2025年4月11日 金曜日
始園式で古森先生から「小さい子が困っていたら、教えて、助けてあげてね!お願いします。」「任せてください!」と頼まれていた年中、年長児たちは、今朝、年少児やたんぽぽ組の子どもたちが登園してくるのを待ち構えていました。そして小さい組さんがお母さんに手を引かれて登園してくると、くま組のKちゃんは「大丈夫?靴箱分かる?」と優しく声をかけて連れて行ってあげていました。特にちゅうりっぷ組は年長組と同じフロアなので泣いている子を見かけると、すぐに駆け寄っていっていました。教師と一緒にいても泣き止まなかったちゅうりっぷ組のCちゃんは、年長児と遊び始めた途端ぴたっと泣き止み、笑顔になっていました。
友達のような先生のような頼りになる年長さんです。みんなが登園してくると、年長児は学年で集まり第1回子ども会議をしました。
議題は新しく入園して来た年少さんたちを迎える「園内なかよし会」についてです。「年少さんはどんなことをしたら楽しめるかな?」とみんなで考えていると、「去年した楽しいことを思い出す会は?」「まだ、みんなとの思い出がないからね」「うーん、どうしようか、、」と話していると、「あ!楽しいこと教えてあげたらいいんだ!」と言って、「幼稚園が楽しいことを教えてあげる会」になりました。会の名前が決まったので、さっそく何をするのかを考えます。「お菓子食べたいよね」「でもみんなでお弁当食べるから、年少さんお腹いっぱいになっちゃうね」「おにごっこ」「だるまさんがころんだ」「年少さんが危なくなくて、一緒にできるものは何があるかな」等々子どもたちが考えたことを思い思いに発言して話し合っていました。手遊びは何がいいか考えていると、放送で「ぱんだうさぎこあら」の歌が聞こえてきました。すると、らいおん組のYくんが「これいいじゃん!」と言いました。教師たちも「いいね!」と賛成で決まりです。そして、最後に決まったことを古森先生に報告して、「いかがでしょうか」と聞くと、「幼稚園が楽しいことを教えてあげる会があることを年少さんに教えてあげないといけないけど、小さい子は文字が読めないからみんなで読んであげないとね!」とアドバイスをもらうと「今からする??」「もうする?」とすぐにやる気満々の子どもたちです。
放課後、学童の先生が竹やぶで頭を出していたたけのこを持って来てくれました。
古森先生が子どもたちにたけのこのクイズを出してくれました。楽しく答えていた子どもたちですが、預かりの子しか知らないから「紙に書いてみんなに教えてあげよう!」と自分たちでもクイズを作りました。
テラスのところにあるから見てね!
たけのこの親の笹をS先生が持ってきてくれると、古森先生がその笹にこいのぼりを1つ付けてくれました。
それを見た子どもたちは目を輝かせて、「私も!」「僕も!」と作り始めました。クレヨンで色を塗り込んだり、ハサミで切って模様をつけたり、沢山のこいのぼりが出来ました。
「こいのぼりに願いを書いたら空高くのぼっていくから願いも叶うかもしれないね」とまた、楽しいことを教えてくれました。
子どもたちの願いがこもった笹飾りこいのぼりが5月まで気持ちよくおよぐこととなりました。3本の小さなたけのこから広がった笹の葉こいのぼりは七夕様の笹飾りに代わって子どもたちを見守り応援してくれることとなりました。