2024年6月24日 月曜日
今朝も、昨日の雨で園庭にはいくつか水たまりができていました。年中児が「今、雨降ってきたのかな…?」と空を見上げていると、年長児のYくんが、「分からないときは水たまりみたらいいんよ!」と走って教えに来てくれました。どういうこと?と考えているみんなに、「ほら!見てみて!!雨がポツって落ちたら、水たまりに丸い輪っかができるんよ。」と水たまりを指さしました。そして、そんな話をしているうちに水にまりには、ポツポツと丸い輪っかができ始め、雨を知らせてくれていました。子どもたちの目線に、自然の変化の目印が飛び込んできて、それに気付いた子どもたちの何気ない会話にとても素敵だなと驚かされました。
砂場では、年長・年中児が「火山作ろう!ここは川にしよう!」と思いついたことを言い合いながら夢中で砂遊びを楽しんでいました。そこへ、年少のすみれ、ひまわりの何人かがやってきて、様子をうかがっていました。どうするのかしばらく見守っていると、みんなで大きい声で「いーれーて!」とお願いしたのです。先日のブログで紹介した小プールでの「かわって!」「いーよー!」の遊びの中で覚えて生きていく力を自然と身につけていたのです。遊びの天才たちはやっぱりすごいなと心がほっこりしました。
今日、新園舎では完成記念として教師たちが贈ったからくり時計が、昭和55年度卒園生から送られた時計にお別れをして、ホールに取りつけられました。ピカピカのからくり時計をつける瞬間を子どもたちも教師もドキドキしながら見守ります。ひつじぐみのHくんは、「キラキラピカピカやけん、ホールの宝物やね!」と取り付けた瞬間に拍手をしながら嬉しそうに言いました。取り替えられた古い時計も50年動き続け今も動いています。そして、この新しい時計もみんなが大人になっても動き続けることを教えてもらうと、Sくんは「大人になっても三葉幼稚園に見にきていいかな?」と園長に将来の予約をとっていました。すると、園長が「いいよ!実はね..29日の三葉祭りでこのホールは今までの幼稚園がつまったコーナーになるんだよ」と話してくれました。壁にかけている写真を指さしながら、事務所の屋根ができたとき、プールができたとき、お城のような園舎ができたとき、その度に「え!すご!!」と子どもたちは目をキラキラさせていました。更に「どうしてお城の幼稚園を造ったかというとね..古森先生は三葉幼稚園のみんなが王子様とお姫様だと思っているのでお城のような幼稚園にしたんだよ。」と教えてもらいました。そして、「王子様の人ー?お姫様の人一?」と呼んでもらうと、子どもたちだけでなく、教師も含めて、たくさんのかっこよくてかわいい王子様とお姫が手を挙げていました。
29日には新園舎ホールに、三葉幼稚園の建物の変化や卒園児だった教師の幼稚園時代のアルバムや、その頃の卒園文集が展示されています。卒園児のみんなだけでなく、在園児のみんなもぜひ見に来てください。
王子様・お姫様になってルンルンのうさぎ、ひつじ組は、可愛いポーズをして写真を撮ると、「大人になったらここに集合しよ!」と4歳の今から楽しそうに約束していました。そして、「作品展、バザーのために準備もがんばるぞー!」と気合いたっぷりの力の入った1日になりました♪
50年以上カチカチと動き続けた古時計は、中央棟のお部屋でこれからも動き続けてくれるはずです!
