2024年6月4日 火曜日
以前のブログで紹介した滑り台の設置を楽しみに、工事の方の手伝いまでしていたらいおん組のY君はまだかまだかと滑り台が使えるようになるのを楽しみにしていました。そして、本日ついに!!使えるようになったのです。所持品の始末を済ませて園庭に出てくると「あっ!!滑り台が使えるようになってる。」と一番に気が付き、目をキラキラさせて滑り台に一番乗り!Y君の声に導かれ園庭に出てきた子ども達が次々と「滑り台が出来てる!」と言いながら何度も滑っていました。また一つ、三葉の人気スポットが出来ました。
今日は滑り台だけではありません。土の入れ替え工事が終わったのです。何も知らない子どもたちは靴を履いて外に出てくると、「ん?なんだかフカフカするぞ。」「ん?先生が裸足になってる。」「ん?工事が終わってるってことは…裸足になれる~!!」と笑顔になり、これまた次々と裸足になって園庭に飛び出してきました。
「気持ち―!」「さらこなみたい!」「フカフカする!」と様々な言葉で表現していました。三葉といえばやっぱり裸足!裸足になって走り回ったり、砂場でダイナミックに遊んだりが大好きです。元気いっぱい遊び、より元気いっぱいになります!!またこれからこの土の上で子ども達がどのような遊びを展開してくれるかが楽しみです。
今日は年少・年中児でポンタ農園にじゃがいも掘りに行きました。ポンタ農園に行ったことのある年中児は「ぽんた君がいる所や!」と嬉しそうです。初めて行く年少児は「どこに行くの?」「じゃがいもはどこにあるの?」と興味津々です。いざ、出発するとすぐ線路が見え「カンカンや!」と指を差して線路に大興奮!線路を渡ると、世界が変わったかのような、一昔前にタイムスリップしたような一面緑の山や畑に大興奮!
「ちょうちょがいる!」「これは何の野菜?」「わかった!これはトウモロコシや。きゅうりもある。」と一つ一つに興味があり会話になります。そんな話題の尽きない道中はあっと言う間ですぐに畑に着きました。
畑に着くと看板娘ならぬ看板犬の『ぽんた君』が出迎えてくれ、畑を世話してくださっている藤岡さんにも挨拶することが出来ました。
そして、いよいよじゃがいも掘りです。土の様子を見た園長が「この固い土は子どもたち掘れるかな?力持ちに掘ってもらってみる?」と言うと教師も認める年中の力持ちが前に出て掘ってくれました。みんなから「頑張~れ!頑張~れ!」と応援されながら掘ると力が入る入る!!「モグラみたいに掘るんよね。」と力強く掘っていきます。そして、「掘れた!」とみんなに見せるとみんなが拍手!!全部掘って数を数えると、なんと13人兄弟になっていました。そして、13人兄弟のお母さんはと言うと、13人の子どもたちに栄養を沢山上げて消えてなくなっていたのです。他のじゃがいものお母さんいもも真っ黒になっていたり、ドロドロになっていたり!園長から「みんなもお母さんのおなかにいた時にお母さんから栄養をもらってたんだよ。」と言う話を聞いた子ども達はその後じゃがいも掘りでドロドロになったお母さん芋を見つけると「お母さん芋さん、ありがとう!」と言って優しく土にかえしてあげていました。
さぁ、力持ちのお兄ちゃんお姉ちゃんがじゃがいもを掘っているのを見た子どもたちは俄然やる気一杯です。自分たちの番になると固い土にも負けずいくつものじゃがいもを掘っていました。特に今日は最上級生の年中さんは、「年少さんにも掘らせてあげてね。」と言われたことで協力して掘り、あと少しで掘れそうなじゃがいもを年少さんに掘らせてくれる優しい姿も見られました。
毎年ですが、三葉幼稚園のじゃがいも掘りは掘ることだけでなく、協力し合うこと、植物の不思議を知ること、命について感じること、身近な自然に触れること、お世話をして下さっている方へ感謝の気持ちを持つことなど学ぶことがたくさんあります。今回も年少児は年少児なりに年中児は年中児なりに感じることが沢山のじゃがいも掘りとなりました。お家でも話題にしてみてください。