2024年9月14日 土曜日
今週も残暑。。。というより真夏を思わせるような暑い日が続いておりますが、子ども達はちょっとした気候や環境の変化もいち早く察知し、少しだけ過ごしやすくなったテラスで遊んだり、今週いっぱい延長となった水遊びをしたりしながら元気いっぱい過ごしています。
月曜日は、幼稚園では3階ホールで交通安全教室が行われたため、いつも賑やかな園庭がひっそりとして誰も出ていない時間があったので、砂場に遊びに行くことにしました。先に出ていたれもん組さんをうらやましそうにじーっと見つめていた子ども達に、「外いくよー、靴持っておいでー。」と声をかけると、表情がぱあっと変わり急いで靴を取りに行き始めました。その動きの素早いこと!9月からもも組から進級してきた子ども達も靴箱に向かい、自分の靴を探す姿が見られました。「ん!ん!」と靴を差し出し履かせて!とアピールする子、友だちが自分で履こうとする様子を見てつま先を靴の中に入れようと頑張っている子、靴を持ったまま出て行こうとする子、どの子からも外に行くことが嬉しい気持ちが伝わってきます。そして外では夢中で砂遊びをしたり、うさぎ小屋の前や砂場奥のスマイルハウスなどでままごと(?)をしたりしていました。また滑り台など気になるものがたくさ目につき、あちこちに積極的に歩き回っていました。一方S君は遠くまで1人でとことこ。。。保育教諭が呼んでも聞こえないふり~。でも「よーいどん!」と声をかけると振り返ってちょっと考えて、こちらまでにこにこ笑顔で走ってきました。保育教諭にぎゅーっとしてもらうとくるっと回れ右でまた好きなところへとことこ。でも時々振り返って「よーいどん」を言ってもらいたい?様子でにやにや。何度か繰り返し楽しみました。
幼稚園では運動会に向けての動きが見られるようになってきましたが、ひよこ組でも子ども達とどんなことしようかな?と少しずつ話し合っています。踊りの曲を流すと、保育教諭の動きをじーと見てなんとなく真似しようとしたり、オリジナルの動きをしたり、突然走ったり、友達同士手をつないで歩き始めたりします。と自由で奔放なみかん組の子ども達。毎日反応が違いますがその子なりに楽しんでいる様子がうかがえます。
そして子ども達は4月から比べるとこの夏の間に随分友達への関心が高まってきています。今楽しいことは手をつなぐこと。誰かがつなぐとそこに加わろうとしたり、側にいる友達に手を伸ばしたり、てをつなぐと途端にみんな笑顔になります。しかしその中には嫌がられて泣いたり、うまくいかなかったりすることもたくさんあり、けんかが始まることもあります。1人遊び中心だった子が、友達の隣ににこにこしながら座っていたり、行動を真似し合う姿を見ると成長を感じ嬉しく思います。
そしてもう一つ成長を感じることは、自己主張の強さ!これまでスムーズにできていたこともしようとしなかったり、保育教諭の声かけにもかたくなに無視し続けたり、反対にちょっと難しいかな?と思うことも自分でしたい!といつまでもし続けたりして時間がかかったりと、1人ひとりのその時その場での表現の仕方が違い、泣いたり怒ったり床にひっくり返ったり一筋縄ではいかない子ども達ですが、自分の思いを表現しようとするのも大切な成長の証です。私たち保育教諭はそんな思いを受け止めてあげ、安心して表現できる相手でありたいなと思います。
2024年9月13日 金曜日
今日も朝から園庭では、リレーをする子ども達と職場体験の中学生で大賑わい!そんな中、「先生!きれい!」と言ってkちゃん達が見つけて教えてくれたのは、朝顔の花でした。ピンクやむらさき色の朝顔がとてもきれいで何だか、みんなに『おはよう』『今日もがんばろうね!』とパワーをくれているような気がしました。
そして、今日は年中児が防災クラブの方を招いて、防災についての講話をしていただきました。防火の法被を着た子ども達は、背すじがピンッ!と伸び、張り切った様子で話を聞いていました。始めに地震が起きた時にどうするのか、何を備えておくのか、分かりやすく知るための紙芝居です。クラブの方のきれいな声はとても心地良くて話がずーっと頭に入っていくような気持ちで心地良く、誰一人よそ見をする子がおらず、真剣な眼差しで紙芝居を見ていました。そんな子ども達の態度にクラブの方が本当に上手だと褒めて下さり、子ども達はより一層、張り切って参加していました。
