2025年2月20日 木曜日
「先生!おはよう!」といつも以上にいい顔をして登園してきた子ども達!それもそのはず、昨日の発表会でお父さんお母さんにたくさん褒めてもらった子ども達は自信たっぷりで登園してきていたのです。年長組の前を通ると年長児W君が突然、「先生!!昨日の僕何点やった?お母さんは100点って言ってくれたんよ。」と言ってきました。当然、「100点やったよ!頑張っとったもんね!」と答えるととっても嬉しそうにスキップでさっていきました。W君は色々な先生に点数を聞いていたようで、みんなから100点と言ってもらったようでした。(写真は年中クラスの褒められたこと発表会の様子です)
三葉幼稚園は職員全員で子ども一人一人を見ています。昨日の発表会も時間の合間をぬって、保育園の先生、預かり保育の先生、調理師さん、事務所のスタッフと色々な職員が見に来てくれていました。そして、見に来てくれたみんなが出会った子ども達に「昨日はかっこよかったよ。ひよこの時はあんなに泣いてたのにね。」等、色々な目線から褒めてもらい、それもまた一つ自信になったようでした。
そして、今日は子ども達が『子どもだけの発表会』を始めました。テントの下の人工芝がステージとなり客席も準備されました。そこへまずやってきたのは年中さんです。お江戸はカーニバルの踊り、続いてジャックと豆の木のオペレッタの曲に合わせて踊り始めると、なんと、「僕はジャック役をしよう!」「今度はまめ役!!」「大男がやりたかったんよね。」っと言って次から次と役を変え、曲を変え、みんながみんな、どの踊りも、どの役も自分の役だったかのようにばっちりと踊れるのです!!『練習』していない子ども達が、友達が踊っているのを見たり真似たりすることであそこまで踊れるようになっていることに驚かされました。教師が手本となり教えるのではなく、子ども同士で学び合う三葉だからこその学び合いが沢山見られて嬉しく思いました。
次にやってきたのは年少児とプレ年少児でした。年中児が踊っているのを真似ながら踊ります。憧れの年中児を見る眼差しは真剣そのもの!そんな年少、プレ年少児を自分たちの踊りやオペレッタに優しく入れてくれ、教えてくれる姿に嬉しく思いました。お返しと言わんばかりに年中児の前に立ち、自分たちの曲を年中児に教えているつもりの小さい組も何とも可愛いかったです。
そんな様子を見ていた年長児からは「私は年少の時、ちいさなヒーローを踊ったんよね。」「キャベツ王子踊れるよ!」と自分達の過去を振り返ったり、年少、年中の踊りにちょっぴり恥ずかしそうに入って踊ってみたり、発表会を通してまた一つお兄さん、お姉さんになったようでした。
そんな、お兄さん、お姉さんになった年長児は、発表会が終わり気が付くと小学生になる日が目の前に近づいてきていました。そんな今の時期の年長児は頼りになります。今度はひよこ組さんやたんぽぽさんがホールや会議室を使いたいことを知るとステージに使っていた机をせっせと片付けてくれました。「重たいけど大丈夫?」と聞いても「全然へっちゃら!」と大体の事は自分達でやってしまいます。自分達で何でもできる自信を付けて小学生にあがる三葉っ子達がこれからも大活躍してくれることを楽しみにしています。