幼稚園の日記(ブログ)

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  2008年6月26日 木曜日

 今日は、朝から不安定な天候でした。朝、私がバスに乗っている時に、ちょうど雨が降ったりやんだりしていて、一緒に乗っていた子どもたちが、「今日はくもりだねぇ。」 「あ、雨が降りだしたよ。」 「もう雨降ってないね。(バスの)おじちゃんよかったね!」 などと、窓から景色を見ながら口々に言っていました。たんぽぽ組のMちゃんは、バスに乗っている間ずっと『かたつむり』の歌を歌っていました。「雨が降ったからかたつむりさんいっぱい出てくるね。」と、私が話しかけると、にこっとほほえんで歌い続けていました。隣にいたR君やS君も一緒になって歌い、バスの中で大合唱になりました。もうすぐ梅雨があけて、夏がやってきます。気がつけばもう6月下旬。幼稚園の生活にも慣れ、たくさんの歌や遊びに触れて子どもたちはどんどん成長しています。時が流れるのって本当に早いですね。

 バスから降りると、雨はやんでいました。いつものように戸外にはたくさんの遊びのコーナーが設定されていて、子どもたちも活発に遊んでいました。「先生!!踊りする!」と言って駆け寄ってきたすみれ組のT君のために盆踊りの曲をかけると、一瞬のうちにたくさんの子どもたちが集まってきました。赤と青のうちわを手に持って、盆踊りの丸い線の上をリズムにノって歩いていました。6月の初旬ごろから徐々に練習し始めたこの盆踊り、子どもたちはどの曲がかかっても、全部踊ることができているように思います。私の方が途中で踊りを忘れてしまって、子どもたちに教えてもらうことがあるくらいです。遊びの中で自然に覚えていっているのです。私も負けてはいられません。子どもたちと一緒に楽しんで、もっともっと踊っていきたいです。

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 踊りが終わり、私がぺんぎん組のM君と歩いていると、園庭の真ん中に誰かが遊んで終わったあとのシャボン玉のカップとストローがそのまま無造作に置かれていました。M君が、「あ!!こんなところに置いたらダメなのに!!」と言って、周りをキョロキョロ見回しましたが、持ち主はいないようです。仕方なくシャボン玉のコーナーに2人で返しにいくことにしました。その途中、M君が、「なんかこのシャボン玉、生クリームみたい。」と、ぼそっとつぶやきました。私が、「ケーキの上についてる生クリーム?」と聞くと、「うん!」と答えました。するとM君は「ケーキ作ろう!」と言って180°方向転換し、泥場を目指して走っていきました。手早く泥で2段ケーキを作ると、その上からシャボン玉の液をかけ始めました。しかし、シャボン玉の液は水なので泥に吸いこまれていってしまいます。「あれぇ?」と言って、不思議そうにしているM君。すると、そばにいたS君がいきなりストローから息を吹き込んで、シャボン玉の液をぶくぶくにし始めました。私が、「そのふくらんだシャボン玉だったら砂の上でも吸いこまれないかも。」と言うと、一生懸命シャボン玉をふくらませてはケーキの上に丁寧にのせていきました。のせてもすぐ割れてしまっていたけど、その場にいる子どもたちはとても楽しそうにケーキ作りをしていました。子どもたちの何かに見立てるという発想力や、やってみようとする行動力には驚かされることばかりだなぁ、としみじみ思いながら、私も一緒にケーキ作りを楽しみました。

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