幼稚園の日記(ブログ)

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  2024年7月10日 水曜日

今朝「先生!こんなのがあったよ!」とひつじ組のSくんが見せてくれたのはセミの抜け殻でした。園庭の桜の木を見ていくと「ひとつ、ふたつ、みっつ・・・。」と何個もの抜け殻があることに驚きました。そうしていると「ジー♪ジー♪」とセミの鳴き声が聞こえ始めて「どこだ?どこ?」とセミ探しが始まりました。まだ梅雨は開けていませんが、夏がすぐそこまで来ていることを感じることができました。ぱんだ・りす組の靴箱の前で人だかりができていたので覗いてみると水槽の中で飼っていたおたまじゃくしに手足が生えてカエルになろうとしているところでした。年中組の子どもたちは図鑑を広げて「今度はしっぽが短くなっていくんやって!」「しっぽがなくなったら緑色になるんよ!」と興味津々で言葉を交わしていました。おたまじゃくしの間は水槽の中の水草を食べて大きくなっていましたが「カエルになったら何を食べるんだろう?」と疑問をもったようでした。命ある生き物を飼うために、どうしていかなければならないのかを子どもたちと一緒に考えていきたいと思います。

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今日は年長児たちが1階から3階のホールへ何かをいそいそと運んでいました。それは、四角や三角の形をした布製のブロックで、中には磁石が入っていて新しい園舎の壁にくっつくというものでした。そのブロックをなんと300個も古森先生が買ってくれていて、早速年長児たちがホールの壁にくっつけて遊び始めました。

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年長児たちが話し合って作ろうと決まったのは「幼稚園」でした。会議室の三角の屋根や2本をブロックを上手く組み合わせて作っていて、「さすが年長児だな!」と感心していると、古森先生が「幼稚園はこんなにぎゅっとくっついてできているかな?ちょっと苦しそう。」とつぶやきながら、ぎゅっと詰まっているブロックを一つ、二つと抜いていくと、なんと園舎の窓のようになりました。それを見た年長児たちは「これをお部屋にしよう!」と思いつくと「お部屋の看板がいるね!」「クラスの名前を書くよ!」「たんぽぽ組さんのお部屋も作らなきゃ!」と次々にアイデアと創造が広がっていきました。そして、園庭のブランコや白鳥の乗り物、バスまで作ると自分たちの絵も描いて幼稚園に飾っていきました。私はブロックを上手く組み合わせて幼稚園を形作ったことだけでもすごいなと感心していたのですが、古森先生が少し手を加えてブロックに隙間ができたことで、こんなにも子どもたちの活動が広がるのだと保育の面白さに驚かされるばかりでした。

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お昼には代表の年長児たちが、新しいブロックを買ってくれたことやホールに幼稚園を作っていることを放送すると、降園前に色々な学年の子どもたちがブロックでできた幼稚園を見に来て、たくさんの刺激を受けたようでした。頭がとっても柔らかい三葉っ子たちが頭をくるくるっと働かせて次は何を作っていくのか、今からとても楽しみです♪