2024年6月22日 土曜日
日に日に蒸し熱さが増し、夏らしい気温になってきました。梅雨入りの発表があったものの、天気予報の傘マークはあったりなかったりで、“雨が降ったらあれをしよう、晴れたらこれをしようかな”と保育教諭達は天気予報とにらめっこです。そんなこととは知らない子ども達、室内でも戸外でも伸び伸びと遊んでいます。
テラスでは、ジャングルジムや、滑り台、ファンタジースペースなどの遊具で遊んでいます。ファンタジースペースは透明のトンネルで、外から「おーい!」と手を振ると、”わたしも!!”と次々に子ども達が入ってきて皆で手を振ってくれる姿がとってもかわいいです。2人で座っておしゃべりしている姿も見られ、前より子ども同士での関わりが増えたように思います。
TくんとEくんは蟻の観察に夢中でした。「ありだー!」、「ありー!」と這いつくばって追いかけます。Eくんは実は虫が苦手なのですが気になるようで、一定の距離を保ちつつ見ていました。最後はテラスの床の隙間に入ってしまい、「あー。」と残念そうに覗く2人でした。
年長さんもよく声を掛けてくれます。この日は、年長のお姉さん3人がアンパンマンの手遊びや、「たなばたさま」を手話付きで歌ってくれました。その声を聞いてれもん組の子ども達が集まってきました。じっとお姉さん達の歌を聞いて、時々振りを真似していました。歌い終わると「かわいいねえ」とほっぺをつんつんしたり、頭をなでてくれてご満悦。身を乗り出して、”かわいい待ち”をしている子もいてほっこりしました。本園に戻ってからこのような場面がたくさん見られるようになりました。お姉さん、お兄さんの表情が本当に優しくて、たくさんの人から愛情をもらえる環境を大切にしていきたいです。
室内では、巧技台やおままごと、廃材選びなどをしています。
ソファの上でマグネットブロックをつなげていたTくんは、四角のパーツを一列につなげていました。ソファの端までつなげると二列目を作り始めましたが、すぐに崩してしまいました。Aくんは縦につなげて「できた!」と見せてくれてました。一番上だけを持ってゆらゆら揺れるのがおもしろくて、落ちないようにそっと揺らしていました。それにヒントを得たTくんが、またソファの上に一列に並べ始めました。端まで並べると、今度は側面に縦につなげました。そうすると、もっと長くつなげられることに気付いたのです。四角形のブロックを持っている友達に「かして」とお願いして全ての四角形をつなぎ合わせると、満足気に笑って「できた!!」と見せてくれました。その後マグネットブロックは線路になり、電車や車、ままごとのハンバーガーを持ってきて自分達で遊びを展開させていました。
2024年6月21日 金曜日
「うわ〜!」「きゃあ〜♪」「たのし〜い♪」昨日から始まったしゃぼん玉遊び。昨日ずーっと羨ましそうに見ていた年少さんがさっそく集まりました。年長さん・年中さんがしているのをみて、あーなるほどと真似っこから始まります。同じような廃材を持ってきて穴をあけてもらい、いざ吹いてみます。ヤクルトやヨーグルトの筒状になっている容器は、ぷ~っとしゃぼん玉がすぐに出来ました。そんななか、すみれ組のTくんは、納豆の四角い容器を持ってきました。ぷ~っと吹いてみるものの、すぐにパチンと割れてしまいなかなかできません。それでも何度も何度も挑戦し、息の吹き方、液をつけてそっと持ちあげることを身に付けていき、そっと長い息でゆっくり吹くと大きい大きいしゃぼん玉ができました。「できた!」と喜ぶTくんの嬉しそうな表情がなんともいえないかわいい表情でした。できたことを喜ぶ年少さん、遠くに飛ばしたいからと少し高いところから吹く年中さん、「息を早く吹いたら小さいのが出来て、ゆっくり吹いたら大きいのが出来るんよ。空気が違うからよ。」とそんな賢いことにも気付く年長さん。同じしゃぼん玉遊びでも様々な楽しみ方があります。さて、たんぽぽ組さんはというと…パチンパチンとお兄さん・お姉さんが作ってくれたしゃぼん玉を見て飛び跳ねていました。喜んでくれるもんだからお兄さん・お姉さんも何度も見せてくれます。その姿はまるでしゃぼん玉ショーのようでした。