次に⚪︎×クイズを出題してもらいました。『火事があった時に活躍する車は 消防車である』の問題に、子ども達は手でジェスチャーをして「まる〜!!」と自信満々!!その後、ちょっとしたひっかけ問題も出てきましたが意外とひっかからずに答えている子が多く、中でも『地震発生!!早く逃げるために必ずエレベーターを使って、避難する』の問題で「ばつー!」と言う声が多く聞かれ驚きました。そして、⚪︎×クイズの最後に出題されたのが、避難の時の合言葉である「お・か・し・も」でした。
『おさない』『かけない』『しゃべらない』『もどらない』を大切な約束として忘れないでねと教わり、その後、古森先生ともう一度教わったことをおさらいして、命はひとつしかないことを改めて考える一日となりました。また、参加した年中児はお土産に「お・か・し・も」の文字が入った、ポケットティッシュを持ち帰っています。おうちでも、この機会に防災について、子どもと話し合ってみてください。きっと、子ども達が色々と話してくれると思います。
また、今日は中学生の職場体験、最後の日でした。
うさぎ組・ひつじ組には、元気で優しいお兄さん2人がたくさん遊んでくれました。最後はお兄さん達に質問タイム🎵
好きな本は?好きなくだものは?などなど、たくさんの質問で盛り上がりました。
中学生の皆さん、三葉幼稚園に来てくださってありがとうございました。皆さんのパワーは子ども達にとっても良い刺激になりました。また遊びに来てください。
2024年9月12日 木曜日
9月15日は敬老の日ということで、今日は子ども達がおじいちゃん、おばあちゃんに心をこめて書いた(描いた)はがきを投函しました。
昨日から教師の手作りの赤い大きな郵便ポストを靴箱の横に置いていたのですが、通りがかるたびに「これなに?」「お手紙ボックスじゃない?」と子ども同士で話題にしていました。
ポストに投函する前に園長から手紙がどうやって届くのか話をしてもらいました。「紙ひこうきでとんでいくのかな」「うちわでパタパタするんじゃない?」「翼が生えるかも」なんて夢のような話を教師とわいわい話をして楽しみました。
また、丸くて背の高い赤いポストを見たことがない子達は教師手作りのポストを指差しながら「ここはおなか!」「ここは口!」と言ってどんなポストかみんなで見ていました。すると園長が「ポストには口があるけどハガキを食べてもうんちにならずにそのままお腹に入っているんだよ」と面白く話をしてくれました。
そして、年中から順番に赤い大きくて丸いポストに投函していきました。ぱんだ組のᎷちゃんは、ハガキがポストに入って「ポトッ」と落ちる音を友達と耳をかざして確かめ合って「ちゃんと届けてね」と思いを伝えながらハガキを入れているなど1人1人ポスト投函を楽しんでいる様子がありました。年長児は1番小さいたんぽぽ組さんと手をつないで投函しました。お兄ちゃんお姉ちゃんが入れているところを見て小さい組さんも投函することができたのでとても良かったなと思いました。らいおん組のY君は自分がハガキを入れた後、目を閉じて手を合わせて無事届きますようにとお願いをしていました。それを見たたんぽぽ組の子も真似をして手を合わせていてとても可愛い姿がみられました。
みんなが順番に投函をしていると、なんと本物の郵便やさんが赤いバイクでビューンと幼稚園に来てくれました。まさかの登場に大盛り上がり!かっこいいバイクに本物の郵便やさんが来てくれたのでみんなで写真を撮ったり、見学をしたりしました。
みんなが投函し終えると、ポストを開けて郵便やさんがポストから沢山のハガキを取り出し、カバンに入れるところをテラスや園庭から見ることができました。大きなカバンを見たりす組のIちゃんは、「1人で届けるの大変だよね」「すごいね」と郵便やさんに感心していました。ひつじ組のR君はおじいちゃんの住所を言いながら大きな声で「お願いします!」と言っていて届けてほしい強い気持ちを感じました。
年長児の質問タイムでは「どうしておじいちゃん達の家を知っているの?」という質問に対し、「みんなの住所は頭のコンピューターに入ってるんだよ。でも大事なことだから誰にも言ってはいけないんだよ」と分かりやすく話をしてくださいました。
「郵便局で働いてみたい人~!」という問いかけに沢山の年長児が手を上げ、これで郵便局の将来も安心です。郵便局の方が帰ってから部屋で話をしていると、「おじいちゃん、おばあちゃんに良いものが届くよ。ポスト見てね。」って電話したい!と言っている子もいて郵便が届くであろう火曜日が待ち遠しい子ども達です。
帰りのバスでは、郵便局員になりたい子ばかりで興味津々です。「ポスト見つけた!口が2つある!」「郵便車発見!」と見つけるたびに嬉しそうに話していました。
今日投函したハガキは火曜日に届く予定です。
みんなが心を込めて書いた(描いた)ハガキがおじいちゃん、おばあちゃんに無事に届きますように!
