幼稚園の日記(ブログ)

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  2011年9月22日 木曜日

「今日は寒い?」「お外で遊べる?」とバスに乗ってきた子どもたちは天気を気にしていました。最近続いてやってくる台風のニュースで、雨や風に敏感になってきている子どもたちは、身近な環境にも目を光らせます。

 そんな中、ひまわり組には火曜日に大きなバッタがやってきました。Nちゃんが持ってきてくれたその大きなバッタを見た瞬間に子どもたちは目を輝かせ、虫かごの中を覗き込んでいました。昼食の時間になると「バッタさんもザリガニさんもご飯食べよる?」と気にする子どもたち。小さな生き物たちも子どもたちにとっては大切なクラスの一員です。しかし、昼食の準備をしていると「先生!!大変よ」と子どもたちが慌てた様子で呼びました。運動会の練習を終え、お部屋に戻ると、バッタが2匹とも死んで動かなくなっていました。突然の出来事に「何でやろう」とクラスのみんなで考えました。昨日、エサを変えたばかりだったので、私たち教師もエサのせいだろうかと気になります。「お水入れてあげてなかったけんかな」「バッタさんのエサが違うかったんかな」と子どもたちも頭を働かせます。

      

  

 「死んでしまったけんお墓作らんといかん」という声が上がりお墓を作ることにしました。園庭の隅に穴を掘り始めていくと、「みんなにふんずけられんかな?」と心配になりました。そこで、目印に木の枝を立てました。毎日見にこないかんねととても大切に思っている姿がみられました。そして、お部屋に戻ると、自分たちのお道具箱から図鑑を取り出して、バッタを探しましたが、エサや育て方は載っていませんでした。連休に入ってしまうので、連休明けに図書室へ調べに行く約束をして降園しました。

   

 死=お墓ではなく小さな生き物の命の大切さについて子どもたちに様々な場面で気付かせていかないといけないなと思う1日となりました。

 さて、園内は運動会に向けてそれぞれの学年が練習に励んでいます。かけっこや各競技では、遊びのなかで体を動かして教師自身が楽しまないと子どもたちも楽しくならないということを副園長に指導してもらい、改めて子どもたちとのコミュニケーションの取り方と環境としての教師の姿勢を見直していかなければならないなと思いました。