2008年7月18日 金曜日
あっという間に4ヶ月が経って今日、1学期終園式を迎えました。元気いっぱいに三葉幼稚園の歌をうたった後に、古森先生からのお話しがありました。「みんなが静かに聞いていたら、マイクなしでも声が聞こえるよー。」と言われた事で、子ども達は古森先生の方を注目して年少児から年長児まで、全員の子がマイクがなくても真剣に話しを聞くことが出来ていました。
そして、古森先生が、「会議室の山がある方見てー。」と言いました。そこには風で揺れている笹の葉や緑の葉っぱがまるで額で飾られた絵のように見えていました。どこかの温泉の景色のようで、とても涼しげで緑が美しく見えました。「そこをよーく見て!何がみえるかな」と問いかけると、「パイナップル!」という子がいて笑いが起こる場面もありましたが、子どもたちは、この暑い時期に早くから、秋の準備をしている植物がある事に気付いたのです。笹の葉に混じって、柿が小さな緑色の実をつけていました。そこからなぜ夏休みがあるのかという話になりました、。小さな緑色の柿の実のように、暑い時にお家で幼稚園では出来ない色々なことを知って少しお兄さんお姉さんになって9月に幼稚園に来るのです。小さな柿も、夏の間に成長して秋には熟します。子ども達には、1学期に出来ていたことが夏休みの間に赤ちゃんになって甘えん坊にならないようにすること、休みの間にもっと元気になって幼稚園に来て、もっともっと自分のことは自分で出来るようになること、お兄さんお姉さんになって2学期、幼稚園に来てねと話しをしました。
そして大事なこと、それは自分の身を守ることです。、知らない人に声を掛けられたら”イカのおすし”を思い出して「助けてー!!」と助けを呼ぶこと、そして「もっとこわいことがあるね」と問い掛けると、「地震!!」と言う声があがりました。先日の避難訓練の話しをよく覚えていました。夏休みは、子ども達が1学期の間に身に付けたことを家に帰っていろいろな場面で発揮する、とても大切な期間です。そして、夏休みの間に得た社会体験を幼稚園で発揮されるのが2学期です。今日話しを聞いた子ども達の2学期の姿がとても楽しみに感じます。
最後にラジオ体操をしました。「おひざはまげないよ。」「次はおへそを上に向けて。」と教師と周りの子ども達の間では、楽しい会話がとびかいながらの体操でした。昔から親しまれているラジオ体操ですが、身体と心がとても気持ち良くなり、私達人間の身体にとても合っている体操だと感じます。子ども達も最後の深呼吸で「すぅーーっはぁ。」と言いながら、リラックスした表情を見せていました。降園時には、たくさんの荷物を持って、一生懸命にバスの所まで歩いていく年少児の姿はとてもたくましく、どの子も胸をはって降園していきました。