2024年9月21日 土曜日
まだまだ残暑も厳しく、日中気温は39度!体温にすると高熱に値する暑さです。本来なら水あそびも終わっているこの時期ですが、日中はまだまだ冷たい水が気持ちよく幼稚園では運動会練習の後、プール遊びを楽しんでいます。保育園でも先日メールにてお知らせしました通り、水遊び期間を延長しました。体調に合わせて水あそびを楽しんでいます。着替えを待つ子ども達もわくわくです。いつまでも続くこの暑さは大変ですが、子ども達にとっては、例年よりも長く水あそびを楽しめた、嬉しい夏体験でもあります♪
一方、室内では、日差しを避けて遊べるよう、トランポリンやジャングルジム、大型積み木など子ども達の様子を見ながら身体を動かして遊べる遊具を出して環境作りをしています。
大型積み木を出すと積み上げたり並べたりして遊んでいる子ども達でしたが、それを見たAちゃんが床に並べた積み木の上をゆっくりと歩き始めました。その積み木の道は立方体だけでなく三角形のものも混じっています。そこで、その2つの三角形を合わせてなんとか道にしていましたが、Aちゃんが上を歩くとグラグラ~。バランスを崩しそうになりました。そこでAちゃんがその2つの積み木をほかの立方体の積み木で挟むと、しっかりと上を歩くことができるようになったのです。周りで見ていた数人の幼児達も次々にその上を歩いて渡り、最後にぴょん!とジャンプして下りるとまたスタートに戻ってくり返し渡って楽しんでいました。
2歳児になり、友達同士の関わりも増えてきて、あちらこちらで手をつないだり、何やら話している姿も見られます。ある時、同じ遊びをCくんと共有したいと考えたBくんは「一緒にしよう!」と言うような会話?をしながら歩いていました。そして手をつないで歩きながらCくんは、Bくんの問いかけに「うん、うん♪」と言うようにうなずき返していました。そして目的のトランポリンに到着するとBくんが「はい、どうぞ!」と言わんばかりにトランポリンの前に立ち、順番に上がったり、一緒に上がったり楽しんでいました。
ままごとコーナーでは時々お皿やコップの取り合いもありますが、譲り合う姿も見られるようになりました。机をはさんでお皿やコップを並べると「おいしい!」とやりとりをしています。お弁当箱にはたくさんのおもちゃの食材を入れてみてふたが閉まるかどうか確かめる姿も見られました。
2歳になると自我が芽生え、主張も激しくなってきます。そんな子ども達ですが、保育園では関わりながらやりとりを楽しむ姿もたくさん見られます。1歳児、2歳児は赤ちゃんから幼稚園児へ成長する過渡期の大切な時期です。子ども達の成長を確かめ見守りながら今の暑さを乗り越え、秋から冬に向かって元気で逞しく育っていくよう援助していきたいと思います。
2024年9月20日 金曜日
まだまだ残暑の厳しい日が続き、昨日まで事務所前の温度計は39度~40度を差していましたが、本日は37度と朝晩は涼しく感じました。そして、園庭のイチョウの木の下には銀杏が転がり、何匹ものアキアカネのトンボが飛び始め、自然は一挙に秋の訪れを教えてくれています。
今朝、空を指差しながらりす組の子どもたちが何か話していました。耳を傾けて、その会話を聞いてみると「あれ見て!飛行機雲があるよ!」「あっちはヘビに見えるね!」と青空に浮かぶ雲を見ながら、何の形に見えるかクイズを出していたのでした。秋の空はぽっかりと浮かんだ色々な形や大きさの雲がたくさんあってイメージが膨らみます。身近にある物をすぐに自分たちの遊びに変えてしまう三葉っ子たちの想像力には感心させられるばかりです。
そんな中、本来であれば先週末までで終わりにしようと考えていたプール遊びですが、今年は9月に入っても暑い日が続いていたため、結局、今日まで水遊びを楽しむこととなりました。新園舎の室内プールは、天候や気温をあまり気にすることなく水遊びをすることができ、観測史上最も暑かった今年の夏にはもってこいの環境になりました。6月中旬~9月中旬までの約3カ月の間、プールに入ることができて幸せな夏となりました。今日でプール遊びが最後ということで、バタ足をしたり水を掛け合ったりして思い切り水遊びを楽しむ姿が見られ、例年よりもたくさん水に親しむことができた子どもたちです。これでプールは終わりになりますので、来週からプールの準備は必要ありません。子どもたちに毎日水着など、プールの道具を準備してくださり、ありがとうございました。