2024年9月11日 水曜日
園庭にラインが引かれ徐々に運動会ムードになってきました。そんな中昨日から年長・年中児が混じってリレーを楽しんでいます。そんな中で職場体験に来ている中学生も幼稚園の頃を思い出して一緒に走っている姿も見られ何だか懐かしく微笑ましい気持ちになりました。
今日も残暑が厳しく外の温度計は40℃と熱い1日になりました。子ども達はたくさん汗をかいて遊んだ後、プールで「気持ちいーい!」と嬉しそうに水遊びを楽しんでいました。たんぽぽさんも大きなプールに入れてもらい「やったー!」と大はしゃぎでした。
プールから上がりお部屋に戻る途中、テラスで先生たちが何やら準備をしているのを見つけた子ども達は「何してるの?」とのぞきに行くと見た事があるお店屋さんができていました。「何のお店だ?」と聞かれるとすぐに「かき氷屋さん!」と答えたたんぽぽさん!「何味があるかな?」と聞くと「いちご!」「メロン!」「あお!」と返ってきました。金額を覚えている子は得意気に指をVにすると「2!」と答えていました。
そしてお部屋に帰ってお金を作ろうと話していたところ「ピンポンパンポーン♪」と放送が流れました。「お金が作れなくて困っている人、年長さんのお部屋でみつばぎんこうがオープンします。どうしても困っている人は来てください」この放送を聞いて「銀行って知ってる?」と聞くと??顔のたんぽぽさん。これまでこふきいも屋さん、かき氷屋さん、ゴーヤチップス屋さんといろいろなお店で買い物をしてきましたが、銀行は初めて聞いた言葉だったでしょう。「銀行はお金を下ろしたり、預けたりするところだよ」と話をしましたが、2、3歳の子ども達には難しいので実際に行ってみる事にしました。お部屋に入ると年長さんが案内してくれて、カードを受け取るとそのカードと交換にお金をもらいました。どうしたらいいのか困っているこがいると「こっちだよー」と優しく手をつないで案内してくれる年長さんにお兄さん、お姉さんになったなあと感心させられました
もらったお金を持ってお買い物です。かき氷屋さんでのお買い物も慣れたものです!「〇〇ください!」とお金をさっと渡して自分の好きなかき氷をもらうとニコニコで食べていました。昨日はゴーヤチップス屋さん、今日はかき氷屋さん。明日は〇〇屋さん?毎日楽しみがいっぱいです。
2024年9月10日 火曜日
運動会に向けて園庭にトラックの線を引きました。その線が一本あるだけで、子ども達は心がうきうきするようです。特に年長の子どもたちは大喜び!朝一番に戸外に出てはリレー(みたいにバトンを持って走る遊び)をしています。まだ残暑が厳しく、なかなか走って練習!はできないのでなんとなくバトンを持って走るのが楽しい、なんとなく自分たちでチーム分けをしてバトンをつなぐ、走りながら歌ったりスキップをしたり「本気」の走りではないのですが、この子たちがきっとみるみるうちに真剣な表情になり、運動会ではみんなを感動させる走りをしてくれるのだろうと今から楽しみに思っています。
一方、園庭のイチョウの木の下で教師たちがいそいそと準備をしているのを目ざとく見つけた子ども達が「何しよるん~」「何作るん~?」と嬉しそうに聞きにきました。「あ!それってゴーヤ?」「知ってる~!」とその声に次々集まってきました。ゴーヤは苦いので、その犯人の白いふわふわのワタを取ることを教わったり、ゴーヤを垂直に切るより、ななめに切った方が長くなることを聞いたり、お料理教室のようなやりとりをしながら調理が進んでいました。
苦味を取るために塩もみをすると緑色の水がいっぱい出てきます。それを見たきりん組のSくんが「古森先生、ゴーヤって夏野菜?」と聞きました。「そうそう!夏野菜はお水がいっぱい出てくるもんね~よく覚えていたね!他にどんなお野菜が夏野菜なんだった?」と古森先生が聞くと「ナス!キュウリ!」と1学期末に畑で収穫したナスやキュウリの塩もみをした時にぎゅ~っと絞ると水分がたくさん出てきたこと、夏は暑くて汗をたくさんかくので、それを補うために自然がお水をたっぷり含んだ野菜にしてくれていることを思い出して答えていました。Sくんの頭の回転にも驚いたし、目の前の物を自分の知識に結び付けて考えることができていることにもびっくりです!まさに遊びは学び。幼児期の遊びの経験が学習の基盤になり、就学後の学習に活かされるのです。
