2011年11月9日 水曜日
年中組は、ミニ運動会に向けて今日から道具作りです。昨日、昼食後から始まった鼓笛隊の楽器作りでは、今までの作品作りで廃材が少なくなって足りないことで、「明日は、ミニ運動会で使うものを作るので、お家に自分が作りたい物に合った廃材があったら持ってきてね。」と話をし降園しました。すると、今朝登園してくると「太鼓作るけん箱持ってきたよ。」と嬉しそうに箱を見せてくれる子や、家から広告で剣を作ってきて「指揮者するけん剣作ってきたんよ。」と見せてくれる子など、それぞれの子どもが意識を持って登園してきました。家から作りたいものを考えてきた子ども達は、すぐに廃材を出してきて太鼓を作ったり、旗やシンバルを作ったりしていました。今回はクラスでの活動も5クラスが刺激しあいながら作っています。又、楽器だけでなく衣装や帽子も工夫して年長さんがつけていたものを思い出して一人ひとりが個性を出して作っていました。せっかく作った楽器も部屋でするだけではと、副園長に「外で音楽かけてやったらいいよ。」とアドバイスをもらい、子ども達と一緒に園庭へ出ていきました。園庭に出ると、自分達で自然にパートごとに並び音楽が鳴り始めると、自分の作った楽器を持ってリズムに合わせて元気いっぱいに動き始めました。
ポンポンの子達は上手に行進して円になって踊り、旗の子は一列に並んでリズムに合わせて元気よく旗を振っていました。太鼓の子・シンバルの子・指揮者の子・ラッパの子・鍵盤ハーモニカの子・その他にもトライアングルを作った子も、それぞれが年長さんのかっこいい姿を真似してとても楽しそうに動いていました。鼓笛隊の音楽が鳴り始めると、昼食準備をしていた年少児も、テラスに出てきて自分達で人工芝を1列に並べて特等席を作って座ってみていました。チューリップ組でも「旗なら作れると!!」とすぐに新聞紙で剣を作り、もう一枚を張り合せて大きな旗を作る子も現れました。2階テラスでも、鼓笛隊の音楽が聞こえた年長児が食事中にもかかわらず、テラスに出てきて見てくれていました。教師が途中から動きが分からないで困っていると、昼食を済ませた年長児が急いで降りてきて各パートに助っ人として来てくれました。なかには鍵盤ハーモニカを持ってきて吹いてくれたり、最後の締めでは指揮者をしていた年長児が笛を吹いて、太鼓の子ども達を誘導してくれたりと本当の鼓笛隊のようにできたことが、子ども達も嬉しくて楽しい気持ちになりました。本物ではないけれど、音もかすかすにしか出ないけれど、旗は新聞紙、ポンポンも子ども達の手作りだけど、年少児も年長児も全園児が加わって無事子ども達の手作りミニ運動会の準備がが出来上がりました。明日は雨が降らないでできますよーに!!
わらのコーナーでは、年長児が自分の足のサイズに合わせて草履を作っていました。今日は鼻緒をしようと作っていましたが、締めてみるととても小さくなてしまい、ひよこ組さんの足のサイズぐらいになってしまいました。自分の足のサイズに合わなければ、ひよこ組さんになら合うのでは?と考えてひよこさんに履いてもらうことにした発想もさすがだと感心しました。そんな時、副園長が1本のながい縄をなって鉄棒にくくってくれました。それは、手作りのブランコになり子ども達も”古森先生のブランコ”と名前をつけ自分の番がまだかまだかと順番待ちをしていました。手作りのブランコに乗っている子ども達の顔はとても笑顔で、預かりの子達もとても楽しそうに遊んでいました。様々な素材から生活の知恵が生まれ、生活に生かされる。とても大切なことを子ども達に学ばせていきたいと思います。