そんな時、「お芋を洗うよー!!」との声。すぐに子どもたちがかけよって洗い始めます。”これは何か始まるね。””きっと、いいことだよね。”とわくわくしながら洗っているのが表情から伝わってきます。「あー水遊びみたいでお芋を洗うの楽しかった♪」と何でも楽しめる子どもたちです。しばらくするとテントの下に設置された大きな鍋が火にかけられました。中にはたっぷりの水と先程洗った芋が入っています。始めは、洗った子たちや近くにいた子たちだけだったのが湯気が立ち上がってくるにつれて人だかりも増してきました。鍋はあつあつ!蓋の上でも芋が焼けるほどです。なんだかいい匂いもしてきました。茹であがった芋の水をとり、大きな鍋を揺すって揺すって塩をふり…「おいしそ~う!」食べてみたい気持ちが溢れます。でも、テントに表示された「こふきいもやさん ○○えん」には値段が書かれていません。ここで年長さんの値段交渉の始まりです。交渉するのは、もちろん古森先生へ。昨日の塩もみ野菜も作ってくださった三葉幼稚園レストランの名コックさん、古森先生です。”何円で買う~?”「100円で買えますか?」”今は値上がりの世の中、100円では難しいかなぁ。”「じゃあ190円はどうですか?」”うーん…”なかなか決まりません。”190円+10円は?”「200円!社長さん、200円でどうですか?」よし!200円に決まり。算数の計算も食べ物で分かるのが三葉幼稚園の子どもたちです。
さてさて、「200円」というお金はあるかな?200円玉というのはありません。さすが今まで何度か経験している年長、年中さんはすぐに作り始めました。「100円と100円で200円!」200円玉がないということも分かっていました。そんななか…ちゅうりっぷ組のKくんは「お家にお金あるよ!」たんぽぽ組のKちゃんは「ママに持ってきてもらう。」Eちゃんは、「お母さんが来たらまた幼稚園に買いに行くね。」と…。それはそうだよねぇ。お店で売ってある物はお金で買うことを分かっています。お兄さん・お姉さんがお金を作っているのをみて、幼稚園での手作りお店やさんごっこは!?は、お金を作るんだねということを知りました。
買うときは、「こふきいもください。」もう1つ欲しかったら、「おかわりください。」ということも知り、「こーふきいも」「おおきいも」「おふきいも」一生懸命言いました。その後の昼食では、「こふきいも!」「こふきいも!」と連呼し、あのおいしかった食べ物は「こふきいも」だということも学びました。遊びからたくさん学び、楽しめた1日でした。次またお店やさんが始まったら、このときのことを覚えているかな?どうするのかな?私もとても楽しみです。
2024年6月20日 木曜日
今朝一番にぞう組のMちゃんが私を見るなり、焦ったような嬉しいような、なんとも言えない表情で走ってきました。Mちゃんが矢継ぎ早に「先生、ぱんださんとりすさんのトマトを置いてるところには“おやすみ太陽”が当たってて、トマトは“おやすみ太陽”よりも“おはよう太陽”の方が好きで大きくなれるんだけど、こっちの場所は“おはよう太陽が”たくさん当たる場所で、そっちは団地の陰になってて夕方のすぐ沈んじゃう“おやすみ太陽”が当たる場所で…!!」と話し始めました。「ちょっと待って!ちょっと待って!」とぱんだ組とりす組の子どもたちを呼んできました。「お姉ちゃんが大切なこと教えてくれてるから聞いてね!」と言うと、ぞう組のMちゃんが「あのね」と、私たちのトマトを置いているプランターの場所がよくないことを年中さんにもわかるように丁寧に話してくれました。
と、いうのも、年長のぞう組・らいおん組はトマトの苗を植える時にその中で一番元気そうな苗を選んで植えたはずなのに、くま組・きりん組のトマトの苗の方がぐんぐん大きくなって目に見えて分かるほど生長に差が出てきたのです。じゃがいもや玉ねぎのことで野菜の世話に反省があった年長児たちはどのクラスも変わりなく一生懸命観察したり世話したりしていました。「なのにどうしてだろう?」とぞう組とらいおん組さんで頭を悩ませました。いくら考えてもわからないので古森先生に相談しに行ったそうです。そこで聞いたのが「おはよう太陽」と「おやすみ太陽」のことだったそうです。よく生長しているトマトは最初から朝一番のお日様「おはよう太陽」がきらきら光るところに置いていて、伸びていない方のトマトは植えてから数日間、実は「おはよう太陽」の陰になってしまう場所に置いていたのです。一番お日様を求めていた時期に置かれていた環境の違いで生長に差が出ているということに年長さんたちは教わったそうです。ぞう組とらいおん組のトマトのお隣に置いていたぱんだ組とりす組のトマトのことが心配になってMちゃんは古森先生に教わった直後からそわそわとH先生に「先生、年中さんのトマトもあそこに置いていたらだめよね。早く教えてあげないといけないよね」とつぶやいていたそうです。それを聞いたりす組のIちゃんは両方のほっぺたに手を当て「えぇ~!」と驚いていました。「お引越しせんといかん。トマトに足はないんよ。」と言って年中の子どもたちが力を合わせてわっしょいわっしょいと重たいプランターを「おはよう太陽」がたくさん当たる場所(年長さんのトマトのお隣)にお引越ししました。
