2024年10月11日 金曜日
旧園舎を取り壊し、それに伴って子ども館の曳家(ひきや)工事があったり、新園舎のデザインが旧園舎とは違ったりして園庭の形も随分変わりました。昨年は工事中だったのでさんさんらんどでの運動会。今年は新園舎の前でする記念すべき初めての運動会です。なので教師たちは毎日奮闘中!園庭のトラックの大きさや、カーブの取り方、どこを基準に子ども達を並ばせるのか、どう誘導すれば子どもたちがわかりやすく楽しくなるのか、常に「子どもにとって」を一番に考える古森先生の元、ああでもない、こうでもないと教師たちは朝から晩まで頭を寄せ合って考えたり動いたりしています。教師の誘導がうまくいかず子どもたちに「ごめん!変える!!」と言うこともしばしば・・・。そんな時も臨機応変に対応しようと頑張る子どもたちには脱帽です。幼稚園の子ども達全体がぐんと成長する運動会。教師も子どもたちに負けてばかりではいけないと身が引き締まる思いです。
そんな固いことを言いましたが、運動会の練習はぴりぴり、ぷんぷんではありません。今日は青コースの子どもたちを中心に練習をすすめていったのですが運動会の前の諸注意の練習から始まりました。上手に諸注意が言える年長児たちに驚いた園長が「あのね、これは子どもたちに向けて言ってるんじゃないんだよ。テントのところにいるお父さんお母さんに向かってお願いしてるんだよ。」とみんなに説明してくれました。するとその言葉にぴんと来た教師が数名お父さんお母さん役になってテントの下に移動しました。それを見て古森先生が「もう一回やってみる?」とにっこり。二回目はさっきより、もっと大きな声で立派に言うことができたのですが、「ビールやお酒は飲まないでください」と言う子どもの声にビールやお酒が大好きな先生たちが大きな声で「はい!」と言うので思わず笑ってしまいました。三葉幼稚園の運動会はいろんなところで子どもたちが大活躍です。競技の準備や司会進行、小さい子のお手伝いまで子ども達がします。保護者の皆様には大人がでしゃばらない“子どもだけの世界”の中でそれぞれの一生懸命な姿や優しいやりとりを運動会当日たくさん見つけてほしいと思います。
運動会を来週に控え、各学年それぞれの課題をもって練習に取り組んでいます。そこにたどり着くまでの間も自分で考えることや仲間で助け合う事、遊びのような動きを取り入れて楽しくするのが三葉流。褒めたり怒ったり、なだめたりすかしたり、あの手この手で子どもたちのやる気を引き出していきます。でも基本は優しく子どもの姿を受け止めて褒める古森先生。練習前に年長の子どもたちに「年長さんが楽しくなったら年中さんも年少さんもたんぽぽさんまでみ~んなが楽しい気持ちになるんだよ。だから頑張ってね!」と励ましてもらいました。今日はその言葉通り、年長さんの踊りに釘付けの小さい子たち。一つ違いの年中児は年長児の踊りに合わせてダンスダンスで大盛り上がり!お兄ちゃんお姉ちゃんたちってやっぱりかっこいい~憧れの年長さんの踊りって楽しい~!見よう見まねで全部踊っていたりす組のSくんは男女にわかれて踊る振り付けを見て周りの友達に「ここは男の子と女の子違うんよ!」と声をかけていました。普段おとなしいSくんの興奮っぷりに教師も驚きました。年長さんの気合と勢いが周りを動かした瞬間でした。
今日のブログのタイトル通り、今日運動会の新しい仲間が増えました。各学年、教師たちの役割で案内状やアーチ、退場門等担当がそれぞれ分かれているのですが退場門の係は年中でした。「退場門何にする~?踊りの飾りでみんなが作ってくれた浸し染めのお花かわいいから木作ってお花咲かせる~?」なんて言いながら作っているうちに楽しくなって「手つける?そしたら目もつけようよ。ねぇ、おめめは踊りで使うカラーボールが割れたのあるよ!つけてみる?!」とちょっぴり調子に乗りすぎてNHKの「おかあさんといっしょ」に出てきそうな木ができあがりました。「かわいいじゃな~い!」と褒めてくれたお遊び大好きな古森先生が今日その木に旗を持たせてくれました。「さよならもん(門)」と「ばいばいもん」。退場するときにはさよならもんとばいばいもんに向かって走って帰ります。今日、古森先生がその木に旗を持たせた瞬間、数名の教師のおふざけが始まって甲高い声で「バイバイ」と言ったり手を動かしたり通し練習の合間になんと遊んでいました。(笑)そして三葉っ子はそんなおふざけがだ~い好き!手を振ったりハイタッチしたりしながら楽しく退場していました。
いよいよ来週末が運動会です。三葉っ子が三葉っ子らしく主体的に動いて、様々な感覚を研ぎ澄ませ活躍できるように教師は子どもを信じて見守ったり援助したりするのみ!保護者の皆様と同じようにわたしも運動会が楽しみです♪