幼稚園の日記(ブログ)

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  2011年12月24日 土曜日

 週初めの月曜日、もちつきがありました。ぴよぴよちゃんも、おもちを分けていただき丸めました。おもちを部屋に持ってくると子ども達は、遊んでいる手を止め「見せて、見せて!」と寄ってきて保育士の手を引っ張りました。おもちを見せると子ども達の口からは「これなぁに?」 「おいしい?」 「ちょうだい!」とたくさんの言葉が出てきました。保育士が「おもちだよ!」と言うと「お・も・ち♪ お・も・ち♪」と歌いだしました。おもちをみんなで丸めることを伝えると片づけの始まりです。1番におもちに触りたくて「よーいドン!」の声にみんなが競争で片付け始めました。次に、片づけが終わると言われなくてもトイレに行くこともできるようになってきました。トイレを済ましたらお集まりです。スモックやエプロンをつけてもらうと「おもち?」と尋ねてきます。待ちきれない様子の子ども達に保育士が手洗いを促しました。洗い終わった手にシュッシュッと消毒すると上手にごしごしとこすり合わせ、準備はOKです!子ども達の目の前におもちが再び出てくると、大歓声の嵐です。保育士がやって見せて説明をすると元気よく「はい!」と返事ができました。おもちを手に取ってみると何とも言えない感触に目がまんまるになりました。

       

 年齢の高い子は両手を使い、上手に丸めていました。Yくんも「おだんご?おだんご?♪」と言いながらくるくると丸めていました。外でお兄ちゃんたちが上手におだんごを作っていたのを覚えていたようでした。一方Rくんは、もう食べたくて食べたくてたまりません。丸めながら保育士の目を盗んでは口に運ぼうとします。そのたび保育士に「まーだーよ!」と言われそっと戻していました。また、Aちゃんは、まわりについていたきな粉が気になり、バットに入っていたきな粉を集めていました。手にきな粉がつくとそれをお顔にポンポンポン…まるでお化粧をしているようでした。

       

 年齢の低い子は手に乗せてもらって珍しそうに眺めていたり、身を乗り出して指でつんつんと押してみたりしていました。MちゃんもHちゃんも手に乗せてもらうと思わずニコニコ笑顔です。「あーあー、んー。」となにかを一生懸命に訴えていました。

       

 そこで、おもちをついているところも見に行くことにしました。先生方やお兄ちゃんお姉ちゃん達が「よいしょ!」とついているのを見て自分もしたくなったようで、保育士の手を取ってもちつきの方を指差しながら訴えてきました。保育士が、おもちをつく真似をしながら「よいしょ!」と言うと、子ども達も一斉に真似っこし始め、小さなおもちつきが始まりました。そこそこで「よいしょ!」が聞こえ始めた頃美味しいおもちが出来上がりました。

       

 昼食はつきたてのおもちが入ったお雑煮です。年齢の低い子はまだうまく食べられないのでおもちの代わりにうどんを用意していただきました。おもちは小さく切って食べやすいようにしていただきました。そのおかげで子ども達は「おいしい!おいしい!」と言っておかわりもしていました。おうちへのお土産も頂き子ども達はとっても嬉しそうでした。

 幼稚園内にある施設保育所だからこそできる体験をたくさんすることで、子ども達の知恵のつき方の著しさに驚かされます。幼稚園の中にある教育的環境をしっかりと活かしまた同時に、乳幼児保育のための環境づくりを怠ることなく進めていくことの大切さを改めて感じました。

 たくさんの方々に支えられ、ぴよぴよは開所し1年がたちました。新しい年を迎え、ぴよぴよがよりいっそう良い保育所となるように努めていきますので来年もよろしくお願いいたします。皆様、どうぞよいお年を迎えてください。