2008年6月10日 火曜日
6月に入って幼稚園の遊びのコナは徐々に夏の遊びの環境へと移行していきます。そこで今日から、日頃の色遊びのコナの一角に新しく「さかなつりコナ」を出しました。目ざとい子どもたちは早速新しいコナを見つけて興味津々で集まってきました。そして我先にと釣竿を手に取ると「つれん」「あれは、Sちゃんの!」とみんな自分の釣りたい魚を狙って一生懸命釣竿を伸ばしていました。
そんな中でも様々な経験から生活が身についてきている様子がうかがえる場面がありました。ぱんだ組のM君は、R君が魚を釣ったのを見て「はいッッ!」と魚を入れるバケツを差し出す姿が見られました。友達の様子を見て気がついてタイミングよく必要な物渡す姿はまるで大人のようで驚きました。
また、まだまだ続いている遊びの中にも一人一人の成長と発展が見られています。叩き染めのコナでは、くま組のCちゃんが「キティちゃんできたよ♪」と言って叩き染めで作ったキティちゃんの絵柄を見せに来てくれました。気に入った花と葉っぱを紙ではさんで叩き込んで開いてみると左右対称に写った図柄はキティちゃんの輪郭に見えました。そこでCちゃんは、もう一度その紙の片方に鼻と口をイメジして草花を並べてたたんで叩いて、できたのが本物そっくりのキティちゃんの顔でした。Cちゃんは、出来上がりを予測して半分の顔を並べることができるようになっていたのでした。
また、版画コナではYちゃんが「茶色が欲しい」と言いました。そこには、赤・黄色・青・白の4色の絵の具しかありません。そこにいたTちゃんが土曜日のフリスクルでのドキドキさんの実験を思い出しました。そして、Yちゃんは赤・黄色・青を混ぜて見事キレイな茶色をつくりました。
このように描くコナでは毎日新しい発見が見られます。私も、子どもたちと遊んでいる中で一緒に多くのことを学んでいます。明日も子どもたちと新しい発見をしたいです。