これで一安心♪と思って遊び始めたところに今日は新しい遊びが出ました。みんな大好きシャボン玉です。コロナ禍以前は毎年梅雨明けの時期に自分で石鹸を削ってお湯で溶いてその量を調節しながら遊ぶシャボン玉の環境がありました。コロナでいろいろと遊びに制限もあり、息を使うシャボン玉は集団生活ではタブーとなり、しばらくお休みだったのです。今回は古森先生が新しくシャボン液をたくさん用意してくれました。
教師がストローをふ~っと吹くと子どもたちが「何々~!いいな~!!」とあちらこちらから集まってきました。でもそこに市販のシャボン玉のストローはありません。でも三葉っ子は天才なので心配ありません。廃材を切っていつの間にかいろんな吹き口ができていました。年長のAちゃんはラップの芯で太いストローを作りました。そ~っと吹くとぷ~っとシャボン玉がふくらみました。ですがラップの芯は離れが悪いようで、試行錯誤の末Aちゃんが吹き終えるとその芯を体ごとぶんっと振ってねじり切るようなスタイルを生み出していました。いろんなところでふわ~っとシャボン玉が浮かび始めた頃、古森先生が園庭にイイ物を持って来てくれました。そのイイ物でぱたぱた~っとシャボン玉を仰ぐと高く高くのぼりはじめました。その様子を「いいな!ちょうだいちょうだい!」と口をあけてぴょんぴょん飛び跳ねてみていた子どもたちに古森先生がイイ物“うちわ”を渡してくれました。いつのまにか園庭はシャボン玉とうちわのぱたぱたでいつにも増して子どもの笑顔がいっぱいになっていました。
シャボン玉で夢中になって遊ぶ一方で、うさぎ組のMくん達が「先生、畑にナスさんとピーマンさんたち見に行かないと!」と教師に訴えに来ました。昨日のブログにも書きましたが、昨日年中児は畑の野菜の声を聞きました。なかなか会いに来れなかった(世話しに行っていなかった)ことを反省し、また来るねと約束していたのです。(そしておいしくナスの塩もみと生ピーマンを頂きました。)今日も年中4クラスで駐車場の畑に出かけました。「お水あげんといかんよね」とジョウロに水を汲んでいきました。野菜たちに子ども達が当たり前のように「おはよ~」と声をかけます。その姿がなんともかわいくて教師たちは目を合わせて思わず笑ってしまいました。
水をあげるジョウロ隊と草抜き隊に分かれて野菜の世話をしました。「あなたは栄養どろぼうなのかい?」と雑草に尋ねながら草抜きをする子、雑草を抜いた物を左手に持ち、右手の人差し指で突きながら「こらっ!」と怒る子もいました。りす組のYくんは「先生大変!雑草が栄養取りすぎてお花がきれいに咲いてる」と怒りつつも、「でもクローバーの形でかわいいね」と優しい一言。うさぎ組のMちゃんは「栄養とったらだめよ」と言って抜いた雑草のお花がかわいくてポイっとできず、困っていたので「どうしたの?」と聞くと「かわいいから捨てられないの。」と言いました。「持って帰ってもいいよ」と答えると表情がぱぁっと明るくなって喜んでいました。きゅうりの畑では葉っぱの陰に太い大人のきゅうりがあることに気付きました。子ども達が耳に手を当ててよ~く聞くと「早く採って!」ときゅうりの声が聞こえたそうです。その横にある赤ちゃんきゅうりからは「もっと大きくなってから採って!」と言っていたそうです。昨日は教師の腹話術の野菜の声でしたが今日は野菜たちから自然に聞こえてきたそうです。年中ならではの幼さと素直さがかわいらしくて教師たちは顔が緩みっぱなしです。からかうのもほどほどにとは思いつつ、畑先生・野菜先生のお世話になりたいと思います。
今日はミキスタディのお友達と先生が三葉幼稚園に遊びに来てくれました。今年度も交流で何回か遊びに来ることを話すと子どもたちは大喜びでした。ぱんだ組のAくんはお見送りの時も「また来てね」と手を振ってにっこり笑っていました。これからよろしくね♪