そして、今日は今月で退職になる運転手の松浦さんの離任式がありました。勤続33年の松浦さん。卒園児の保護者の方の中には、松浦さんが運転するバスに乗っていた方もいらっしゃるのではないでしょうか。久しぶりに松浦さんの顔を見た2号車バスの子どもたちは大喜びでした。そして、子どもたちから「バスに乗せてくれてありがとう!」「また、遊びに来てね!」と声を掛けられ、子どもたちをぎゅっと抱きしめた松浦さんの目には、普段は決して見せない涙が見られました。
松浦さんの離任式が終わると、古森先生から粋な計らいがありました。「松浦さんのバスに最後に乗りたい人!」すると、年長児たちがたくさん手を挙げ、急遽、さんさんらんどまで2号車バスでドライブに行くことになりました。笑顔でバスに乗り込み、嬉しそうに「いってきまーす♪」と手を振る子どもたちを乗せて、松浦さんの運転するバスは心なしかいつもより軽快に走っていきました。33年間で走行距離は少なく見積もっても20万キロ。地球を約4周。延べ1000人近い園児たちを毎日安全に送迎してくださり、本当にありがとうございました。子どもたちがお別れの時に「近くに来たら、遊びにきてね!」と言っていましたね。また、いつでも幼稚園に来てくださいね!みんなで待っていますよ♪
2024年9月19日 木曜日
今日は、年中児とミキスタディパルス・インターナショナルスクールのお友達との交流がありました。ミキスタディのお友達は、赤コースの運動会に参加することに決まったことを知った赤コースの子どもたちは、大喜びで迎えていました。ミキスタディのお友達は毎日は来ないので、早速運動会の練習1回目を今日から始めることになり、まずは競技、「力を合わせてデコジャンボ」から始めることになりました。古森先生にデコジャンボはどんなボールでどんな競技をするのか話して頂きました。デコジャンボは、ボコボコとこぶがいっぱいある大きなボールで1人で転がそうとするとボコボコこぶのせいで思うところに進まないで色んなところへ転がって行ってしまい、戻そうとすると今度はまた違うところに行ってしまって古森先生からその話を聞いた年中児達は、「一緒にやる!」「助けてあげる!」と大張り切り!古森先生に力を合わせて頑張ることを誓って練習を始めました。
実は昨日、年中児は前もって1回練習していて少しコツも分かっている子もいました。ミキスタディのお友達に手本を見せるという意味もあり、うさぎ・ひつじ組から始めることになり、デコジャンボを後から押す子、横に曲がることを予測して手を伸ばし、ボールがやってくるのを待つ子、3人グループになって助け合ってゴールのお友達の所へ無事到着~、次の友達へ引き継ぎます。
いよいよ最終グループになり、応援の声を一段と大きくなります。ひつじ組のアンカーが1周先に出発し、余裕勝ちと思われましたが、後に来たうさぎ組がゴールして「あれれ!?」ひつじ組のボールがゴールの線を越えずに終了し、ゴールできていなかったのです。ひつじ組の子ども達は勝ったと思っていましたが、まさかの2位。ですが、理由を話してもらうと「そういうことね!」と納得し、子ども達は、ボールが帰ってくる間(デコジャンボのお家)を作ることを教えてもらいました。
その後ぱんだ・りす組はミキスタディのお友達と踊りや手話歌をした後、みんなでプールに入ることになり、大喜びの子ども達は、着替えが速いこと速いこと!驚きました。運動会の競技では、負けてられないライバルですが、一緒に運動会に参加する仲間としての意識を強く感じた1日でした。来週のミキスタディ交流も楽しみにしている子ども達です。
2024年9月18日 水曜日
9月中旬ですが、相変わらず暑い日が続いています。今日も三葉っ子はテントの日陰を利用しながら楽しく遊んでいました。運動会を意識して、年中児と年長児は戸外ではリレーを盛んに競っています。また、年長児は鼓笛隊の練習も始まりました。今、鼓笛隊の練習は、年長の保育室で行っています。保育室が広いので、旗やポンポンを大きく振っても天井や壁に当たることなく、余裕があり冷房もきいて涼しい場所で練習をすることができます。
旗や太鼓を練習していてもなかなか揃わなくて教師が苦労していると、そんな時タイミングよく古森先生がやって来て、子どもたちに声をかけてくださると魔法がかかったように気持ちが盛り上がり、やる気になってきます。そして、「旗は敵が来たことを遠くに合図するために旗を大きく振るんだよ。向こうの山まで見えるようにしないとね」と話してもらうと子どもたちの目が輝き動きが大きくなります。ただ、「旗を大きく振るんだよ」と言うのではなく、子どもたちに意味のわかるように伝えることで興味をもってできるのだと勉強になりました。
