを調理師さんが美味しく煮てくれていました。S君は、大根葉を見ると「うわ〜美味しそう!!」と笑顔で言いました。そして、ご飯の上にのせてもらうとすぐにパクッと口の中に入れ「めっちゃ美味し!!」ともぐもぐ食べていました。
どの子も残すことなく「おいしいー!」と完食していました。自分達で収穫した新鮮な野菜を目の前で調理してもらうとどの子も大喜びで食べていました。そんな楽しい1日を経験したR君は「年長サイコー!」ととっても笑顔で話していました。
まだ新年度が始まったばかりですがさっそく楽しい1日を過ごすことができました。これからまだまだ楽しいことが沢山待っています。私も子ども達といっぱい楽しみたいと思います。
2025年4月12日 土曜日
新学期が始まって2週間が経ち、新入園でみかん組に入ったお友だちも少しずつ園生活に慣れてきました。朝、少し涙が出る子もいるのですが、毎朝のようにテラス側の入り口から年長さん達がお世話をしたくてウズウズしている様子で覗いてくれています。そして「あーそーぼー!!」と誘ってもらってみかん組の子ども達も大喜びです。「〇〇ちゃんは?」「私、昨日一緒に遊んだけん、今日も遊びたいんよ!」と言ってくれて、何とも頼もしい限りです。「今日は〇〇ちゃん(別の)お友だちが寂しそうにしているから、お願いしてもいい??」と聞いてみると「うん!いいよ!」とあっさり承諾。臨機応変に対応してくれるところが、みつばっこだなぁと思いました。
今週は天気の良い日が続いていた事もあり、テラスだけではなく園庭まで人工芝を広げてスペースを広くし、さらにゴザを敷いて砂遊びをするスペースも作って、お日様の光をたくさん浴びて体を動かして遊んでいます。そんな場面でも、年長さん達がひよこ組の子ども達に寄り添って見守ってくれていました。すべり台では両サイドに立ち、すべり終わるまで見届けたり、ボールが散らかっていると、拾って持ってきてくれたり、ブランコを揺らしてくれたりと・・ひよこ組の子ども達の遊んでいる様子を見守りながら、年長さんの優しさや、こころ配りに感動することしきりです。
テラスでたくさん遊んだ後は、お部屋に戻ります。しかし、お部屋に戻るときも保育園児たちは一筋縄ではいきません(笑)「お部屋に戻るよ~~!」と声をかけると、3月末までもも組だった子ども達は、ス~~~~っとみかん組を通過してもも組の部屋に戻ろうとします。今までの習慣が身についている証ですね!「ちがうよ~」と声をかけられて{あれ??」と振り返ってみかん組の部屋に戻ると、きちんと座っておやつを頂いて、お茶タイムです。ホッと一息つくと、お部屋の中での遊びスタート!
この日はチラシ遊びをしました。小さくちぎったり、ぐしゃっと丸めたり広げたまま寝転んだり、お布団のようにおなかに乗せたり遊び方は様々で、一人一人が楽しそうにしていました。もも組からの進級児が遊び慣れているので、お部屋はちぎったチラシとぐしゃぐしゃになったチラシでいっぱいに!!新入児たちも初めはじーっと様子を見てましたが、保育教諭が一緒に紙を引っ張りあってちぎってみせると、まだまだ楽しさを味わうまでとはいきませんが、やってみようとする姿が見られました。ビリビリーーーと新聞紙やチラシを破る音や心地よさを楽しむことができるよう、声掛けや工夫をしたいと思います。(保育園や幼稚園では新聞紙破りや広告破りなど緊張感をほぐすための遊びを取り入れることがあります。お家では必要な物は手の届かない所にお置きください。)
さて、一方では少しずつ自分の持ち物だったり、物の名前(おむつや水筒など)が分かってきていますので、登園すると自分の持ち物をかごに分けて入れたり、靴を靴箱にしまったり、保育教諭に教えてもらいなが、ループタオルを自分のシールの所にかけたりするようになります。手洗いの時に使ったループタオルも「はんぶんこ・はんぶんこ」と声を掛けられながら、たたむ練習をしています。まだまだ細やかな手指の動きは発達していませんので、自分でパタッと半分らしき形に折れると、得意そうに自分のカバンに入れて、保育教諭に褒めてもらうと、増々嬉しそうな表情になります。「まだ小さいからできない!」ではなく、「じぶんで・・・じぶんで・・・」とやってみようとする姿を見守ったり、やってみたいと思う気持ちを大切にして待つことが子どもの発達や成長には大切な事なのだと思いました。