2024年6月19日 水曜日
子ども達は登園すると荷物を片付け、園庭の砂場やままごとなどの影のある涼しい所を見つけて遊んでいます。年長さん達は、砂場いっぱいに溝を掘って水を流して大きな川を作っていました。涼しそうだなとみていると、Oくんが「先生ちょっと来てみてよ」というのでついていってみると、「ここにね大きな穴を掘って、ここまで(Oくんの膝上)の深さにするんよ」と教えてくれました。Oくんに「深い池を作ってるんやね」というと、「違うよ!いっぱい足が入ったら涼しくなるでしょ!」と穴を掘りながら教えてくれました。砂場で使用している水は井戸水なので夏は冷たく冬は温かいのですが、Oくんはもっと涼しくなるにはどうしたらいいのだろうと考えながら遊んでいて、以前友達が作った深い水溜りに入ったらとても涼しかったことを思い出し、深い水の中に足を入れて涼しもうと思いついたようです。そのあとも、砂をかき出しては自分の足を入れ深さがどのくらいになったのかを確かめながら完成させていました。過去の経験を思い出して次の活動に生かしていける、子どもってすごいなと改めて思いました。
今朝の園庭には子ども達の足首の高さくらいに水を入れたプールがありました。朝から水を入れていたので、10時頃になると程よい冷たさの水になっていました。教師とプールの様子を一緒に見に来ていた子ども達で入ってみることにしました。古森先生から順番を守り入ることや、「砂場や泥場で遊んだ足でプールに入ったらどうなるかな?」と聞くととすぐに「水が汚くなる!!」と子ども達は答えていました。いよいよプールに入ることになり、並んで友達が入っていく様子を見ながら待っている子どもも笑顔になり楽しそうでした。そして、順番が来て中に入ると「冷たーい!!」「気持ちがいい~」と嬉しそうな声が出ていました。そんな声が近くでままごとや色水遊びをしていた子ども達にも聞こえ、気になって様子を見に来ていました。ひまわり組のNちゃんがプールに入っている友達を見て羨ましそうにしていたので「Nちゃんも入っていいんだよ」と声をかけると「Sちゃん一緒に行こう!!」とSちゃんも誘って手をつないで行っていました。プールで遊んでいた子ども達はどんどんと増えていったのですが、古森先生との約束を聞いていた子ども達が後に参加してきた友達に、プールの中がいっぱいにならないように声を掛け合ったり、足を洗って順場に並ぶ事を教え合ったりしていました。素直な子ども達はプールの中に入ったばかりでも「かーわって」と言われるとすぐに出てかわっていてかわいいなと思いました。
今幼稚園ではクラスで育てているミニトマト以外にも、駐車場の畑に夏野菜のゴーヤやきゅうりなどを育てています。年中児が野菜の様子を見に行くことを古森先生に伝えに行くと「良かったー。今朝なすさんが寂しいって言ってたの」教えてもらいました。それを聞いた子ども達は「えっ。なすがお話をしたの??」と言った表情で聞いていました。そこで早速畑に行ってみることにしました。なすの畑の前に集まり、教師が「なすさんの声聞こえるかな?」と言うと他の教師が腹話術のようにして子ども達に話しかけるとなすがしゃべったと驚きの表情で聞いていました。なすの他に一緒に植えてあるピーマンに「今まで会いに来ないでごめんね」と声を掛けた後に、美味しく食べることや水やりや草抜きをしてこれからは沢山お話をしようなどの約束をしていました。収穫をしたなすときゅうりを古森先生に調理してもらう事にしました。切ったなすに塩をかけて軽くもみ絞るとシューっと沢山の水分が出てきて、それを見ていた子どもは「わ~」と声を出し食い入るように見ていました。今日収穫したなすとピーマンは2ずつだったので年長と年中とで食べることにしました。塩を少しかけ野菜そのままを味わったのですが、普段野菜を食べることを苦手にしている子どももすぐに口の中にいれ「おいし~い」「しゃきしゃきする」と話していました。ゴーヤやきゅうりもこれから沢山収穫する機会があるので、子ども達と一緒に世話をして季節の野菜を味わい楽しみたいと思います。
2024年6月18日 火曜日
