幼稚園の日記(ブログ)

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  2008年6月10日 火曜日

 梅雨のように不順の天候が続くなか元気な三葉っ子のために晴れ間が広がった本日、高木農園では、モンシロチョウがとびかい、まるで子ども達を出迎えてくれているようでした。さつま芋の苗を植えるために黒いマルチをはった畝を前にした子ども達からは、「これ畑なん」「土が見えんよ」「この黒いビニールは、何やろう」という、つぶやきが聞かれ不思議そうに見守る姿が見られました。そんな中、副園長からマルチの説明を聞きました。「マルチをはっていると雨が降っても土が流れないこと、土が程よく温かくなること、雑草が生えにくくなること、水分を保つことなど」子ども達は、真剣な表情で聞いていました。また、年中の頃、植えたじゃが芋とさつま芋のお母さんの違いや生長の仕方、植え方について聞き早速、長い畝にそってクラスごとに並んでさつま芋の苗を植え始めました。役員さん方がマルチの穴に棒を斜めにつき差して穴のトンネルをつくって下さった中に根の部分を下にして優しく差し込みトンネルを閉じるとできあがりです。説明をよく理解して誰一人逆さに植える子はいませんでした。集団のなかで話をよく聞いて理解して行動することができている姿に教師達は、大変嬉しく思いました。

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 さつま芋畑の横の空地には、かぼちゃ、うり、きゅうり、なす、ピーマン、トマト、そして、さと芋と様々な野菜が植えられていました。副園長から野菜の不思議、関連性をクイズもまじえながら話して頂くと子ども達は興味深く聞いて答えていました。みなさんは、かぼちゃの花を知っていますか。うりの花、きゅうりの葉から何かを発見したことがありますか。かぼちゃの黄色のラッパ状の花の元には丸い実がなりそれが大きくなっていきます。うりの葉は、かぼちゃの葉より小さくて実はきゅうりより少し大きく表面はツルツルしています。きゅうりの花は、かぼちゃとうりと同じように黄色ですがさらに小さく実は、イガイガしていて触ると、とても痛いのです。そして、これらのどの葉っぱもどうして触ると痛いんでしょう。そんな質問にぞう組の女児から「虫から守るためにイガイガがついている」との声が・・・植物も自分を守り子孫を残すためにトゲがあったり、匂いがあったり、生命の不思議を感じます。かぼちゃ、うり、きゅうりを漢字で表すと南瓜、瓜、胡瓜になります。どれにも瓜がついています。みんな親戚でよく似ています。こんなことを考えると、とても楽しくなります。本日、畑を用意して頂いた遠藤さん、手伝いをして頂いた役員さん方に感謝すると共に自然に親しみながら副園長の語りを子ども達と一緒に聞くことができた私にとっては、最高の学びになりました。

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