古森先生がゴーヤの下準備の指示を出して、用事があったので事務所に戻るとそれをきりん組のTちゃんが「古森先生、次の魔法は何!?何をしておいしくするの~?」と追いかけていてとてもかわいい場面も見られました。塩もみしたゴーヤを泡が出なくなるまで何度も何度も洗います。水気をとって小麦粉をまぶして油で揚げていきます。じゅわ~ぱちぱち!といい音がするのが楽しくて子どもたちも笑顔になります。戸外のガスの火力が強くてあっという間に揚がっていきます。そこで察する子ども達。“古森先生はお味見させてくれるはずだ”と…(笑)最前列で見ていたうさぎ組の子どもたちは首がにゅ~っと伸びて口がぽかん。一人、お味見で口にぱくんと入れてもらうと「ずるいずるい!」「食べたい食べたい!」とみんなが小鳥の雛のように集まります。その姿がかわいらしくて見ているとTくんが「こ~もりせんせ~い!ぼくまだ食べてないよ~ぼくのほう、こっちまできてよ~ぅ!」と言い、「欲しかったら自分で行かんと!」とみんなに突っ込まれて大笑いでした。
年長児がお味見をさせてもらっているときに、子ども達から「何円なの?」という言葉が出てきました。すると古森先生が「う~ん。みんなはお味見をしたでしょ?いくらで買いたい?」と逆に質問が返ってきました。「50円!」と幼稚園のお買い物ごっこらしい金額が出た瞬間、調理にかかっている教師たちが大ブーイング!「この値上げの時代に50円で買えるわけないじゃ~ん!」「こ~んなに暑い中頑張って50円?むくわれんな~。」「50円で今どき人は動きません。」と厳しい言葉が返ってきました。え~・・・とたじろぎながらいくらにするかみんなで悩んでいるとHくんが「500円!」と大きな声で言いました!「それならよし!」と聞くと否や「急いでお金を作らなくっちゃ~」と走ってお部屋に戻っていきました。
ゴーヤ屋さんの開店と共にみんながお金とカップを握りしめて「ごーやください。」「おねがいします」と自分で伝えます。みんな自分のカップにチップスを入れてもらうと大喜び。普段なら野菜が苦手で口をむ~っとつぐんでいる子も不思議とゴーヤチップスは食べられるのです。らいおん組のYくんは教師に「先生、ぼく普通のゴーヤは食べれんけど、ゴーヤチップスは食べれるんよ。だから少なめにしないでみんなと同じくらい入れて!」とお願いしたそうです。野菜が苦手な子も小食の子もみんな今日のゴーヤチップスを食べました!
おいしかったおいしかったと嬉しそうに食べる子どもたちがかわいくてにこにこ見ていると、ひつじ組とうさぎ組の子どもたちが私の元へきて「先生!あっちっち~やのに頑張って作ってくれてありがとう!おいしかった!」と言ってくれました。「ありがとうって言われると嬉しいな~こちらこそありがとう!」と答えると「他の先生にも言わなくちゃ!」と言う子どもたちの爽やかさ!ただ食べるだけじゃない、ただ買うだけじゃない、言葉や気持ちのやりとりがあって食育と言ってもいろいろな育ちにつながるものだなぁと今日の職員会で教師たちはしみじみ感じたのでした。
今日から津田中学校と三津浜中学校から職場体験のお兄さんお姉さんが16名も来ています。卒園児も多く帰ってきてくれていて嬉しく思っています。小さいころ偏食気味だったお兄さんお姉さんにH先生が「お野菜食べれるの?減らしてあげようか?」といたずらで聞くと「食べれます~!」と照れたように答えたそうです。いつまでもかわいい三葉っ子たちです。中学生たちに幼児教育の楽しさ、大切さをたくさん感じてもらえるような職場体験になればいいなと思います。
2024年9月9日 月曜日
2学期が始まり、9月も2週目に入ったのですが、今日も残暑が厳しい一日となりました。しかし、園庭では朝から元気な子ども達の声が響きわたり、涼しい場所を選んで楽しそうに遊ぶ姿がみられました。
存分に遊んで一汗かいた10時、松山市交通指導員の方々を招いての交通安全教室を行いました。
まずは交通指導を初めて受ける年少・プレ年少は腹話術やボードを使って信号の見方や横断歩道の渡り方、その他道路で遊ばないなどの交通ルールとマナーの指導を受けました。映像と人形のター坊の腹話術はとても分かり易く楽しく学ぶことができました。
