2024年9月20日 金曜日
まだまだ残暑の厳しい日が続き、昨日まで事務所前の温度計は39度~40度を差していましたが、本日は37度と朝晩は涼しく感じました。そして、園庭のイチョウの木の下には銀杏が転がり、何匹ものアキアカネのトンボが飛び始め、自然は一挙に秋の訪れを教えてくれています。
今朝、空を指差しながらりす組の子どもたちが何か話していました。耳を傾けて、その会話を聞いてみると「あれ見て!飛行機雲があるよ!」「あっちはヘビに見えるね!」と青空に浮かぶ雲を見ながら、何の形に見えるかクイズを出していたのでした。秋の空はぽっかりと浮かんだ色々な形や大きさの雲がたくさんあってイメージが膨らみます。身近にある物をすぐに自分たちの遊びに変えてしまう三葉っ子たちの想像力には感心させられるばかりです。
そんな中、本来であれば先週末までで終わりにしようと考えていたプール遊びですが、今年は9月に入っても暑い日が続いていたため、結局、今日まで水遊びを楽しむこととなりました。新園舎の室内プールは、天候や気温をあまり気にすることなく水遊びをすることができ、観測史上最も暑かった今年の夏にはもってこいの環境になりました。6月中旬~9月中旬までの約3カ月の間、プールに入ることができて幸せな夏となりました。今日でプール遊びが最後ということで、バタ足をしたり水を掛け合ったりして思い切り水遊びを楽しむ姿が見られ、例年よりもたくさん水に親しむことができた子どもたちです。これでプールは終わりになりますので、来週からプールの準備は必要ありません。子どもたちに毎日水着など、プールの道具を準備してくださり、ありがとうございました。
そして、今日は今月で退職になる運転手の松浦さんの離任式がありました。勤続33年の松浦さん。卒園児の保護者の方の中には、松浦さんが運転するバスに乗っていた方もいらっしゃるのではないでしょうか。久しぶりに松浦さんの顔を見た2号車バスの子どもたちは大喜びでした。そして、子どもたちから「バスに乗せてくれてありがとう!」「また、遊びに来てね!」と声を掛けられ、子どもたちをぎゅっと抱きしめた松浦さんの目には、普段は決して見せない涙が見られました。
松浦さんの離任式が終わると、古森先生から粋な計らいがありました。「松浦さんのバスに最後に乗りたい人!」すると、年長児たちがたくさん手を挙げ、急遽、さんさんらんどまで2号車バスでドライブに行くことになりました。笑顔でバスに乗り込み、嬉しそうに「いってきまーす♪」と手を振る子どもたちを乗せて、松浦さんの運転するバスは心なしかいつもより軽快に走っていきました。33年間で走行距離は少なく見積もっても20万キロ。地球を約4周。延べ1000人近い園児たちを毎日安全に送迎してくださり、本当にありがとうございました。子どもたちがお別れの時に「近くに来たら、遊びにきてね!」と言っていましたね。また、いつでも幼稚園に来てくださいね!みんなで待っていますよ♪