2024年9月28日 土曜日
今日も陽差しは強く暑いのですが、何となく風が涼しい秋の気配が瞬間的に感じられる1日でした。急に涼しくなると体調を崩してしまうこともありますので季節の変化に合わせての体調管理をしていきたいものです。
みかん組では毎朝、自分たちのシール帳にシールを貼るのが日課になっています。ペッタンシールが大好きな子どもたちは、保育教諭がシール帳を出していると周りに集まってきます。そして名前を呼ぶと嬉しそうに可愛いお手々を広げてシールを受け取ります。子ども一人一人の貼っている様子を見ていると月齢が大きい子たちは数字が読まなくても前もって付けておいた印の上にちゃんと貼ることができて、一方月齢の低い子たちは印が付いていても関係なくペタペタと好きなところに貼り始めます。そこで保育教諭が「ここよ」と指で示すと、慎重にそこに貼ろうとする姿が見られます。やっとシールが貼れると満足そうに遊びに入っていきます。何でも始めから最後までの流れを覚えると全ての流れをやりたい子どもたちはシール帳をケースに入れるまでが一連の行動なのです。保育教諭の力を借りずにシール帳を横にしてみたり縦にしてみたりして入れる向きを考えながら入れようと一生懸命で、時々、思い通りにならないと癇癪を起こすこともありますが、辛抱強く失敗を繰り返して上手く入っていくとニコッと笑っていました。4月頃は先生に一つ一つしてもらっていたのに、次第に自分でやりたいという気持ちが強くなる1・2歳児。上手くいかずに怒ったり・泣いたり…いろんな感情を出して何度も何度も成功するまで頑張ろうとする子たちに優しく声をかけたり、さり気なく手を添えたりして自分でできた達成感が味わえるように見守ったり援助したりしています。
さて、一方ではテラスだけでの遊びでは物足りない子どもたちは園庭で遊べることを伝えるとすばやく仕度をを始めます。陽当たりの良い園庭を横切って行きた着いた砂場の周りにはたくさんの影があります。小さな足でトコトコ歩いて目標の砂場に着くと、大・小スコップ・コップ・お皿など使いたい道具を手に黙々と砂をすくったり手で掴んでコップやお皿に盛り付けたりしていました。
周りの子どもたちが思い思いに遊んでいる中、Aくんは遊ばずあっちこっちに置かれている大きいスコップを見て片付けていました。しかし、スコップ掛けは高い位置になっていて自分より高い位置にスコップを吊るさないといけないので、背伸びしたりピョンピョン跳んだりしてやっとスコップを吊るすことができました。一本吊るせると、ホッとした表情を浮かべながらもう一本チャレンジしていました。そう言えば年少さんが片付けをしている時、Aくんは年少さんの後ろをついていき片付けの様子を見ていました。何気なくその場面を教師も気づいて見ていたのですが、子どもたちはAくんのように友達や大人の行動をしっかり見て一つ一つ学習しているのだと感動し、「してみせて・言って聞かせて・させてみる」誰かの言葉を思い出しました。