2024年5月25日 土曜日
5月20日(月)に保育園児も三葉幼稚園本園舎に戻ってきました。新園舎の完成まで第二園舎1階、みつばっこハウス、第二園舎2階とあちこちに引っ越しをしながら生活してきた子ども達の最後のお引越しです。保育園児達が戻った保育室は工事前まで生活していた元のお部屋です。幼稚園の先生達にお部屋をきれいに片づけてもらいそこに戻ることになりました。幼稚園の大規模なお引越しで大変な幼稚園の先生達に甘えてしまい、申し訳ないやら恥ずかしいやら、私達保育園の保育教諭は大反省でした。
子ども達は新しい保育室にわくわく、どきどき♪中には初めて幼稚園に登園する幼児もいます。子ども達は保育室に入ると、早速自分のロッカーのシールを探し、くつを片付けていました。また年長のお兄さん達がくつ箱まで手をつないで連れて行ってくれるなど、優しくお世話をしてくれました。
さて、保育室に入るとすぐテラスや広い園庭が見え、窓ガラスにくっついて外をじーっと見ていた子ども達。古森先生からテントや柵、人工芝の敷き方など細かくアドバイスをしていただき快適に遊ぶことのできるスペースが完成しました。
どうしてもブランコがしたいAちゃんはブランコを指さしながらアピール!「10まで数えてみようか?」と数え始めると、ブランコに乗っていたBちゃんも「1、2、3…10!」と10になるとすぐ交代してくれました。子ども達は友達と関わりながら譲り合うことも理解してきています。
広い園庭では幼稚園のお兄さん・お姉さん達が楽しそうに遊んでいる声が響いています。園庭に出たくなったCくんはテラスでくつを離しません。ちょうどそこに通りかかった古森先生から「出てみればどう?」を声をかけてもらったCくん。すると、Cくんだけでなくちゃっかり他の子ども達もくつを履いて園庭へ出てきました。Cくん1人だけのはずが、気が付けば5人に…。楽しそうに園庭を走る姿はかわいらしく心がほっこりしました。
お兄さん・お姉さん達の姿を見ると我慢できず、ついつい同じように出て行きたくなってしまう保育園児達ですが、乳幼児にとってこの環境が一番刺激になり、その都度成長や発達が見られます。満足した様子で保育室に戻ると年中組のお兄さん・お姉さん達が「れもん組さーん!」と声をかけに来てくれました。「なあに?」と聞くと、なんと「新しい保育室にこいのぼりを飾るから見においで!」と誘ってくれたのです。わくわくしながら待っていると「できたよ!」と一人ひとり手をつないで連れて行ってくれました。保育室でこいのぼりを見た子ども達は一緒にこいのぼりの歌も歌い大満足の様子でした。その証拠に最後にはお兄さん・お姉さん達に「タッチ!」と自然にタッチをして別れていました。
幼稚園に引っ越しをしてくると楽しいことがいっぱいあります。お兄さん・お姉さん達の遊ぶ姿を見たり、優しさに触れたりしながら、同じように優しく笑顔いっぱいのお兄さん・お姉さんに成長していくであろう子ども達の姿を想像すると、とても楽しみです。