幼稚園の日記(ブログ)

 Home /幼稚園の日記(ブログ)

  2024年10月22日 火曜日

今日は、レインボーファームに6月に植えたもち米の稲刈りに行きました。お昼から雨が降る予報だったので教師達は大丈夫かなとドキドキ、でも昨日から楽しみにしていた子ども達はワクワク!レインボーファームへ行くまでのバスの中、古森先生が「ぞうぐみさん見て!黒い雲が下に降りてきてるでしょ。あれを雨空って言うんよ。」と教えてくれました。するとそれを聞いたJちゃんが「太陽は1人なのに、雨雲さんいっぱいいてずるーい!太陽さん頑張ってよ!」と言って空を見上げると、うすーい雲にかくれながらも「キラっ」と丸く光っている太陽が見えました。それを見つけた子どもたちは「太陽さんおねがーい!頑張ってー!!」と、稲刈り中に雨が降らないことを願いました。

IMG_7390IMG_7391IMG_7392

レインボーファームに着くとたくさんの役員さんと田んぼのお世話をしてくださっている学さんとレインボーファームのおじちゃんおばちゃん達が待ってくれていました。田んぼに着くと、あらあらあらー?!自分達で一生懸命植えたはずの場所には、まだらにしか稲がありません。「あれ?どうして?」それは、、、この夏の間に大きな西洋タニシ達が水の多い場所の稲を食べてしまっていたのでした。みんなが植えた場所は確かにお水がいっぱいあったのです。学ぶさんが機械で植えた方はお水が少ししかなかった方でした。タニシは生きていくために水が必要なのでみんなの植えたお水がいっぱいの場所が好きだったのでした。そこで、おいしい!おいしい!と稲をパクパク食べられたのだそうです。その証拠に、田んぼの中には大きな大きなたにしがいくつも転がっていました。

IMG_7396IMG_7397IMG_7399

そしてみんなが稲を刈る田んぼは土が粘土みたいで少し濡れていてすべりやすくなっていました。粘土はさわったことはあるけれど、粘土の上を歩いたことはないので、気をつけて歩くことも約束しました。昨日、園内稲刈りをしていたので、子どもたちはよく話しを覚えていました。道具には用途がそれぞれにあり、適している物があるということも理解していました。なので今日は、ハサミではなく、包丁ではなく、のこぎり、、、ではなく、鎌を使って稲を刈りました。植えたときは3本が4本の苗だったのに今日刈る時には倍以上!!みんなの手では持ちきれないくらい大きく育っていました。それぞれ1株を刈りましたが、とっても大きくなっているので、3回~4回に分けて刈りました。稲の持ち方、鎌の使い方、足は広げて立つことなど、1人1人が教えてもらったことを思い出しながら上手に刈ることができました。まだ産まれて、5・6年の子どもたちが、このような経験をすることができるのは改めてすごいなと思います。そんな素敵なことを教えてくださる古森先生、その場を提供してくださるレインボーファームのみなさん、大切に育てて下さる学さんには感謝でいっぱいです。ありがとうございます。

IMG_7402IMG_7400IMG_7404IMG_5362IMG_8067IMG_8063

みんなが刈った残りの稲は学さんが機械で刈る様子を見せて下さいました。子も達はその刈ったもら米を稲木の所まで運んで干して、お手伝いもしっかりすることが出来ました。刈った跡には落穂が沢山ありましたが、みんなで1本も残さないようにと落穂拾いをせっせとしてくれる子もいました。園を出発する前に、年中、年少さんたちに「おもち大すきだから頑張ってきてね♪」と言われたことを思い出し、「おもち♪お米♪」と1本も逃さず見つけていました。

IMG_5369IMG_8068

今日収穫したもち米は今度学ぶさんが白いお米にして三葉幼稚園に持ってきてくれます。そしてなんと!今年のおもちつきにはレインボーファームのおじちゃんも学さんもお手伝いに行くよ!!と言ってくれました!!今からワクワクです!!12月を楽しみにしてまた招待状を届けたいと思います。

IMG_7427IMG_7429

園に帰ってから1粒のもみから産まれた1本の稲穂にいくつのお米がついているんだろうと数えてみると、107粒もついていました。×3(かける3)したぐらいがみんなのお茶わん1杯分ぐらいになる!と聞いて、それにも驚きの子どもたちでした。

IMG_7430 IMG_7435 IMG_7436

子どもたちの「稲刈りが終わるまでは降らないで〜」という願いも空にしっかりと届いていたので、稲刈りのあいだは雨一粒も降らず、バスに乗ったとたんにパラパラと降りはじめました。古森先生はとーっても晴れパワーを持っているので、今日一緒に行ってくれて雨が降らなかったのかも!!それをぞうぐみのMちゃんは聞いて、「だからいつも運動会は晴れなのね!」と納得した様子でした。上手に鎌を使って1人も怪我なく終えることができ胸を撫で下ろした教師達です。

IMG_7410