その後、新園舎に引っ越しをして初めての避難訓練がありました。今日は戸外がとても暑いので外に避難するのではなく室内で放送を聞いて自分を守れる方法を考えて避難訓練することになりました。
子どもたちは放送を聞いて、地震だったら、机や椅子の下、だんごむしポーズになって頭を守ること、火事だったら、先生のところに集まってよく話を聞いて支持に従って避難をすることを学ぶことができました。そして、きりん、くま組の子どもたちは、その後更に、古森先生にお話をしてもらいました。
「新しい幼稚園は燃えにくくなってるから急がなくても大丈夫。あわてるほうが友達にぶつかってしまうからね。」「もし先生があわてしまったらどうする?」と質問されると、「落ち着いて!っていう!」と子どもたちから声が上がりました。子どもたちに「落ち着いて!」と言われないよう安全に過ごしたいと思いました。そして子どもたちも、安全に避難をするにはどうするのか勉強になった1日になりました。新しい園舎は地震に強く、火事でも台所も遠く避難行動がとりやすくなっていますが、扉を締めれば、火も燃え移って来ないのであわてないで先生と一緒に動けば安心であること、2階のちゅうりっぷのお部屋から逃げれば、グルグル階段から落ち着いて避難することができることを教わりました。これからもみんなで楽しく安全に生活できるよう、考えていきたいと思います。
2024年9月17日 火曜日
たんぽぽ黄組は9月から8名のお友達が増えました。毎朝、年長のお兄ちゃんお姉ちゃんが手をつないで保育室まで連れて来てくれます。中には、かばんや手さげバックを代わりに持ってくれる年長児もおり、年下の子への思いやりの気持ちがしっかり育っているなと感じています。
さて、この度新園舎3階の多目的室が図書室になることに決まり、以前図書室として使っていた黄組の保育室から大きな棚と机と椅子を移動することになりました。棚はたくさんの玩具がありましたが、黄組の子ども達に一緒に運ぼうと声を掛けると「よいしょ!よいしょ!」と言いながら、椅子を何回も運んでくれる子もいました。大きな棚があった場所をほうきで掃いているのを見ていたS君は、教師が置いていたもう1本のS君の背丈より長いほうきを持って見よう見まねで使ってその姿が何とも言えない程可愛く微笑ましく思いました。もう一方の黄組の上の棚にはビッシリと図鑑や絵本などが収納されていてこれらの本もダンボールに積められてお引越しです。三葉幼稚園には、1000冊以上の本があります。屋外遊ぎ場の病児園の2階にもまだまだたくさんの本が置いてあるので、新園舎に全ての本が集まって来た時子ども達が好きな本を自由にとって見る事ができる素敵な図書室になります。今から子ども達と利用するのが楽しみです。
〜三葉クッキング~
今朝、「駐車場のナスがたくさん実ってるよ!」と教えてもらった年少さんが「大変!早くとりにいってあげなきゃ。」とせっせと収穫してきてくれました。なんと…その数”19本”。そこで、運動会の練習をがんばっている年長さんにかわって年中・年少さんが園長に教えてもらいながら、「なすの塩もみ」に挑戦しました。
今のなすは、いっぱい服を着ているので皮が分厚いのです。食べやすいように皮をスルスルッとむいていきます。でも、皮にも栄養がたっぷりあるので、全部はむかずにしましまなすに変身です。一口大に切ったなすに園長が塩をパッとかけて、もみもみ。そのなすをぎゅっーとすると…子どもたちから「わー!すごー‼︎」と大きな拍手が起こりました。なすから水がでてくるたびに、子どもたちの目がキラキラと光りました。
園長から「みんな準備は大丈夫?」と聞かれると、年中・年少さんみーんなが「大丈夫!やりたーい!!」と嬉しそうにクッキングスタートです♪小さい手で、さっき教えてもらったようになすをぎゅっーとしぼって水をだすと、「みてみて、私もできた。」「ママに教えてあげんといかん。」と次々に可愛い言葉がでてきました。なすの塩もみが完成すると、ボールの中にはなすからでてきたお水だけが残っていました。園長から「ペロッと味見してみる?」と提案してもらうと、年中さんは人さし指をすぐに用意し、ちょんちょんペロ。すると…「おいしー!」と舌をペロッとだし、いたずら顔でニコッと笑います。とっても可愛い笑顔に見ていた教師まで幸せな気持ちになりました。
暑い日に食べる、なすの塩もみとご飯は「パワーでたわ~。」「今日も楽しかった♪」と子どもたちの元気の源になっていました。
三葉クッキングで作り方はバッチリなので、お家でも子どもたちにぜひ聞いてみて下さい。