また、年長、年中児は、仮設の道路を会議室に設置し信号機や横断歩道、標識等を使って実際に歩く実地指導を受けました。年長、年中混合で4人1組となり、1組ずつ丁寧に「右を見て 左を見て もう1度右を見て車が来ていないのを確かめて渡りますよ。」と声を掛けてもらいながら歩きました。少し緊張気味の子ども達でしたが、交通ルールを守りながら上手に歩くことができていました。
プレ年少から年長まで、交通安全対策課の方が最初に共通して子ども達に問いかけられたのは、「命はいくつありますか?」ということです。2、3歳児にその質問?と驚いて子ども達を見ていると3歳児が「ひとつ!!」と大きな声で答えたのです。交通ルールを守らず道路に飛び出してしまうと、このたったひとつの命はなくなってしまうこと、大好きな人に会えなくなってしまうということを指導していただき、交通ルールを守る大切さをしっかりと学んだ1日となりました。
交通安全指導後、部屋に戻り昼食を食べた後、年中組のRくんは自由画帳に絵を描き始めました。「何を描いているの?」と聞くと、「信号機!!」と見せてくれたのですが、それは『人が歩いている』歩行者用信号機と普通の自動車用信号機でした。
Rくん、実は実地指導の時に横断歩道の信号が青に変わると同時に飛び出しそうになり、指導員の方に「危ない!まだだよ。」と注意を受けていたのです。その後しっかり左右を確認して渡ることはできたのですが、Rくんにとってとても印象に残った1シーンだったのかもしれません。
東京等ではスーパーやお買い物は車ではなく電車で出掛けます。駅までしっかり親と手を繋いで歩くことが沢山ありますが、地方の都市ではスーパーもデパートも車で往来し、あまり歩くことがないように思います。意識して歩く機会も必要かもしれません。
今回の交通安全指導で学んだことは園外へ出掛ける時は勿論のこと、家庭でも意識させ命を守る大切さを日々知らせていって欲しいと思います。
2024年9月7日 土曜日
9月に入り、まだ残暑が厳しい日が続いていますが、朝・夕は過ごしやすくなってきました。
9月から5名の新しい友だちが増え、にぎやかな2学期のスタートになりました。初めて保護者から離れて、新しい環境に足を踏み入れた5名の子どもたち。右を見ても左を見ても知らない人と見慣れない場所なので、涙も出ます。しかし、ふと泣き止めて周りを見ると、珍しい道具やおもちゃが・・・。順応性のある子どもたちは気になるものがあると手を伸ばし、自然と泣くのを止めて、触ってみたり、叩いてみたり、そして同じくらいの幼児が遊んでいるところに目を止め、手を伸ばし、同じような事をしてみたりしはじめます。そして、また時々、ふと思い出して、また涙が出てしまったり・・・と、泣いたり、笑ったり、遊んだりを繰り返しています。
少しだけ先に入園した幼児たちは、ちょっとお兄さんお姉さんになっているので、泣いている友だちを見つけると、顔を覗いたり、よしよしと頭をなでてあげたり、自分が持っている玩具やボールを「どうぞ」と渡してあげている子もいて、その行動は「入園した時は、泣いていたのになぁ・・・」と成長を実感させられる瞬間です。
今日もこんな場面が見られました。ホワイトボードの所で、先輩のKくんがカラー磁石を拾って、ペタリとくっつけていました。すると、新入園児のHくんが横に座って同じようにカラー磁石を拾ってホワイトボードではない壁にくっつけようと、何度も押し付けては落ちてくるのを拾って、押し付けることを繰り返していました。「くっつかんねぇ~~」と声をかけつつ、ホワイトボードにちょっとくっつける手助けをすると、「あれ?」と不思議そうに保育教諭を見て、くっついた磁石が嬉しかったのか、ニコッと笑いました。
新入園児のOちゃんも、先輩Mくんの磁石遊びの隣に行って、同じように真似してくっつけていました。
「子どもは子ども同士で学び合う」と、以前、古森先生が言われていたように、遊びの手本も子どもから学び、楽しみ方も子どもから学び、少しずつ成長する様子を見守りたいと思いました。
遊びだけでなく、何でも大人の真似をしたい幼児達には、少しずつ身のまわりの事や、できる事、自分でやってみようとする姿を見守り、「出来た!!」が積み重なって、元気な三葉っこになれるよう、成長の手助けをしていきたいと思います。