今日は6月3日に園庭の土の入れ替え工事を行ってから初めての大雨の後の園庭遊びとなりました。子ども達も涼しい風の吹く中で「わぁ~い‼」と裸足で走っていきます。雨の後の土はふわっとしており年長児達は砂を踏んだ時に「やわらか~い」と自分の足が少し沈む様子を見たり足跡をつけて遊んだりしていました。
そんな中、水たまりのある所では色んな学年の子達が混じって遊んでいて砂を掘って水たまりを深くしたり、水路を作って遊んだりと服をドロドロにしていてダイナミックに遊ぶ様子を見て自然と笑顔になりました。また、年中児のI君のグループでは泥で山を作って、泥になっていない砂を上にのせて「ぺたん、ぺたん」と叩いていました。すると、その砂が泥に沈んでいく様子に興味をもっており「うぉー!」と興奮して「もっともっと砂を乗せて」と指示して時間いっぱい遊んでいました。お餅のようにぷるんぷるんの泥山を大きくしているとY君も入って泥山に絵を描いてはぺたんと叩いて平らに戻してを繰り返し「何回でもお絵描き出来るね!!」と遊びの中で興味をもち科学を学んでいる子ども達を見て『遊びはかがく』ということを大切にしている三葉幼稚園らしい雰囲気が見られたなと思いました。
戸外で十分に体を動かした後、年中児はアルバム整理をしました。今日の内容は新園舎完成の写真とじゃがいも掘りです。写真を見ると「工事のおいちゃんだ〜!」「ヘルメット嬉しかった」等とその時の事を思い出して嬉しそうにしていました。女の子の中には「お部屋綺麗に使いますって約束したんよね!!」と教師に言ってきたので「そうだね」と言うと「ちゃんとぞうきんで掃除してるよ」とニコッとして言っていました。絵では、工事の車を見ている所を描いたり、働く車を描いたりと新園舎建設中に印象に残ったことを一人一人がしっかりと考えながら仕上げることが出来ました。また、じゃがいも掘りの写真では年中組になり、ハサミも少しずつ上手に使えるようになった子ども達!!描いた絵を上手に切り取るとバラバラに貼りたい所に貼ってお母さん芋の話を教師としたり今度は自分達がじゃがいもを植えに行くことに期待をもちながら仕上げる事が出来ていました。
2024年6月17日 月曜日
先週梅雨入りが発表されましたが、今日は雨も降っておらず、過ごしやすい気候で遊ぶことができました。新しい幼稚園になって引っ越してから約1ヶ月が経ちましたが、年少児は毎日年中さんや年長さんから刺激をもらいながら楽しく遊んでいます。
ちゅうりっぷ組のAくんはフラフープで遊んでいた年中さんや年長さんをじっと見て、自分もやりたそうにしていました。それに気付いたくま組のRちゃんが「これ使っていいよ」とフラフープを渡してくれ、挑戦してみましたが、すぐにストンと落ちてしまいます。Rちゃんにコツを聞いてみると、「腰を前後に振ったらできるよ」と教えてくれました。Aくんは見よう見まねで腰を振ってみますが、なかなか上手く回りません。諦めようとしたAくんに「何回もやったら出来るようになるよ!」と、優しく声を掛けてくれた年長さんのおかげで何度も挑戦することが出来ていました。しばらくして「先生見て!」と言われて見てみると、Aくんが嬉しそうにフラフープを持っていました。そしてフラフープをスッと回して腰を振ると2.3回落ちずに回すことが出来ていました。近くにいた年中さんにも「すごいすごい!」と拍手をしてもらうと、とても良い笑顔になっていて、私も嬉しくなりました。
鉄棒やつりかんも、やり方がわからない年少児が多かったのですが、頼もしい年中さんや年長さんのおかげで教師が教えるよりもわかりやすく教えてくれていました。鉄棒でブラーンとぶら下がって洗濯物のようなポーズをとっていた、きりん組のSくんを見て興味津々で寄って来た年少の2人の女の子も同じポーズをやってみると「キャー!」と言いながら、嬉しそうにぶら下がっていました。
教師が言葉で伝えるよりも憧れの年中さんや年長さんがお手本となって見せてくれることで、自分もやってみたい!という気持ちが強くなると思いました。刺激をもらって自分が出来るようになると自信につながり、今度は自分が友達に教えることも出来ると思うので、学年を超えて一緒に遊んだり教え合えたりできる環境はありがたく、とても幸せなことだと日々感じます。これからもたくさんの刺激や経験を大切にしていきたいです。
今日はあいテレビの方が、幼稚園の子どもたちの生活を撮影に来て下さいました。その様子は、7月・9月の奇数月の金曜日、朝6時代後半の時間に放映される予定です。お楽しみに!!