2024年12月14日 土曜日
先日、「テラスで遊びたい人は帽子かぶってね。」と声かけをすると、「やって~」と帽子を持って来る子が急に減ったような感じがしました。あれ、いつの間にか自分で帽子がかぶれるようになってる!!今まで気付かなかったことに自分が恥すかしくなりました。ついこの間までほとんどの子ども達が「やって〜」「かぶって〜」と持って来ていたので、その都度一人一人手を持って「後ろと、ゴムを持って、こうかぶる!」と教えていました。力を入れすぎて頭の上で帽子が滑っていたり、引っぱりすぎて縦長になりかぶれなかったり、前後ろ逆だったり、ゴムを見失なったり…様々な苦難を経て今では「せんせい、ここよね?」「こう持つんよね?」と自信たっぷりに確認して”ほらかぶれた!”と得意気に見せてくれるのです。「そうだよ!すごいねぇ!」と褒めると、誇らし気に笑って遊びに行く姿はもうすっかりお兄さん、お姉さんです。その様子を見ていた他の子ども達も負けじとアピールして「こう?」「できた?」と成長の連鎖が起こりました。「あれ、ゴムがないよ。」と言うと、手探りで”頭の上か…中か…”と探している姿も今までの経験がちゃんと生かされているなと感心しました。”自分で”という気持ちが強くなってきた2歳児のれもん組。その気持ちを大切にして、根気強く教えて、褒めて成長の手助けをしていこうと思います。
月曜日は火災の避難訓練がありました。子ども達には事前にお部屋で説明をしていました。「大きな音がするけど、怖がらなくて大丈夫。」「火や煙がお部屋に入ると苦しくなるから先生と一緒にお外に逃げようね。」など、子ども達もウンウン。と頷きながら話しを聞いていました。そして訓練が始まり、大きなベルの音が鳴り響きました。立ち上がり周りを見渡したり、中には泣きそうになった子もいましたが、そこはひよ組最年長のれもん組、堪えました。「こっちだよ!」と、逃げ道を確保した保育教諭に続いて、ほとんどの子どもが落ち付いて外に出ることができました。いつもなら裸足で外に出るのを嫌がる子や、泣いてしまうかな?と思っていた子も、事前の話しをよく聞いてくれていたのか手をつなぐと安心したようについてきてくれて、とても頑張ったと思います。古森先生や消防隊員の方のお話しを聞き、消防車も間近で見ることができました。「しょうぼうしゃ!あかいの!」「おっきいね~!」と大興奮の子どもたち。最後は「ばいば~い!」と大きく手を振ってお見送りしました。その後何日か「しょうぼうしゃおっにねー」と思い出しては嬉しそうに話していた子ども達。貴重な体験となりました。